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1 名前: no name :2009/11/29(日) 21:30:57 ID:s9EA1SuI

皆でお話を作りましょう



昔々あるところにおじいさんが


所ジョージが倒れているのを見つけました


おじいさんは所ジョージを・・・・


↑的な。それではスタート


昔々あるところに

156 名前: no name :2009/12/13(日) 21:36:18 ID:OePbQvT3

じゅげむ(略)は何とかしようと
パソコンで5人の戦士を募集したところ
なんと二人釣れたのだ

157 名前: no name :2009/12/13(日) 22:43:07 ID:O/r+yYfR

その2人とは、ひろゆきと金田(はんにゃ)だった

158 名前: no name :2009/12/14(月) 00:10:40 ID:7K/h8NDs

そして射精した

159 名前: no name :2009/12/14(月) 01:10:04 ID:eZhKuwhW

じゅげむ(略)はとりあえず二人に
・どういう中二病なら許せるか
・ご趣味は?
・好きなゲーム
などをたずね、適性検査をするのだった。

160 名前: no name :2009/12/14(月) 01:21:33 ID:7K/h8NDs

そして射精した

161 名前: no name :2009/12/14(月) 02:18:54 ID:eZhKuwhW

射精の後のシャワーの時に、じゅげむ(略)はあの二人をメンバーに
入れるかどうか、考えていた。

162 名前: no name :2009/12/14(月) 05:08:50 ID:eZhKuwhW

まず、あの二名の魅力は捨てがたい。
ひろゆき氏の人脈。
金田(はんにゃ)氏のみりき(ねずみ男風)。
そして、車で家に帰したマスターや別じゅげむ達とも、交渉次第では
共同戦線を組めるのではないだろうか?
助けた少女のその後も気になるし、ゴルゴの依頼も謎のままだ。

もう一度三人でエクスタシーな気分に浸ってから、じゅげむ(略)は
行動を開始した。
まずは―

163 名前: no name :2009/12/14(月) 09:10:13 ID:o+m9Rz1/

師匠の家を破壊しよう

164 名前: no name :2009/12/14(月) 11:31:22 ID:eZhKuwhW

特に恨みはなかったが、電波を受信してじゅげむ(略)は極めて
発作的にかつての師匠を葬り去る決意をした。
ありもしない誹謗中傷を師匠の住まいの近辺にばらまくだけで、
それはとてつもない効果を示した。
彼の一家の住まう地域の企業への出資を銀行が渋り、事情を調査
した企業が彼の家を訪れ、穏便に引越しを願ったのだが、勿論、
彼らはそんな事は覚えがないので跳ね除けようとした。
しかし、企業側、つまり近所のお店などからしてみれば死活問題
であるから、家族への嫌がらせ、子供同士のいじめ、内申書への
影響をちらつかせるなどの精神攻撃を発端とし、果ては付近住民
からの追放運動にまで発展した。
離婚調停の結果通達は後回しとなったが、一家は離散し、師匠は
荷物をまとめ、コートの襟を立て、街を出て行った。

こうして、じゅげむ(略)の師匠の家庭は崩壊した。

165 名前: no name :2009/12/14(月) 12:03:51 ID:eZhKuwhW

「まさか
『ミルメー○密売疑惑』

『あそこのお宅の娘はん、可愛い顔しとるけど、成年コミックについて
語らせたら、一寸右に出る者はおらん』
という噂だけで街を追い出せるとはな」
高級ソファに深く身を沈めながら、じゅげむ(略)達は笑った。

さて、お次は―

166 名前: no name :2009/12/14(月) 12:48:17 ID:o+m9Rz1/

おやじの暗殺だ・・・

167 名前: no name :2009/12/14(月) 12:57:18 ID:eZhKuwhW

これまた特に恨みはなかったが、電波を受信してじゅげむ(略)は
実父の暗殺を計画、実行する事にした。
『司法の手を逃れるには、ターゲットをまず行方不明にするのが一番』
とのアドバイスを仲間達(主にゴルゴ)から得た彼は、まず自分の
戸籍を調べたのだが、いざ手元に取り寄せたそれを見てじゅげむ(略)
は驚愕した。
何と実の父と思っていた人物は母の愛人28号で、数多の逮捕・服役
の経歴があったのである。
『なるほど、自分の生き様は血統によるものという訳か』
じゅげむ(略)は、薄暗い事務所の中で一人、ゲラゲラと笑った。

さて、どういう感じに行方不明にしてやろうか―

168 名前: no name :2009/12/14(月) 13:40:59 ID:eZhKuwhW

A デパートで家族と楽しいお買い物の最中にちょっと目を放した隙に行方不明
B テーマパークで家族と楽しい時間を過ごしている最中に(以下略)
C 嵐の夜に『田んぼを見てくる』と言って出かけたきり(以下略)
D 当人の筆跡と思われる書き置きを残して行方不明

169 名前: no name :2009/12/14(月) 17:01:26 ID:wLMwJ/Oe

じゅげむ(略)は
「田んぼで犬神家にしてやる」と企む
だが昨日のニュースで「嵐は来ねええよww」
と何やら言っていたので嵐は来ないのだ

170 名前: no name :2009/12/14(月) 17:48:50 ID:AWqwZvpa

そこで金田(はんにゃ)氏の出番だ。
じゅげむ(仮)は金田(ry氏に命じた。
「よし、お前のズクダンズンブングンでスーパー雨乞いをしろ!
あれなら嵐くらい楽にくるだろ」
金田(ry氏は不敵な笑みを浮かべてこう言った。

171 名前: no name :2009/12/14(月) 18:55:51 ID:EVpgn8Rf

「沙英0x1d4c0円横瀬」

172 名前: no name :2009/12/14(月) 19:31:29 ID:wLMwJ/Oe

なんだか忌々しかったので
「ならお前が嵐になって来い」
じゅげむ(略)は金田を地面から空高くぶん投げました

173 名前: no name :2009/12/15(火) 08:02:14 ID:pm8hZgOG

しかし、そこはさすが、こんな得体の知れない集まりに名乗りを
上げるだけはあると言いましょうか、金田(はんにゃ)氏は何と
己の身をブーメランの様に回転させて戻って来るではありません
か。

174 名前: no name :2009/12/15(火) 09:08:55 ID:TnVsTY6V

それが親父のあそこにクリティカルヒット!!

175 名前: no name :2009/12/15(火) 09:37:38 ID:+oEbAwMi

ほら、三秒ルール!三秒ルール!五秒以内だったら、菌がつかないんだってヴァ!

176 名前: no name :2009/12/15(火) 10:05:33 ID:pm8hZgOG

決死の三秒ルールも、急所を破壊された男が死に至るのを止める
事は出来なかった。

どういう経緯でそこにいたのかは不明のまま、じゅげむ(略)の
実父、ここに堕つ―

177 名前: no name :2009/12/15(火) 11:00:17 ID:jG9DceeX

一方ジュゲムはカーテンのシャーの部分が気になったので、LOFTへ向かった

178 名前: no name :2009/12/15(火) 11:53:14 ID:pm8hZgOG

LOFTにはじゅげむ(略)の求めるシャーが置かれていたが、そこには
何故か他のじゅげむ達の姿が。
「話をつけようじゃないか」
じゅげむ(神)が切り出しました。
「良かろう」
「金田(はんにゃ)さんがお前の仲間になりかけているってのはマジ
か?」
じゅげむ(仮)がたずねました。
「お前はファンなのかアンチなのか、そこをはっきりさせてから物を
たずねろよ。何なのそのカッコ内の呼び名!?」
「すいません」

三人はひとまずメトロセクシャル論について語らされようとしている
糸 色望への野次が展開されているそばを通り過ぎ、瀟洒なカフェへ
向かった―

179 名前: no name :2009/12/15(火) 14:52:39 ID:GUHmBf8e

「べ、別にご主人様が来てくれて嬉しいなんて思ってないんだからね!」

瀟洒なカフェの上品な女給が注文を取りに来た。

180 名前: no name :2009/12/15(火) 18:41:50 ID:VPXn5BYL

その時歴史が動いた
五泉二時の出来事だった・・・

181 名前: no name :2009/12/15(火) 19:25:38 ID:+oEbAwMi

風の中の昴♪

182 名前: no name :2009/12/15(火) 23:21:24 ID:pm8hZgOG

立派な喉を披露する先ほどの女給。カフェかと思って入ったはずが
そこは噂の『ドリームクラブ』。なるほど、女給も部分的に露出が
見られるはず、と納得する三人。
「さて、結論から言おう。俺達も話に噛ませろ」
じゅげむ(神)の声にうなずくじゅげむ(仮)。
じゅげむ(略)は訊ねた。
「お前達を仲間に入れたとして、何のメリットがあるのか教えても
らおうか。それから考える」

二人はそれぞれ特技を述べた―

183 名前: no name :2009/12/15(火) 23:35:20 ID:IAU30hRu

仮「食品に限り在庫処分なら任せろ」
略「俺《み》の書き方超綺麗だから」
神「よし帰れ」

184 名前: no name :2009/12/16(水) 00:06:16 ID:oh+6v3rY

じゅげむ(略)がまず憤慨した。
「何で俺の仲間に入るかどうかの話なのに俺がハブられなきゃならない
んだよ!?いきなりあれですか、乗っ取りですか!?
そういう話なの!?」
じゅげむ(神)は顎に手をやり少し考えるそぶりを見せてから、言った。
「忘れてた」
「暴力を振るいたくなって来たぞ」
「まあまあ。後、(仮)はどう考えてもマイナス要素だろう。
ん〜……他に何か特技はないのか、お前ら」
じゅげむ(略)は叫んだ。
「だからお前が仕切るなよ!」

185 名前: no name :2009/12/16(水) 00:09:06 ID:OgVdpYUB

シングルベ〜ルシングルベ〜ルひとり〜きり〜・・・

186 名前: no name :2009/12/16(水) 00:28:49 ID:IgicHC3j

じゅげむ達が口論をしているところに
ひげを血に染めたサンタが現れた
サンタはこちらに近づき
いきなり袋の中身をぶちまけた
そのなかには・・・・・

187 名前: no name :2009/12/16(水) 00:44:48 ID:Huw5SyAI

バラバラ死体が…

188 名前: no name :2009/12/16(水) 01:15:22 ID:Huw5SyAI

美樹本「そういえば、聞いたことあるよ。かまいたちのこと」

189 名前: no name :2009/12/16(水) 02:51:07 ID:VCj193ZA

そうあれは夏の夜だった

190 名前: no name :2009/12/16(水) 04:13:50 ID:nzS/lTLw

あっ、間違えた。冬の夜だった。

191 名前: no name :2009/12/16(水) 05:47:43 ID:oh+6v3rY

店内でのサンタ事件の重要参考人として警察に呼ばれてしまった
じゅげむ達。状況を無視して話し続ける美樹本と共に、ひろゆき
氏とゴルゴらの司法取引で外に出たはいいが、そこに
『ドリクラを守る会』
とどでかく旗を掲げた数百人あまりの不特定多数が。
「あのう……良く分かりませんけど、あのサンタが悪いんですよ?」
リーダーと思しき男が前に出た。
「俺達はスネークしに来ただけだ。
ひとつ条件を呑んでくれれば、手出しはせんよ」
「条件?」
「そう。あのね、俺らの団体に入って一緒にドリクラを愛すると誓い
を立ててくれればおk」
「把握」
じゅげむらはまだ話している美樹本の手も勝手に取って上げ、参加を
表明した。

192 名前: no name :2009/12/16(水) 11:12:31 ID:fgcokVBC

じゅげむ(略)「18782+18782=37564☆」
      (いやなやつ)(みなごろし)
そして、次の瞬間!!

193 名前: no name :2009/12/16(水) 11:43:16 ID:oh+6v3rY

「『バクマン』マジおもしれえwww」
と、自宅で休暇を満喫していた美樹本の家に所属不明機からの熾烈な
爆撃が。

194 名前: no name :2009/12/16(水) 14:06:32 ID:8N5v49z7

バゴーン!
所属不明機は美樹本の自宅に墜落した。
「『バクマン。』・・・?アレが面白いやと!?ふざけんなや!」
中から出てきた大阪弁の宇宙人が言った。

195 名前: no name :2009/12/16(水) 17:45:55 ID:d03tZtcW

「でっていう」

196 名前: no name :2009/12/16(水) 19:08:49 ID:IgicHC3j

どこからともなくヨッシーが現れ全員に卵を投げつける!
よりによってエレファントバードの卵(世界一大きい卵)で
当たれば出血死は確実だ
全員がとった行動とは…!

197 名前: no name :2009/12/16(水) 20:05:01 ID:d03tZtcW

「北斗有情破顔拳」

198 名前: no name :2009/12/16(水) 22:34:18 ID:oh+6v3rY

「ひぇええはぁああああああああああでっていう……アペニャー!」
ヨッシーは脳内麻薬ビンビンの喜悦に満ちた表情で四肢をあらぬ方向
へ曲げ続けた後に破裂した。
「何故『殺人鬼探偵』の台詞を……」
「驚く所そこかい!」
話の関係でそこに集結していた面々が呟くと、宇宙人がまた、
関西弁でツッコミを入れた。
闘気で爆風を見事にしのいだ美樹本が訊ねる。
「あんたは一体……?」

199 名前: no name :2009/12/16(水) 23:21:48 ID:0HDadICL

「俺か?ふふっ・・聴いて驚け!!俺の名は―
重要な所で突然
じゅげむ(神)が宇宙人の顔面へドロップキックをかます。
食い込んだ宇宙人はそのまま地面へ転ぶ
突然の出来事に唖然とする美樹本とじゅげむ一同。
「針千本呑ーーますぅぅうう!!指切ったぁぁぁああああ!!!
氏ねぇぇぇえええええ!!!」
変てこなまじないを言い放ち次のステップへと
転ぶ宇宙人めがけて駆け走るじゅげむ(神)。

200 名前: no name :2009/12/17(木) 12:05:45 ID:/eaDLwFe

「や、やめられら!」
はげしくどもりながら、とっさに立ちはだかったのはじゅげむ(仮)。
しかし―

201 名前: no name :2009/12/17(木) 14:41:24 ID:T7lF5qv7

そんなじゅげむ(仮)の行動もむなしく、じゅげむ(神)の右ストレートは見事に大阪弁宇宙人の顔面にヒットした。
「ぴでぶ!・・・ゴフッ」
宇宙人の吐いた真っ赤な血が、冷たいアスファルトを染める。
「ぐぇっ!・・・チャリチャリ・・・」
さらにその上に血に染まった針千本を吐き出す宇宙人。

「これがお前と俺との実力の差さ」
ハードボイルドに笑ってじゅげむ(神)は言った。
その言葉がじゅげむ(仮)に向けられたものなのか、大阪弁宇宙人に向けられたものなのかはその場にいる誰にも分からなかった。

いや、もしかすると彼自身も分かってなかったのかもしれない。
自分の発した言葉が誰に向けられたものなのか、また、言葉を発した自分がなんなのかさえ彼には定義が出来ていなかった。

宇宙とは何なのか?
世界とは何なのか?
それすら分からない、ちっぽけな自分とは一体なんなのか?

そんな事を考えると不安で夜も眠れなくなるのだが、それは単に昼寝のしすぎであった。
じゅげむ(神)の回想の中の中学生の頃の彼は、そんな夜には星を眺めてもう2人の自分にテレパシーを送ることにしていた。
そう、じゅげむ(仮)とじゅげむ(略)である。
テレパシーを使って3人で談笑しているととても楽しくて、小さな不安など吹っ飛んでしまったものだった。

「僕ら、あの頃はあんなに仲良しだったのに、なぜ・・・?」
じゅげむ(仮)が、じゅげむ(神)に問いかけた。

202 名前: no name :2009/12/17(木) 17:33:23 ID:WB9mZLxs

「お前・・・俺の事好きか?」

203 名前: no name :2009/12/17(木) 17:56:20 ID:nOKMEW4Z

じゅげむ(仮)は「え?こいつ何言ってんの?」
的な目でじゅげむ(神)を一瞥する。
「ふっ」
じゅげむ(神)は鼻で笑い話を続ける
「決まってるだろ?あの頃はまだ子供だったからさ」
「それに」

204 名前: no name :2009/12/17(木) 18:33:10 ID:NNfs2g7p

「全部、私がいけないの。。。」
突然、後ろから声がした。
そこには顔立ちの良い若い女性が立っていた。
「じゅげむ(直美)? 何でお前がここに。。。」
じゅげむ(神)が驚いた声で訊く。

「え?誰?」
じゅげむ(仮)はそう訊きつつ、さらに心の中で続けた。

・・・つーか、じゅげむ(直美)は無いだろ。
(直美)って、今まで(仮)(略)(神)ってきてたのに、ココにきて直美?
何?ここに名前入れちゃっていいわけ?そういう設定?
確かに金田(はんにゃ)がありならこれもありそうな気がするけど、、、
つーか、今物語の核心衝く話してたじゃん。
物語が急ピッチで収束し掛けてたじゃん。
話の腰を折るような事すんなよ。・・・

「ツッコミの多い男は嫌われるわよ。」
じゅげむ(直美)は心を読んだかのように答える。
「お前、俺の心が読めるのか?」
そんなベタな質問も無視して続ける。

「私がココに現れた理由・・・勿論、この物語に女っ気が無いというのもあるけど、
一番の理由は私なしであなた達を語る事が出来ないからよ。」
「だから、俺達とあんたはいったいどういう関係なんだ?」
苛々を抑えつつ、訊き帰す。

「若干、この話に皆が乗ってくるか不安だけど、じゅげむ(神)の代わりに答えてあげる。」
登場した事を後悔し出したのだろうか、じゅげむ(直美)は声量を小さくして語りだした。
「1年と338日前のあの日、私はあなたの中で生まれたの・・・」

205 名前: no name :2009/12/17(木) 19:21:18 ID:T7lF5qv7

要約するとこういうことらしい。

・じゅげむ(直美)は、自分が分からなくなったじゅげむ(神)が作り出したじゅげむ(神)の中の別人格である

・深夜になるとじゅげむ(直美)になって、キャバクラで働いているらしい

・しかし、1つの人格であるじゅげむ(直美)は深夜にしか出てこれない生活に辟易としていたらしい

・そこで大阪弁を話す宇宙人(あっちの意味で魔法使い)に頼んでじゅげむ(直美)用の体を作ってもらったらしい。

じゅげむ(直美)がそこまで話した所でじゅげむ(神)が言った。
「そうか・・・最近出てこないと思ったら、アイツに体をもらったからだったのか」

206 名前: no name :2009/12/17(木) 22:20:54 ID:WB9mZLxs

「あなた達ちょっとそこをどきなさい」
長話をしている間に日替暮れていたようだ
じゅげむ(直美)が言った
「あなたもしかして・・・じゅげむ(トキ(北斗の拳))なの?」

207 名前: no name :2009/12/17(木) 23:42:40 ID:nOKMEW4Z

「!?」
じゅげむ一同、これが正直な感想である。

「え?誰?」
じゅげむ(仮)はまたしても現れた、じゅげむに対し訊きつつ
さらに心の中で続けた。

・・・なんで(トキ(北斗の拳))?
(北斗の拳)てあれだろあの北斗だろ?
しかも(北斗の拳)の手前に(トキ)ってなんだよ
北斗の拳に登場するあのトキの事なのか?それとも
20世紀前半に激減したコウノトリ科の鳥の事なのか?
どちらにせよ理解はできないが・・・ん?ちょっとまてよ
そもそも()に()ってどういう意味なんだ?どっかの法則?
今まで(仮)(略)(神)ってきてたのに、
((仮))((略))((神))ってなかったのにしかも
何?名前に名前とか入れちゃっていいわけ?そういう設定?
つーか、今物語の核心衝く話してたじゃん。
物語が急ピッチで収束し掛けてたじゃん。
もう腰折れかけだよ、ギリギリ寸前だよ?・・・

「そこのあなた、黙りなさい」
じゅげむ(トキ(北斗の拳))は心を読んだかのように答える。
「お前も、心読めるのか?」
そんなベタな質問も無視して続ける。

208 名前: no name :2009/12/18(金) 00:14:35 ID:o6MZ+eiO

しかし地震が起こったかと思うと
地面の中からじゅげむ(巨)が現れた!
突然の登場に驚く一同
そして

209 名前: no name :2009/12/18(金) 01:09:50 ID:IXlTq9yw

じゅげむ(巨)はじゅげむ(仮)と自分を残して、残りのじゅげむ一同は全て叩き潰した。
あとに残ったのはおぞましい肉片ではなく、ほっかほかの肉まんが5つ。
ただそれだけであった。
腰を抜かして地面に尻をついてしまったじゅげむ(仮)は、震える声でたずねた。
「あっ・・・貴方は何者です?なぜ僕だけを消さなかったんですか?」
するとじゅげむ(巨)はこう答えた。
「いい加減そろそろ余計なじゅげむーズがウザくなってきていたからな。この辺で一掃しておこうと思ったんだ、じゃあな!」
その言葉を最後に、じゅげむ(巨)は地中へ潜っていき、じゅげむ(仮)は二度と彼の姿を目にすることは無かった。
「なんだったんだ・・・」
残されたじゅげむ(仮)は5つの肉まんをどうするか悩んだが、結局食べてしまうことにした。
「もぐもぐ・・・あーうまかった!」

ところで皆忘れてはいないだろうか?
じゅげむの最初の目的は、地球が破滅するという予知夢を現実にしない事だったのだ。
いまやすっかり影の薄くなった金田(はんにゃ)とひろゆきを連れて、地球を救うのが彼の使命であり、この物語の前提であったのだ。

210 名前: no name :2009/12/18(金) 01:25:05 ID:o6MZ+eiO

初代じゅげむ(略)がいなくなった今、
じゅげむ(仮)はどういった行動を起こしていくのだろうか
>>210にご期待!

211 名前: no name :2009/12/18(金) 01:27:37 ID:o6MZ+eiO

あ、訂正
>>212
自分にやってどうすんのよ…orz

212 名前: no name :2009/12/18(金) 01:46:32 ID:KPeBI43P

まず、じゅげむ(仮)は金田(はんにゃ)に並々ならぬ興味があった
のだ。
地球が破滅する予知夢関係は他のじゅげむ亡き今ではあまり重要視す
る必要のない事に思えた。それならば、ラブコメ街道をひた走っても
別にいいのではないのか?

彼は自分に自信があるタイプではなかったが、突然ではあったものの、
じゅげむ(略)が消え失せた今、邪魔するものは特に何もない。
ゴルゴとの連絡もじゅげむ(略)が行っていたので、彼は何も知らな
いのだ。向こうからの連絡を待つしかない。

(こここ、声とかかけてみちゃおうかな)
じゅげむ(仮)の中の男の部分が今、目覚めた。

まずは―

213 名前: no name :2009/12/18(金) 08:08:13 ID:M6JmGJ2m

金田(はんにゃ)を誘ってナンパすっか。あいつもてるしな。
うきうき気分で金田(はんにゃ)に話しかける。
「か〜なだ。一緒にナンパしようぜ?」
「何?私をナンパしたいの?」
そう答えたのは、金田【はんにゃ(直美)】だった。

「って、何で金田(はんにゃ)の中にじゅげむ(直美)がいんだよ!?さっき、じゅげむ(巨)に叩き潰されてただろうが!」
「潰される直前に彼にこの体に転送させてもらったの。」
と関西弁を話す宇宙人を見ながら話す。

「じゅげむ(直美)は地球を救い出す為のキーパーソンなんでな。」
関西弁宇宙人は誇らしげに話す。
「いや、知らねぇし。無理あるし。つーか、ずっと金田【はんにゃ(直美)】で行く気か?名前が長過ぎんだよ。」
普段、滅多にきれないじゅげむ(仮)もさすがに怒っていた。
「そうね。じゃあ、これでどうかしら?」

  直美(はんにゃ)

「なんでだよぉ!!それもう、金田でも何でも無いし、ただの直美さんの『はんにゃ』モードにしか見えねぇよ!」
と若干、あれ?俺ツッコミ役決定か?と内心思いつつ、じゅげむ(仮)はツッコんだ。

「大丈夫よ。私がいない時は金田(はんにゃ)に戻るから。」
「もういいよ。戻って二度と帰って来るな。お前が来ると話が全然進まん。」
「とりあえず、当面は地球を救う話を進めて、ラブコメ要素を入れたくなったら私を呼んで。」
そう言って、ウィンクをすると直美(はんにゃ)は消えていった。

すっかり、ナンパ気分を台無しにされたじゅげむ(仮)は仕方なさそうに
「しゃ〜ねぇ。地球の破滅を食い止めるか。つーか、じゅげむ(略)がいないのに出来んのか?」
「その点、心配は無い。お前は全てのじゅげむのプロトタイプに当たる。じゅげむ(略)に出来て、お前に出来ない事は無い。」
関西弁の宇宙人が金田(はんにゃ)を抱き起こしながら答える。

全然、関西弁じゃねぇし。つーかプロトタイプって何?また、わけわからん設定持ってくんなよ!と思いつつ
「とりあえず、俺と金田(はんにゃ)とアンタで当面進めていく感じか?」
とこのエセ関西弁宇宙人に訊いてみる。
「ちょっと良いっスか?実は、あんた等がアホやってるうちに、いろいろ調べてたんす。」
と金田(はんにゃ)が切り出す。。。



次回、金田が語る重大な事実とは?  ひろゆきはいったいどこへ行ってしまったのか?


・・・つーか、何で地球って破滅すんの

214 名前: no name :2009/12/18(金) 08:32:44 ID:GlRLHG5s

話が長すぎるわw
3行でまとめてくれいw。
先が読めないどころか内容自体がちんぷんかんぷんですw。

要は…暇をもてあました神々の遊びって事でおk?w

215 名前: no name :2009/12/18(金) 14:21:02 ID:IXlTq9yw

>>214
大体そんな感じw

まあ・・・一人が書いてる訳じゃないからカオスになるのは必然だぜ
確かに久しぶりに来た人にはチンプンカンプンだよね・・・
じゃあこれからは最高でも7行ってことでおk?

216 名前: no name :2009/12/18(金) 14:23:46 ID:KPeBI43P

よく分からんがその模様だ。先が読めなければ読めないほどよくなって
行きつつあるよね。良くない気もするけど
『先が読めない』
という部分を重視する必要があるみたいだ。

今重要なのは恐らくこの辺だろう。
・まず、金田(はんにゃ)の中には『直美』がいる。
・関西弁宇宙人や主なじゅげむ以外は無事な模様。
・ラブコメ禁止令発令。
・じゅげむ(仮)は全てのじゅげむのプロトタイプ。
・地球の滅亡を阻止しないとダメみたい。

続けてみる。

じゅげむ(仮)は急展開に疲れ果てたので、宇宙人も金田(はん
にゃ)もほっぽって、いつぞやの瀟洒なカフェを訪れた。

本当ならここには金田(はんにゃ)と一緒に来ていたはず―

そんな気分を跳ね飛ばすべく、彼はオムライスにケチャップで
『メリークリスマス(はぁと』
と書いてもらうのだった。

頬を、涙が伝った。

その時、ある人物が声をかけてきた―

217 名前: no name :2009/12/18(金) 14:33:55 ID:IXlTq9yw

「よぉ・・・」
声の主は、分厚い唇の男・・・そう、ひろゆきであった。
「ひっ、ひろゆき!お前今までとこにいたんだ!?
じゅげむ(直美)が出てきた辺りから見かけなかったぞ!?」

218 名前: no name :2009/12/18(金) 15:48:08 ID:o6MZ+eiO

ひろゆき「こまけぇこたぁいいんだよ!
それよりもお前、こんなところに一人で来て寂しくないのか?
しかもメリークリスマス♡(笑)とかwwwきめぇwww」
これはさすがに温厚なじゅげむ(仮)もキレた
彼は怒りの導くままにテーブルをひっくり返しひろゆきにぶつける!
ひろゆきはテーブルが直撃し気絶ーーーーしているはずだったが
よく見るとひろゆきは指一本でテーブルを止めていた
笑いながらひろゆきは言う
「まあ待てよ。せっかくお前に良い話を持ってきたってのに」
そう言うと彼は近くの椅子に腰掛け、話し始めるのだった
その内容とは、

219 名前: no name :2009/12/18(金) 17:40:01 ID:bVt6fbap

「君が体験した物語を動画にしてうpしてやんよ♪」
ひろゆきがそういったあと家が燃えた
しかしそれは天才ではなく人災であった・・・
その燃え尽きた家の中にsome肉まんがあった
もしかして・・・

じゅげむ(仮)達の戦いはまだまだ続く・・・
>>69先生の市街作にご期待下さい

220 名前: no name :2009/12/18(金) 18:35:51 ID:5VOFaadJ

>>1->>219
「あぁん?最近だらしねぇな?」
と、この先の読めない話に兄貴が一喝したようです

221 名前: no name :2009/12/18(金) 18:59:52 ID:IXlTq9yw

−−−−−−終わり−−−−−−

彼女は彼を心から愛していた。
故に、なにも言えなかったのだ。

222 名前: no name :2009/12/18(金) 23:05:40 ID:L2pbDYHf

そうしてこの二人の交流は途切れた

ように思われた

それは5年後の寒いクリスマスのことだった

223 名前: no name :2009/12/18(金) 23:14:47 ID:bVt6fbap

その日は結局何も怒らなかったが
当時MUGENに嵌っていたA君が家に気負った

224 名前: no name :2009/12/19(土) 02:52:09 ID:gXd6rRLw

A君の言う『MUGEN』というのが何なのか、彼には分からなかったが、
ノリノリなA君の気分を害する為に生きているのではないので、彼の
話に耳を傾けていた。

頭の中では仕事の事で考えをまとめながら。

彼―明神(みょうじん)と呼ばれていた―は
『恐喝探偵』
だとか
『別れさせ屋で最も敵に回してはいけない男』
と噂の男だった。実際は別れさせ屋が本業で、依頼人や調査対象
との対面の際に、ゴネる相手や暴れる相手とまともに拳で渡り合
うポジションを担当しているだけの事。
なので、本人としては不本意極まりなかった。

そんな彼に、学生時代からの唯一の友達であるA君はこんな話を
始めた―

225 名前: no name :2009/12/19(土) 06:47:36 ID:bJJ4eEzt

「お前を捜している女がいる。」
それだけ言うと、Aはさっきまで飲んでいた酒をまた飲み始めた。
「ふぅ〜。」
Aは酒が入るといつも言葉足らずになる。総じて、Aの話はいつも長くなるのだ。明神は溜息を一つして催促する。
「で?その女ってのはどこの誰だ?」

226 名前: no name :2009/12/19(土) 09:56:13 ID:bJJ4eEzt

・・・・・・声がしない?
Aの方を振り返ってみると、Aは寝息をたてていた。
Aの名は相川守。(このスレを立ててくれた人が新しく作成したスレ「皆で恋話製作」の主人公である。)
「まったく・・・明日の朝になって訊くか。」
夜もすっかり更けていたので、明神はひとまず寝る事にした。

227 名前: no name :2009/12/19(土) 10:17:02 ID:ekGaUwG3

明神が寝ているスキにタヌキ寝入りをしていた相川守は明神を襲った!!!

228 名前: no name :2009/12/19(土) 11:32:57 ID:gXd6rRLw

明神は掛け布団を蹴り上げ、横に転がった。
「相川、何の真似だ?」
相川は応えない。代わりに明神と十分に間合いを取った。
「相川、もう一度だけ聞くぞ?何の真似だ?」
「俺も雇われたのさ。お前を捜している女にな」
「その女が俺に恨みがあるという事か」
「『お前を身も心もズタズタにして欲しい』
とのご要望だ。幸い俺は男を支配する手管についてはスペシャリ
ストでね」
「どういう意味か分からんな」
「どっちでもいけるという事さ」

初耳だった。
相川とは学生時代からの友人であったが、プライベートについて
は深く聞いた事はなかった。そして、今も互いにライバルになる
様な業種には就いていない。彼のこれまでの話がもし真実ならば
現在の彼は会員制のバーのオーナーとしての立場が主な収入源で
あったはず。
そして、曲がりなりにも自分を襲う様な仕事を請け負う立場の男
でもなかったはずだ。
仕事柄恨まれる覚えは数あれど、まさか相川が……。

相川本人か、もしくは家族に何者かの圧力がかかったのか。
明神が次の言葉を吐くより先に、相川が踏み込んで来た。

229 名前: no name :2009/12/19(土) 13:34:32 ID:+bIyifOa

覆いかぶされながら明神は言った。
「まっ・・・待て!俺はノンケだ!」

230 名前: no name :2009/12/19(土) 14:14:35 ID:N+QNS583

「何でも構わん」
そして世界が暗転しそうになった時!

231 名前: no name :2009/12/19(土) 14:25:16 ID:gj/WOsui

ブレーカーが落ちた・・・

232 名前: nekoyama :2009/12/19(土) 20:04:04 ID:Kpym4nxe

「つけろ!つけろ!」

233 名前: no name :2009/12/19(土) 23:12:03 ID:QDB76Wz+

そして、ようやく照明はついた。しかし、もうそこに2人の姿は無かった・・・。

234 名前: no name :2009/12/19(土) 23:37:29 ID:N+QNS583

なぜなら照明の故障で練習は中断となり
二人は休憩室でタバコをふかしていたからだ
一方

235 名前: no name :2009/12/19(土) 23:59:47 ID:bJJ4eEzt

「ようやく見つけたわ。明神。」
身長165センチ。スリーサイズ・・・不明 の女が明神の家の前まで来ていた。
どうやら襲撃のチャンスを見計らっているようだ。
「しかし、BOSS。相川の奴上手くやってるんですかね?」
大柄な男が気弱そうに聞く。
「明神の場所がわかれば良いの。どうせ相川も一緒に殺すわ。」
その手に持つキャノン砲が妖しく光る。  いやぁ、そういう意味じゃなく。

236 名前: no name :2009/12/20(日) 00:23:04 ID:BkmyKE91

「しかし、BOSS。相川に貸したDVD返してもらってないんですが・・・。」
大柄な男が心配そうに聞く。

237 名前: no name :2009/12/20(日) 01:44:40 ID:NMSsR2CY

「ここで俺の特殊能力発動!!」

238 名前: no name :2009/12/20(日) 01:50:10 ID:Eppvk1Oq

「そんなこと今はどうでもいいの」
女は一括する。
大柄な男は心細そうにさらに言う
「けど、あのDVD高値で・・しかも超プレミア限定品なんですぜ」
「あなたもひつこい人ね。
いちいちそんな物に気を取られていたら仕事に集中できないわよ。
それにこの仕事が片つけばそんな物いくらだって買えるわよ」

男は何か言ってやろうと思ったがやっぱり止める。
「いくわよ。」
女は開始とともに大柄な男へ指示を切りだす
大柄な男はへいへいと少々溜息まじりで応対した

239 名前: no name :2009/12/20(日) 02:22:05 ID:tBHNlENq

だが、大柄な男が歩き出した瞬間、女が立ち止った。
わずかだが背中が震えているようにも見える。
今まで見た事の無い女の姿に、男は動揺を隠しきれない。

「…大丈夫か?一体何があったんだ?」
大柄な男が女にそう聞くと、

240 名前: no name :2009/12/20(日) 02:27:14 ID:3jziVNzR

「BK201」女はそう呟き走り出した
暗い路地をまがり女が見たものは

241 名前: no name :2009/12/20(日) 08:08:00 ID:0xeBcrdv

身長は女と同じくらいでスリーサイズ・・・不明な肩幅のがっしりとしたおっさんのようなおばさんだった。そのおばさんを見るなり、女は顔を真っ青にした。
「ん?知り合いか?」
大柄な男は女に近付きながら聞いた。
・・・と、その瞬間おばさんは大柄な男に襲いかかった!
「・・・っ!」
ガッ!!
女は倒れた。女は大柄な男をかばったのだ。

242 名前: no name :2009/12/20(日) 10:47:35 ID:ussQVuLG

「お、おい!しっかりしろ!」
男は意識の確認をとる
どうやら気を失っているだけのようだ
「お前、よくも・・・!」
男は銃を取り出し憎しみをこめて発砲した
しかしおばさんはピクリとも動かない
男がうろたえていると突然おばさんは自分の皮を裂き始めた!
そこから出てきたのは何と機械の体
そう、彼女は正式名称「Black Killer(201は識別番号)」という
ターミネーターだったのだ!

243 名前: no name :2009/12/20(日) 11:09:49 ID:iZ066QBL

銃弾は金属音を響かせるだけに留まった。
ここがベッドタウンである事や見て見ぬふりの社会である事を除
いても、発砲音で警察へ通報がなされる可能性はゼロではない。
「ちっ」
男は女を抱え、肩に担ぐと、片手で銃を向けて発砲を続けながら
自分達が乗り付けた黒のセダンに駆け出した。

244 名前: no name :2009/12/20(日) 13:28:43 ID:bhIVHhWn

しかし肉まんにつまずいてこ桁

245 名前: no name :2009/12/20(日) 13:46:33 ID:iZ066QBL

後少しでセダンへ乗り込めた所での不運。転んだ拍子に男は女を
投げ出してしまった。
その衝撃で意識が戻ったのか、女はうめいた。
「う……」
「くそっ!」
男は撃ち尽くした銃のマガジンを交換しようとしたが、その手を
機械の手がうるさげに払った。
枝の折れる様な音がし、銃が滑って行く。男の手首の付け根から
先が、あらぬ方向へとぶら下がった。
「あ……!」
吐きそうになるのを堪え、次の攻撃に備えようとする男の襟首を
掴み、持ち上げる機械の手。
「う、ああ……!」
腹部に蹴りを入れるも、男のそれは全く相手にダメージを与えた
様子はなく、反対の手で膝を叩かれた。またも乾いた音が響く。
「があっ!」
だらりとぶら下がる左足。もう振り上げられる様子はないと見た
のか、殺人機械は嘲笑する様にモーター音を響かせながら、もう
片方の手を男の首に伸ばす。

もうだめか、と思ったその時―

246 名前: no name :2009/12/20(日) 14:06:16 ID:bA529U5U

「ちょっと、ちょっと、そこで何してんのぉ?」
警官Aがライトを片手に二人に近づいて来ていた。

  〜そのちょっと前の 明神家休憩室にて〜

「明ちゃん。自分の事ノンケだとか言ってたけど、じゃあ何で女をつくらないんだぁ?」
タバコの煙を吐きながら、相川は明神にからむように訊く。
「また唐突だな。・・・・・・つくらないのは仕事柄だ。」
明神は興味の無さそうな、つっけんどんな返事をする。
「何?5年前の事まだ引きずってんの?まだ忘れられないのぉ?」
「何でそこで、その話になるんだ。だいたいあれは・・・!?まさか、今回のはアイツと何か関係があるのか?」
「こっちの質問に答ぇ・・・。」
  パァァンっ!
相川の言葉を掻き消すかのように、家の外で1発の銃声が木霊した・・・

247 名前: no name :2009/12/20(日) 14:20:26 ID:U0VghyfJ

…いや…銃声じゃなく

打ち上げ花火を、打ち上げる音だった…

248 名前: no name :2009/12/20(日) 14:26:50 ID:gLP0rM/5

「・・・・・・・綺麗・・・・。」
窓から見上げて、彼女は呟いた。
「ああ・・・・。」
僕はその一言しか言えなかった。
彼女はこぼれ落ちそうな大きな眼でこっちを見つめていた。
そのゆれる瞳は涙でつやつやしていた。
何も不思議に思わなかった。
その花火は、一生のうちで見たどのそれよりも美しかったのだ。
大の大人が涙するくらいに。
「私たち・・・何をしていたのかしら?
もうやめましょう、こんな争いは・・・」
彼女が言った。
僕も同じ気持ちだった。

249 名前: softbank221071048015.bbtec.net :2009/12/20(日) 14:43:08 ID:U0VghyfJ

僕は、何気に横を見ると…

「綺麗だな…」

何と、僕の隣には…
頭がハゲたおじさんが居た。

250 名前: no name :2009/12/20(日) 14:46:57 ID:ussQVuLG

その隣になぜか死んだばあちゃんもいた

251 名前: no name :2009/12/20(日) 18:01:58 ID:gLP0rM/5

「ばっ・・・ばあちゃん!?どうして・・・っふぇ・・・」
俺は泣いた。
そうさ、人目も憚らず、声を上げて。
「うあああああん!ばあちゃああああああん!」
もちろん彼女もハゲたおっさんもドン引きだ。
「みょ・・・明神くん?」
「おめえ・・・どうしたさ?」

252 名前: no name :2009/12/20(日) 18:14:54 ID:iZ066QBL

突然の三択……僕は、
・ハゲたおじさんのダンディーな魅力に一瞬で虜になった。
・死んだおばあちゃんの優しさは今でも胸に刻み込まれている。ここは
おばあちゃんしかないでしょう。
・他の二人を選ぶなら何故彼女と口論になどなろうものか!彼女とだけ
が僕の歩む人生なんだ!!

その頃、明神宅では、花火の明かりに照らされながら、ダブルのベ
ッドで何かが済んだ光景が展開していた―

相川の腕枕の中で、明神は呟いた。
「俺は意地を張り過ぎていたのかもしれない……知らない世界だと
言うだけで疑い、さもすれば軽蔑する……ガキみたいだな」
「よせよ、明神。お前は疲れているだけさ……」
その言葉の含む暖かさに、明神は涙を禁じ得なかった。
「相川……今は、抱き締めていてくれ。何人もの人間の欲望の中を
泳いで来た俺などで構わなければ……」
「明神……」
「後、付けてくれて、ありがとな」
「お前って奴は……!」
再び相川は明神に激しくマッサージを始めるのだった。仕事柄、彼
は肩こりや背中などの凝りが激しいのだ。粘土をこねている方が、
数倍楽なほどの凝り具合……それが『別れさせ屋』の交渉担当補佐
としての明神の姿だった。

頭のてっぺんからつま先までを
『そ、そこ、すごい……っ!』
と喘ぎ声にも似た悶えっぷりを披露し、解しまくった頃には、明神
は穏やかな眠りについていた。
そういえば最近こいつ、俺の店に来る暇もないとか言っていたっけ
な、と、相川は明神の寝顔を見ながら思い返した。

相川に依頼して来た女の事が気がかりだったが、こちらは既に計画
実行中だ。明神についてはほぼ時間の問題だろう。
こういう時、一番焦るのが依頼人であるケースは少なくない。
その妨害の可能性だけが、今の相川には気がかりだった。

もう一度明神と対峙する様な事があれば、その時はどちらかが必ず
お陀仏だ。

相川は、今は少しでもその結果を先送りにしたかった―

253 名前: no name :2009/12/20(日) 19:01:19 ID:o9ruFtR8

そして伝説へ・・・

254 名前: no name :2009/12/20(日) 19:21:04 ID:bhIVHhWn

ホッカホカの肉まんが目の前に!!

255 名前: no name :2009/12/20(日) 19:47:34 ID:Eppvk1Oq

「おっこんな所にいい桃胸が」
相川は思わずおいしそうに喰べる。

何が入ってるかも知らずに。

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