先の読めないお話作り


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■先の読めないお話作り

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1 名前: no name :2009/11/29(日) 21:30:57 ID:s9EA1SuI

皆でお話を作りましょう



昔々あるところにおじいさんが


所ジョージが倒れているのを見つけました


おじいさんは所ジョージを・・・・


↑的な。それではスタート


昔々あるところに

2 名前: no name :2009/11/29(日) 21:32:38 ID:TCDBA77i

マンモスが

3 名前: no name :2009/11/29(日) 21:34:02 ID:kIii8DUy

死んで生き返って逆立ちした

4 名前: no name :2009/11/29(日) 21:46:23 ID:TCDBA77i

すると、マリオがやって来て、

5 名前: no name :2009/11/29(日) 21:56:20 ID:p8HE1dpn

死んで生き返って逆立ちした

6 名前: no name :2009/11/29(日) 22:00:27 ID:5/ak8xEQ

そしたらクッパがやって来て

7 名前: no name :2009/11/29(日) 22:00:45 ID:JAapDLLh

しかし、地球は滅びてしまった

8 名前: no name :2009/11/29(日) 22:00:57 ID:4UyVWpAj

死んで生き返って逆立ちした

9 名前: no name :2009/11/29(日) 22:01:09 ID:VKZc4yOI

死んで生き返って逆立ちした

10 名前: no name :2009/11/29(日) 22:06:30 ID:JAapDLLh

・・・という夢から目覚めた

11 名前: no name :2009/11/29(日) 22:09:30 ID:5/ak8xEQ

あたりを見回すと、目の前にドラえもんが立っていることに気づいた

12 名前: no name :2009/11/29(日) 22:12:39 ID:VKZc4yOI

ドラえもん「ちっ、のびたテメェ生きていやがったのか」

13 名前: no name :2009/11/29(日) 22:14:27 ID:p8HE1dpn

すると、メタルのびたがやって来て、

14 名前: no name :2009/11/29(日) 22:17:09 ID:VKZc4yOI

メタルのびた「ドラえもん、今までのようにはいかないぞ」

15 名前: no name :2009/11/29(日) 22:19:18 ID:4UyVWpAj

ドラえもん「もっと弱くなったんだね、のびた君。確かに今までどおりじゃない」

16 名前: no name :2009/11/29(日) 22:22:47 ID:VKZc4yOI

メタルのびた「き、貴様ァァァ!俺をばかにしやがってぇぇぇ!
もう許さん!死ねェェェェ!」

17 名前: no name :2009/11/29(日) 22:26:26 ID:5/ak8xEQ

その時のびたが割って出た!

18 名前: no name :2009/11/29(日) 22:28:50 ID:VKZc4yOI

のびた「貴様ら、くだらんけんかをするとは、まだまだ子供だなぁw」

19 名前: ずずずず :2009/11/29(日) 22:35:32 ID:f0VLlarv

まぐれで亀田の勝ち。鼻血がなければ内藤の勝ち。再戦して、亀田をKOの確立高し

20 名前: no name :2009/11/29(日) 22:40:37 ID:FJh1TMLL

運営が世界を滅ぼした

21 名前: no name :2009/11/29(日) 22:42:55 ID:VKZc4yOI

===THE END===

22 名前: no name :2009/11/29(日) 22:48:31 ID:p8HE1dpn

のびた「・・・という夢から目覚めた」

23 名前: no name :2009/11/29(日) 22:51:19 ID:VKZc4yOI

しずか「素敵な夢ねー。ということでそろそろ死んでもらおうか」

24 名前: no name :2009/11/29(日) 23:15:29 ID:pjrgB5ZV

のびた「罠だ!これは罠だ!」

25 名前: no name :2009/11/29(日) 23:17:41 ID:5/ak8xEQ

ゴルゴ「こいつを殺せばいいのか?」

26 名前: no name :2009/11/29(日) 23:32:51 ID:aLHB4835

どうする!?
A.戦う
B.逃げる
C.ドラえも〜ん
D.とりあえず性転換

27 名前: no name :2009/11/29(日) 23:41:14 ID:4UyVWpAj

のびた「あえてDでお願いします」

28 名前: no name :2009/11/30(月) 11:24:17 ID:Zww6z9Hd

ゴルゴ「女だったら仕方ねぇな、死ねェェェ!」

29 名前: no name :2009/11/30(月) 12:31:21 ID:U0uFZZok

…と手にしていたのは婚姻届だった。

30 名前: no name :2009/11/30(月) 12:39:56 ID:P0r0i9OW

どうする!?
A.しょうりゅーけん
B.逃げる
C.どらえも〜ん
D.「ふつつかものですが、宜しくお願いします」

31 名前: no name :2009/11/30(月) 12:47:39 ID:Zww6z9Hd

のびた「じゃあDで」

32 名前: ヂョンイル :2009/11/30(月) 18:25:33 ID:gMB51pxj

のびたは婚姻届を受け取ろうとした、が!!その時!!

33 名前: no name :2009/11/30(月) 18:29:45 ID:Zww6z9Hd

メタルのびた「しずかちゃんは俺がもらったぁ!」

34 名前: ヂョンイル :2009/11/30(月) 18:36:23 ID:gMB51pxj

メタルのびたはゴルゴを地味に撲殺し、しずかちゃんを抱いて逃走し始めた

35 名前: no name :2009/11/30(月) 18:40:00 ID:Zww6z9Hd

そこにムスカが!

36 名前: no name :2009/11/30(月) 18:41:03 ID:Vyv3vYZy

死んで生き返って逆立ちした

37 名前: no name :2009/11/30(月) 18:44:48 ID:Zww6z9Hd

θ&パズー「バルス」

38 名前: ヂョンイル :2009/11/30(月) 19:23:46 ID:gMB51pxj

そしてバルスの爆風でのびたとしずかは♂ハッテン♂共和国に吹っ飛ばされてしまった

39 名前: no name :2009/11/30(月) 19:36:19 ID:Zww6z9Hd

=== THE END ===

40 名前: no name :2009/11/30(月) 19:43:20 ID:Vyv3vYZy

マリオ「・・・という夢を見たんだ」

41 名前: no name :2009/11/30(月) 19:44:27 ID:Zww6z9Hd

クッパ「なにをたわけたことを言ってやがるんだ?さっさとくたばりな!」

42 名前: no name :2009/11/30(月) 20:01:05 ID:pm9UrreL

ルイージ「=== DEAD END ===」

43 名前: no name :2009/11/30(月) 20:05:53 ID:Zww6z9Hd

=========== このスレは終了しました ==========

44 名前: no name :2009/11/30(月) 22:33:53 ID:gMB51pxj

>>43はマリオにフルボッコにされたあとハッテン場に連れて行かれてしまった

45 名前: no name :2009/11/30(月) 22:38:19 ID:Zww6z9Hd

俺は何度でも甦るさ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

46 名前: no name :2009/12/01(火) 01:40:24 ID:xpKNLstT

クッパ「・・・という漫画を描きたいんだ」

47 名前: no name :2009/12/01(火) 02:40:39 ID:9aJ7RsjO

クッパjunior「きっとできるさ、父さん………」

48 名前: no name :2009/12/01(火) 02:57:29 ID:AdY9RB3R

===========完 ==========

49 名前: no name :2009/12/01(火) 08:59:12 ID:fthlmzje

昔々

50 名前: no name :2009/12/01(火) 12:35:15 ID:HDFn/qxJ

タラちゃん「ママ〜ご飯食べたいですぅ」

51 名前: no name :2009/12/01(火) 12:37:20 ID:ZQ/awWcY

さざえ「え?今食べたばっかりでしょ!」

52 名前: no name :2009/12/01(火) 12:44:00 ID:c2GwtYVv

次の瞬間、隕石落下で人類滅亡。

53 名前: no name :2009/12/01(火) 12:59:04 ID:ZQ/awWcY

======== このスレッドは終了しました ========

54 名前: no name :2009/12/02(水) 11:44:38 ID:mdHUiEpy

このスレは何度でも甦るさ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

55 名前: no name :2009/12/02(水) 12:11:28 ID:cFKYmp4t

と、言いつつ人類滅亡

56 名前: no name :2009/12/02(水) 13:17:44 ID:CQIKh6k+

だと思ったあなた。実はラピュタに海賊と少年少女、軍隊、気違いおっさんが!!

57 名前: no name :2009/12/02(水) 13:54:38 ID:cFKYmp4t

死んで生き返って逆立ちした

58 名前: 333 :2009/12/02(水) 18:15:37 ID:R51kKYMt

ひはし

59 名前: no name :2009/12/03(木) 14:09:38 ID:6NSUJsS/

このスレは何度でも甦るさ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

60 名前: no name :2009/12/03(木) 14:13:35 ID:IrrdKbFi

と、言いつつ人類滅亡

61 名前: no name :2009/12/03(木) 15:53:45 ID:kMaR2kAH

春日「私が子供を産みました」

62 名前: no name :2009/12/04(金) 11:48:04 ID:MLMp9zQ1

その子供はすくすくと育ち、魔王になりました

63 名前: はちゅね>命 :2009/12/04(金) 14:45:25 ID:pJ3cH0A6

で?

64 名前: no name :2009/12/04(金) 18:15:30 ID:pjQQ1Se6

しかしその魔王は、魔王ではなく、踊ってみたをこよなく愛する「舞おう」でした。

65 名前: no name :2009/12/04(金) 21:45:38 ID:Odh5skJ8

が最近音マッド動画に浮気中

66 名前: はちゅね>命 :2009/12/04(金) 22:20:30 ID:pJ3cH0A6

で?

67 名前: no name :2009/12/04(金) 23:01:32 ID:pjQQ1Se6

舞おうと音MADの間に子供が産まれました。
正妻のはずだった踊ってみた涙目ww

68 名前: no name :2009/12/06(日) 09:37:47 ID:IsXFz/FY

=== THE END ===
昔々

69 名前: no name :2009/12/07(月) 17:58:05 ID:4hSMdBAG

じゅげむ(略)という子供がおったそうな

70 名前: no name :2009/12/07(月) 18:23:43 ID:g/clBB77

じゅげむ(略)は近所の子供たちに
「やーいDQNネーム!」
といじめられていました。

71 名前: no name :2009/12/07(月) 18:44:56 ID:agzSN1bD

その後、じゅげむ(略)は夜中にいじめていた子を首を絞めてころしました。

72 名前: no name :2009/12/07(月) 18:48:17 ID:TbZK4FLc

しかしいじめていた子の怨霊がじゅげむ(略)にとりついてしまいますた

73 名前: no name :2009/12/07(月) 18:48:23 ID:pNgG4X0G

じゅげむ(仮)は整形をして日本中を逃げまくったそうです。

74 名前: no name :2009/12/08(火) 12:39:04 ID:ytKjn7tz

その頃じゅげむ(略)はゴリラと戦闘中でした。

75 名前: no name :2009/12/08(火) 12:43:09 ID:InkQqyV+

じゅげむ(略)は己のこれまでの人生を呪いつつも、ゴリラとの
闘いで邪気眼に目覚めんとするのを感じていました。

76 名前: no name :2009/12/08(火) 16:37:31 ID:EdElTzhr

ところが邪気眼は発動せず、じゅげむ(略)はカメハメ波でみごとゴリラを倒し、お礼にバナナを1房もらったのでした。

77 名前: no name :2009/12/08(火) 17:32:47 ID:InkQqyV+

喜ぶじゅげむ(略)。しかし、そのゴリラをけしかけたのは恐怖の
全国番長連合だったのです。

78 名前: no name :2009/12/08(火) 18:41:27 ID:eC5V1bM6

その恐怖の全国番長連合にビビったじゅげむ(略)は
死んで生き返って逆立ちしました。

79 名前: no name :2009/12/08(火) 18:48:58 ID:DmagHSCi

死んで生き返って逆立ちしたじゅげむ(略)は
川に魚を釣りに出かけたところ、桃と光る竹を拾いました。

80 名前: no name :2009/12/09(水) 03:50:06 ID:Jsq0SO/N

それは一見桃と光る竹に見えましたが、ちょいとこするとあら
不思議、加藤鷹とボイン姉さんに早代わり。
二人はじゅげむ(略)に言いました。
「台本の関係で、君に付いて行くから」

81 名前: no name :2009/12/09(水) 10:07:12 ID:pfIMQOuY

じゅげむ(略)「チェンジで」

82 名前: no name :2009/12/10(木) 07:10:51 ID:R27hinMp

加藤鷹とボイン姉さんは困った顔をしました。
『事務所ではもうこれで撮影するって決まってるんだよね』

83 名前: no name :2009/12/10(木) 09:34:19 ID:l/GaiYkm

どうする!?
A.断る
B.戦う
C.事務所に問い合わせ
D.とりあえず加藤鷹だけ殺しとこうかな☆

84 名前: 削除済 :削除済

削除済

85 名前: no name :2009/12/10(木) 10:29:07 ID:R27hinMp

じゅげむ(略)はCを選択しました。何故ならば、加藤鷹の
フィンガーテクニックは、今のじゅげむ(略)にはないもの
だったからです。
女性を味方に付けさせるのは加藤鷹に任せ、ボイン姉さんと
自分はそのボインと武力でアウトロー達を兵隊として集める。
適当な所で売春窟かDVD写真集かキャバクラでも作れば、
資金は自然に潤いましょう。
そう、じゅげむ(略)は考えました。

86 名前: no name :2009/12/10(木) 20:31:10 ID:QblS6wZk

しかし、その思考はとある男によってばらばらにされてしまいました。その男とは・・・・・!

87 名前: no name :2009/12/10(木) 22:44:12 ID:w5PfVLMN

マツコデラックス・・・

88 名前: no name :2009/12/11(金) 00:05:56 ID:wVcotI0R

マツコデラックスによってバラバラにされた事により、じゅうげむ(略)は仕方なくボイン姉に「後で連絡する」と言いその場から退却しました。
行く当てもなく途方にくれたじゅうげむ(略)は、街中から離れた所にあるとある場所に行き着くのでした。

89 名前: no name :2009/12/11(金) 10:37:23 ID:hUT8NDtm

じゅげむ(略)はマツコデラックスが付近にいないかをざっと見回す
と、その夜風が冷たい港の、うらぶれたバーへ入って行きました。

90 名前: no name :2009/12/11(金) 11:06:50 ID:r8TXab+H

やあ (´・ω・`)
ようこそ、バーボンハウスへ。
そうなんだ、閉店なんだ。これも時代の波ってやつかな。
昔はもっと賑わってたもんなんだが。
おっと、すまない。つい感傷的になってしまって。
今日はサービスだ。なんでも好きに飲んでくれてかまわない。

でもいつか感じたときめきだけは忘れずに生きて欲しいんだ。 みんな今までありがとう

91 名前: no name :2009/12/11(金) 11:35:29 ID:0f/qSYzS

そこにまさかのじゅげむ(仮)が登場!!

92 名前: no name :2009/12/11(金) 12:03:02 ID:1SKSr8a4

じゅげむ(神)も登場!!

93 名前: no name :2009/12/11(金) 12:59:14 ID:skvyriWc

じゅげむ(略)「出たなこのドッペルゲンガー共め!死にな!」

94 名前: no name :2009/12/11(金) 13:07:43 ID:hUT8NDtm

突然の敵に反撃を試みようとするじゅげむ(略)。
ところが、そんな場所に店を構えるだけあって、マスターもただの
人ではありませんでした。
「店での騒ぎはお断りだ」
それまで手をついていたカウンターを持ち上げ、ひっくり返す様に
すると、そこにはショットガンと何丁もの銃が隠されており、彼は
リボルバーを二丁手にするとじゅげむ(略)も含めた闖入者達に、
銃弾の洗礼を浴びせた始めたのです。

95 名前: no name :2009/12/11(金) 17:58:12 ID:wVcotI0R

激しく撃ち合う銃撃戦。
テーブルを盾に身を守るじゅげむ(略)は何かいい方法はないかと
辺りを見回すとふと手に目をやる。
そこには、銀色に靡くフォークが一つ転がっていたのだ。すかさず、
じゅげむ(略)はそのフォークを握りしめ、
銃撃するマスターのおでこに渾身の一振り―
「ザクッ!」命中。

96 名前: no name :2009/12/11(金) 18:34:01 ID:skvyriWc

マスター「馬鹿め!それは本体だ!」

97 名前: no name :2009/12/11(金) 18:56:11 ID:C1yNAdfj

ΩΩΩ「な、なんだってー」
マスターは傷口を押えながらこう呟いた。
「店での騷ぎはお斷りだ」
…!? こいつ…



!? おでこの傷口がみるみる塞がっていく…!
「店での騷ぎはお斷りだ」
「店での騒ぎはお断りだ」
「店での騒ぎはお断りだ」
フォークがことんと床に落ちた。

98 名前: no name :2009/12/11(金) 19:50:23 ID:fKY3qiZM

トゴォ!突然店の壁をブチ壊し一人の男(?)が現れた。
「面白いことやってるじゃないの」マツコデラックスだ。
じゅげむ(略)は息を呑んだ。

99 名前: no name :2009/12/11(金) 20:13:54 ID:GmD/IM4E

じゅげむ(略)は死んで生き返って逆立ちした

100 名前: no name :2009/12/11(金) 20:36:37 ID:ynZE7ZHx

逆立ちをしたはいいが、失敗してたおれてしまった。
じゅげむ(略)は立ち上がりパルプンテを唱えた。

101 名前: no name :2009/12/11(金) 20:38:10 ID:dY4ve9PS

しかし何も起こらない!!

102 名前: no name :2009/12/11(金) 20:39:48 ID:ynZE7ZHx

もう一度唱えた。

103 名前: no name :2009/12/11(金) 20:41:14 ID:dY4ve9PS

「すばらしい攻撃力が!」

104 名前: no name :2009/12/11(金) 20:42:14 ID:ynZE7ZHx

しかし何も起こらない!!

105 名前: 匿名 :2009/12/11(金) 20:48:47 ID:YFRFvCUu

静まり返った店内にマツコ(略)の開けた壁の穴からモクモクと煙が
立ち込めてきて

106 名前: no name :2009/12/11(金) 21:13:40 ID:x8KcCMZO

その煙から魔人が登場した!
その魔人に何の願いを叶えて貰おうか悩んだ挙句、マツコ(略)が出した願いとは

107 名前: no name :2009/12/11(金) 21:15:54 ID:GmD/IM4E

マツコ(略)「体重を60kg減らして頂戴」

108 名前: no name :2009/12/11(金) 21:17:29 ID:u9UqK0j4

「女子高生のパンツが欲しい!」
「・・・。」

一瞬ざわめいた店が、また静まり返った。
俺の額に冷や汗が流れた。

_この空気は
__まずい・・・

109 名前: no name :2009/12/11(金) 21:19:27 ID:0xXCxcCK

バイオ・ハザード

110 名前: no name :2009/12/11(金) 21:21:29 ID:skvyriWc

二人のユーザーが願いを出したことにより
物語に矛盾が生じ、願いは叶えられなかった
悲しむマツコ(略)に魔人はこう言った

111 名前: no name :2009/12/11(金) 21:40:16 ID:4fNqLApa

「もう一度だけチャンスを与えよう!
しかし条件付きだ」
その条件とは、

112 名前: no name :2009/12/11(金) 21:48:30 ID:fKY3qiZM

「なによ!私をそんなに怒らせたいの?」
唾を豪快に飛ばしながらマツコは叫んだ。
マツコは頬を宇宙人のようにへこました瞬間
思いっきり息を吸い込んだ。
「うわぁっぁぁぁ」魔人は叫んだ。
魔人はママツコに吸引せれてしまったのだ。
マツコはグルリと首をじゅげむ(略)に向けた。
「今の私は機嫌が悪いのよ・・」乱した髪を直しながら呟く
じゅげむ(略)の方へゆっくりと近寄っていく・・

113 名前: no name :2009/12/11(金) 21:58:51 ID:hUT8NDtm

「助けてくれ、加藤鷹、そしてボイン姉さあああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああん!」
心の底からのシャウトをすると、すぐそばから声がかかりました。
『呼んだ?』

114 名前: no name :2009/12/11(金) 22:26:49 ID:wVcotI0R

そこに現れたのはボイン姉さん―とはまた
一味違った華麗でしとやかな少し童顔な美少女が
魔人マツコの前に立ちふさがる!

115 名前: no name :2009/12/11(金) 23:29:41 ID:0xXCxcCK

やらないか?

116 名前: no name :2009/12/12(土) 01:38:56 ID:SbD4RWbE

『後でな、ベイビー』
そこにいた全員が口を揃えて告げました。

117 名前: no name :2009/12/12(土) 10:18:38 ID:vUTwFlBT

ジャッジ「さぁバトル再開だーー!!」

118 名前: no name :2009/12/12(土) 10:59:32 ID:SbD4RWbE

魔人マツコと向かい合うその少女の背中に、じゅげむ(略)は
たずねました。
「君は?」
「迷子を捜しに来たのよ」
「そいつは僕の事かい?」
「他に迷子の知り合いはいないわ」
「恐れ入ったね」
「マスター、ウォッカをちょうだい。こいつを丸焼きにしてやるわ」
「何だって、小娘」
憤るマツコ。
「ほれ」
マスターは他のじゅげむ達に銃弾を浴びせつつ、布で栓をしたビン
のウォッカを少女に放りました。
「やらせるかい!」
少女と向き合ったまま、ビンに鞭の様にしなる上段蹴りを放つ魔人
マツコ。

その時―

119 名前: no name :2009/12/12(土) 11:45:16 ID:vUTwFlBT

一発の銃声が!!

120 名前: no name :2009/12/12(土) 11:57:46 ID:mKIRnf3b

どぉん!!
寂びなれた銃声が響く

121 名前: no name :2009/12/12(土) 12:09:45 ID:mKIRnf3b

あぶない!!
じゅげむ(略)は少女の身体を庇い一緒に身を放り投げのだ
間一髪、銃弾に避ける事に成功したじゅげむ(略)は、
少女が持っていたウォッカを持ち取り床から立ち上がる。
「な、なんのまね?」
少女は訊く
「すまないけどこれは僕の役目なんでね。
それに君みたいな少女に任せておけないよ。」
じゅげむ(略)は再び魔人マツコと正面を向く。

その時―

122 名前: no name :2009/12/12(土) 12:11:25 ID:lWF73QAo

ガタガタやな・・・

123 名前: no name :2009/12/12(土) 12:24:24 ID:SbD4RWbE

その声にみんなが振り返りました。

124 名前: no name :2009/12/12(土) 15:33:11 ID:DuN+vlJo

一同「てめー!!死んで生き返って逆立ちしろ!!」

125 名前: no name :2009/12/12(土) 19:10:22 ID:i6dhs3Wz

らんらんる〜♪

126 名前: no name :2009/12/12(土) 19:34:16 ID:SbD4RWbE

謎の呪文。それは彼らに強力な眠気をもたらすものでした。
魔人も美少女もマスターも各種じゅげむ達もあっという間にそばの
椅子やらテーブルやらにもたれかかり、眠ってしまったのです。

声の主は、悠々とレジに近寄り、紙幣と小銭をありったけ掴み、店
を出て行きました。

127 名前: no name :2009/12/12(土) 20:00:58 ID:lWF73QAo

ぬ!?

128 名前: no name :2009/12/12(土) 21:15:46 ID:QHJJ1CoP

店の前には、メタルのび太に地味に撲殺されたはずのゴルゴが立っていた

129 名前: no name :2009/12/12(土) 21:27:44 ID:mKIRnf3b

じゅげむ(略)は悪夢でも見ていたのか突然
奇妙なうなり声とともに起き上がった。
周囲を見渡すと自分以外、皆寝ていることに気づく。
そして、店の前にいる地味に撲殺されたはずのゴルゴにも気づいた。

130 名前: no name :2009/12/12(土) 21:34:57 ID:i6dhs3Wz

「ネギは置いてないけど、できれば欲しいな♪」

131 名前: no name :2009/12/12(土) 21:39:34 ID:mKIRnf3b

「だが断る」

132 名前: no name :2009/12/12(土) 21:42:52 ID:XBwD6dSU

とりあえずじゅげむ(略)はゴルゴ以外の全員を
タクシーで家に送り、
そのあとなぜかゴルゴの仕事につきあうことになった

133 名前: う〜 :2009/12/12(土) 21:43:32 ID:uarIqHzw

ログインできなくてスレたてれないんで
質問いいですか?



ログインしたい

パスワード忘れた

メアド送信してパスワード変更しようとした

ユーザー登録する時にきめた
質問にこたえなくちゃいけない

質問の答え忘れた

一回退会しようと思った

退会にはパスワード必要

orz




どうしたらいいでしょう(;;)?

134 名前: no name :2009/12/12(土) 22:01:59 ID:Wry5Y0gt

↑への回答
もうニコニコをやらない

ていうか、スレ違い

135 名前: no name :2009/12/12(土) 22:04:45 ID:Wry5Y0gt

別メアドでニコニコに登録すれば?
Yahooとかでフリーのメアド作って

マジレス

136 名前: う〜 :2009/12/12(土) 22:32:03 ID:uarIqHzw

確かに明らかにスレ間違えてますね(□);;
すいませんでした。
参考にします^^
じゃあお話作り楽しんでください。
ありがとうございました^^

137 名前: no name :2009/12/12(土) 23:04:03 ID:i6dhs3Wz

ハルヒ「この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい!以上!」

138 名前: no name :2009/12/13(日) 00:27:31 ID:OePbQvT3

じゅげむ(略)「やれやれ」

139 名前: mofumofupotekiti :2009/12/13(日) 04:55:17 ID:0V6gHQyW

シャア「こんな温かさを持った人間でさえ地球を壊そうとしているのだ、それを解るのだよ・・・アムロ」

140 名前: no name :2009/12/13(日) 09:48:30 ID:tHnzQP5t

色々な人々が街頭で心の内をぶちまけています。
それを車窓から見送りつつ、じゅげむ(略)はゴルゴに訊ねました。
『依頼を聞こうか』

141 名前: no name :2009/12/13(日) 12:06:22 ID:AY7g+CgE

じゅげむ(略)「おまえを消したい」

142 名前: no name :2009/12/13(日) 12:14:52 ID:OePbQvT3

カチャ
ゴルゴはM16をじゅげむ(略)の顔面に構える
「ここでお前を消してもいい」

143 名前: no name :2009/12/13(日) 12:24:46 ID:tHnzQP5t

「乱暴なのはイヤ」
じゅげむ(略)は真顔で言いました。ゴルゴの瞳にわずかな動揺の
色が。
「ならば、ソフトに消し、トイレに流してやる」
「言っておくが、痛いのもイヤ」
「……わがままな」
ゴルゴはため息をつきました。

144 名前: no name :2009/12/13(日) 13:15:59 ID:ilm3kE7W

ぬるぽ

145 名前: no name :2009/12/13(日) 13:30:56 ID:veDL742w

チュぃぃぃぃぃぃぃぃ員!!ごガッ!!ぴゅ===NN?

146 名前: no name :2009/12/13(日) 13:56:54 ID:7jwsuJBX

====== END ======

147 名前: no name :2009/12/13(日) 14:07:40 ID:tHnzQP5t

「待ちな!」
車の前に仁王立ちする影。片手に例の美少女を引きずっているのは
まぎれもなく、魔人・マツコデラックスでした。
「妙な呪文で眠らされたけど、あたしは諦めが悪いのさ」
「おい、その子をどうしたんだ!」
じゅげむ(略)の問いに、マツコデラックスは答えました。
「この子にはあたしの暇つぶしの道具になってもらうのさ。あんたが
変な情に流されて、あたしらから目を離したのがこのガキの運の尽き
って奴かねぇ。ぎぃへっひゃっひゃっひゃっひゃっ!」
それがマツコデラックスの最後の言葉でした。
運転席と助手席の間からゴルゴが構えたM16が、マツコの眉間をぶち
抜いていたのです。
「依頼の障壁になるものは、誰であろうと消えてもらうまでだ」
「あの少女を助けてもいいか?その後はあんたに従う」
「良かろう。好きにするがいい」
じゅげむ(略)は席から飛び出し、少女を脇に抱えると、再び車に
飛び乗りました。膝に彼女を寝かせる彼を見ながら、ゴルゴは訊ね
ました。
「奴はどうする?」
「得体の知れない奴だ。止めを刺しておくのがセオリーさ」
「了解した」
 車は実に景気良く、マツコを跳ね飛ばし、バックでもう一度轢く
と、フルスロットルで夜のスラム街へと消えました。

148 名前: no name :2009/12/13(日) 14:19:11 ID:AY7g+CgE

====== END ======
昔々

149 名前: no name :2009/12/13(日) 14:20:59 ID:ilm3kE7W

ぬるぽ

150 名前: no name :2009/12/13(日) 14:57:31 ID:OePbQvT3

半年が過ぎた。
午後2時、ベンチの上で有意義に本を読むじゅげむ(略)は
死んで生き返って逆立ちした

151 名前: no name :2009/12/13(日) 15:03:56 ID:WyS9nUW+

やれやれだぜ

152 名前: no name :2009/12/13(日) 15:06:24 ID:AY7g+CgE

====== END ======
時は未来2XXX年

153 名前: no name :2009/12/13(日) 17:50:21 ID:7jwsuJBX

地球が破滅した

154 名前: no name :2009/12/13(日) 17:56:21 ID:gPgZu0of

---という予知夢を見たじゅげむ(略)は地球を救うため5人の戦士に協力を求めた

155 名前: no name :2009/12/13(日) 18:36:08 ID:veDL742w

しかし誰も協力しなかった

156 名前: no name :2009/12/13(日) 21:36:18 ID:OePbQvT3

じゅげむ(略)は何とかしようと
パソコンで5人の戦士を募集したところ
なんと二人釣れたのだ

157 名前: no name :2009/12/13(日) 22:43:07 ID:O/r+yYfR

その2人とは、ひろゆきと金田(はんにゃ)だった

158 名前: no name :2009/12/14(月) 00:10:40 ID:7K/h8NDs

そして射精した

159 名前: no name :2009/12/14(月) 01:10:04 ID:eZhKuwhW

じゅげむ(略)はとりあえず二人に
・どういう中二病なら許せるか
・ご趣味は?
・好きなゲーム
などをたずね、適性検査をするのだった。

160 名前: no name :2009/12/14(月) 01:21:33 ID:7K/h8NDs

そして射精した

161 名前: no name :2009/12/14(月) 02:18:54 ID:eZhKuwhW

射精の後のシャワーの時に、じゅげむ(略)はあの二人をメンバーに
入れるかどうか、考えていた。

162 名前: no name :2009/12/14(月) 05:08:50 ID:eZhKuwhW

まず、あの二名の魅力は捨てがたい。
ひろゆき氏の人脈。
金田(はんにゃ)氏のみりき(ねずみ男風)。
そして、車で家に帰したマスターや別じゅげむ達とも、交渉次第では
共同戦線を組めるのではないだろうか?
助けた少女のその後も気になるし、ゴルゴの依頼も謎のままだ。

もう一度三人でエクスタシーな気分に浸ってから、じゅげむ(略)は
行動を開始した。
まずは―

163 名前: no name :2009/12/14(月) 09:10:13 ID:o+m9Rz1/

師匠の家を破壊しよう

164 名前: no name :2009/12/14(月) 11:31:22 ID:eZhKuwhW

特に恨みはなかったが、電波を受信してじゅげむ(略)は極めて
発作的にかつての師匠を葬り去る決意をした。
ありもしない誹謗中傷を師匠の住まいの近辺にばらまくだけで、
それはとてつもない効果を示した。
彼の一家の住まう地域の企業への出資を銀行が渋り、事情を調査
した企業が彼の家を訪れ、穏便に引越しを願ったのだが、勿論、
彼らはそんな事は覚えがないので跳ね除けようとした。
しかし、企業側、つまり近所のお店などからしてみれば死活問題
であるから、家族への嫌がらせ、子供同士のいじめ、内申書への
影響をちらつかせるなどの精神攻撃を発端とし、果ては付近住民
からの追放運動にまで発展した。
離婚調停の結果通達は後回しとなったが、一家は離散し、師匠は
荷物をまとめ、コートの襟を立て、街を出て行った。

こうして、じゅげむ(略)の師匠の家庭は崩壊した。

165 名前: no name :2009/12/14(月) 12:03:51 ID:eZhKuwhW

「まさか
『ミルメー○密売疑惑』

『あそこのお宅の娘はん、可愛い顔しとるけど、成年コミックについて
語らせたら、一寸右に出る者はおらん』
という噂だけで街を追い出せるとはな」
高級ソファに深く身を沈めながら、じゅげむ(略)達は笑った。

さて、お次は―

166 名前: no name :2009/12/14(月) 12:48:17 ID:o+m9Rz1/

おやじの暗殺だ・・・

167 名前: no name :2009/12/14(月) 12:57:18 ID:eZhKuwhW

これまた特に恨みはなかったが、電波を受信してじゅげむ(略)は
実父の暗殺を計画、実行する事にした。
『司法の手を逃れるには、ターゲットをまず行方不明にするのが一番』
とのアドバイスを仲間達(主にゴルゴ)から得た彼は、まず自分の
戸籍を調べたのだが、いざ手元に取り寄せたそれを見てじゅげむ(略)
は驚愕した。
何と実の父と思っていた人物は母の愛人28号で、数多の逮捕・服役
の経歴があったのである。
『なるほど、自分の生き様は血統によるものという訳か』
じゅげむ(略)は、薄暗い事務所の中で一人、ゲラゲラと笑った。

さて、どういう感じに行方不明にしてやろうか―

168 名前: no name :2009/12/14(月) 13:40:59 ID:eZhKuwhW

A デパートで家族と楽しいお買い物の最中にちょっと目を放した隙に行方不明
B テーマパークで家族と楽しい時間を過ごしている最中に(以下略)
C 嵐の夜に『田んぼを見てくる』と言って出かけたきり(以下略)
D 当人の筆跡と思われる書き置きを残して行方不明

169 名前: no name :2009/12/14(月) 17:01:26 ID:wLMwJ/Oe

じゅげむ(略)は
「田んぼで犬神家にしてやる」と企む
だが昨日のニュースで「嵐は来ねええよww」
と何やら言っていたので嵐は来ないのだ

170 名前: no name :2009/12/14(月) 17:48:50 ID:AWqwZvpa

そこで金田(はんにゃ)氏の出番だ。
じゅげむ(仮)は金田(ry氏に命じた。
「よし、お前のズクダンズンブングンでスーパー雨乞いをしろ!
あれなら嵐くらい楽にくるだろ」
金田(ry氏は不敵な笑みを浮かべてこう言った。

171 名前: no name :2009/12/14(月) 18:55:51 ID:EVpgn8Rf

「沙英0x1d4c0円横瀬」

172 名前: no name :2009/12/14(月) 19:31:29 ID:wLMwJ/Oe

なんだか忌々しかったので
「ならお前が嵐になって来い」
じゅげむ(略)は金田を地面から空高くぶん投げました

173 名前: no name :2009/12/15(火) 08:02:14 ID:pm8hZgOG

しかし、そこはさすが、こんな得体の知れない集まりに名乗りを
上げるだけはあると言いましょうか、金田(はんにゃ)氏は何と
己の身をブーメランの様に回転させて戻って来るではありません
か。

174 名前: no name :2009/12/15(火) 09:08:55 ID:TnVsTY6V

それが親父のあそこにクリティカルヒット!!

175 名前: no name :2009/12/15(火) 09:37:38 ID:+oEbAwMi

ほら、三秒ルール!三秒ルール!五秒以内だったら、菌がつかないんだってヴァ!

176 名前: no name :2009/12/15(火) 10:05:33 ID:pm8hZgOG

決死の三秒ルールも、急所を破壊された男が死に至るのを止める
事は出来なかった。

どういう経緯でそこにいたのかは不明のまま、じゅげむ(略)の
実父、ここに堕つ―

177 名前: no name :2009/12/15(火) 11:00:17 ID:jG9DceeX

一方ジュゲムはカーテンのシャーの部分が気になったので、LOFTへ向かった

178 名前: no name :2009/12/15(火) 11:53:14 ID:pm8hZgOG

LOFTにはじゅげむ(略)の求めるシャーが置かれていたが、そこには
何故か他のじゅげむ達の姿が。
「話をつけようじゃないか」
じゅげむ(神)が切り出しました。
「良かろう」
「金田(はんにゃ)さんがお前の仲間になりかけているってのはマジ
か?」
じゅげむ(仮)がたずねました。
「お前はファンなのかアンチなのか、そこをはっきりさせてから物を
たずねろよ。何なのそのカッコ内の呼び名!?」
「すいません」

三人はひとまずメトロセクシャル論について語らされようとしている
糸 色望への野次が展開されているそばを通り過ぎ、瀟洒なカフェへ
向かった―

179 名前: no name :2009/12/15(火) 14:52:39 ID:GUHmBf8e

「べ、別にご主人様が来てくれて嬉しいなんて思ってないんだからね!」

瀟洒なカフェの上品な女給が注文を取りに来た。

180 名前: no name :2009/12/15(火) 18:41:50 ID:VPXn5BYL

その時歴史が動いた
五泉二時の出来事だった・・・

181 名前: no name :2009/12/15(火) 19:25:38 ID:+oEbAwMi

風の中の昴♪

182 名前: no name :2009/12/15(火) 23:21:24 ID:pm8hZgOG

立派な喉を披露する先ほどの女給。カフェかと思って入ったはずが
そこは噂の『ドリームクラブ』。なるほど、女給も部分的に露出が
見られるはず、と納得する三人。
「さて、結論から言おう。俺達も話に噛ませろ」
じゅげむ(神)の声にうなずくじゅげむ(仮)。
じゅげむ(略)は訊ねた。
「お前達を仲間に入れたとして、何のメリットがあるのか教えても
らおうか。それから考える」

二人はそれぞれ特技を述べた―

183 名前: no name :2009/12/15(火) 23:35:20 ID:IAU30hRu

仮「食品に限り在庫処分なら任せろ」
略「俺《み》の書き方超綺麗だから」
神「よし帰れ」

184 名前: no name :2009/12/16(水) 00:06:16 ID:oh+6v3rY

じゅげむ(略)がまず憤慨した。
「何で俺の仲間に入るかどうかの話なのに俺がハブられなきゃならない
んだよ!?いきなりあれですか、乗っ取りですか!?
そういう話なの!?」
じゅげむ(神)は顎に手をやり少し考えるそぶりを見せてから、言った。
「忘れてた」
「暴力を振るいたくなって来たぞ」
「まあまあ。後、(仮)はどう考えてもマイナス要素だろう。
ん〜……他に何か特技はないのか、お前ら」
じゅげむ(略)は叫んだ。
「だからお前が仕切るなよ!」

185 名前: no name :2009/12/16(水) 00:09:06 ID:OgVdpYUB

シングルベ〜ルシングルベ〜ルひとり〜きり〜・・・

186 名前: no name :2009/12/16(水) 00:28:49 ID:IgicHC3j

じゅげむ達が口論をしているところに
ひげを血に染めたサンタが現れた
サンタはこちらに近づき
いきなり袋の中身をぶちまけた
そのなかには・・・・・

187 名前: no name :2009/12/16(水) 00:44:48 ID:Huw5SyAI

バラバラ死体が…

188 名前: no name :2009/12/16(水) 01:15:22 ID:Huw5SyAI

美樹本「そういえば、聞いたことあるよ。かまいたちのこと」

189 名前: no name :2009/12/16(水) 02:51:07 ID:VCj193ZA

そうあれは夏の夜だった

190 名前: no name :2009/12/16(水) 04:13:50 ID:nzS/lTLw

あっ、間違えた。冬の夜だった。

191 名前: no name :2009/12/16(水) 05:47:43 ID:oh+6v3rY

店内でのサンタ事件の重要参考人として警察に呼ばれてしまった
じゅげむ達。状況を無視して話し続ける美樹本と共に、ひろゆき
氏とゴルゴらの司法取引で外に出たはいいが、そこに
『ドリクラを守る会』
とどでかく旗を掲げた数百人あまりの不特定多数が。
「あのう……良く分かりませんけど、あのサンタが悪いんですよ?」
リーダーと思しき男が前に出た。
「俺達はスネークしに来ただけだ。
ひとつ条件を呑んでくれれば、手出しはせんよ」
「条件?」
「そう。あのね、俺らの団体に入って一緒にドリクラを愛すると誓い
を立ててくれればおk」
「把握」
じゅげむらはまだ話している美樹本の手も勝手に取って上げ、参加を
表明した。

192 名前: no name :2009/12/16(水) 11:12:31 ID:fgcokVBC

じゅげむ(略)「18782+18782=37564☆」
      (いやなやつ)(みなごろし)
そして、次の瞬間!!

193 名前: no name :2009/12/16(水) 11:43:16 ID:oh+6v3rY

「『バクマン』マジおもしれえwww」
と、自宅で休暇を満喫していた美樹本の家に所属不明機からの熾烈な
爆撃が。

194 名前: no name :2009/12/16(水) 14:06:32 ID:8N5v49z7

バゴーン!
所属不明機は美樹本の自宅に墜落した。
「『バクマン。』・・・?アレが面白いやと!?ふざけんなや!」
中から出てきた大阪弁の宇宙人が言った。

195 名前: no name :2009/12/16(水) 17:45:55 ID:d03tZtcW

「でっていう」

196 名前: no name :2009/12/16(水) 19:08:49 ID:IgicHC3j

どこからともなくヨッシーが現れ全員に卵を投げつける!
よりによってエレファントバードの卵(世界一大きい卵)で
当たれば出血死は確実だ
全員がとった行動とは…!

197 名前: no name :2009/12/16(水) 20:05:01 ID:d03tZtcW

「北斗有情破顔拳」

198 名前: no name :2009/12/16(水) 22:34:18 ID:oh+6v3rY

「ひぇええはぁああああああああああでっていう……アペニャー!」
ヨッシーは脳内麻薬ビンビンの喜悦に満ちた表情で四肢をあらぬ方向
へ曲げ続けた後に破裂した。
「何故『殺人鬼探偵』の台詞を……」
「驚く所そこかい!」
話の関係でそこに集結していた面々が呟くと、宇宙人がまた、
関西弁でツッコミを入れた。
闘気で爆風を見事にしのいだ美樹本が訊ねる。
「あんたは一体……?」

199 名前: no name :2009/12/16(水) 23:21:48 ID:0HDadICL

「俺か?ふふっ・・聴いて驚け!!俺の名は―
重要な所で突然
じゅげむ(神)が宇宙人の顔面へドロップキックをかます。
食い込んだ宇宙人はそのまま地面へ転ぶ
突然の出来事に唖然とする美樹本とじゅげむ一同。
「針千本呑ーーますぅぅうう!!指切ったぁぁぁああああ!!!
氏ねぇぇぇえええええ!!!」
変てこなまじないを言い放ち次のステップへと
転ぶ宇宙人めがけて駆け走るじゅげむ(神)。

200 名前: no name :2009/12/17(木) 12:05:45 ID:/eaDLwFe

「や、やめられら!」
はげしくどもりながら、とっさに立ちはだかったのはじゅげむ(仮)。
しかし―

201 名前: no name :2009/12/17(木) 14:41:24 ID:T7lF5qv7

そんなじゅげむ(仮)の行動もむなしく、じゅげむ(神)の右ストレートは見事に大阪弁宇宙人の顔面にヒットした。
「ぴでぶ!・・・ゴフッ」
宇宙人の吐いた真っ赤な血が、冷たいアスファルトを染める。
「ぐぇっ!・・・チャリチャリ・・・」
さらにその上に血に染まった針千本を吐き出す宇宙人。

「これがお前と俺との実力の差さ」
ハードボイルドに笑ってじゅげむ(神)は言った。
その言葉がじゅげむ(仮)に向けられたものなのか、大阪弁宇宙人に向けられたものなのかはその場にいる誰にも分からなかった。

いや、もしかすると彼自身も分かってなかったのかもしれない。
自分の発した言葉が誰に向けられたものなのか、また、言葉を発した自分がなんなのかさえ彼には定義が出来ていなかった。

宇宙とは何なのか?
世界とは何なのか?
それすら分からない、ちっぽけな自分とは一体なんなのか?

そんな事を考えると不安で夜も眠れなくなるのだが、それは単に昼寝のしすぎであった。
じゅげむ(神)の回想の中の中学生の頃の彼は、そんな夜には星を眺めてもう2人の自分にテレパシーを送ることにしていた。
そう、じゅげむ(仮)とじゅげむ(略)である。
テレパシーを使って3人で談笑しているととても楽しくて、小さな不安など吹っ飛んでしまったものだった。

「僕ら、あの頃はあんなに仲良しだったのに、なぜ・・・?」
じゅげむ(仮)が、じゅげむ(神)に問いかけた。

202 名前: no name :2009/12/17(木) 17:33:23 ID:WB9mZLxs

「お前・・・俺の事好きか?」

203 名前: no name :2009/12/17(木) 17:56:20 ID:nOKMEW4Z

じゅげむ(仮)は「え?こいつ何言ってんの?」
的な目でじゅげむ(神)を一瞥する。
「ふっ」
じゅげむ(神)は鼻で笑い話を続ける
「決まってるだろ?あの頃はまだ子供だったからさ」
「それに」

204 名前: no name :2009/12/17(木) 18:33:10 ID:NNfs2g7p

「全部、私がいけないの。。。」
突然、後ろから声がした。
そこには顔立ちの良い若い女性が立っていた。
「じゅげむ(直美)? 何でお前がここに。。。」
じゅげむ(神)が驚いた声で訊く。

「え?誰?」
じゅげむ(仮)はそう訊きつつ、さらに心の中で続けた。

・・・つーか、じゅげむ(直美)は無いだろ。
(直美)って、今まで(仮)(略)(神)ってきてたのに、ココにきて直美?
何?ここに名前入れちゃっていいわけ?そういう設定?
確かに金田(はんにゃ)がありならこれもありそうな気がするけど、、、
つーか、今物語の核心衝く話してたじゃん。
物語が急ピッチで収束し掛けてたじゃん。
話の腰を折るような事すんなよ。・・・

「ツッコミの多い男は嫌われるわよ。」
じゅげむ(直美)は心を読んだかのように答える。
「お前、俺の心が読めるのか?」
そんなベタな質問も無視して続ける。

「私がココに現れた理由・・・勿論、この物語に女っ気が無いというのもあるけど、
一番の理由は私なしであなた達を語る事が出来ないからよ。」
「だから、俺達とあんたはいったいどういう関係なんだ?」
苛々を抑えつつ、訊き帰す。

「若干、この話に皆が乗ってくるか不安だけど、じゅげむ(神)の代わりに答えてあげる。」
登場した事を後悔し出したのだろうか、じゅげむ(直美)は声量を小さくして語りだした。
「1年と338日前のあの日、私はあなたの中で生まれたの・・・」

205 名前: no name :2009/12/17(木) 19:21:18 ID:T7lF5qv7

要約するとこういうことらしい。

・じゅげむ(直美)は、自分が分からなくなったじゅげむ(神)が作り出したじゅげむ(神)の中の別人格である

・深夜になるとじゅげむ(直美)になって、キャバクラで働いているらしい

・しかし、1つの人格であるじゅげむ(直美)は深夜にしか出てこれない生活に辟易としていたらしい

・そこで大阪弁を話す宇宙人(あっちの意味で魔法使い)に頼んでじゅげむ(直美)用の体を作ってもらったらしい。

じゅげむ(直美)がそこまで話した所でじゅげむ(神)が言った。
「そうか・・・最近出てこないと思ったら、アイツに体をもらったからだったのか」

206 名前: no name :2009/12/17(木) 22:20:54 ID:WB9mZLxs

「あなた達ちょっとそこをどきなさい」
長話をしている間に日替暮れていたようだ
じゅげむ(直美)が言った
「あなたもしかして・・・じゅげむ(トキ(北斗の拳))なの?」

207 名前: no name :2009/12/17(木) 23:42:40 ID:nOKMEW4Z

「!?」
じゅげむ一同、これが正直な感想である。

「え?誰?」
じゅげむ(仮)はまたしても現れた、じゅげむに対し訊きつつ
さらに心の中で続けた。

・・・なんで(トキ(北斗の拳))?
(北斗の拳)てあれだろあの北斗だろ?
しかも(北斗の拳)の手前に(トキ)ってなんだよ
北斗の拳に登場するあのトキの事なのか?それとも
20世紀前半に激減したコウノトリ科の鳥の事なのか?
どちらにせよ理解はできないが・・・ん?ちょっとまてよ
そもそも()に()ってどういう意味なんだ?どっかの法則?
今まで(仮)(略)(神)ってきてたのに、
((仮))((略))((神))ってなかったのにしかも
何?名前に名前とか入れちゃっていいわけ?そういう設定?
つーか、今物語の核心衝く話してたじゃん。
物語が急ピッチで収束し掛けてたじゃん。
もう腰折れかけだよ、ギリギリ寸前だよ?・・・

「そこのあなた、黙りなさい」
じゅげむ(トキ(北斗の拳))は心を読んだかのように答える。
「お前も、心読めるのか?」
そんなベタな質問も無視して続ける。

208 名前: no name :2009/12/18(金) 00:14:35 ID:o6MZ+eiO

しかし地震が起こったかと思うと
地面の中からじゅげむ(巨)が現れた!
突然の登場に驚く一同
そして

209 名前: no name :2009/12/18(金) 01:09:50 ID:IXlTq9yw

じゅげむ(巨)はじゅげむ(仮)と自分を残して、残りのじゅげむ一同は全て叩き潰した。
あとに残ったのはおぞましい肉片ではなく、ほっかほかの肉まんが5つ。
ただそれだけであった。
腰を抜かして地面に尻をついてしまったじゅげむ(仮)は、震える声でたずねた。
「あっ・・・貴方は何者です?なぜ僕だけを消さなかったんですか?」
するとじゅげむ(巨)はこう答えた。
「いい加減そろそろ余計なじゅげむーズがウザくなってきていたからな。この辺で一掃しておこうと思ったんだ、じゃあな!」
その言葉を最後に、じゅげむ(巨)は地中へ潜っていき、じゅげむ(仮)は二度と彼の姿を目にすることは無かった。
「なんだったんだ・・・」
残されたじゅげむ(仮)は5つの肉まんをどうするか悩んだが、結局食べてしまうことにした。
「もぐもぐ・・・あーうまかった!」

ところで皆忘れてはいないだろうか?
じゅげむの最初の目的は、地球が破滅するという予知夢を現実にしない事だったのだ。
いまやすっかり影の薄くなった金田(はんにゃ)とひろゆきを連れて、地球を救うのが彼の使命であり、この物語の前提であったのだ。

210 名前: no name :2009/12/18(金) 01:25:05 ID:o6MZ+eiO

初代じゅげむ(略)がいなくなった今、
じゅげむ(仮)はどういった行動を起こしていくのだろうか
>>210にご期待!

211 名前: no name :2009/12/18(金) 01:27:37 ID:o6MZ+eiO

あ、訂正
>>212
自分にやってどうすんのよ…orz

212 名前: no name :2009/12/18(金) 01:46:32 ID:KPeBI43P

まず、じゅげむ(仮)は金田(はんにゃ)に並々ならぬ興味があった
のだ。
地球が破滅する予知夢関係は他のじゅげむ亡き今ではあまり重要視す
る必要のない事に思えた。それならば、ラブコメ街道をひた走っても
別にいいのではないのか?

彼は自分に自信があるタイプではなかったが、突然ではあったものの、
じゅげむ(略)が消え失せた今、邪魔するものは特に何もない。
ゴルゴとの連絡もじゅげむ(略)が行っていたので、彼は何も知らな
いのだ。向こうからの連絡を待つしかない。

(こここ、声とかかけてみちゃおうかな)
じゅげむ(仮)の中の男の部分が今、目覚めた。

まずは―

213 名前: no name :2009/12/18(金) 08:08:13 ID:M6JmGJ2m

金田(はんにゃ)を誘ってナンパすっか。あいつもてるしな。
うきうき気分で金田(はんにゃ)に話しかける。
「か〜なだ。一緒にナンパしようぜ?」
「何?私をナンパしたいの?」
そう答えたのは、金田【はんにゃ(直美)】だった。

「って、何で金田(はんにゃ)の中にじゅげむ(直美)がいんだよ!?さっき、じゅげむ(巨)に叩き潰されてただろうが!」
「潰される直前に彼にこの体に転送させてもらったの。」
と関西弁を話す宇宙人を見ながら話す。

「じゅげむ(直美)は地球を救い出す為のキーパーソンなんでな。」
関西弁宇宙人は誇らしげに話す。
「いや、知らねぇし。無理あるし。つーか、ずっと金田【はんにゃ(直美)】で行く気か?名前が長過ぎんだよ。」
普段、滅多にきれないじゅげむ(仮)もさすがに怒っていた。
「そうね。じゃあ、これでどうかしら?」

  直美(はんにゃ)

「なんでだよぉ!!それもう、金田でも何でも無いし、ただの直美さんの『はんにゃ』モードにしか見えねぇよ!」
と若干、あれ?俺ツッコミ役決定か?と内心思いつつ、じゅげむ(仮)はツッコんだ。

「大丈夫よ。私がいない時は金田(はんにゃ)に戻るから。」
「もういいよ。戻って二度と帰って来るな。お前が来ると話が全然進まん。」
「とりあえず、当面は地球を救う話を進めて、ラブコメ要素を入れたくなったら私を呼んで。」
そう言って、ウィンクをすると直美(はんにゃ)は消えていった。

すっかり、ナンパ気分を台無しにされたじゅげむ(仮)は仕方なさそうに
「しゃ〜ねぇ。地球の破滅を食い止めるか。つーか、じゅげむ(略)がいないのに出来んのか?」
「その点、心配は無い。お前は全てのじゅげむのプロトタイプに当たる。じゅげむ(略)に出来て、お前に出来ない事は無い。」
関西弁の宇宙人が金田(はんにゃ)を抱き起こしながら答える。

全然、関西弁じゃねぇし。つーかプロトタイプって何?また、わけわからん設定持ってくんなよ!と思いつつ
「とりあえず、俺と金田(はんにゃ)とアンタで当面進めていく感じか?」
とこのエセ関西弁宇宙人に訊いてみる。
「ちょっと良いっスか?実は、あんた等がアホやってるうちに、いろいろ調べてたんす。」
と金田(はんにゃ)が切り出す。。。



次回、金田が語る重大な事実とは?  ひろゆきはいったいどこへ行ってしまったのか?


・・・つーか、何で地球って破滅すんの

214 名前: no name :2009/12/18(金) 08:32:44 ID:GlRLHG5s

話が長すぎるわw
3行でまとめてくれいw。
先が読めないどころか内容自体がちんぷんかんぷんですw。

要は…暇をもてあました神々の遊びって事でおk?w

215 名前: no name :2009/12/18(金) 14:21:02 ID:IXlTq9yw

>>214
大体そんな感じw

まあ・・・一人が書いてる訳じゃないからカオスになるのは必然だぜ
確かに久しぶりに来た人にはチンプンカンプンだよね・・・
じゃあこれからは最高でも7行ってことでおk?

216 名前: no name :2009/12/18(金) 14:23:46 ID:KPeBI43P

よく分からんがその模様だ。先が読めなければ読めないほどよくなって
行きつつあるよね。良くない気もするけど
『先が読めない』
という部分を重視する必要があるみたいだ。

今重要なのは恐らくこの辺だろう。
・まず、金田(はんにゃ)の中には『直美』がいる。
・関西弁宇宙人や主なじゅげむ以外は無事な模様。
・ラブコメ禁止令発令。
・じゅげむ(仮)は全てのじゅげむのプロトタイプ。
・地球の滅亡を阻止しないとダメみたい。

続けてみる。

じゅげむ(仮)は急展開に疲れ果てたので、宇宙人も金田(はん
にゃ)もほっぽって、いつぞやの瀟洒なカフェを訪れた。

本当ならここには金田(はんにゃ)と一緒に来ていたはず―

そんな気分を跳ね飛ばすべく、彼はオムライスにケチャップで
『メリークリスマス(はぁと』
と書いてもらうのだった。

頬を、涙が伝った。

その時、ある人物が声をかけてきた―

217 名前: no name :2009/12/18(金) 14:33:55 ID:IXlTq9yw

「よぉ・・・」
声の主は、分厚い唇の男・・・そう、ひろゆきであった。
「ひっ、ひろゆき!お前今までとこにいたんだ!?
じゅげむ(直美)が出てきた辺りから見かけなかったぞ!?」

218 名前: no name :2009/12/18(金) 15:48:08 ID:o6MZ+eiO

ひろゆき「こまけぇこたぁいいんだよ!
それよりもお前、こんなところに一人で来て寂しくないのか?
しかもメリークリスマス♡(笑)とかwwwきめぇwww」
これはさすがに温厚なじゅげむ(仮)もキレた
彼は怒りの導くままにテーブルをひっくり返しひろゆきにぶつける!
ひろゆきはテーブルが直撃し気絶ーーーーしているはずだったが
よく見るとひろゆきは指一本でテーブルを止めていた
笑いながらひろゆきは言う
「まあ待てよ。せっかくお前に良い話を持ってきたってのに」
そう言うと彼は近くの椅子に腰掛け、話し始めるのだった
その内容とは、

219 名前: no name :2009/12/18(金) 17:40:01 ID:bVt6fbap

「君が体験した物語を動画にしてうpしてやんよ♪」
ひろゆきがそういったあと家が燃えた
しかしそれは天才ではなく人災であった・・・
その燃え尽きた家の中にsome肉まんがあった
もしかして・・・

じゅげむ(仮)達の戦いはまだまだ続く・・・
>>69先生の市街作にご期待下さい

220 名前: no name :2009/12/18(金) 18:35:51 ID:5VOFaadJ

>>1->>219
「あぁん?最近だらしねぇな?」
と、この先の読めない話に兄貴が一喝したようです

221 名前: no name :2009/12/18(金) 18:59:52 ID:IXlTq9yw

−−−−−−終わり−−−−−−

彼女は彼を心から愛していた。
故に、なにも言えなかったのだ。

222 名前: no name :2009/12/18(金) 23:05:40 ID:L2pbDYHf

そうしてこの二人の交流は途切れた

ように思われた

それは5年後の寒いクリスマスのことだった

223 名前: no name :2009/12/18(金) 23:14:47 ID:bVt6fbap

その日は結局何も怒らなかったが
当時MUGENに嵌っていたA君が家に気負った

224 名前: no name :2009/12/19(土) 02:52:09 ID:gXd6rRLw

A君の言う『MUGEN』というのが何なのか、彼には分からなかったが、
ノリノリなA君の気分を害する為に生きているのではないので、彼の
話に耳を傾けていた。

頭の中では仕事の事で考えをまとめながら。

彼―明神(みょうじん)と呼ばれていた―は
『恐喝探偵』
だとか
『別れさせ屋で最も敵に回してはいけない男』
と噂の男だった。実際は別れさせ屋が本業で、依頼人や調査対象
との対面の際に、ゴネる相手や暴れる相手とまともに拳で渡り合
うポジションを担当しているだけの事。
なので、本人としては不本意極まりなかった。

そんな彼に、学生時代からの唯一の友達であるA君はこんな話を
始めた―

225 名前: no name :2009/12/19(土) 06:47:36 ID:bJJ4eEzt

「お前を捜している女がいる。」
それだけ言うと、Aはさっきまで飲んでいた酒をまた飲み始めた。
「ふぅ〜。」
Aは酒が入るといつも言葉足らずになる。総じて、Aの話はいつも長くなるのだ。明神は溜息を一つして催促する。
「で?その女ってのはどこの誰だ?」

226 名前: no name :2009/12/19(土) 09:56:13 ID:bJJ4eEzt

・・・・・・声がしない?
Aの方を振り返ってみると、Aは寝息をたてていた。
Aの名は相川守。(このスレを立ててくれた人が新しく作成したスレ「皆で恋話製作」の主人公である。)
「まったく・・・明日の朝になって訊くか。」
夜もすっかり更けていたので、明神はひとまず寝る事にした。

227 名前: no name :2009/12/19(土) 10:17:02 ID:ekGaUwG3

明神が寝ているスキにタヌキ寝入りをしていた相川守は明神を襲った!!!

228 名前: no name :2009/12/19(土) 11:32:57 ID:gXd6rRLw

明神は掛け布団を蹴り上げ、横に転がった。
「相川、何の真似だ?」
相川は応えない。代わりに明神と十分に間合いを取った。
「相川、もう一度だけ聞くぞ?何の真似だ?」
「俺も雇われたのさ。お前を捜している女にな」
「その女が俺に恨みがあるという事か」
「『お前を身も心もズタズタにして欲しい』
とのご要望だ。幸い俺は男を支配する手管についてはスペシャリ
ストでね」
「どういう意味か分からんな」
「どっちでもいけるという事さ」

初耳だった。
相川とは学生時代からの友人であったが、プライベートについて
は深く聞いた事はなかった。そして、今も互いにライバルになる
様な業種には就いていない。彼のこれまでの話がもし真実ならば
現在の彼は会員制のバーのオーナーとしての立場が主な収入源で
あったはず。
そして、曲がりなりにも自分を襲う様な仕事を請け負う立場の男
でもなかったはずだ。
仕事柄恨まれる覚えは数あれど、まさか相川が……。

相川本人か、もしくは家族に何者かの圧力がかかったのか。
明神が次の言葉を吐くより先に、相川が踏み込んで来た。

229 名前: no name :2009/12/19(土) 13:34:32 ID:+bIyifOa

覆いかぶされながら明神は言った。
「まっ・・・待て!俺はノンケだ!」

230 名前: no name :2009/12/19(土) 14:14:35 ID:N+QNS583

「何でも構わん」
そして世界が暗転しそうになった時!

231 名前: no name :2009/12/19(土) 14:25:16 ID:gj/WOsui

ブレーカーが落ちた・・・

232 名前: nekoyama :2009/12/19(土) 20:04:04 ID:Kpym4nxe

「つけろ!つけろ!」

233 名前: no name :2009/12/19(土) 23:12:03 ID:QDB76Wz+

そして、ようやく照明はついた。しかし、もうそこに2人の姿は無かった・・・。

234 名前: no name :2009/12/19(土) 23:37:29 ID:N+QNS583

なぜなら照明の故障で練習は中断となり
二人は休憩室でタバコをふかしていたからだ
一方

235 名前: no name :2009/12/19(土) 23:59:47 ID:bJJ4eEzt

「ようやく見つけたわ。明神。」
身長165センチ。スリーサイズ・・・不明 の女が明神の家の前まで来ていた。
どうやら襲撃のチャンスを見計らっているようだ。
「しかし、BOSS。相川の奴上手くやってるんですかね?」
大柄な男が気弱そうに聞く。
「明神の場所がわかれば良いの。どうせ相川も一緒に殺すわ。」
その手に持つキャノン砲が妖しく光る。  いやぁ、そういう意味じゃなく。

236 名前: no name :2009/12/20(日) 00:23:04 ID:BkmyKE91

「しかし、BOSS。相川に貸したDVD返してもらってないんですが・・・。」
大柄な男が心配そうに聞く。

237 名前: no name :2009/12/20(日) 01:44:40 ID:NMSsR2CY

「ここで俺の特殊能力発動!!」

238 名前: no name :2009/12/20(日) 01:50:10 ID:Eppvk1Oq

「そんなこと今はどうでもいいの」
女は一括する。
大柄な男は心細そうにさらに言う
「けど、あのDVD高値で・・しかも超プレミア限定品なんですぜ」
「あなたもひつこい人ね。
いちいちそんな物に気を取られていたら仕事に集中できないわよ。
それにこの仕事が片つけばそんな物いくらだって買えるわよ」

男は何か言ってやろうと思ったがやっぱり止める。
「いくわよ。」
女は開始とともに大柄な男へ指示を切りだす
大柄な男はへいへいと少々溜息まじりで応対した

239 名前: no name :2009/12/20(日) 02:22:05 ID:tBHNlENq

だが、大柄な男が歩き出した瞬間、女が立ち止った。
わずかだが背中が震えているようにも見える。
今まで見た事の無い女の姿に、男は動揺を隠しきれない。

「…大丈夫か?一体何があったんだ?」
大柄な男が女にそう聞くと、

240 名前: no name :2009/12/20(日) 02:27:14 ID:3jziVNzR

「BK201」女はそう呟き走り出した
暗い路地をまがり女が見たものは

241 名前: no name :2009/12/20(日) 08:08:00 ID:0xeBcrdv

身長は女と同じくらいでスリーサイズ・・・不明な肩幅のがっしりとしたおっさんのようなおばさんだった。そのおばさんを見るなり、女は顔を真っ青にした。
「ん?知り合いか?」
大柄な男は女に近付きながら聞いた。
・・・と、その瞬間おばさんは大柄な男に襲いかかった!
「・・・っ!」
ガッ!!
女は倒れた。女は大柄な男をかばったのだ。

242 名前: no name :2009/12/20(日) 10:47:35 ID:ussQVuLG

「お、おい!しっかりしろ!」
男は意識の確認をとる
どうやら気を失っているだけのようだ
「お前、よくも・・・!」
男は銃を取り出し憎しみをこめて発砲した
しかしおばさんはピクリとも動かない
男がうろたえていると突然おばさんは自分の皮を裂き始めた!
そこから出てきたのは何と機械の体
そう、彼女は正式名称「Black Killer(201は識別番号)」という
ターミネーターだったのだ!

243 名前: no name :2009/12/20(日) 11:09:49 ID:iZ066QBL

銃弾は金属音を響かせるだけに留まった。
ここがベッドタウンである事や見て見ぬふりの社会である事を除
いても、発砲音で警察へ通報がなされる可能性はゼロではない。
「ちっ」
男は女を抱え、肩に担ぐと、片手で銃を向けて発砲を続けながら
自分達が乗り付けた黒のセダンに駆け出した。

244 名前: no name :2009/12/20(日) 13:28:43 ID:bhIVHhWn

しかし肉まんにつまずいてこ桁

245 名前: no name :2009/12/20(日) 13:46:33 ID:iZ066QBL

後少しでセダンへ乗り込めた所での不運。転んだ拍子に男は女を
投げ出してしまった。
その衝撃で意識が戻ったのか、女はうめいた。
「う……」
「くそっ!」
男は撃ち尽くした銃のマガジンを交換しようとしたが、その手を
機械の手がうるさげに払った。
枝の折れる様な音がし、銃が滑って行く。男の手首の付け根から
先が、あらぬ方向へとぶら下がった。
「あ……!」
吐きそうになるのを堪え、次の攻撃に備えようとする男の襟首を
掴み、持ち上げる機械の手。
「う、ああ……!」
腹部に蹴りを入れるも、男のそれは全く相手にダメージを与えた
様子はなく、反対の手で膝を叩かれた。またも乾いた音が響く。
「があっ!」
だらりとぶら下がる左足。もう振り上げられる様子はないと見た
のか、殺人機械は嘲笑する様にモーター音を響かせながら、もう
片方の手を男の首に伸ばす。

もうだめか、と思ったその時―

246 名前: no name :2009/12/20(日) 14:06:16 ID:bA529U5U

「ちょっと、ちょっと、そこで何してんのぉ?」
警官Aがライトを片手に二人に近づいて来ていた。

  〜そのちょっと前の 明神家休憩室にて〜

「明ちゃん。自分の事ノンケだとか言ってたけど、じゃあ何で女をつくらないんだぁ?」
タバコの煙を吐きながら、相川は明神にからむように訊く。
「また唐突だな。・・・・・・つくらないのは仕事柄だ。」
明神は興味の無さそうな、つっけんどんな返事をする。
「何?5年前の事まだ引きずってんの?まだ忘れられないのぉ?」
「何でそこで、その話になるんだ。だいたいあれは・・・!?まさか、今回のはアイツと何か関係があるのか?」
「こっちの質問に答ぇ・・・。」
  パァァンっ!
相川の言葉を掻き消すかのように、家の外で1発の銃声が木霊した・・・

247 名前: no name :2009/12/20(日) 14:20:26 ID:U0VghyfJ

…いや…銃声じゃなく

打ち上げ花火を、打ち上げる音だった…

248 名前: no name :2009/12/20(日) 14:26:50 ID:gLP0rM/5

「・・・・・・・綺麗・・・・。」
窓から見上げて、彼女は呟いた。
「ああ・・・・。」
僕はその一言しか言えなかった。
彼女はこぼれ落ちそうな大きな眼でこっちを見つめていた。
そのゆれる瞳は涙でつやつやしていた。
何も不思議に思わなかった。
その花火は、一生のうちで見たどのそれよりも美しかったのだ。
大の大人が涙するくらいに。
「私たち・・・何をしていたのかしら?
もうやめましょう、こんな争いは・・・」
彼女が言った。
僕も同じ気持ちだった。

249 名前: softbank221071048015.bbtec.net :2009/12/20(日) 14:43:08 ID:U0VghyfJ

僕は、何気に横を見ると…

「綺麗だな…」

何と、僕の隣には…
頭がハゲたおじさんが居た。

250 名前: no name :2009/12/20(日) 14:46:57 ID:ussQVuLG

その隣になぜか死んだばあちゃんもいた

251 名前: no name :2009/12/20(日) 18:01:58 ID:gLP0rM/5

「ばっ・・・ばあちゃん!?どうして・・・っふぇ・・・」
俺は泣いた。
そうさ、人目も憚らず、声を上げて。
「うあああああん!ばあちゃああああああん!」
もちろん彼女もハゲたおっさんもドン引きだ。
「みょ・・・明神くん?」
「おめえ・・・どうしたさ?」

252 名前: no name :2009/12/20(日) 18:14:54 ID:iZ066QBL

突然の三択……僕は、
・ハゲたおじさんのダンディーな魅力に一瞬で虜になった。
・死んだおばあちゃんの優しさは今でも胸に刻み込まれている。ここは
おばあちゃんしかないでしょう。
・他の二人を選ぶなら何故彼女と口論になどなろうものか!彼女とだけ
が僕の歩む人生なんだ!!

その頃、明神宅では、花火の明かりに照らされながら、ダブルのベ
ッドで何かが済んだ光景が展開していた―

相川の腕枕の中で、明神は呟いた。
「俺は意地を張り過ぎていたのかもしれない……知らない世界だと
言うだけで疑い、さもすれば軽蔑する……ガキみたいだな」
「よせよ、明神。お前は疲れているだけさ……」
その言葉の含む暖かさに、明神は涙を禁じ得なかった。
「相川……今は、抱き締めていてくれ。何人もの人間の欲望の中を
泳いで来た俺などで構わなければ……」
「明神……」
「後、付けてくれて、ありがとな」
「お前って奴は……!」
再び相川は明神に激しくマッサージを始めるのだった。仕事柄、彼
は肩こりや背中などの凝りが激しいのだ。粘土をこねている方が、
数倍楽なほどの凝り具合……それが『別れさせ屋』の交渉担当補佐
としての明神の姿だった。

頭のてっぺんからつま先までを
『そ、そこ、すごい……っ!』
と喘ぎ声にも似た悶えっぷりを披露し、解しまくった頃には、明神
は穏やかな眠りについていた。
そういえば最近こいつ、俺の店に来る暇もないとか言っていたっけ
な、と、相川は明神の寝顔を見ながら思い返した。

相川に依頼して来た女の事が気がかりだったが、こちらは既に計画
実行中だ。明神についてはほぼ時間の問題だろう。
こういう時、一番焦るのが依頼人であるケースは少なくない。
その妨害の可能性だけが、今の相川には気がかりだった。

もう一度明神と対峙する様な事があれば、その時はどちらかが必ず
お陀仏だ。

相川は、今は少しでもその結果を先送りにしたかった―

253 名前: no name :2009/12/20(日) 19:01:19 ID:o9ruFtR8

そして伝説へ・・・

254 名前: no name :2009/12/20(日) 19:21:04 ID:bhIVHhWn

ホッカホカの肉まんが目の前に!!

255 名前: no name :2009/12/20(日) 19:47:34 ID:Eppvk1Oq

「おっこんな所にいい桃胸が」
相川は思わずおいしそうに喰べる。

何が入ってるかも知らずに。

256 名前: ヂョンイル :2009/12/20(日) 20:59:00 ID:EHOw6VLa

「!!どぅは!!」相川は吐血した。
「食べたのかい。まったく、分かりやすい馬鹿だ」
「誰だ・・・・お前・・・・・!

257 名前: no name :2009/12/20(日) 21:02:51 ID:gLP0rM/5

「ブッ・・・・なぁんじゃこりゃあああああー!!!!!」
中身はワサビであった。
そう、芸能人が罰ゲームでよく食べさせられているアレである。
明神は言った。
「かかったな相川!このスキに脱出だ!」
毛布を身体に巻きつけて、ドアに手を掛けたその時!

258 名前: no name :2009/12/20(日) 21:33:49 ID:ussQVuLG

>>256
相川が見つめるその先には、かつての親友、山田がいた
「な、なぜ・・・?」戸惑う相川に山田は言う
「取引場所をばらしておいてなぜはねぇだろう?
裏切っておいて無事で済むとでも思っていたのか?死にな」
山田が銃を向け冷たく言葉を投げる
一瞬のすきを突き銃をけり上げ逃走を図る相川
その先に満身創痍の男と気を失った女
それを追いかけるターミネーターが!

259 名前: no name :2009/12/20(日) 22:38:50 ID:bA529U5U

満身創痍の男(以後 満ちゃん)は焦っていた。
目の前からは警官A。後ろからはターミネーター。そして、脇には気を失った自分のBOSS!!

こんなピンチはいつ以来だろうか。小学校の頃、ガキ大将の大林君にタイマンを申し込まれてしまった時以来。いや、それ以上か?そんな事を考えつつ、満ちゃんの頭の中で様々な選択肢が生まれては消えていった。

「BOSSすまねぇ。」
そう言って横道に逃げようとした時、満ちゃんはある事に気が付いた。
そう、警官Aのライトの矛先が自分達ではなく、ターミネーターでもなく、そのさらに後ろから、こちらに向かって走ってくる、半裸の相川だという事に。。。つーか何してんだぁ!相川ぁ〜!!

260 名前: no name :2009/12/20(日) 22:53:18 ID:5M2WO3jb

「まんちゃん!!やばい!山田がっ!」
相川は焦りながら言った。
「はぁ?まんちゃんって誰だよ!?」
満ちゃんはいぶかしげに言う。
(何故、相川が大柄な男をまんちゃんと呼んでいるのかは番外編にて。)
「えっ?何?」
警官Aが言う。なんと、警官Aは相部 満子という名だったのだ!

261 名前: no name :2009/12/20(日) 22:58:04 ID:JW6LDjl+

満ちゃんが相川に気を取られている間に、倒れていたBOSSは目を覚ますと辺りを見回した。
「私のアタッシュケースはどこに行ったのかしら。困ったわね・・・あれには・・・」

262 名前: no name :2009/12/20(日) 23:03:12 ID:JW6LDjl+

そんなBOSSに気づいていない相川たちの間では激しい会話が行われていた。

263 名前: no name :2009/12/20(日) 23:13:09 ID:JW6LDjl+

相川「誰もあんたは呼んでない」
満子「そんなはずないわ。たしかにあなたさっき満ちゃんて言ってたもの」
相川「あんたの名前が何かなんて知るか。とにかくあんたに用はない」
満子「だったら呼ばないでよ。紛らわしいじゃない」
相川「だから・・・
満ちゃん「んなことより、山田って誰だよ!?なんでおそわれてんだよ!?てかそれ以前におまえだれだよ!?」

264 名前: no name :2009/12/21(月) 12:12:17 ID:vVYJrAYj

相川はその台詞にいきり立った。依頼を頼んだ女からろくに連絡も
伝わっていないとは。
しかし、次の瞬間、満身創痍の男の片手片足が酷く痛めつけられて
いる事、得体の知れない機械が追って来ている事、婦警がいる事に
気付き、途端に嗜虐心が募った。

山田はどうせ後を追って来るだろう。警官と銃を持った山田、そし
てこの二人と妙な機械の鉢合わせ。これほど面白い見ものはない。

背後を見ると、もうそこまで山田が来ていたが、警官の姿に慌てて
銃を持った手を後ろへ回す。が、この婦警もそれを見過ごすほどは
間抜けではないらしい。
無線を取ると、相方の警官に連絡を取り始めた様だ。そして、満身
創痍の男と機械の前に女が立ちはだかっている。

「どいつもこいつもまとめてくたばりやがれ」
相川は口の端を歪めて吐き捨てた。

265 名前: no name :2009/12/21(月) 12:33:24 ID:a4AMHbKP

一方いくら探してもアタッシュケースの見つからないBOSS。
「しょーがないわね。どこかに代わりになるものは・・・。・・・!」
BOSSの見つめる先には台詞を吐いた相川がいた。
(あの男・・・!こんなところで会うなんて・・・運命って因果なものね。ちょうどいいわ。アタッシュケースはなくなったけど・・・あの男がいれば・・・このQW-ASD計画は・・・!!)

266 名前: no name :2009/12/21(月) 18:12:18 ID:B+YxXMh3

と、そこに現れた一人の男。

267 名前: 削除済 :削除済

削除済

268 名前: no name :2009/12/21(月) 18:48:51 ID:Vr+VqHXO

皆が振り向いた先にいたのは―!

「新世紀スタッフ一同・・って誰だよ!」

明神である。

269 名前: no name :2009/12/21(月) 20:37:28 ID:6E9t5tYR

(・・・何か皆で盛り上がりすぎじゃない? そりゃ、今日はクリスマスだし、BOSS気
取りの女の子は可愛いし、警官Aの相部満子?は全然警官らしくないし、相川もそっち
の気があるかと思ったら今半裸だし、つーか寒くないの?その格好。大柄な男もとい満
身創痍な男に到っては、「満ちゃん」なんてカワイイ?呼び名まであるし。扱いやすい
っていう気持ちはわかるけどさぁ〜。、、、元々俺が狙われてる身だったのにさぁ、な
んか俺無しで話が進んじゃってない?
 一応、この物語の最初の登場人物だし、「恐喝探偵」っていう肩書きもあるんだから、
ちょっとぐらい皆もさぁ俺の事いじってくれて良いんじゃないの? いや、別に主人公
って決まったワケじゃないから良いんだけどね。これも、今までの登場人物をわかりや
すく説明してるだけだし。断じていじけてる訳じゃないから。というか、、、俺もキャ
ラ設定・・・・)
「・・・変わりすぅぎぃだぁCィィィィィィィィィィィィ!」
明神の心の中で芽生えた葛藤が抑えきれず、声となって爆発した。

270 名前: no name :2009/12/22(火) 02:03:47 ID:AWOUiO/P

「くそうっ、新世紀スタッフ一同……!」
明神はその場にいる全員が膠着状態なのを見て取り、相川の言って
いた『女』というのを目に焼き付けた。恐らくコートに身を包んだ
女が、相川の依頼人なのだろう。そして妙な金属製の骸骨が動いて
いる。
婦警も一人いるのが意味不明だったが、今回相川が遊びに来た家は
幾つかの客用の部屋に過ぎない。いくらでも切り捨てられる家だ。
そこが幸いした。

黒のセダンが止まっている。恐らくは女と巨漢の車だろう。
警官の前で大胆過ぎる行動ではあるが、今はひとまずあれで適当な
所まで逃げて、タクシーに乗り換えるとしよう。

彼らが制止する声を振り切って、明神は車の運転席に滑り込んだ。
鍵は付いている。財布も持っている。
ひとまずは会社……いや、自分の別のアジトへ。
明神はアクセルを踏み込んだ。

271 名前: no name :2009/12/22(火) 03:23:31 ID:6l3t3uq2

どぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおん!!!!!
途端に車は爆発した。そう、エンジンを入れると爆発するように女が仕掛けておいたのだ。

272 名前: no name :2009/12/22(火) 04:31:57 ID:AWOUiO/P

「明神の野郎、吹き飛びやがった!ははははは!!」
相川はケタケタと笑う。その相川に金属製の骸骨が近付いて行くと
女が割って入り、また横殴りの機械の腕を胸に食らって弾き飛ばさ
れた。相川の笑いが止み、彼は表情を凍り付かせた。
「くっ……」
巨漢が銃を掴み、それを向けながら女の方へ這って行く。向いた先
にいるのは相川、その手前に機械。緊迫感が再び辺りを包む。
銃声。機械は揺らぎもしない。
「!」
盾に出来ると知った相川は男と自分の間に丁度機械が入る様に、わ
ずかずつすり足で遠ざかりながら移動した。山田は婦警から取り上
げられた銃を取り返そうと飛びかかる。もつれ合い、転ぶ二人。
「返しやがれ!あいつを持って行かれたら俺がおしまいなんだよ!!」
「駄目!」
「このアマ……!」
取り上げた銃を奪われてたまるか。婦警・相部満子はどうにか馬乗
りにはさせまいと、身じろぎした。
山田は次第にそんな彼女に興奮して来た。

相川は連なる銃声を聞きながら考えた。
この機械の速度なら、自分はまず逃げ切れる。後は巨漢の銃の射程
範囲から逃れればいい。
女には後日事情を聞くとしよう。

遠くからサイレンが聞こえて来た。消防車……いや、パトカーだ。
「仕方ない、ここは逃げるわ……」
「待ちなさい!」
アバラをやられたのか、苦しげに声を絞り出す女に巨漢が頷いた所
で揉み合いながら婦警がけん制した。

273 名前: no name :2009/12/22(火) 14:19:52 ID:C9ZYJp3n

空から巨大なうんこが落ちてきた。
ピンク色で大体東京ドームくらいの大きさのやつ。

274 名前: no name :2009/12/22(火) 17:30:27 ID:WBPIbJRu

と思いきや、それはいちご味のソフトクリームだった。

275 名前: no name :2009/12/22(火) 18:38:47 ID:56LNjkp2

・・・ハァハァ・・・ったく最悪のクリスマスだ。
明神は心の中でそう呟いた。

爆発した車から何とか逃れ、片手で這って逃げていたら、今度は空から
巨大なソフトクリーム。しかも大嫌いないちご味だ。
爆発に巻き込まれた左手足を庇いながら、狭い路地へと逃げ込んだ。他
の連中はどうなったのだろうか。冷たいコンクリートの壁に寄りかかる。

「そこの若いのぉ。怪我しとるんかぁ?」

路地の奥から声がした。明神は反射的にそちらを見る。
全身赤ずくめ、白ひげを蓄え、白い大きな袋を担いだお爺さんが立ってい
た。 どう見てもサンタクロースだった。

276 名前: no name :2009/12/22(火) 19:27:17 ID:Qdrai9gd

???「天からお塩!!」

277 名前: no name :2009/12/22(火) 21:32:14 ID:ZsWYQ+uJ

こんなところで何してるんすか?先輩

278 名前: no name :2009/12/23(水) 01:10:20 ID:/JOuFT1H

自分にサンタクロースで老人の後輩はいただろうか?
明神は次第に薄れつつある意識の中で、必死に模索した。

279 名前: no name :2009/12/23(水) 05:30:38 ID:/JOuFT1H

……いない。自分にはサンタで老人でしかも後輩の知り合いなど一人
もいなかった。
小さい頃枕元にプレゼントを置いてくれたのはいつも両親のどちらか
だった。
「来るな」
明神は立っているのもやっとなのを隠そうとしたが、相手には見透か
されてしまった様だ。
「ひとまず、わしの家に来なさい」
「くっ……!」

さすがは
『一晩で世界中の子供達の枕元にプレゼント配達を完遂する謎の男』
と言うべきか、サンタは何ら苦もなく明神をそりに乗せ、トナカイに
出発の合図を出す。瞬く間に街が小さく見える高さまで舞い上がる、
サンタのそり。
そして眼下に広がる街の明かり。

明神はそれを眺め、思わず呟く。

「ステキ……」
「そうじゃろう、そうじゃろう。あの明かりの一つ一つに、子供達が
いるのだと思うと、わしも頑張り甲斐があるというものよ、ふぉふぉ
っふぉっ」
愉快そうにそう告げる白いひげの老人。
自分は、こんな人をずっと心待ちにしていたのではなかったのか?
それを待ち侘びながらも、いつしかこんな世界へ踏み込んでしまって
いたのではないのか?
「お疲れじゃろう。少し眠るといい」
「はい」
言われるままに、明神は気を失った。

気付くとそこは何処かのロッジであった。暖炉の火が赤々と燃えてい
る。そしてふかふかの布団と毛布に包まれている自分。
こんなにゆったりした気分は何年ぶりだろう。更に手当てまで済んで
いる。先ほどの老人のケアだろうか?
明神は不可思議な状況だとは思いつつも、この温もりから離れたくは
ないと、身じろぎしたくなる衝動を抑え込んでいた。

そこへ、ノックの音がした。

280 名前: no name :2009/12/23(水) 08:45:19 ID:i5kHMEhn

・・・という夢を見ていたようだ。
現実世界でもノックの音は鳴り続けている。

281 名前: no name :2009/12/23(水) 11:31:08 ID:MyZNCj4y

けだるそうに立ち上がるとドアを開けた
と、そこには友人である鈴木の姿が

282 名前: no name :2009/12/23(水) 11:50:10 ID:w9w8oBE5

ありませんでした

283 名前: no name :2009/12/23(水) 12:06:10 ID:uPV7kql0

しかし、小林君の姿が

284 名前: no name :2009/12/23(水) 13:18:17 ID:/JOuFT1H

「こ、小林……!」
「久しぶりだね、明神君」
「何故ここが?」
「サンタさんからのプレゼントらしいよ、僕が」
「何と!」

小林はとある探偵の所謂ソレで、『少年探偵』と呼ばれた頃からの
探偵暮らしに埋没する、明神の学生時代からの友人だった。代返を
する代わりに困ったら相談に乗ってくれるのは、ともすれば、突如
自分の身に降りかかった問題にだんまりしてしまいがちな学生時代
には大変ありがたい。
警察、そしてそこから頼りにされる彼の雇い主のバックがあるのを
いい事に、ローティーンの頃から拳銃を撃ち、車を公道で乗り回し
ていたのに目をつぶれば、実に頼りになる男。それが、小林―

そもそも、明神の付けられたあだ名である『恐喝探偵』とは如何な
る意味なのか?その内容を明かしてみよう。
明神は世に言う、所謂『別れさせ屋』であるが、それは時として、
『結び付け屋』にもなり得る。
例えば、元々付き合っていた相手に付いていけない部分があったと
する。ところが、互いに話し合っても納得してくれない場合や、時
には暴力を振るって来たり、精神的圧力を加えて縛り付けようとす
る相手であった場合、独力ではまず食い潰される。
そこで登場するのも別れさせ屋である場合がある。無論業種的に、
別れさせ屋にもその仕事は可能だ。何故普通に弁護士などに頼まな
いのかなどの事情はほぼ聞かず、事情と相手の素性を聞き、『仕事』
として処理する。
『それだけでも随分感謝される事が多いのだ』
という事実を、明神はこの世界に入って思い知った。ストーカー殺
人なども珍しくなくなった昨今、徹底的に禍根を断ってくれる存在
である『別れさせ屋』。前述の様に、別れて欲しい相手が限りなく
法的にグレーゾーンの手口を用いて依頼者を縛り付けようとするケ
ースも少なくない。そういうケースで相手を徹底的に痛め付け、一
筆書かせ、金も搾り取る。

『恐喝探偵』という、奇妙で、本人としても不本意な明神のあだ名
は、そこから付いたのだ。

285 名前: no name :2009/12/23(水) 14:21:06 ID:/JOuFT1H

実を言えば、今の明神の仕事上でのものの見方は、小林からかつて
『話せる範囲でね』
という事で聞かされた内容を生かしている事がほとんど。今の明神
の仕事の仕方の基礎を作ったのは意外にも彼だった、という事にな
る。
直接の面識があったかどうかはよく知らないが、親友の一人にたっ
た今裏切られて来た明神には、どこか落ち着かないものがあったが
それでもサンタクロースからの贈り物ならば、きっとまざりっけの
ない純粋な贈り物に決まっている。
そう思いたかった。

「随分ひどい怪我だね。顔色も良くない」
「いや、一晩の内に色々あってな」
「ふむ。何かサンタさんに飲み物を頂いて来よう。
何がいい?」
「すまないが、ココアなどもらえればありがたい」
「分かった、少し待ってて」

そばにあった机から引っ張って来た席を立ち、ドアを開けて出て行く
小林。

それは虫の知らせだったのか、明神は視界の隅のそれを確認してしま
った。

小林の開けたドアの先、その床の血溜まりに、サンタがうつ伏せに倒
れているのをー!

286 名前: no name :2009/12/23(水) 14:42:08 ID:psbY09JN

という夢を見たのを覚えている・・・
ここは?東京?

287 名前: no name :2009/12/23(水) 15:09:50 ID:oMHN1WGU

「なんという・・夢を見るんだ俺は・・」

もしかしたらこれも夢かもしれない・・と思う
明神は自分の頬をつねる。
「痛くない・・ん?ならこれは夢じゃないのか?」

東京―明神は現在侵されてる状況に気づく。
目の前には夜空に眩く光るクリスマスの街並み
そして、背後には首都の象徴でもある東京タワー。

その一瞬の光景を明神は明瞭に憶えている
ハリウッド映画の如く、
上空から落下する人間が壁の出っ張りに摑まって
事なきを得るなどという芸当は不可能である。

「さよなら、俺の人生。」

288 名前: no name :2009/12/23(水) 16:15:27 ID:JqqrxZ8X

みんなタイトルの「先の読めない」って言葉を忘れてない?

289 名前: no name :2009/12/23(水) 18:35:00 ID:3ClhqNM7

テーレッテー

290 名前: no name :2009/12/23(水) 19:00:16 ID:8y2dVdi2

明神が五里「夢」中でさ迷ってる頃。

相川はとあるホテルの一室にてタバコをふかしていた。脇には逃亡という
名目で協力してくれた依頼者である女が寝息をたてている。様々な追跡者
達から逃れ、とりあえず命は繋げられたと言っていい状況だった。
。。。しかし、相川は後悔の念にかられていた。

291 名前: no name :2009/12/24(木) 10:01:14 ID:ThmHYk0V

====END====
昔々

292 名前: no name :2009/12/24(木) 10:39:08 ID:WYEo+Ef0

ある

293 名前: no name :2009/12/24(木) 11:05:19 ID:2Eu0Ib01

オプティマスプライムが 
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9149092?length=0&from=0

294 名前: no name :2009/12/24(木) 11:30:28 ID:nw1hCvWs

うまい棒(チーズ味)片手に

295 名前: no name :2009/12/24(木) 11:59:21 ID:VB6Gn9Vf

あぜ道を歩いていました。

296 名前: no name :2009/12/24(木) 12:49:57 ID:ThmHYk0V

すると

297 名前: no name :2009/12/24(木) 13:27:43 ID:yL5wzZ30

大統領がやってきて

298 名前: no name :2009/12/24(木) 14:19:35 ID:ThmHYk0V

道端のうんこを

299 名前: no name :2009/12/24(木) 14:25:50 ID:msfdCwjj

物珍しげに

300 名前: no name :2009/12/24(木) 14:53:23 ID:VB6Gn9Vf

観察した後、スコップで土をかけて埋めました。

301 名前: no name :2009/12/24(木) 15:46:39 ID:xPR86Gkm

するとそこから金のなる木が生えてきてとトトロの様な形になりました

302 名前: no name :2009/12/24(木) 16:03:09 ID:VB6Gn9Vf

「怖いから埋めなさい」
「はっ」
「あ、焼いてから埋めなさい。灰にしてね」
「はっ」
「形も残らない方がいいな。怖いから」
「はっ」
「あ、うっかり踏ん付けて我が国の国民が迷惑したら可哀想なので、
立て札も立てなさい」
「はっ」
「周りもロープか何かで囲って入れない様にしなさい」
「はっ」
「夜でも分かる様に、道の途中に立て札も立てておきなさい」
「はっ」
「いや、宇宙から見ても分かる方がいいよね。イルミネーションも
付けなさい」
「はっ」
「今日はクリスマスだし、お祝いとかすれば、お祓い代わりになる
かもです。
『メリークリスマス』
と綴りなさい。ムギ球で」
「……はっ」
「難しい?」
「『男なら、やってやれ!だ!!』
と、日本の漫画に書いてありました。やります」
「何だか昨今の情勢的に気に入りませんが、気合が入っているのは
何よりです。しなさい」
「はっ」

こうして、衛星軌道上からも分かる様に、跡地にはイルミネーション
が付けられたのです。
『版権上めんどくさそうな気がするよく分からない何かが眠る』
と綴られて。

そして、十年後、やはりそこは話の都合っぽく、キャンプ場になりま
した。訪れる若者達は例によってやらかしちゃう人々が八割でした。
その夜―

303 名前: no name :2009/12/24(木) 16:16:03 ID:fQVJ4aWg

そこの長だった天童よしみが

304 名前: no name :2009/12/24(木) 16:25:05 ID:5igrMzUU

死にました

305 名前: no name :2009/12/24(木) 17:04:29 ID:MRj+I/FG

大統領が埋めてあげます

306 名前: no name :2009/12/24(木) 18:49:25 ID:ZrQSBpoO

ついでに液体ヘリウムで凍らせて起きます

307 名前: no name :2009/12/25(金) 02:04:15 ID:fUjNwFmM

大統領「OK」

308 名前: no name :2009/12/25(金) 06:04:22 ID:M3cB5zca

「よしみ……」
謎の死を遂げたよしみを悼み、友人達が泣いています。
やがてグループの女の子一人が、
「ごめん、ちょっとトイレ……」
と立ち上がり、部屋を出て行きました。

……しかし、三十分経っても戻って来ません。
「遅いなあ……何かおかしくないか?」
「ちょっと誰か女の子、見に行ってあげてくれない?」
「分かったけど……何だか怖いから、あたしらみんなで行こう?」
「うん……」
「何かあったらすぐ呼べよな」
「うん、じゃあちょっと見てくる」
彼女らは部屋を後にしました。

309 名前: no name :2009/12/25(金) 11:17:55 ID:1iZoAcck

そんな事も知らず
女の子は経験値を上げるべく冒険へ出かけます

310 名前: no name :2009/12/25(金) 11:26:29 ID:J0TlLdm/

すると女の子の目の前に一匹のピカチュウが現れました。
彼女はピカチュウと共にマサラタウンを目指して出発しました。

311 名前: no name :2009/12/25(金) 11:27:57 ID:JFVDw9z8

まず、マチの教会の神父さんに冒険上での注意事項を聞きに行きます

312 名前: no name :2009/12/25(金) 12:23:24 ID:M3cB5zca

ゲームの流れでよくある描写に従って記しますと、まず彼は祭壇に
向かって何か呟いていました。電波を受信したのか、神への祈りな
のかは彼のみぞ知る感じです。
更に、訪れた彼女達にいきなり向き直って接近を図り、周辺地域の
秘密を語り始めるのでした。

313 名前: no name :2009/12/25(金) 13:02:55 ID:fUjNwFmM

その話は3時間以上にも上る壮大なストーリーでした。

314 名前: no name :2009/12/25(金) 15:52:36 ID:1iZoAcck

女の子は町のゲートまで来ました。
黄色い鼠を肩にのせいよいよ再出発の時です

315 名前: no name :2009/12/25(金) 16:21:40 ID:M3cB5zca

その頃キャンプ場では、女の子がいなくなっていて大変な騒ぎに
なっていました。
しかし、責任追及を恐れて言い合いの果てに遂には通達もせず、
夜には酒や得体の知れないドラッグに溺れて不安を打ち消し、エ
ロス人(びと)になる者まで現れる始末で、その手の作品に登場
するキャラとして実に模範的な、未知のクリーチャーやその辺を
狩り場にしている謎の殺人鬼などのターゲット風の有り様に成り
果てるのでした。
どんとはれ。

316 名前: no name :2009/12/25(金) 17:58:51 ID:hCxwCCwC

にょろーん

317 名前: no name :2009/12/25(金) 23:54:33 ID:M3cB5zca

「ちゅるやさん……っ!」
若者グループのリーダー格の青年はそう叫びながら、汗だくで目を
覚ましました。
「夢か……」
汗を拭いながら周囲を見れば、皆それぞれのベッドで、タオルケッ
トなどでかろうじて裸を隠している状態。
隠せていないのもいます。
「何故俺だけ一人で寝ているんだ……」
青年は気分を害し、昨夜の女の子を近隣まで探しに行こうと決め、
ザックに荷物を詰め込むと、書き置きを残してキャンプ場を後に
しました。

「まずは森かな……」

318 名前: no name :2009/12/26(土) 00:33:59 ID:CPMrZwqJ

一方黄色い鼠を乗せた彼女はジム戦をしていました。

319 名前: no name :2009/12/26(土) 00:45:24 ID:3xL6dgeO

スモークチーズはあるかいっ?

320 名前: no name :2009/12/26(土) 12:26:10 ID:EsaATfP2

先ほどから青年の心にあるヒロインの言葉が響く。今は
『スモークチーズはあるかいっ?』
という台詞が脳内に響いた。明るくも自分の容姿を安売りしない、
そのお気に入りキャラの声。それに誘われるかの様に、森の奥へ
奥へと進んで行く彼。それを覆い隠すかの様に霧も濃くなって来た。

下手に迷って崖から転落などは御免だ。
彼は一応持って来た簡易テントを張り、薪を集め、焚き火の準備を
する。勿論何日もかけて、今の軽装備で散策をする気はない。
ただ、近隣にいない場合は今度こそ警察に連絡をして、山狩りをし
てもらう必要があるだろうと考えたのだ。

当の本人は黄色いネズミと冒険の旅への希望に胸を膨らませている
ばかりか、モビルスーツで実戦配備の真っ最中だという事すら知ら
ぬままに。

おでん缶を鍋に明けて暖めたものは空腹を満たすのは十分だった。
今度食べる時はもっと品目を増やして食べたいものだ。
しかし、この霧、どんどん濃くなっている気がする。自分の書き置
きにまたパニックになり、外へ飛び出したりしていないといいが。

霧で帰れない場合の事もきちんとメモをして来た。つまり、夜にな
るまで戻らなければ、地元警察への連絡をし、山狩りをしてもらう
様にとの伝言だ。

321 名前: no name :2009/12/26(土) 12:47:47 ID:EsaATfP2

が、事態はそう上手く行かなかった。トイレ探索隊の女の子達も戻
っていたが、その全員が集まった中で、お調子者で女を何人も変え
ているAが、こんな事を言い始めたのだ。

「なあ、いなくなった女の子みっちゃんと、あのクソ真面目なCだ
けどさ、相談があるんだ」
「相談?」
穏やかならぬAの言葉に、他の青年達も困惑の表情やうめき声を上げ
ル。
「ああ。まず、この中にみっちゃんが好きな奴がいたら、正直に打
ち明けて欲しい。逆の場合もだ」
「それって、みっちゃんを恨んでいる奴はいないかっていう確認?」
「そう。以前からAはみっちゃんに尊敬されて慕っている部分があっ
た。そしてこのキャンプ場も実は数々の謂れがあるんだ。
 上手くすれば、恋敵を助けずに、最悪警察や地元の青年団に知ら
せても間に合わせない方法を、この皆で考え出せる訳さ」
「それって、人としてどうなんだよ」
眼鏡の青年・Nが訊ねた。こう見えても運動能力と頭の回転は速い
事で密かにこのメンバーにもファンがいる。
「アクシデントは避けられないのさ。どれほど気を付けていてもな」
「つまり、人為的にアクシデントを起こして、お前なりの言い方を
すれば、
『今後の人間関係の風通しを良くしないか?』
って事か!?」
「理解が早くて助かる。それに丁度いい霧だ。
 この中を良く知りもしない森に入り込むなんて自殺行為さ。しかし
Aとみっちゃんは明らかにこのロッジから離れて近隣を彷徨っている
はずだ。
丁度ここに三人ずつに分かれて行動出来る人数が残っている。片方を
消したいと考える奴同士で組むのさ。で、両方をふん捕まえて、濃い
酒を飲ませてぐでんぐでんにさせ、崖から落とす。
どうだ?いい考えだと思わないか?」
「そんな考えがあっさり出て来る時点で、俺はお前の正気をかなり疑
うよ」
Nが憂いの表情を浮かべた。そもそもただのキャンプだったのに、この
流れは一体。自分も薬物と酒で欲望に身を晒したのは認めるが、仲間を
罠にはめて殺すだなんて。

俺はどうすればいいんだ、みっちゃん―!

322 名前: no name :2009/12/26(土) 14:58:12 ID:3xL6dgeO

(省略されました・・全てを読むには ここ を押してください)

323 名前: no name :2009/12/26(土) 17:13:57 ID:EsaATfP2

ごめん
『Aとみっちゃんは〜』
じゃなくて
『Cとみっちゃんは〜』
で。

その頃、黄色い子供達の人気者などを率いたみっちゃんは―

324 名前: no name :2009/12/26(土) 17:47:17 ID:kuczOxH7

准尉から少尉へ昇格していました

325 名前: :2009/12/26(土) 19:44:28 ID:VaoDIlZf

でもすぐに一般人になりました。

326 名前: no name :2009/12/26(土) 19:53:57 ID:Pm/dMW12

         || | |  ||  \財前教授の総回診です |  |:::| |:::::::::::::::|
         || | |  ||    |               |  |:::| |:::::::::::::::|
         || | |  ||    |               |  |:::| |:::::::::::::::|
.          ̄ ̄    ̄ /□○∧∧_∧∧_∧∧_∧,,,○ □ ヽ :::::::::::::::|
               (゚ー゚(゚Д゚(・∀・ ( ´∀` ) ´_ゝ`)゚Д゚ミ ∀‘) ::::::::::. |
                 (y[(| (  .) <v> )v>|) : ) |:::::::   |
                 |_ |_ |_:_||_:_||_:_| _| _ ゝ |:::::   |
   _           ∪ U (_(_(__)_)_)_) U ___)  i:::   |
   /|         /            ∧              \|:::    |
     |         /.  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
              /では>>1さんの手術をしよう。多分食道癌だ。切除すれば
              必ず治るからね。渡欧前にさっさとすませてしまおう。

327 名前: no name :2009/12/26(土) 19:57:12 ID:EsaATfP2

一応の色々なご報告などをしてみようかと思ったみっちゃんは、
再びあの教会を訪れました。

328 名前: no name :2009/12/26(土) 20:11:15 ID:kuczOxH7

中へ入ると目の前にはザビエル似の頭をした神父が礼拝していました

329 名前: no name :2009/12/26(土) 20:39:15 ID:+OL65jPm

「フランシスコ・ザビエル」だよ、だれが「サンフランシスコ・ザビエル」だあああああああああ!!!!!!!!!
と、襲ってきました。

330 名前: no name :2009/12/26(土) 21:06:53 ID:EsaATfP2

思わず両掌を突き出し、
「来ないで!」
と神父さんの肺を押し潰す様ににクリティカルヒットさせてしま
うみっちゃん。
「カハッ……!」
神父さんは派手に吹き飛び、並ぶ礼拝堂の椅子に後頭部を強打し
ました。
どでかい2HITに神父さんのライフゲージはほぼ0です。

格闘ゲームで言うところのよろけ状態となった神父さんは、何が
起こったのか分からないなりにも、必死に脳を働かせました。

『もしや自分の初めて放った日本人向けのギャグが原因なのかも
しれない。彼女を安心させなければ』

有閑(誤字ではない)で慈悲深い彼は無謀にも立ち上がって近付
くのでした。

331 名前: no name :2009/12/26(土) 21:10:43 ID:kuczOxH7

身の危険を感じたのか肩にのっている黄色い鼠が突然
神父の頭目掛けて10万ボルトを放ちました。

332 名前: no name :2009/12/26(土) 21:53:08 ID:Pm/dMW12

ピカチュー!

333 名前: no name :2009/12/26(土) 22:07:35 ID:6zLYVwFf

そうだ!右上に行こう!

334 名前: no name :2009/12/26(土) 23:46:55 ID:EsaATfP2

神父さんは禁欲的な生活が祟ったのか、その電撃ですっかり凝りが
ほぐれたばかりか、やはり人体なので爆発してしまうのでした。
やはりみっちゃんも無軌道なヤングの一員だけあってやる事が派手
です。
「私は命令なんか出してない!」
虚空を見上げて怒り出すみっちゃん。

335 名前: no name :2009/12/27(日) 00:22:37 ID:pk8L7E52

「どうしよう・・・」
少し焦るみっちゃん。
「ピッピカー。」
当然の報いだと思う黄色いねずみ。

336 名前: no name :2009/12/27(日) 00:30:55 ID:1bnFWHDd

「とりあえず、回復しよ」

337 名前: no name :2009/12/27(日) 00:55:18 ID:FBCsQZhD

「うぎゃーーーす!」
ああ、なんということでしょう!
神父さんは、実はアンデッドだったのDEATH!!

338 名前: no name :2009/12/27(日) 01:45:25 ID:lB0Ljor8

にょろーん

339 名前: no name :2009/12/27(日) 02:15:18 ID:v2TA49N6

困ったので、○○モンセンターに駆け込んで、
獣医さんにたのんで、
置くときは時間がかかるのに、
返してくれるときは一瞬で回収で着ちゃうすごい台のところに
隠れました

340 名前: no name :2009/12/27(日) 04:52:20 ID:V4Ep97gi

しかしそこは一見○○モンセンターに激似ながらも実は、『真・女神
転生』シリーズでお馴染みの、悪魔合体を執り行う邪教の館だったの
です。
そして神父さんは神に仕える身の上ながらもアンデッドになってしま
ったという事はとどのつまりは属性がダークロウ。
平気の平左で某再生者神父さんといい勝負な感じで堂々と入って来る
ではありませんか。
「ひどい事をしてくれましたねぇえええええええええい……?
殴ったり○していいのは異教徒と化け物だけと、常日頃から教えてい
ませんでした、くわ!」
そう言うなり、『美少女戦士○ーラームーン』の替え歌を熱唱しなが
ら、クロスチョップの体勢で重力を無視して水平に飛んで来るではあ
りませんか!

危うし、みっちゃんと黄色いねずみ!

その頃、そんな彼女を心配して探しに出た青年・Cは、空腹に耐えか
ねて口にした怪しいキノコがやはりはずれだったのか、体の各所が
異様に膨れ上がって変質し、菌糸類風になっていました。
ほとんどマタン○です。というか、ほぼそうです。
Cも危うし……!

341 名前: no name :2009/12/27(日) 06:16:20 ID:V4Ep97gi

Cは怪しい菌糸類にほぼ身体を乗っ取られかけていましたが、それを
阻んだのは昨夜酒と摂取した怪しい薬物でした。菌糸類はその薬物に
含まれた何かがまだ作用している彼の脳味噌や脊髄への干渉を拒んだ
のです。
端的に言えば家族の男兄弟を掃除していた女性陣が何かを発見して
しまった時の様な拒絶反応。所謂
『……気持ち悪い』
という事で、彼らはCの肉体のそれ以外の部分を変質させるだけに留
まりました。

「どうしたものやら」
仕方なくザックを手にして歩き出すC。痛覚もあまりあてにならない
感じですが、少し辺りを見回しますと、教会風の建物が見えました。
「何故こんな所に……隠れ切支丹?
しかしこれは……」

2メートルを超えた身長、禍々しく尖った指先で、怪人と化したCは
そちらへ向かって歩き出しました。

……土中から地域に伸びている膨大な菌糸の一部、そして時折彼の
全身が散布するソナー代わりの粉末が嗅ぎ取ったみっちゃんの気配
を頼りに。

342 名前: no name :2009/12/27(日) 13:24:31 ID:V4Ep97gi

地中を張り巡らされた菌糸と、大気中の粉が、そこかしこに訊ねて
回ります。菌漫画の彼らの如く、みっちゃんの行方を。

まずは航空編隊を組んでいる内の空挺部隊の様子など。
「あ〜、何だか変なのかもしちゃったよ」
「妙な薬のせいで具合悪い」
「人間は何するか分かったもんじゃねえなあ」
「酒だけにしとけよな、世界一の下戸の癖に」
「で、何やら女を探しているらしいんだが」
「みっちゃん情報は現在あの教会の方に伸びている菌糸から、直接
奴の脳へ情報が飛んでいるはずだ」
「便利ー。もうあいつ、携帯いらないね」
「大規模移動も担当してくれて実に喜ばしい展開だ」
「あいつの周囲に仲間がいたろう?あいつらもちょっとかもして、
我々の領土を増やしたいんだよね」
「昨夜うるさかったしな」
「『どうせまだ風呂にも入らないでグースカ裸で寝てやがるに違い
ないからかもしちまいなさい』
と、我々の部隊長からの進軍指令が出たぞ」
「かもしますか」
「かもしましょうか」
「ラリってる奴らが一番かもしやすいもんな」
「不衛生だしな」
「とっつきやすいぜ」
「よし、いざ進軍〜」
『おーっ!』

昼を待たずに菌糸類の感染経路が広がり、更にCだった何かが教会に
辿り着いたのは言うまでもない。

343 名前: no name :2009/12/27(日) 23:01:10 ID:+PgeEH1/

プッシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

344 名前: no name :2009/12/28(月) 06:20:56 ID:/G/GdqW8

勢いよく音を立て、壁に降りかかった血飛沫。
倒れる男、そして絹を引き裂く様な女性達の悲鳴。

そう、菌達より一足速く、キャンプ場は殺人鬼に
よって蹂躙されていたのであります。

菌達は辿り着いた先での惨状を眺めつつ囁き合いました。
「やべーよ、新鮮な苗床があまり新鮮でなさそうな苗床に料理
されてやがるよ」
「しかし我々はあまり新鮮でなさそうな苗床もまた好きなのよ
ね」
「システムには逆らえない」
「血筋にも逆らえない」
「自分のゴーストにも逆らえない」
「菌なので」
「菌として」
「菌故に」
「菌だからこそ!」
「という訳で」
「みんなかもしてしまおう。なるべく美味しい内に」
『さんせーい』
「準備はいいか、クソッタレども」
「小便漏らしつつ付いて来いー!」
『おーっ!』

そんなこんなで瞬く間に殺人鬼を含めたその場の全員が、マタン○
への変貌をし始めました。こちらは薬物摂取から時間が経過してい
るので、余す所なく美味しく頂けて菌達も大喜び。

量産型マタン○達は見事に乗っ取られると、わずかに残る自由意志
と菌の支配の間で揺れながら、遠くに見えた教会を何となく目指す
のでした。

345 名前: no name :2009/12/28(月) 09:50:07 ID:n/p1BnDQ

教会へ着くと、そこは何やら戦闘を行った後がありました。
「一体何が・・」
「ぎゃーーす!!」
すると教会より西の方角から奇妙な悲鳴が
「そこか!」
マタン○はすぐさま駆け寄りました。

346 名前: no name :2009/12/28(月) 10:55:38 ID:/G/GdqW8

そこにいたのは何処かで見た感じの黄色いねずみともう一匹、そして
Cが実は保育園の頃から大好きだったみっちゃん、そして得体の知れ
ない神父姿の顔色のよろしくない男でした。
Cはみっちゃんに近寄ろうとしましたが、彼らはこちらの姿を見て、
警戒の視線を飛ばして来ます。恐らくは地元在住のクリーチャーやら
殺人鬼パート2とでも思ったのでしょう。
無理もありません、どこからどう見ても自分は今、公開当時の予告
によれば、『吸血生物・マタン○』なのですから(尚、その本編に
おいて、吸血の『き』の字も出て来なかったのは言うまでもない)。

ですが、今の彼女達を助けられるのは自分しかいないはず。更に
彼女達の後方から自分に酷似した姿の、付け加えれば歩む速度は
遅くはあれど、妙な唸り声を上げる一団が迫っていたのです。
「あ、あれは……!」
Cの意識はそう言ったつもりでしたが、台本の関係でやはり人語に
はなりませんでした。くぐもったうめきが風に乗せて彼らの耳に
届くばかり。
「妙なのが現れましたねえ。これこそがぁ、う私の言っていた化け
物そのものでぇす。キリーング!」
神父は不敵にそう言うなり、昔のアニメの方の『北斗の○』のザコ
もびっくりのこれまた重力を無視した跳躍で飛びかかって来ました。

自分に出来る事は何だ?
今、この瞬間に自分に出来る事は―

『かもせ』

脳裏に何者かの囁きが聞こえました。
「……!」

衝撃音がし、神父の頭をがっきと掴んでいるCだった何か。そして
その歪に尖った手から神父の表皮を通して何かが浸食を始めます。
『かもしウェーブ……!』
簡単に言いますと、掴んだ相手の身体に、マタン○と化したCに常駐
している菌が飛び付いてそれぞれの好物の部分を美味しく頂いて破
壊するのであります。

「どっげぇーッ、マー(以下略)」
版権に優しく台詞を省略しつつ、神父の肉体はかもされまくって地に
落ちるなり砕け散って大地とほぼ融合しました。
何というかもしパワー。

しかし、その有り様にみっちゃん達の警戒レベルは急上昇です。

347 名前: no name :2009/12/28(月) 11:40:09 ID:ceoesDU6

とりあえぜ

348 名前: no name :2009/12/28(月) 11:49:39 ID:n/p1BnDQ

マタン○はドスドスとみっちゃんの側へ近づきます。
「こっ来ないで!」
後退りをするみっちゃんは言います。

近づいても近づいても一定の距離を保ったままです
さらに、威嚇信号を発する黄色いねずみ。
らちが明かないと思ったかCは思い切って言ってみます
「ほら、あの時一緒にキャンプ場に居た――
しかし、みっちゃんの表情は謎めいてくばかり・・
そう今のCは何を言っても人語にはなりません。

しかもみっちゃんらの後方から酷似した一団が迫ってくるばかり・・・

349 名前: no name :2009/12/28(月) 13:40:50 ID:/G/GdqW8

どうすればいい?
考えているCは脳天を揺さぶられる様な衝撃を受け、そのままがっくり
と地べたに転がるのでした。動かそうとしても指先一本動きません。
イメージ的に明らかに黄色いねずみの仕業です。

ですが、薄れて行く意識の中、彼の視界に入って来たのはマタン○
達の脇を潜り抜けて逃走するみっちゃんと黄色いねずみ他一匹。

そして何故か仲間割れと思しき争いを始めるそのマタン○一団。
見れば一人は鉈を持っています。Cは知りませんが、それは殺人鬼の
成れの果ての姿でありました。

どうにかしなければ。
しかし、身動き取れぬ今はあの得体の知れない生き物達だけが頼り
です。

助かってくれ、みっちゃん―

Cの意識は闇に飲まれました。

350 名前: no name :2009/12/28(月) 14:13:52 ID:ZS1OO8py

「旦那ァ〜、飲み過ぎだって。もうやめた方が良いですよ。」
マスターが一人の男に話しかけた。
酒屋、そこは情報が行き交う場所。ここに来れば何か手がかりがあるはず、一人
の男はそう確信して店に入ったのが数時間前の事。今は完全に飲み潰れている。
その男は 忘れられた男 Nだった。

351 名前: N :2009/12/28(月) 15:21:56 ID:4GokYj82

TELTEL〜♪
その時、Nの電話が鳴った。
あえていうならば・・・
ポケベルという名の古代ベル式携帯通信機N‐427
(ストラップはつけれない)
を当時使ってはいたが、時代が進み、pokebel2(ポケベルツー)(スペルわからんw)
という新しい通信機が誕生し、自分はまるで江戸時代の人間が初めて電話を見たかのような反応をしていることに、つい最近気がついたことに、傷つき嘆いた。
のだが!それにこりず新し物好きの彼(現在Nと称される謎の男)は
その明らかに怪しいポケベル2を某家電量販店「Y○M○D○電気」
でキョドキョドしながら(店員さんが結構ハイレベルなかわいさの女の子だったのも含めて)買った。


ところで↑の某家電量販店の名前の「○」に入る文字はなんだろうね?
みんなで考えよう!!
1.A 2.AA 3.空白 4.タヒね

ダダダダダダダダダダッダンッ♪

答えは…
4番の[タヒね]でしたぁ〜

某家電量販店(てかもう某いらなくねw)
の名前は「山田&宮本&大吾朗…消えろ。(アフ○ニスタン支店)」
ってことになりますね。

それでは次回もお楽しみに〜じゃんけんポンッ!!
…うふふふふふふふふ


買った。
だけどまた新しいpokebeling(ポケベリング)
というのが出てもはや時代についていけない
Nであった。


Nはそっと通話開始のボタンを

「ポチっとな」した。

352 名前: no name :2009/12/28(月) 16:23:20 ID:n/p1BnDQ

Y○M○D○電気は爆破しました
そして、ブラックホールが出現し跡形もなく吸い込んでいきました。

「・・・・」
この正体はNが持つポケベル2のワンプッシュ能力。
実はこのポケベル、普通のポケベルではなく
NASAの宇宙開発部が開発した
超近代特殊技工を備えるPOKEBERUUだったのだ!
何故、一般の量販店にあったかというと
NASAのある開発チームが何らかの実験により失敗、挫折したため
開発責任者であった男がネットへ流失したからである。
そして、廻りに廻って最終的に行き着いたのが
この何の変哲もないただの量販店というわけ。(説明下手でスマソry)

適当に買ったポケベルが実はそんな成り行きが
あったなんて知る由もないNはただ唖然とする。
「・・・何故にNASA?」
疑問に思うN。まぁそんな細かい事は気にせず・・(ry

353 名前: 微温湯 :2009/12/28(月) 16:48:52 ID:yLNnC2L+

のび太「...という夢を見たんだ」

354 名前: イマイ :2009/12/28(月) 17:33:59 ID:pLb8NiCb

「のびた君、頭を割ってみてみるね」
「・・・うん、いいよやさしく入れてね」
「あたりまえだよ」
ぎゅううううういいん変な音とともに、赤い飛沫が散った
「痛いよ、もっとはやく動いて・・・」
「特に問題ないようだ」
・・・なんだ、風邪?と思ったが頭痛がする。
「のびた君、夢じゃナイン陀ひはあああああああああああ。脳内にD-ウイルスを少しばかり入れさせてもらったよ。」
「うわああああああああああああああああ痛いよーーーー青くなってるよ体がどんどん」
ぷすううう
だだっだっだだっふぁ¥
「完成だ!完成したじぇ新しきのびドラがよ」
はあああああああああああああああああああああああ嗚呼ああああああああああアああアああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

355 名前: no name :2009/12/28(月) 17:38:18 ID:Y+xnzu2F

そうして完成したのびドラはゲームを借りパクしたジャイアンからゲームを奪い返すべく、
ソニックもびっくりの超スピードでジャイアンのもとへ向かうのでありました。

356 名前: no name :2009/12/28(月) 18:47:25 ID:LqirlNxe

そして射精した

357 名前: no name :2009/12/29(火) 02:39:10 ID:y/hz5Cvh

イイハナシダナー

358 名前: no name :2009/12/29(火) 10:05:08 ID:7Eq6wted

その頃ー

「俺、のび太に悪い事しちまったかも知れねえな」
「何だい、何だい、ジャイアンらしくもない。
『お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの』
ってのがいつものジャイアンじゃないか、しっかりしてよ」
骨川に諭される剛田でしたが、その思いは消えませんでした。

ガキ大将としてみんなを守る代わりに何かを望んでも文句なし。
今まではそれが当たり前の様に振る舞って来ましたが、思春期特有の
色々な矛盾に気付き始めた様です。ラフに言えば映画版のジャイアン
テイストがモリモリ上昇中。
骨川はつまらなさそうな顔です。

そこに源が通りかかりました。
「やあ、しずかちゃん」
「あら、スネ夫くんにタケシさん。今日はのび太さんをいじめていな
いのね」
「別に毎日いじめてる訳じゃねえよ」
剛田はそれまでの彼の逡巡など微塵も知らぬ源に日頃の行いを省みざ
るを得ない発言をされ、ちくりと胸が痛むのでした。

そんなに毎日、俺はのび太の事を―

「俺、のび太に謝って来る。じゃあな、スネ夫、しずかちゃん」
そう言うなり駆け出す剛田。
「あ、ジャイアーン!」
「タケシさん……」
残された二人はきょとんとしながら彼の背中を見送るのでした。

359 名前: no name :2009/12/29(火) 11:12:28 ID:FaLljphj

「のびたぁ!今まで・・・その・・いじめてごめ・・」
のびた「だが断る。」

360 名前: no name :2009/12/29(火) 12:19:02 ID:6UIbwvvK

のびたは思った…
(「僕は、ジャイアンにいじめられないといけないんだ…
僕がいじめられなくなったら、ドラえもんの居てくれる意味がない…」)

361 名前: no name :2009/12/29(火) 12:57:04 ID:7Eq6wted

「俺を殴れよ、のび太!」
「で、出来ないよそんな事!」
「それでなきゃ、俺はみんなともう一緒に遊べねえよ!」
「どどどどういう事なのさ!?」
「今日、俺は考えたんだよ。頭悪いけど考えたんだよ。どっかで
『はいここで考える剛田!』
って声がした気がするけどそんな事はどうでもいいんだ。
俺、毎日のび太を殴ってた気がするけどよ」
「そうだね」
「やっぱり毎日だったんだ!そんなの俺じゃ耐えられねえよ!!」
「ジャイアンは主に殴る側だからね」
「うあああ、考えただけでもムカつくぜ!のび太、殴らせろ!!」
「嫌な流れになりそうだと思ったら予想通りだあ!」
襟首を掴まれながらそうシャウトする野比の声が、剛田の脳に響き
ました。
「な、何て単純な男なんだ俺は!イライラしたらのび太を殴れば
いいだなんて、あまりにも単純過ぎる……!!」
ボロボロと涙を流す剛田。野比は言いました。
「やっぱり変だよ、今日のジャイアン。一体何があったって言うの
さ?」
「今日、俺は考えたんだよ。頭悪いけど考え(以下略)」

このやりとりが青いネコ型ロボットが来るまで三十回ほど続いたの
でありました。

362 名前: no name :2009/12/29(火) 15:22:03 ID:dNppF/x8

と、階段を上るおとがして・・・
バンンンンンンン、扉が開いて立っていたのは。
「のびちゃん、もうちょっと静かにしましょうね」
笑ってるようで怒っていた。
すとすとと下へ行った。
ただいま―
帰ってきたのであったきたのである。蒼きネコかタヌキのようなロボットが・・・

363 名前: no name :2009/12/29(火) 15:28:59 ID:7Eq6wted

で、青いネコ型ロボットが現れるかといいますと、そこはこの部分を
書いている筆者の見落としで野比と融合しているのでそれとなく流す
としまして、野比のゴーストに青い奴のゴーストが囁きました。
「ぼくはどの辺りで会話に割り込めばいいんだい?」
「いやあ、もう出て来てもいいんじゃないかなあと思っているんだけ
ど」
「ならそう言ってよ、のび太くん」
「ごめんごめん」
「という訳で、ぼくもいるよ、ジャイアン」
「のび太の中からドラえもんの声がする!?俺は頭がおかしくなった
のか!?
母ちゃんに叱られるぅ!」
頭を抱える剛田に青い奴は説明をした所、剛田なりに理解した模様。
さすがは無駄に語彙が多い事実になかなか注目されないキャラなだけ
はあります。実は彼も野比同様に、勉強が嫌いなだけで面白さを理解
すれば、すごく出来る子なのかもしれません。

「つまり、のび太がドラえもんでドラえもんがのび太なんだな?で、
原因は俺がテレビゲームを借りパクした為にそうなっていると」
「時々イライラするほど理解が早いね、ジャイアン」
弱気になる剛田と強気になる野比(ドラ配合)。
「俺は、どうすればいい?」
やけにしおらしい剛田に野比は余計にイライラするのでした。

364 名前: no name :2009/12/29(火) 20:30:05 ID:frFw7WW0

俺は死んで生き返って逆立ちしてついでに隣の岩田さんが働いている
店の豚バラ肉(120g)を万引きすりゃいいんだ!

365 名前: no name :2009/12/29(火) 22:23:18 ID:oGoId1Ah

と、一階のテレビの音が聞こえてくる。

366 名前: no name :2009/12/29(火) 22:36:48 ID:oGoId1Ah

・・・・・・
依頼主の女ことBOSSは目を覚ました。
なにやら、壮大な夢を見ていたように思う。唯一つ、自分は最終的に某蒼色猫耳ロボットアニメのオレンジ色のガキ大将だったことは覚えている。
まあそれはどうでもよい。おぼろげな記憶によると自分は相川とともに幾多の追っ手から逃げに逃げ、今このホテルにいるようだ。
学校の教室ほどもある部屋を見渡すと、窓辺で相川がタバコをふかしている。

367 名前: no name :2009/12/29(火) 22:46:32 ID:oGoId1Ah

相川はお疲れのようだ(それもそうだろう)。
自分もも少し寝ようかと、BOSSはベッド(ダブルベッド×2の大きさ)の端に飛ばされたシーツに手を伸ばし
そのとき、相川が見ていた窓に満ちゃんの顔が現れた。

368 名前: no name :2009/12/29(火) 22:49:27 ID:eN7CXFqP

そして射精した

369 名前: 削除済 :削除済

削除済

370 名前: no name :2009/12/30(水) 00:33:37 ID:Wa+eUPJa

と、ももが言っている。
とか言って相川は金払うから掃除しろと言って
相川はももを横目にBOSSのいるベッドに入った。

371 名前: no name :2009/12/30(水) 00:43:49 ID:quMeWxi5

や ら な い か

372 名前: no name :2009/12/30(水) 00:52:31 ID:3fTb83+m

うほ

373 名前: no name :2009/12/30(水) 05:12:41 ID:67aJHFSU

「何だよ……俺も結局、俺のまま、か……」
相川はそう呟くと、BOSSの唇に自分のそれを重ねた。

そしておもむろに(中略)。

……気だるい目覚め。朝が来た様だ。
それなりの覚悟をしてベッドに潜り込んだので、目覚め以外の結果
を予想していたが、どうやら空の上にいる連中は、そう易々とは、
自分を楽にはしてくれないらしい。
相川が吐息を漏らすと、一晩を共にした女の声がした。

「コーヒー、飲む?」

374 名前: no name :2009/12/30(水) 09:32:11 ID:eYnSSIVH

「わしゃ、朝は牛乳派じゃ」

375 名前: no name :2009/12/30(水) 11:16:47 ID:lR2/4itL

「じゃあ間をとってコーヒー牛乳ね」
と言ってBOSSはコーヒーを沸かしに台所へ向かった。
相川は牛乳だけでいいじゃないかと思いつつ新聞を読むことにした

376 名前: no name :2009/12/30(水) 11:44:38 ID:67aJHFSU

しかし、相川が新聞を開いた大きな理由の一つである日曜版の漫画は
曜日違いで載っていなかった。あるのは退屈な芸能界ネタや自分には
縁のない世界の話ばかり。しかもネットやとある漫画で数週間前に見
た内容がほとんどであった。
「『絶○先生』とネットを見てれば世相が大体把握出来ちまう国って
どんなんだよ……」

気だるげにそう呟くと、相川はその新聞紙を全て、端午の節句でもな
いのに兜やだまし船に折りたたんでから
「ルームサービスでトーストセットも頼んでくれ」
とBOSSに告げた。

377 名前: no name :2009/12/30(水) 12:43:48 ID:quMeWxi5

「うっそおーーー!トーストセット?トーストセットが許されるのは、高校生までだよ、ねー?」
 
プチ

相川の何かが切れた音がした

378 名前: no name :2009/12/30(水) 15:55:53 ID:eYnSSIVH

「まぁまぁ、クールダウン、クールダウン」

379 名前: 削除済 :削除済

削除済

380 名前: no name :2009/12/30(水) 16:22:18 ID:uB8O0YT4

「なんなら、パンでもチンしてくれ」
相川はコーヒーの入った牛乳を飲み干す。
そういい、BOSSはやれやれとした顔で
台所へ向かった。エプロンを付けてる。

テレビを付け適当にちゃんねるを変えていた相川。
ゲームかぁ・・・と呟く相川にふと
あるニュースが目に映り込んだ。
「!?」
どの番組にもやってるただの報道ニュースだが、相川に
対してはそれはそれは衝撃的で心臓を突き動かすものであった。

381 名前: no name :2009/12/30(水) 17:03:30 ID:EvkIoDGX

そして射精した

382 名前: no name :2009/12/31(木) 02:53:18 ID:x2GWbcHK

「はぁっ……はぁっ……くそう我慢出来ん!」
「え?」
相川は光速で処理を終えると避妊具を装着し終えた状態で、キッ
チンで裸Yシャツにエプロンとスリッパという状態のBOSSを振り向
かせて抱き締め、激しく唇を奪った。
「ん、んんっ……!」
流されてしまうBOSS。
何故ならそれは彼女の中の思い出に直結する何かだったから。
唇を離した相川のなすがままになりながら、BOSSは喘いだ。

……やがて、激しい行為の後。
「で、情報って?」
面倒なのでもう二人で毛布にくるまりながらの食事。そこでBOSS
はコーヒーを一口飲んでから口を開いた。
相川は口中のサンドイッチのかけらを飲み下すと、言った。

「あの時の爆発で、明神は死んでいない。
『遺体は見つからなかった』
と、尋ね人の欄に暗号があったよ」

383 名前: no name :2009/12/31(木) 11:44:27 ID:6p6cCczk

・・・・・・
恐喝探偵の男こと明神は目を覚ました。
なにやら、壮大な夢を見ていたように思う。唯一つ、自分は最終的に東京タワーをバックに落下していたようだ。。。え?
まあそれはどうでもよい。おぼろげな記憶によると自分は幾多の追っ手から逃げに逃げ、今このコテージにいるようだ。
木造の部屋を見渡すと、窓辺で男がタバコをふかしている。
その男は明神が目を覚ました事に気が付くと、喋り出した。
「俺の名はじゅげむ(仮)。地球滅亡を阻止するべく旅を続けていたんだ。君に助けを請いたい。」

384 名前: no name :2009/12/31(木) 12:55:00 ID:OvHdKfzW

「それよりここは何処なんだ?」
明神は訊く

385 名前: no name :2009/12/31(木) 13:01:44 ID:DokS+cZf

「設定の都合上でラブホだぜ」

386 名前: no name :2009/12/31(木) 13:15:05 ID:OvHdKfzW

「なんとまぁ」
明神は立ち上がる。
「悪いが他を当たってくれ。俺には大事な用があるんで」
久々の登場のじゅげむ(仮)にそう言い
入口のドアまで向かう。
「相川と言ったら?」
ドアノブまで手が差し伸べた途端に明神の足元は止まる。
そして、振り向きこう言う。
「コーヒーでもおごって貰おうかな」
長時間にわたる長い話が始まるのであった。

387 名前: no name :2009/12/31(木) 13:53:38 ID:DokS+cZf

ラブホの中で

388 名前: no name :2009/12/31(木) 14:14:00 ID:x2GWbcHK

じゅげむ(仮)は明神の対面の椅子に腰掛けると、話を始めた。
「まず、あんたが生きている事は相川に知られている。こちらの勢力
とは別の部署があんたを嗅ぎ付け、新聞に暗号を載せた。尋ね人の欄
なんてのは、関係者か裏の仕事を頼む奴しか見ないからな。
そこで相川は突き止めた」
「何故奴の足取りを知っている?」
「奴に仕事を依頼していた女、通称『BOSS』の事は知っているな?」
「ああ、ご対面したよ。顔は覚えている。一緒にいた警護の男の顔
と共にな」
「ならば話は早い。今回、こちら側に協力を仰ぎたい」
「相川達と対立する事で、あんたに何のメリットが?」
「相川に後ろの処女を狙われずに済む。あの恐怖は一度経験した者
ならば、一生もののトラウマさ。武器も用意してある」
「チッ、どこまでもお見通しか」
「本格的な対立に発展したのでね、奴を送り込んで来たBOSSとは」
明神が見れば、じゅげむ(仮)はテーブルの上にオートマチックの
グロックと思しき一丁の拳銃とマグナムを複数、そしてオイルライ
ターほどの四角い箱を置いた。恐らく通信機だろう。そして伝書鳩。
「どこまでも情報を運んでくれるという事で、現在うちの研究チーム
によれば最有力候補で一番信用度の高いのは伝書鳩だ」
「仕込みはしてあるんだろうな?」
「運べなきゃ伝書鳩とは呼ばんよ」
「えさ代もこちら持ちだ。こちらの番号に、店員に電話をさせてくれ
れば、支払いは済ませておく」
じゅげむ(仮)はテーブルの上に一枚のメモを差し出した。明神はそ
れを眺め、ふっ、と一息つくと、訊ねた。
「いいだろう……報酬は?」

389 名前: no name :2009/12/31(木) 23:26:23 ID:x2GWbcHK

失礼。
「運べなきゃ伝書鳩とは呼ばんよ」
「えさ代もこちら持ちだ。こちらの番号に、店員に電話をさせてくれ
れば、支払いは済ませておく」

「運べなきゃ伝書鳩とは呼ばんよ」
「えさ代もこちら持ちだ。こちらの番号に、店員に電話をさせてくれ
れば、支払いは済ませておく」

でよろしく。

とある街の公園。年末のイルミネーションが夜空を照らすその外れの
屋台に、明神はいた。
おでんを突付きながら、明神は今回の依頼がかなり厄介なものになり
そうだと考えていた。しかし、依頼は依頼。いつもの様に片付けるだ
け。それで今回は数千万の報酬が得られる。
ただ、今まで以上に身辺のガードをする必要があるだろう。

未だに背後関係も行方も掴めない相川をどう料理したものか。
明神は思った。

奴を使う時が来たのかもしれない。
得体の知れない島で捕らえた謎の怪物・マタン○(元・殺人鬼)
を。

390 名前: no name :2010/01/01(金) 00:11:02 ID:eQ1ZxKZu

明神「とりあえずまぁあけおめ。」

391 名前: no name :2010/01/01(金) 00:17:41 ID:JIlVIH6Q

相川・満ちゃん・満子・BOSS「あけおめ」

392 名前: no name :2010/01/01(金) 00:29:20 ID:eQ1ZxKZu

じゅげむ一同「あけおめ」

393 名前: no name :2010/01/01(金) 02:46:09 ID:JIlVIH6Q

しかし、マタン○を使うのはあくまで最後の手段にしたい。
明神は先ほどのじゅげむ(仮)と称する男とのやりとりを思い出し
ていた。

「俺の方法?」
「そう、そこさ。あんたが今回考えている計画を知りたいね」
「あくまで連携を崩さないと言うのなら、話そう」
「よかろう。これは前金だ」
「分かった。俺は今回、相川とそのBOSSとやらを円満に結び付けて
やろうと考えている。そうすれば、二人が俺を追う理由はなくなる
と思わんか?」
「なるほど、BOSSも円満退社、か」
「俺も尻を狙われなくて済む。奴はバイだしな」
「しかし、『別れさせ屋』業界で最も恐れられているあんたらしく
もないとは言えなくない」
「ターゲットと依頼人の絆を断ち切る事で新たな関係が出来上がる
のは、あんたらもご存知だろう。それを利用して、逆にろくでもな
い奴との関係をぶち壊して、そこに上手くイベントを発生させ、依
頼者と結び付ける事も可能なのさ。
まあ、今回は銃がある。最終的に結び付いた二人にこれを使うか否
かは、その時の状況と、あんたらの指示を待とう」
明神は銃とマガジン、そして通信機を上着の内ポケットへと締まった。
「ふむ、ものは使い様、か」
「そういう事だ」
明神はコーヒーを飲み、トーストを食べ、サラダも貪り、魚関係も
しっかり摂取すると、
「また電話連絡をくれ。今は相川も行方の分からない俺を探してい
るはず。こちらも綿密な計画で奴らの仲人としてミッションを成功
させようじゃないか」
「いいだろう。しばらくはよろしく」
じゅげむ(仮)は、明神の手を難く握った。

394 名前: no name :2010/01/02(土) 03:10:59 ID:sleHT96V

「・・・だってさ。どうする?BOSS」
BOSSは、そのとき初めてこの相川の恐ろしさを思い知った。

事は数時間前・・・明神の元へとじゅげむ(仮)が依頼を頼みにいく最中ー  相川は徐にパソコンの画面を開いた
「一般回線じゃ見つかっちまう。奴もそんなに馬鹿ではないはずだ」
といい、コーナン2階店の従業員用のパソコンのアドレス桁番号の
桁をー物の数秒で解いてしまった
「ちょ・・・今のどうやって・・・」
「俺のPCからは明神とかいう奴のデータは抜き出せない 
むしろ下手すると抜き取られる場合がある 
奴にはじゅげむがいるからなあ 
だからとりあえずここのパソコンにウイルスを送っといた」
そういうと、PCのTV画面に切り替え、もう一台のPCで
外務省のPCをハッキングし、そこから衛星通信部へハッキングをした
「一体どうやって・・・」
「俺はプロだ 国内情報くらい知らないとねえ」
「いや、だからどうやって・・・」
「お口をミッフィーにしておくんだ
どうやら、機密情報らしい
通信衛生部のPCを操作し、衛生本体から相川が使ってる
PCへ、赤外線での通信で衛生のハッキングが完了した
「Lかよ・・・」
BOSSが突っ込んだ
気象衛生は、広くて地球の表面、狭くて人の頭部をくっきり表すことが出来る。赤外線のため、何をしても見つかってしまう
明神の居場所が、露になる。
更に、もうひとつ・・・ さいきんの衛生は、木の葉の落ちる音が聞こえるくらいまでの音声特定認識という機能を持っている
相川のハッキングしたのは、新型衛生 音声特定領域は極めて広いほうだった。
明神の居場所、企み、計画がコレですべて露になってしまった
「はあ、疲れた・・や ら な い か」
相川は何事も無かったように食パンの耳をかじりながらそういった。
「ここは、奴に乗せられた振りをしろ。結びついた振りをして、
奴を逆利用してやろう」
「・・・」BOSSは唖然とした。
「物は使いようだ・・・・ははは」

395 名前: no name :2010/01/02(土) 03:37:39 ID:Nci36nK+

その頃、明神も行動を開始していた。まずは自社に戻り、過去の利用
客で使えそうな人物を弾き出し、謝礼を出して今回の計画に参加して
くれそうなのを更にその中からピックアップする。
まさか気象衛星から相川に監視されているなどとは微塵も思わずに、
明神は二人をその中から選んだ。

一人は昔売れない芸人をしていたが現在は式場でのエスコートや司会
進行などの仕事をしている四十代の男性。
もう一人は首都近郊に数々のビルを持ち、各方面への顔が利く女社長。
データには
『ボイン姉さん』
とあった。なかなかの美人である。本人の了解を得て、このコード
ネームで呼ぶとしよう。
「足元から固めていかないとな」
式場予約と各所への話を通しておくのはこれでほぼ整った。警察への
圧力もボイン姉さんの人脈で多分期待出来るだろう。
次は行動要員だ。
明神は再び過去の依頼の中から、以前見た怪しい機械や『満ちゃん』
と呼ばれていた巨漢、そして山田というカタギではなさそうな男と、
不意に戦闘に陥った場合に対応出来そうな人物を当時の依頼者とその
哀れなターゲットとなった連中から検索する作業に没頭した。

そして翌朝、メンツは決まった。まずは連絡し、そこからひと寝入り
だ。

396 名前: no name :2010/01/02(土) 04:14:57 ID:OcOZzIzU

そして夢性した

397 名前: no name :2010/01/02(土) 05:43:37 ID:Nci36nK+

上記の理由からパーフェクトな心地よい目覚めという訳には行かな
かったが、明神はとりあえず起きるとシャワーを浴びた。
本日は冷え込みが厳しい。部屋の暖房を利かせていてつくづく良か
ったと思った。身体を拭いて髪を乾かしていると、携帯に着信だ。
番号を見る。

……見た事のない番号。しかし、かけて来ているのは確実に相川だ
という予感がした。総毛立つ自分の身体がその確率が高い事を示し
ている。
しかし、明神は一つの考えに至った。

留守電のふりをして出てみちゃおうかな。

決定。彼は電話に出た。
電話した事を後悔させてやる。不敵な笑みを浮かべつつそう決意し
て、こう告げた。

「はぁい、明神たんですぅ☆
たらいま明神たんは席をはずしておりますのれぇ、お電話をくれた
おにいちゃん、もしくはおねえちゃんはぁ、ご用件をお入れ下さい
まひぇ☆メッセージ確認の後、こちらから改めておれんわいたひま
ひゅ!
明神たん五歳でした、まる☆」

電話の向こうから動揺が伝わって来る。それはそうだろう、自分で
さえ
『いやいやいや、これはない』
と顔を覆ってしゃがみ込みたくなってしまう様なキャラの崩しっぷ
りなのだから。これで平気なら、そいつは確実に自分の知り合いで
は、ない。

俺の勝ちだ。そう確信した彼の耳には、確かにあの夜聞いた相川が
こう告げて来た。

「明神たんへ☆相川れひゅ!
明神たんと遊べるかなと思っておれんわしたんれひゅけろ、いない
みたいなのれ、またおれんわひまひゅ。相川、ちょっとさびしいな
あ☆
れも、あいかわもおとこのこ!ここはがまんのこでいきます!
またね?相川れひた!」

その少し後。
それぞれの電話口では、電話が切れている音が響くのも構わず、
へたり込んでいる彼らの姿があった。相手が自分と同じ様に、息も
絶え絶えで顔を覆っている事は神のみぞ知る。
そして、二人は奇しくもこう呟いた。

「何ドキドキさせてんだ、あの、ばか……っ!」

398 名前: no name :2010/01/02(土) 12:16:07 ID:sleHT96V

BOSS「なにしてんの」
相川「ウホッ!あいついい男・・」
相川は邪心をはらい、BOSSに衛生で聞いたことを話した

399 名前: no name :2010/01/02(土) 13:22:15 ID:Nci36nK+

「えー、ゲフン!ウェール(ええと)、つまりだ。
奴は恐らく今自社にいる。足跡を消せる面子を用意して強襲し、奴を
あそこに来なかった事にするか、それともこれまで通りに奴に俺達の
仲人をさせ、状況展開によっていいタイミングでさらうか、そのどち
らかだ」
「……複雑なやりとりがあったみたいね」
BOSSは一服すると、タバコを指先ではさんでからそう告げ、煙を吹い
た。
「まあ、主に俺と奴のイメージ的な、そう、個人的な問題さ。だから
あんたが気にするほどの事じゃない。
ただ、気になる事がある」
「何?」
「気になる事さ。奴が何の用意もしていない訳がない。人の事は言え
ないがこの業界、誰に恨みを買っていてもまずおかしくない。
しかし、奴も俺もこうしてまだ、土の上を歩いてる。俺達の仲人をす
るとはいえ、緊急用の手段を講じているはずなんだ。そいつがまだ、
奴の頭の中にあるだけで、何なのか掴めていない。
俺の苦手なにらみ合いって奴さ。ターミネーターもどきもまだ、俺達
をどっかで探してるはずだろう?」
「足跡は追えるわ」
「さすが。どうやってそれを?」
「まあ、あなたのやり方と変わらないわ。手順が違うだけで」
「気が合うね」
「奇遇にもね」
二人は笑顔を向け合った。

400 名前: no name :2010/01/02(土) 17:34:28 ID:Nci36nK+

相川はそこでまた明神の所在を再確認させるべく、今度はBOSSに電話
をかけさせる事にした。明神自身ではなく、明神の所属する会社にで
ある。
「何故そんな事をする必要が?」
怪訝な顔をするBOSSに、相川は答えた。
「奴はこちらが計画に気付いている事をまだ知らないだろう。仮に知
っているなら、別の手も用意しておく必要がある。
先ほど俺が奴自身の携帯に電話をかけた時の動揺をあんたも見たろう?」
「ええ。古代妖精語で何か伝えていたわね」
「こ、古代妖精語……まあいい。そう、奴との直接会話の破壊力をあ
んたにも知っていて欲しいんだ」
相川が何故うろたえるのか、BOSSには分からなかった。が、幾つもの
手を用意し、必要なら展開させるのは常套手段だ。
「分かったわ。気分転換も兼ねて、外の公衆電話からかけましょう」
「察しが良くて助かる」
二人は食事をして来るとフロントに伝え、ホテルを出た。

401 名前: no name :2010/01/02(土) 17:34:44 ID:sleHT96V

BOSS(・・・普通に探知機を付けただけなんだけどね
なぜこの人はじゅげむに探知機を付けなかったのかしら
馬鹿なのかしら)

402 名前: no name :2010/01/02(土) 17:36:19 ID:joaU3fjd

そしてSEXした

403 名前: no name :2010/01/02(土) 17:38:01 ID:sleHT96V

投稿時間が被っちまった・・

404 名前: no name :2010/01/02(土) 17:38:35 ID:joaU3fjd

さーせん

405 名前: no name :2010/01/02(土) 17:42:07 ID:sleHT96V

399→401→400→402
という順番でお願いします

406 名前: no name :2010/01/02(土) 18:11:49 ID:Nci36nK+

把握b

電話ボックスでの意外な展開に危うく二人揃って検挙されかけたが、
明神に内容は伝えた。
流れは以下の通りである。

適当に見つけた今時珍しくなりつつある電話ボックスにて。相川が
用意したメモを見ながら、二人で受話器を耳で挟む様な状態になっ
ていた。
明神が出ても出なくても、BOSSが一人の依頼者という設定でメッセ
ージを残す予定だ。
『××相談事務所です。音声ガイダンスに従い……』
なるほど、これで全ての電話に対応する手間を省いているらしい、
と、BOSSと相川は思った。
『営業時間外でもメッセージを残せば相手に連絡をくれる別れさせ
屋』
という事になるが、表向きの名前はあくまで相談事務所である。ぱ
っと見では問題はない。
「ふむ、考えたな」
「どうする?」
「業務時間外はオペレーターはいない事は調べが付いてる。明神が
出るかどうかだけが賭けだ。オペレーターに繋ぐ方向で」
「了解」
その通りにすると、オペレーターとして、男の声がした。
「お待たせしました、××相談事務所です」
明神の声だ。緊張が走るが、BOSSは文面を読み上げた。
「明神さんという方はいらっしゃいますでしょうか?私、コンバッ
○越前という者なのですが、こちらにかけてくれと言われまして」
「あ、私が明神ですが何か?」

名乗りやがった……俺の時は留守電を装ったくせに……!
激情に駆られ、相川はついついハンカチの端っこをかんで引っ張っ
てしまうのだった。

407 名前: no name :2010/01/02(土) 18:41:42 ID:Nci36nK+

そんな相川をよそに、BOSSは告げた。
「あの、先日お目にかかったかと思うんですが。相川さんと一緒に
道端で」
「ん、あの妙な機械や婦警さんが一緒にいたあの晩の方ですか?」
「はい。実は真面目なご相談があるんです」
しばしの沈黙。しかし、明神は罠があったら飛び込んで食い破る男
であるらしく、BOSSの空き時間にでもどこかの喫茶店で落ち合い、
話を伺うのはどうかと訊ねてきた。
「あ、実は今、別の所用が。
ですので、後日になるかと思いまして、今お話出来る部分だけでも
と」
「なるほど、これは失礼しました。
では、ご用件をどうぞ」
BOSSの用件はよくあるケースだった。下請けに仕事を回したらスケ
ジュールに支障が生じ、下請けである相川からは経費上乗せ申請が
来たというのだ。
「ふむ、よくあるご相談です。あ、失礼、続きをどうぞ」
「それで、実は申し上げにくいのですが、毎晩彼をハイヒールで、
その、踏みにじらされに行かされてまして」
「ふむ、あなたがお困り、もしくは恐怖を感じるのも無理はありま
せん」
「で、彼には必要経費は払うと伝えてあるので、そこで手を切れな
いかと思いまして。実際、私も上から下りて来た予算で片付くもの
と思っていたものですから、とても困っているのです。
実は今も踏まされていますし」
「そこに相川が?」
「はい」

ずるい……!相川に対する羨望と怨嗟が、明神の胸の内でメラメラ
と燃え上がった。
俺はどうでもいいのか。激しい絶望に、軽いめまいを覚えた。
多分それで堪えられたのは彼のプロ意識によるものだろう。

だが、相川への憤りは最早止む事を知らなかった。

相川……俺という存在を、忘れられなくさせてやるぜ。

408 名前: no name :2010/01/02(土) 23:54:13 ID:sleHT96V

明神は冷静さを装い、相川と二人っきりにしてくれるように頼んだ

409 名前: no name :2010/01/03(日) 03:07:18 ID:g96Egn0N

「二人きりで話をさせてくれって」
相川はそう告げるBOSSの目を見て深く頷いた。
「聞いてみます」
やや間を置いてから、相川に受話器をひったくられた様にBOSSは声
を挙げる演技をし、そのまま相川に受話器を向けた。
「あ、明神たん?相川れひゅ〜☆
ヒールで踏まれるのって、ピンポイントで凝りがほぐれて癖になり
そうれひゅう☆」
またも胸が何故か高鳴り始める明神。しかしコンバッ○という女性
に自分への不信感を煽るだけだと理解し、返答はやめた。
「……いかがでしょうか?」
自分の耳に受話器を戻し、再び相川とそれを挟む様にして訊ねるBO
SS。
「確かに奴です。相川が何故そこまで逸脱した生き方を選んだのか、
こちらも気になっていた所でして」
「はあ……とにかく、相川は何らかの薬物を使用している様で……
きゃっ!」
「コンバッ○さん!?」
「後日、後日連絡します!ごめんなさい!!」
あくまで演技で電話を切らせた相川だったが、脳裏に
>>402の指示に従え』
という電波を受信し、繁華街の電話ボックスで情事に耽りそうにな
るというありえないミスを犯しかけた。
実際電話ボックスという丸見え状態の中で激しい行為に耽ってしま
ったが、通行人の悲鳴と警官の制止する声には耳を貸さずに相川は
BOSSの手を引き、駆け出した。
ひとまず建物内や施設内には入らずに、路地裏を歩いていた軽そう
な男女をスタンガンで気絶させて衣服を奪い、人ごみに紛れ込んだ。

で、今に至るという訳だ。

410 名前: no name :2010/01/03(日) 03:31:15 ID:jT2TYwIM

BOSS「なんて事を・・・ あんな場所であんなことやるなんて
この変体!」
相川「違う!俺はただ>>402の指示に従えという電波が
飛んできたから・・本当なんだ!俺は変態じゃない!
仮に変態だとしても、変態という名の紳士だよ!」
相川はミスをしでかしてしまった。
逮捕フラグを立ててしまった

411 名前: no name :2010/01/03(日) 03:45:08 ID:g96Egn0N

仕方なく相川は変わり身として自分とBOSSに良く似た男女の死体を
用意し、将来性など皆無だと全身で主張している若者達のミニバン
を、こちらはあやうく少女が彼らの毒牙の餌食となりかけていたの
で一人を昏倒させて車外に蹴り出し、残りの全員をスタンガンで気
絶させた。彼らの錯乱状態からして薬物摂取の疑いがある。少なく
とも泥酔状態だ。
少女にはやむなく彼らから剥ぎ取った上着を何枚もかけてやり、数
枚の一万円札と、日頃用意している使い捨て携帯を、指紋が付かぬ
様に手袋越しに渡し、
「警察に電話するんだ。今すぐ来てもらえ。金は今起きた事の口止
め料。
警察にはこう言うんだ。
『知らない内に車の中に引きずり込まれて、乱暴されそうになった
ら、彼らが口論を始めて、そこで自分は気を失って、そこからは覚
えていません』
とな。さあ、今すぐかけるんだ」
こくこくと涙を流しながら携帯のボタンをプッシュする少女。
少女と無力化した若者の内一人を歩道に残して、相川がハンドルを
握る、遺体を載せたミニバンは路肩から派手に道路へと飛び出した。

車を動かしていたのはこの気絶している若者。どこかの運河まで移
動してからこいつにハンドルを握り直させ、そのままダイブしても
らう。
遺体は既に整形済み。血液型も同じ。指紋は焼き潰してある。
これで警察からの追跡は止まるはず。行方不明者は年に数万人出て
おり、その上、この若者のやる様な意味不明な事件は毎晩、どこか
で必ず起きているのだ。
誰もまともに取り合うものか。

自分があの時、いくら声を上げても誰も見向きもしなかった様に。

運河で車がダイブするのを見届けると、相川は足早にその場を立ち
去った。

412 名前: no name :2010/01/03(日) 04:07:49 ID:jT2TYwIM

「・・ねえ、いくらなんでもちょっとやりすぎじゃないかしら」
「何が」
「死体よ。何か他に手段は無かったの?あなたなら他に考え付いたはずでしょう?幾らなんでも逮捕されない為だからって
二人の命を無駄にしたのよ」
「他に方法が思いつかなかった お前こそ今更なんだ?
人を雇う仕事ってのは、こういう事もしなきゃあなんねえ
お前を殺せと他の連中に頼まれたら、殺すしかなんねえんだよ」
「でも・・・」
BOSSは人が死ぬのには反対だった
「他に無かったの?本当に?」
「ああ」
「本当に?」
「ああ」
「ねえ、ほんと・・」
「うるさいな、本当だって言ってんだろうがゴンザレス」
相川は、ミニバンの落ちて行った川を眺めていた
つぶれた玩具を見るような目で

413 名前: no name :2010/01/03(日) 04:24:35 ID:g96Egn0N

時間は過ぎ、ここは相川達が部屋を取っているホテル。
相川がシャワーを浴びているとBOSSがその裸身を両手で覆う様にして
入って来た。
複雑そうな表情を見るのはしんどかったが、この件に関わってから、
相川は彼女の立場と、それと裏腹な彼女の素顔を幾度も垣間見て来た
気がした。

明神を心から憎む、所属不明の女。
部下や作戦実行に関係のない人間が傷付くのを好まない女。

もしかしたら、自分は、この女と、もう一度、この血塗られた人生を
やり直せるのではないのか?

そんな幻想を振り払おうと頭を振ると、BOSSは自分に抱き付きながら
口を開いた。
「さっき……」
「さっき?」
水に濡れた髪が彼女の額から両サイドに分かれて流れる。
その身体を伝う、幾筋もの湯の奔流。
じっと自分の瞳を覗き込んで来る彼女のそれを眺めていると、いつも
心を預けそうになる。

BOSSは乳房を押し付けて来る様に、しっかりとしがみついて来た。
相川はそれを抱き返す。
BOSSは言った。

「さっきの『ゴンザレス』って何よこの歩く性衝動!ふざけんじゃな
いわよ街頭レイパーこんにゃろーッ!」
少し腰を引いた彼女の痛烈な膝蹴りが、相川のデリケートゾーンを、
全く容赦なくぶち抜く様に突き上げて来た。
しかも一度で止めるつもりはない様だ。何という魅惑の膝地獄。
シャワー室に相川の絶叫が轟いた。

414 名前: no name :2010/01/03(日) 09:33:38 ID:g96Egn0N

数日後、明神は腰の後ろにマグナム、足首にオートマチック拳銃を
隠しつつ、通信機を胸の内ポケットに入れ、コンバッ○と待ち合わ
せた、とある会員制のバーの一室にいた。
後はボーイが彼女の来訪と本人確認をしに訪れるのを待つだけだ。
適当に頼んだ飲み物は適当な味がし、それが少しだけ、明神を苛立
たせた。
「いや、俺の自業自得、か……」
誰にともなくそう呟き、奇行が目立ちつつある恐喝探偵はカップの
中の何かをまた、口へ運んだ。

わずかに時間が流れ、ボーイが来た。
「明神様、お連れの方がお見えです。本人確認の方をお願い致しま
す」
「ん、ありがとう」
明神は席を立ち、ボーイに続いて入り口へと向かった。

415 名前: no name :2010/01/03(日) 17:59:47 ID:ZTWxTp9v

そして射精した

416 名前: 削除済 :削除済

削除済

417 名前: no name :2010/01/03(日) 23:46:43 ID:9Zo66p/L

ボーイに案内された所に人はおらず、代わりに一枚の紙が貼ってあった。
ボーイは申し訳なさそうに、その場から離れる。明神はその紙を壁から
剥がした。
「何だ?この紙は……タイトル:先の読めないお話作り?糞スレランク:B+?
…どうせ取るんだったら、Sぐらいが良かったなぁ。」
ちょっとがっかりしつつ、その紙の裏を見る。
そこには、殴り書きで一言こう書いてあった。


敵の数は5人 気をつけろ   by J(仮)


・・・・・・気をつけろって、そんな事わかってるさ。ただ危険を冒さな
ければ相川には会えそうに無いしな。それに一番の狙いはじゅげむ(仮)
お前の正体を突き止めるため。何故BOSSという女と対峙しているのか、相
川以上にお前はわからない事が多すぎて危険なんだよ・・・・・・

そう思いつつ、明神は背中に手を廻しマグナムの位置を確かめる。
「5人か……さて、どこまでやれるかな……」
明神は呟いた。

418 名前: no name :2010/01/04(月) 03:23:24 ID:u7ZrHs1p

「女性が来たら知らせてくれ」
そうボーイに伝え、明神は自分の席に戻る
と、通信機のマイクに囁いた。インカムと同じで囁けばスイッチが入る
タイプなのがありがたい。
「明神だ。報告だけを聞いてくれ。これから通称『BOSS』と接触する。
理由は彼女からの仕事の依頼。内容は相川との仕事にトラブルが生じた
為との事。
現状ではそのまま結び付ける作戦の方向で。奥の手があるんで、そいつ
を利用し、相川の目を覚まさせ、BOSSの気持ちも奴に向かせる。
現在○○ビルの会員制バー『オジャパメン』にいる。彼女がビルを出た
後に尾行をお願いしたい。いい結果報告を期待している。
また連絡する」
明神は通信を切った。

やがて、今度こそ本当にBOSSが現れた。女性の準備は時間がかかるもの
だ。明神は三時間半の遅刻については特に何も言わなかった。
紺色のスーツ越しにも分かる肉感的な肢体。タイトスカートから覗く、
黒のストッキングが包んだカモシカの様な足が悩ましい。
「コンバッ○越前です。明神さんですね」
「ええ、お久しぶり、と言った方がいいのかな」
コンバッ○は微笑を浮かべる。なるほど、こういう作戦の実行部隊に回
されるだけあって、改めて確認してもかなりの美人。
「どうぞ、かけて下さい」
「ありがとうございます」
「何か飲まれませんか?どれでも遠慮なく」
やがて、彼女が適当に頼んだ適当な飲み物が運ばれて来た。
「……適当に頼んだんですけど、意外な味がしますね」
「ええ、僕もここを訪れて知ったのですが、
『何でもいいよ』
と伝えると、ホントに何でも出て来てしまうので、そこはご用心」
「まあ、ある意味理想のお店ね」
「全くです」
笑顔を向け合う二人。

そして、話が始まった。

419 名前: no name :2010/01/04(月) 14:25:22 ID:u7ZrHs1p

コンバッ○越前の依頼内容は先日聞いた通りだった。電話を唐突に
切ってしまった非礼を詫びて来たりする所を見ると、かなり訓練さ
れた女だ、と明神は思った。
何故あの時電話が切れたのかは特に聞かない。こちらは依頼内容を
こなせばいいだけであり、ヤブヘビ状態を作り出すのは三流の仕事
のやり方だからだ。

BOSSは明神とのやり取りで内心かなりイラついていた。

何でこんな話のつまらない男が、相川とあんなに打ち解けた会話を
しているのか。そこが彼女の逆鱗に触れたらしい。
自分が何時の間にか相川にかなり傾いているのを認めたくはなかっ
たが、あの時の会話が脳裏に蘇る。

『明神たんへ☆相川れひゅ!
明神たんと遊べるかなと思っておれんわしたんれひゅけろ、いない
みたいなのれ、またおれんわひまひゅ。相川、ちょっとさびしいな
あ☆
れも、あいかわもおとこのこ!ここはがまんのこでいきます!
またね?相川れひた!』

相川。危険な男。
時として赤の他人も平気で葬り去る男。
あんな男に気持ちが惹かれているなどと、認めたくはなかった。
どれほど身体を重ねようと、それはあくまで明神を葬り去る為の
必要手順。
抱き込んだ方が仕事がしやすい。ただそれだけの事。

なら……こんなに明神と相川の間柄にイライラするのは何故なの
か。
それを明神の前でさらけ出す様なそぶりは微塵も見せなかったが、
BOSSはこのどうにも抑えようのない感情を苦々しく思う自分をも
また感じ取っていた。

目の前の適当に頼んだ何かを飲む。適当な味だけが帰って来る。
それでも、明神と別れ、タクシーで相川の待つホテルに戻るまで、
彼女のイライラは納まらなかった。

420 名前: no name :2010/01/04(月) 18:40:50 ID:it9tWffo

裏でまたなにかが起こってることが気になったが・・・そんな事はないと思いつつも、イライラについて考えたが見当もつかない。
「この、気持ちってなんなの」
つい、言葉にしてしまった。
ふと、テレビをつけぱなっしたらしく、ドラマがやっていた。
「キラ・・・」
「L・・・」
「さあ、僕と犯ろう(計画どうり)」
「うん・・・愛してるから」
・・・・・「愛」!!!!!!!!!!!!!!
と、ドラマのセリフが頭を駆け巡った。
「ないない、そんなこと―」
言葉が途切れた。
「ホントにないんだから」胸の奥が熱くなってきた。
「なんなの、この気持ちは」
今まで、感じたことのない気持ちに悩んでしまった。

421 名前: no name :2010/01/04(月) 20:57:07 ID:W0xuKYoH

明神とBOSSがホテルで会っている頃、相川はじゅげむ(仮)とこ洒落たカフェにいた。
偶然……いや、このタイミングで会う事は必然だったのかもしれない。お互い顔を合
わせるのも、茶を一緒にするのも、勿論はじめてである。

相川は口につけたコーヒーを置いて話し出す。
「まさか、こんな所で貴方とお会いするとは……ナルホド、意外とあなたとは趣味嗜
好が似ているようですね。」
「ココは私のお気に入りでしてね。……ところで、お連れの方の方はいいのですか?」
じゅげむ(仮)が話を切り出した。
「お連れの方?……ああ、彼女はああ見えて意外と純粋な所があってね。裏切り行為
は絶対にしないし、仕事には忠実です。信頼のおけるパートナーですよ。フフ、私の
虜になってしまうのも時間の問題です、と言った感じでしょうか。」
と相川は余裕を見せつつ、続ける。
「……それよりも、問題は貴方だ。明神とつるむ理由は何です?何故、私の相方の事
をお調べに?」

いずれは、話すべき内容だった。このタイミングで話す事に躊躇はあるものの逆にチ
ャンスかもしれない。瞬時に言うべき事と言わざるべき項目とで分け、じゅげむ(仮)
は話し出す。
「私はある計画を阻止するべく動いていましてね。全ての行動の目的はそれです。彼
女はその壮大な計画をしている組織の幹部でしてね。要するに、その計画の黒幕を暴
きたいんです。明神君に協力するのは、彼の別れさせ屋としての能力が必要でしてね。
とりあえず、今は貴方を無き者にする計画に加担しているというわけですよ。」

「とりあえず……ですか。」
相川はまるで、コーヒーの苦味を噛む様にして呟いた。
「あら?彼女からそのような計画の話は聞かされていないようですね。まぁ、虜になる
のも時間の問題ですし、問題ないでしょう。」
じゅげむ(仮)は立ち上がり
「ここは私が」
そう言って、カウンターへ行って支払いを済まし店を出て行った。

422 名前: no name :2010/01/05(火) 00:39:59 ID:gbTdPR7X

ホテルに戻ったが、BOSSはまだ帰っていなかった。
相川はシャワーを浴びながら考える。

つまり自分と明神は、BOSSとじゅげむ(仮)の代理戦争をさせられてい
る訳だ。
それと、ついついカップと中身の代金まで払って持って来てしまったが
今見る見るシャンプーと湯の分量が増えまくっているこのコーヒーは、
少し苦味が過ぎる気がした。当然シャンプーの味もする。ひどいもの
だ。
相川は改めて後でコーヒーを入れ直し、シュガースティックを十二本、
ミルクを五個入れるのを決意し、また考えた。

自分はBOSSを愛し始めている。
だが、向こうはどうなのだろう?抱いた時にこぼれる言葉にどれほどの
真実が隠されているのだろう?
勿論そんな全てが嘘でも、自分は構わない。『どうでもいい』ではなく
『構わない』のだ。
惚れた弱み。多分そんな所だろう。
何故なら、彼女と出会った時の気持ちが増幅して行くだけだったから。

「気に入った仕事ってのも、不意に畳まなきゃいけない時があって、そ
れが一番しんどいなあ……」
だが、もしBOSSが付いて来なかったとしても、自分は明神との決着をつ
けたら、どこかへ旅に出よう。
もしかしたら、やり直せるのかもしれないから。

寂しさは感じなかった。何かを決めてしまえば、大体そんな感じになる
のがいつもの自分だ。
そうと決まれば、BOSSが戻ったら情報交換をし、今日はとっとと寝てし
まおう。

泡を洗い流すと相川はバスタブに湯を貯めながら座り込み、穏やかな微
笑を浮かべた。

423 名前: no name :2010/01/05(火) 05:25:52 ID:xaWaI3lk

相川「お前はここで死ぬのさ!」

424 名前: no name :2010/01/05(火) 09:52:17 ID:gbTdPR7X

そう言うなり、相川は両手で銃をポイントし、左右を見る視線に合わ
せて仮想の銃を向けてみた。こういう事も、日頃から身体に叩き込んで
置かないととっさに動いてくれないものだ。
反射的に身体が動いてくれたおかげで何度命拾いをしたか知れない。
湯船の中でやるには少々物々しいかもしれないが、風呂場で狙われると
いう可能性も全くのゼロではないのだ。

その様子を、部屋に戻ってからじっと見ていたBOSSは告げた。
「思うんだけど」
「何でしょうか?」
「どうして真面目な訓練なのに、ふざけてるように見えてしまうのかし
らね」
「頭がいい感じに冷えてる証拠だろう。それでも大切だと思う事が必要
なのさ」
「あら、ありがとう。私の膝地獄で潰れかけた、例の傷は痛む?」
「まだ使用には耐えうる様だ。鍛えておくもんだな」
「どう鍛えてるのかは聞かないでおきましょう」
「ありがたい」
「上がる時はバスタブをシャワーで徹底的に洗ってからにしてね?」
「自分でやったんじゃないかよう」
「何が原因だったかしら?」
「電波」
相川のあごをかする様にして、BOSSの左の掌底が入り、彼はバスタブに
水没した。その髪を引っつかんでビンタを浴びせ、BOSSは彼を覚醒させ
た。
「うぶっ、あああ!」
「誰が原因だったのか、もう一度聞きたいわ」
「俺、いいえ、わたくしめにございます!ろうもひゅいまひぇん!!」
「さりげなく哀れみを乞うな!」
BOSSはそれから幾度も彼の顔を湯に押し付けて苦しめるのだった。

425 名前: no name :2010/01/05(火) 10:22:09 ID:xaWaI3lk

BOSS「しまった!殺してしまったかもしれない!」

426 名前: no name :2010/01/05(火) 10:56:03 ID:gbTdPR7X

BOSSはAEDで彼の魂を傷付いた肉体に無理やり引きずり戻した。
「そう簡単には楽にさせないわよ」
五人が見たら五人が
『エレガントな笑顔だ』
と評価するであろうそれを浮かべながら、息も絶え絶えの相川を見下ろ
すBOSS。
「また……生き延びちまったじゃねーかよ……!」
身体に不死の蟲を埋め込んだ侍の様な台詞自体はかっこ良かったが、言
い放つ人物にイラッと来たので、BOSSは不意に
「あっ、受付のお姉さんがタイトスカートの弱点である秘密の三角地帯
を晒しまくりながらこっち向いてしゃがんでる!」
とシャウトしながら相川の視線を指で操作し、その間に猿轡をかますと
適当にAEDを当てて彼に電流を流すのだった。

427 名前: no namae :2010/01/05(火) 15:18:46 ID:xaWaI3lk

相川はこんがり焼けました。

428 名前: no name :2010/01/05(火) 17:46:16 ID:qiNwEip5

「じゃあ殺せよぉ〜!俺を殺せば良いじゃん!!」
「馬鹿やろうぅぅ!明神が死んだって地球滅亡の阻止はできねぇんだよぉぉ!!」
相川達が修羅場を繰りひろげている最中、明陣営側も修羅場となりつつあった。

それは、数十分前の事である。
明神は宿屋に帰り、じゅげむ(仮)から相川とのやり取りの説明を受けていた。
「もう一つ訊きたい事があるんだが」
と話題を変える明神。
「なんだ?」
「あんた、俺の『別れさせ屋』として能力が必要だとか言ったな?それは、どうい
う意味だ。いい加減教えろ。」
明神がそう訊くと、じゅげむ(仮)がニヤリと笑う。
「その質問を待ってた。……入って来て良いぞ。」
そう言うと、扉が開き一人の男が入ってきた。その男は金田(はんにゃ)と名乗り、
自分の体の中にはもう一人の人格(直美)がいる事やその経緯を説明してきた。
「はぁ……」
明神が生返事をすると。
「つまり、あんたには俺と直美を別々の体に別れさせて欲しいんだ。」
そう得意げに話す金田(はんにゃ)。
「いや、無理。」
明神は即答した。


「……え?」
「…え?」
「え?」
金田(はんにゃ)、じゅげむ(仮)、明神と順に訊き返す。
「いやいや、そんなエスパーみたいな事できる訳無いじゃん。…え?」
明神は弁明する。
「え?いやでも、あんた別れさせ屋だろ?」
「別れさせ屋って言っても、あくまでハード?的な話であって、そういうソフト?的
な話は出来ないよ。」
明神はこれまた弁明する。
「チョット待て、チョット待て。マジなの?本当に出来ないの?」
じゅげむ(仮)はさらに訊き返した。
「…残念だけど出来ない。」
明神がそう答えると、じゅげむ(仮)と金田(はんにゃ)はお互い顔を見合わせる。
「マジかよ。じゃあ計画全部パァじゃん。つーか、出来ないんなら別れさせ屋の肩書
き付けんなよなぁ。これだからパンピーは困んだよ。この程度で一端のプロ気取りで
すかこの野郎ぅ。」
じゅげむ(仮)が感情をあらわにした。

429 名前: no name :2010/01/05(火) 22:29:12 ID:gbTdPR7X

で、先ほどの台詞の後から次第にエキサイトして来ている訳だ。
明神は言った。
「いや、何言ってるんだか全然わかんねーんですけど!何、それじゃあ
あれですか、別れさせ屋ってあれですか、みんながみんな、現世でのハ
ード以外の面倒も見れなきゃどうにもなりませんか?ダメビジネスです
か?
『おいちょっとお前イタコやれ』
って言ってる様なもんじゃん!うちはそういうスピリチュアル系は取り
扱ってないの!あんたらあれだよ、キャバクラとかの勘違いオヤジと
同じだよ、
『おいおい、何で本番ねーんだよ、この商売女が!』
とか抜かすあれと同じなんだよ!トークを楽しみに来ている人々の邪魔
って言うか〜!?」
「『邪魔』
って何だよ」
じゅげむ(仮)と金田(はんにゃ)はその単語に敏感に反応した。
「あれ?言い方が良く分からなかったれちゅかぁ〜?
 なら改めてお教え差し上げますが、
『それなら最初からイタコのとこ行けばいいんじゃないの?』
って話をしてるんですぅ!すっげータチ悪いぜあんたら!!
何てーの、デパートの受付のお姉さんにアホな質問をして困らせる
無頼気取りの老人とかレジで揉めないと買い物出来ない奴らとか、
そういうのと同じケダモノのニオイって奴?スメルって奴ね。
そういうもんがもうね、プンプン漂って来るわ!
そもそも何だよ普通でも心療内科行くだろ初めから!!」
『……やっぱ、そうだよ、な……』
二人は声を揃えていきなり重いオーラを明神に叩き付けて来た。
「……何いきなり凹んでんだよ」
「だ、だ、だって、ひっく、だってさぁ……」
金田(はんにゃ)が肩を震わせて涙をこぼし始めた。

430 名前: no name :2010/01/06(水) 00:46:05 ID:X5JPVVFp

「めんど……」
思わず素直な気持ちを言葉に乗せて彼女へ伝えてしまう明神。
「すいませんね!あちこちの心療内科制覇してるっつの!どこもかし
こも、
『すいません、うちではちょっと……』
とか言ってくれちゃってさ、あたしそんならどう生きて行けばいい訳
なの!?あたしだって普通の子みたいにラブとかにコメりたいっつー
の!!」
「制覇してるのかよ」
「山手線と中央線はね。現在京王井の頭線と京王線を攻略中」
「どんだけ弾かれてんだよ。でかい病院行けよ」
「診療所とかの紹介状がないと初診料バカ高いのよ!そんな事も知ら
ないの!?」
「お姉さんのおかげで少し頭が良くなった感じ!」
「うふふ良かったね☆じゃあ、教室のみんな?またねー☆」
『ばいばーい☆』
何故か息が合っている三人は爽やかにカメラ目線で同じ方向を捉えつ
つ、微笑しながら手を大きく振るのだった。

431 名前: no name :2010/01/06(水) 01:20:37 ID:X5JPVVFp

どこからか
『はい、カットです』
という声がした。途端に金田(はんにゃ)が
「っしゃあ!
明神自分オウコラオノレコラ、ちょっと話あるから楽屋来いやぁ!!
ええから!ええから来い言うとんねや!!お前の耳は餃子のギャグに
も使えんわアホほんまはよ来いや自分〜!?
ったくほんま実は私な、ヒラ○ー先生の『以○略』の二巻ずーっとず
ーっと楽しみにしとんねん生理遅れそうなくらい楽しみにしとんねん
『今喋ってるのは金田じゃない』
という事で一つよろしく頼むわ!
んでなあの漫画最高やのに続き読めんっちゅーのはあれやろ、某首相
の名前がついた不況のせいやろ!?
ゲーム業界冷やしとんのも実はかの首相やろ!収入低かったら娯楽削
るのが正しい日本家庭のあり方っちゅうもんやからな!ジ○ンプもり
○んもぼくちゃん嬢ちゃん我慢しとるわ!
はははサラリーマンの年収間違うとるもんなそんな額もらっとったら
誰も路頭に迷わんわ首鍛えんでええし失敗せんで済むわ休日毎に家族
で遊園地やがな!夜はレストランでハンバーグステーキに日の丸の旗
バシーッとおっ立ててお母さんもお父さんもぼくちゃんも嬢ちゃんも
みんなニッコリやがな次の日の学校も仕事も頑張れるわ普通ー!
それをほんま何やのあの額『年収』て『年収』て!
『くらい?』
て!!
どんだけのお父さんお母さんがそれだけの手取り取れるっちゅーん
よ!?友達何人も夜逃げしてるっちゅーねんほんまやっとれんわ!
ったく君とはやっとれんわ!!こーの、餃子!餃子!」
と、中途半端に『ごっ○ええ感じ』の『思○期』のネタもちりばめな
がら、不慣れっぽい、本場の人に聞かせたら恐らく高い確率でツッコ
まれそうな関西弁でシャウトしながら明神を部屋のユニットバスへと
連れて行った。
特に抵抗もせず引きずられて行く明神の全身から禍々しい気が放出さ
れていたのをじゅげむ(仮)は感じたが、怖いのでスルーした。
「全く……」
じゅげむ(仮)は肩をすくめるとベッドにうつ伏せに倒れ込んだ。

432 名前: no name :2010/01/06(水) 01:32:22 ID:X5JPVVFp

ややあって、先ほどの勢いは何処へやら、すっかり仲良しさんになっ
て出て来る二人。金田(はんにゃ)は頬を上気させながら、明神の腕
に自分のそれを絡めている。
「ふふ、素敵だった☆」
「よせよ、照れるじゃないか」
「おいちょっと待て何があったーッ!?」
じゅげむ(仮)は跳ね起きてシャウトした。
「言えって言うのかい?野暮な男だぜ」
「全くよね。こわぁい」
「怖いのはお前一人だよ!」
空気が凍りついた。

「ほう!そうかい!!
よし、次はオノレがちょっと楽屋来いや。来いや!じゅげむじゅげむ
てオノレ好き放題に名乗り上げてくれよってほんまそりゃどう考えて
もDQNネームっちゅう奴やろ呼んでる間に溺れ死ぬなんちゅうのは子
供の幸せなんぞ微塵も考えよらんっちゅーこっちゃろほんま自分、私
今度親御さんにきっちり言い聞かせたらなあかんわ何ちゅう世界やろ
香○山紫子さんもびっくりやわそりゃクトゥルー神話もラノベのヒロ
インになるわ分かっとんのれ○ちゃんあんたほんま最悪やわ紫子さん
ひっくり返らずにはおれんっちゅーの保○草さんはどこやのいややわ
眼鏡眼鏡!!」
強烈な態度の変貌も省みずにシャウトして今度はじゅげむ(仮)をユ
ニットへ連れて行く金田(はんにゃ)。
「俺の紫子さんとれ○ちゃんを侮辱しやがってあの女……!」
地上波では放送出来ない呪詛をその後に続けて吐きながら、明神はベ
ッドにうつ伏せに(以下略)。

433 名前: no name :2010/01/06(水) 01:47:43 ID:X5JPVVFp

ややあって、先ほどの勢いは何処へやら、すっかり仲良しさんになっ
て出て来る二人。金田(はんにゃ)は頬を上気させながら、じゅげむ
(仮)の腕に自分のそれを絡めている。
「ふふ、素敵だった☆」
「よせよ、照れるじゃないか」
「おいちょっと待て何があったーッ!?」
明神は跳ね起きてシャウトした。
「言えって言うのかい?野暮な男だぜ」
「全くよね。こわぁい」
「怖いのはお前一人だよ!」
先ほどのじゅげむ(仮)と平気で同じ道を歩んでしまう明神。
「ほう!そうかい!!
よし、次はオノレがちょっと楽屋来いや。来いや!」
「いい加減にトイレって言ってよ!」
「何やのそれ女に
『『トイレ』
とシャウトしろ』
って言いますのん!?何というイビリやろたまらんわあんた、これ
セクハラなんちゅうのと違うわイビリや力ない町娘にメガトン級の
重圧かけて来はりますのなあんさん職場イビリやでワーキングホリ
デーやわ」
「ワーハラじゃねーのかよ」
「そう言いましたがな」
「聞いてねーよ!」
「何やのさっきからステレオでシャウトしてここ武道館かほんま、
京女には耐えられん仕打ちどすえ!」
「実際何処生まれなのか今度びっちり調べ上げてやるからな……!」
「モラハラもおまけですのん!?いややわぁ。
さて、よし、おま、ちょ、来う。楽屋来う!」

そんなやり取りが地球時間で三日ほど続いた。

434 名前: no name :2010/01/06(水) 16:26:53 ID:X5JPVVFp

幾度もAEDによる電撃で身体をバウンドさせた相川は、とりあえずトイ
レで一度戻し、幾度もうがいをしていた。
電撃は流されている間は、どこかに身体のもう一端を設置している限り
は身動きが取れない。AEDの電圧でなければ、もう少しで独自料理相川
炭火焼(衝撃のヘア無修正)の一丁上がりになってしまう所だった。

……全く、加減を知らない女だぜ。

そう心の中で呟いたが、湯を張っていたあのバスタブに海外製の発電
製品(電池使用)などを鮮やかなフォームでシュートされるよりはマシ
だと、自分に言い聞かせた。

「気分はどう?」
「多少はマシになったかな。これくらいで参っていたら、俺の仕事は
務まらない」
「何処までもタフな男ね。じゃあ、明神との会話内容を伝えるから、
かけてちょうだい」
「……大胆だな」
相川がベルトを緩めようとするより早くBOSSは45口径を引き抜いて、
両手でポイントしながら彼の眉間に当てた。相川は両手を挙げた。
BOSSはその濡れた唇から冷酷に告げる。
「『座れ』と言ったの。OK?
シッダウン。オーライ!?」
「……NES」
「どっちなのそれは」
「『はい』と『いいえ』の中間かな」
「その回は私も読んだけど、あの金髪人格バイリンガル娘と同じ様な
苛立ちを覚えた。引き金にかけてる指がそろそろ限界だわ」
「OK、座るさ。緊張してるかと思ったから気分を解してあげたいなと
思っただけなんだ」
「緊張の原因はあんたと明神が主なパーセンテージを占めているわ」
「何……だと……!?」
さいとう・たか○作画風の驚愕の表情を浮かべながら、相川はストンと
ソファに腰を落とした。銃を左胸のホルスターに収めるBOSS。
「バカな……BOSSちゃんと仲がいいのは僕なんだい……!」
「分かったから!後で仲良くしてあげるから情報交換を!!」
「いいだろう」
相川は足を組み直し、ニヒルな笑みを浮かべた。
「今度アホな時にボケをかましたらクレーターをこさえてやるからその
つもりで」
「俺はいつだってマジさ……」
「説得力0」
相川はうなだれた。

435 名前: no namae ◆aAAUcODzEg :2010/01/06(水) 17:59:39 ID:j41bnB/x

相川「くそっ!時間を自由に戻せる世界であれば!」
その時だった。机の引き出しが小刻みに震えだした。
一同「もっ・・・もしかして!」
やはりそうだった。机から出たのは他でもない


ドラえもんだ。
ドラえもん「俺を呼んだな。よし君らの要望に答え時間を戻してあげよう」
-ウィンウィンウィンウィン-
>>422に戻る

436 名前: no name :2010/01/06(水) 19:39:07 ID:2Bklo8vl

相川「お前はここで死ぬのさ!」
そう言うなり、相川は両手で銃をポイントし、左右を見る視線に合わ
せて仮想の銃を向けてみた。こういう事も、日頃から身体に叩き込んで
置かないととっさに動いてくれないものだ。
反射的に身体が動いてくれたおかげで何度命拾いをしたか知れない。
湯船の中でやるには少々物々しいかもしれないが、風呂場で狙われると
いう可能性も全くのゼロではないのだ。

おかしい…何かおかしい。相川はココに来てそう感じていた。さっき自
分が発した言葉「お前はここで死ぬのさ!」を前に一度同じシチュエー
ションで発した気がする。デジャビュ?いや、そんな不確かなものでは
なくもっと確実に、そう、同じ事を前にもやった。そんな感じである。

そんな事を考えていると、これまたBOSSが話しかけてきそうな気がした。

「思うんだけど」
「何でしょうか?」
  ・
  ・
  ・
〜以下中略〜
  ・
  ・
  ・
「俺はいつだってマジさ……」
「説得力0」
相川はうなだれた。
相川「くそっ!時間を自由に戻せる世界であれば!」

(いや、違う。これじゃあ前の時と同じだ。繰り返しちまう。カフェで会っ
たじゅげむ(仮)は言った。時間が繰り返すのはこの流れを気に食わない奴
がいて、そいつの思惑通りにいかないとこの物語は進まなくなってしまう、
と。話が変わった所で、『>>422に戻る』が出て逆戻りだ、と。じゃあ、一体
何をすれば良いんだ?)
相川は心の中でそう感じた。が、もう遅かった。

机の引き出しが小刻みに震えだした。
一同「もっ・・・もしかして!」
やはりそうだった。机から出たのは他でもない

ドラえもんだ。
ドラえもん「俺を呼んだな。よし君らの要望に答え時間を戻してあげよう」
-ウィンウィンウィンウィン-
>>422に戻る

437 名前: no name :2010/01/06(水) 21:57:06 ID:2Bklo8vl

相川。BOSS。明神。そして、じゅげむ(仮)は相川とじゅげむ(仮)が会っていたカフェにいた。
正確には会っていたであろうカフェだ。このおかしな状況を4人とも認識し始め、とりあえず会お
う。という事になったのである。勿論、4人が一緒に会うのは始めてである。

「とりあえず、各々考えはあるでしょうけど、今はこのタイムリープから抜け出す事だけを考えま
しょう。」
最初に口を開いたのはBOSSだった。
「問題があるのは相川だろ?おまえさぁ、何が気に入らないの?」
明神が切れつつ、相川を問いただす。
「それは……わからない。まさか、先の読めないシリーズでタイムリープが起こるなんて、こんな
タブーが起きてしまうなんて。俺も、どのタイミングで話を変えればいいのやら・・・」
相川自身、相当悩んでいた。
「起きてしまった事は仕方無い。とりあえず案を出していこうか?」
じゅげむ(仮)は続けて口を開く。
「……とりあえずさぁ、あの青い耳無し猫型ロボット…殺らない?」

438 名前: no name :2010/01/07(木) 00:42:20 ID:seo/NouX

体内に核を内包した奴を攻撃対象にする。そんな仕事は今回が初めて
だ。
少なくともどこか……海上がいいだろうか。どこかの国の核実験にして
しまい、日本の外交カードにするのも手だろう。ともかくそこへに確実
におびき寄せ、可能ならあのターミネーターもどきも始末してしまいた
い。
それがこの四名の共通の目標となった。
「じゃあ、一時休戦だな」
「良かろう」
頷き合う相川と明神。
「コンバッ○さん、あなたとの依頼は、この場合はどうします?」
「こちらも一時中止で構いません。これまでの費用は領収書を回して
下さい」
「ありがたい」
「じゅげむ(仮)、あんたもそれでいいな?」
相川が訊ねると、じゅげむ(仮)は頷いた。
「地球規模の問題になってしまったからな。国同士の争いによる被害を
これ以上拡大させる訳には行かない」
「しかしだ、奴にはひらりマントなどの防衛体制と数々の攻撃手段、そ
して頼もしく手強い仲間がいる。そいつを潜り抜ける為の得物を揃える
だけの資金はあるのか?」
「現在海外から国内へその分の資金を移動中だ。極力日本としては防衛
側で済ませたい所だがね。
国を必死に支えているサラリーマンの年収を間違える様な傀儡に任せる
訳にはいかない」
「……OK。当面この四人は仲間だ。いいな?」
『ああ』
明神の声に、相川達はニヒルな笑みを向け合うのだった。

439 名前: no namae ◆aAAUcODzEg :2010/01/07(木) 08:25:48 ID:D8wS7zhE

〜その頃〜
場所;のびた宅 AM2:00
のび太「ドラえもーん。またジャイアンがいじめてくるよぉ〜!」
ドラえもん「ジャイアンの物理的な攻撃は自分で回避しろ。俺の出る幕ではない」
ピピピピピッ ピピピピピッ
ドラえもん「のび太。少し席を外していいかな?」
のび太「何だよ、ドラえもん。物理的な攻撃?席を外す?意味が分からない!教えてよ」
ドラえもん「お前はどうやら頭の方が末期らしいな。・・・行ってくる、すぐ帰ってくるからな」
のび太「ドラえも〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!」
ドラえもんはタケコプターで誰もいない所を探し、空き地に誰もいないのを確認すると、腕時計型の携帯で、誰かと喋りだした」
ドラえもん「はい、こちらEX-03。」
???「フフフ・・・。ドラえもん君。君は狙われているよ。気をつけた方がいい。」
ドラえもん「はっ!・・・誰に狙われているのでしょうか。」
???「BOSSを筆頭とする。俺を除く馬鹿な人類のゴミどもの集まりさ。」
ドラえもん「はっ!分かりました。すぐに見つけてコルトパイソンEXで殺します。」
???「コルトパイソンEX・・・。ハハハハハ面白い。そいつらの死に様を撮って俺にメールで送ってきてくれ。」
ドラえもん「分かりました、EX-01。」
???「じゃあな、EX-03。」
〜こんなやりとりも知らず、未だに明神の声に、相川達はニヒルな笑みを向け合うのだった。〜

440 名前: no name :2010/01/07(木) 09:20:56 ID:seo/NouX

再び明神達の集う一室。

「さて、そこでだ」
明神の台詞に一同が彼へと視線を向ける。
「作戦遂行中にトラブルはなるべく避けたい。それぞれが実はどうい
うキャラなのか、ここで明かすとしようじゃないか」
「いいだろう。俺は基本的にいきなり豹変したりはしない」
「電波は受信するけどね」
相川の台詞にサラッと添えるBOSS。相川は苦笑しつつ続けた。
「ふざけたりはするけど、いきなり三下キャラになったりはしない。
……してないよね?」
「何故私の顔を見るのよ」
『ヒソヒソ……』
「聞こえる様に言っていいのよ?」
BOSSの視線に、明神とじゅげむ(仮)は囁き合うのをやめる。明神が
フォローする様に告げた。
「いや、
『キャラかぶっちゃうけど大丈夫かな?』
って相談してただけだよ。俺と相川がな」
「何だそれは。
……はっ!お前、まさか……」
「お前もか。俺はいつも自分の行動を客観視するもう一人の自分、つ
まり『絶○先生』で言うゲ○ペルさんに見られている。自戒し続ける
人生さ。
『ゲッペルさんが○てる』
というタイトルで小説が書けてしまいそうなほどにな」
BOSSはそのタイトルを聞くなり、頬を引きつらせながら微笑を浮かべ
明神に訊ねた。
「何そのタイトル。あたしのバイブルディスってるの?あたしの聖○
まディスってるって訳!?」
「違うって!俺も聖○まの登場頻度が落ちてからのあの作品展開はか
なり辛いんだから!!」
「そうよね!しんどいわよね!!」
「そ、そうとも!しんどくて窒息しそうさ!!」
「俺は志○子さんがいるから特に問題ない」
じゅげむ(仮)がマグカップのコーヒーを一口すすってから静かに告
げた。
「ひとまず俺・明神と相川はぶれないタイプ、BOSSはその作品タイト
ルにうかつに触れなければ問題ない逆鱗抵触即豹変タイプ、という事
でいいな?」
「ええ。まあ、何かに心を射抜かれた事のない者には分からない世界
よ。理解を無理に求めようとも思わないわ」

……あなたには、気付いて欲しいけどね、相川。

目まぐるしい状況変化の中で、ついに自分の気持ちに向き合ったBOSS
は、心の中でそう、付け加えた。

441 名前: no name :2010/01/07(木) 11:43:18 ID:KbUHQ6ak

ドラえもん「これより攻撃を開始する」
相川はBOSSの放つ電波よりも先に、ドラえもんの電波を受け取った
「おい!伏せろ!敵襲だ!」
相川の一言にその場にいた四人は少し戸惑いながら伏せた
「何?なんかあったの?しょうもないことじゃあまた
風呂のときみたいに・・」
「しょうもなく・・無い」
といい、相川は45口径を手に取り、
「お前はここで死ぬのさ!」
と言い3発奴にぶち込んだ・・・つもりだった
「ヒラリ満都!」
それはただのヒラリマントではなかった。なぜかヨロシクを
四露死苦!見たいに変えて喜んでいる不良みたいな感じで
ヒラリ満都と改名されていた
「俺の名前は怒羅江門 貴様らをに天誅を下す」
「・・・なんじゃありゃああああ!」
ドラえもんの姿がラオウみたいになっている。
鈴とか、クラウザーさんの付けそうな鎖のアクセサリーになっていた
「よく、相手に攻撃をさせておいて、それから攻撃をするって言う
漫画があるけど、正直言って、その間の時間が無駄!」
と言うと、悪魔の手帳を取り出し、間もなくそれを使った
「この道具は、相手を何でも俺の言いなりに出来るんだよ」
「何」・・・だと・・」
正直言って予想外だった。予想外すぎて金田の二人の人格が
一人に戻ったほどだった

442 名前: no name :2010/01/07(木) 12:13:38 ID:VbCXPso5

しかし、そこはお互いプロ同士。道具や兵器を使った戦いはどちらも決定打となりうる攻
撃は与えられず、長期戦になりつつあった・・・

田中「と言うわけで、今回も始まってしまいましたぁ。右上1武道大会ィィ(特別枠)。
   まさか、このスレでこの大会が開催されるとは正直考えていませんでした。」
山本「勝敗を決める時、やはり最後は己の拳のみ。と言ったところでしょうか。」
田中「大会と言っても、試合は1試合。勝っても負けてもこの試合がラストォォ!!事実
   上の決勝戦と言っても過言ではありません!!」
山本「私としては、どうしてこうなったのか、正直わかりませんが・・・」
田中「実は「先の読めない」チームから、『さっさと本編を進めたい』とのご要望があり
   まして、これを「ザ・ドラえもんズ」チームにお伝えしたところ、『こっちも、の
   び〇君がジャイ〇ンにいじめられていてそれどころではない』という事でこうなっ
   てしまいました。両陣営忙しいって事ですね。・・・申し遅れましたぁ。今大会の
   実況を務めさせていただく田中と、皆さんお馴染みの解説者山本で送ってまいりた
   いと思います。ではサックサクいきましょう!今大会のエントリーメンバーは以下
   のようになっております。」

「先の読めない」チーム
先鋒 明神
次鋒 相川
副将 じゅげむ(仮)
大将 BOSS

「ザ・ドラえもんズ」チーム
先鋒 ドラえもん
次鋒 ドラ・ザ・キッド
副将 エル・マタドーラ
大将 ドラミ

443 名前: no name :2010/01/07(木) 12:30:33 ID:VbCXPso5

田中「試合はDead or Aliveの1vs1の勝ち抜きバトゥルゥゥ。大将がどちらも女性という訳
   ですね。面白くなってきて参りましたぁ。山本さぁんんn、今大会の見所は?」
山本「今大会は道具の使用は一切禁止になっていますからね。猫型ロボット達がどう戦うか、
   見物です。」

444 名前: no name :2010/01/07(木) 14:21:13 ID:seo/NouX

田中はマイクを握るとファナティックに実況を始めた。
「さあ、両者向かい合ってにらみ合う!そのまま互いに円を描く様に
横へ横へと移動します、と、ここはドラえもんが仕掛けに行った!!
明神の膝にタックルです!これは強烈稲妻ヘッドバッドしかしドラえ
もん自身はクロスチョップをしたかった模様、明神倒れて転がり激痛
にうめき声を上げるもドラえもんがのしかかる!
が、悲しいかなリーチの差が仇になった、明神横に転げて逃げる、ド
ラえもん、舌打ちをしながら後ろに飛び退きます。明神、今の一撃で
エキサイトモード突入だ、相手との身長差が自分にも仇になると分か
った今、のうのうとしてはいられない!」
「来い!来いよこの我欲に溺れるポンコツロボット!!
てめえなんざどれほどのし上がろうとこの俺が叩き潰してやるぜえ!
来いよこのナンパ成功率小数点以下野郎!!」
「あーっと明神が羽織っていた上着を脱いでリングの外へ投げやり、
大きく手を広げながら汗を散らしつつシャウトする!これは凄い挑発
です!!未来から来た新兵器、超ハイテクコンピュータ内蔵のミラク
ルマシーン、やはり冷徹にスルーするか!?と、ドラえもんが烈火の
如く赤くなって来ました!これは滅多にない逆上モードです!!
ドラえもん大きく跳んでドロップキック、明神もろに食らってロープ
へ飛んだ、ドラえもん転がって明神を待つ、明神ロープの反動を利用
して、あーっと浴びせ蹴りでドラえもんの目論見を粉砕しました!
ドラえもんこれは大ダメージです。そのままドラえもんの両足を抱え
込んだ明神、これは……パイルドライバーだ!ドラえもん急行直下!
ドラえもん立てません!フォールに入る明神、1、2、3!!
今高らかにゴングが鳴ります、明神の勝利です!」
観客と『先の読めないチーム』の歓声が場内を包んだ。

445 名前: no name :2010/01/07(木) 14:47:02 ID:EiK1ZmoG

ピーーー…………

「損傷率80パーセント。チップに問題あり、原子炉損傷、EX−03。戦闘モードに移る。」
ポケットから、「特別戦闘兵用迎撃モード」と書かれた、バッグを取り出すや否や、ドラえもんに装着されて、もはや、ネコ型ではなく、特撮ヒーローのような形になった。
「な、なな何なんだあれは・・・!」
田中「ドラえもんが、進化し・・・がっは」
「五月蠅い、静かに眠ってろ」
田中の首から下がなくなっている、いや地面がえぐれているなんて武器を使ったんだ。明神は後ずさりしてしまった。
「俺は、どらえもんではない。D-054だ、さて二回戦といきましょうかクフフフ」
観客は、あまりの恐ろしさに気絶してしまっている。

446 名前: no name :2010/01/07(木) 15:17:13 ID:seo/NouX

「レフェリー、存在感が薄いのは『絶○先生』の彼だけで十分……」
気配をなくしつつ逃走を図った模様のレフェリー。影も形も見えない。
「チッ。ルール無用なら初めからそう言えよな」
既に被爆している可能性のある自分がこいつの相手をすればいい。後は
じゅげむ(仮)とBOSS達に託すとしよう。
「隠しておくもんだ」
 明神は自分のコーナーポストに移動するとリングのマットを引っ張っ
た。と、相手の重量も加わって派手に裂けたその下からマグナムを取り
出して変形した青い奴に向けつつ、背後の仲間達に告げた。
「こういう事だ。じゅげむ(仮)、BOSS、自衛隊に出動を要請しろ。
奴らはまともな勝負も出来ない腰抜けだ。自分の目先の事しか考えてい
ないテロ屋でしかなかった。
俺達とこいつらの勝負は茶番だったんだ。各国のテロへの対応は間違っ
てはいなかった」
「現在各方面に指示を出している。我々はここから撤退するぞ!」
「そうしろ。俺がこいつを引き止めておける内に」
「明神……!」
 相川がBOSSの手を引いて撤退しながら叫んだ。
「相川、勝負はどうやらお預けだ。そしてお前はやる事が見つかった。
その女と幸せにな」
「明神……!」
「俺達の業界では普通の流れだろう。気にするな。
仲良くやれ。これは命令だ」
「……待ってろ、救援を寄越すからな!」

仲間達や観客が駆け出して行くのを気配で察知すると、その怒号と喧騒
の中で明神は言った。
「早い所始めよう。俺もあまり持ちそうにない」
「愚かな奴だ」
「打つ手がもうないんでね。マタン○を呼ぶにももう通信機は手元に
ない。
 観客はまあ……どうにかするだろ」
 明神が額に汗を滲ませ始める。青い機体は関節部から光を放ちつつ、
明神と正面から再びにらみ合った―

447 名前: no name :2010/01/07(木) 15:34:54 ID:VbCXPso5

田中「決まったぁー。D-054選手の連続ミサイルゥゥゥ!明神選手たまらずその場に崩れ落ちるぅぅ!」
山本「ココにきて体の硬さの差が試合に出てきましたね。」
田中「・・・これは立てない!審判がコールを始めたぁぁぁぁ!」
山本「しかし、明神選手はよくやりましたよ。機械相手にこの奮闘、申し分な・・・」
田中「アーっとォォォ!?明神選手が立ち上がったぁぁぁ!」

D-054「何故だ?何故そのボロボロの体で立ち上がる?」
明神「ハァ…ハァ…。テメェだけは…許せねぇんだよ。」
D-054「何?!」
明神「…人間って奴はよぉ。どんな人生歩んでても…後悔ってのは誰にだってあんだよ。だからって、
   他の人生が良かったなんて思わねぇよ。間違いなく今の俺、そのものがBestなんだ。だから、
   前を向いて歩いていけるんだ。過去に囚われたり、未来に縋ったりする暇は無い。今自分がで
   きる事でやっていくしかねぇんだよ。 お前が出してきたタイムマシンってのは、今ココに立っ
   ている自分自身、全てを否定しているのと一緒なんだよ。たとえ、それが良心から出た行為だっ
   たとしてもなぁ。……だから、俺はお前を赦すわけにはいかねぇんだぁぁ!!」
田中「ココにきて、シリアス全開ですねぇ。つーかこのセリフ、どこかの丸パクリですか?」
山本「・・・gスッ。・・・・・・ヒッk。」
田中「・・・はい。解説者が解説を放棄した所で、試合に戻ります。」

448 名前: no name :2010/01/07(木) 16:01:24 ID:VbCXPso5

田中「ちなみに、私。機械なんで、頭部が残れば実況は続けます。」

449 名前: no name :2010/01/07(木) 16:13:40 ID:D8wS7zhE

-ピピピピピッ ピピピピピッ-
NNDT(ニコニコ動画テレビ放送局、ね)ニュース速報;
全世界の子供が卒倒。真のドラえもんの姿にかっ!
藤子プロ関係者「俺は知らない。」
箱根のドラえもんファンの幼児がショック死。父親は「俺のダッチワイフ。」と泣き泣きコメント。
2chでは祭り状態。逮捕者も続出
阿部さん「あれおかしいな?まだ俺はドラえもんの家でドラとのび太を掘っているのだが?」
ドラえもん「あ・・・アイツは・・・。」
のび太「知ってるの?」
ドラえもん「EX-04・・・。ウェスえもんだ!何で試合をっ!」
のび太「ドラえもんテレビ出ないタイプだもんね〜(出演依頼あったのかよ!)」
ドラえもん「おぅ、・・・ウェスえもん。ぶっ殺してやる。その放送局の本社はどこだ!」
阿部さん「おいおい、まだ抜いてねーグハッ!!。」
阿部さんの脳天をデザートウィングから放たれた弾丸が貫く。
ドラえもん「のび太。知ってるだろ。」
のび太「うん。東京都中央区日本橋浜町2-31-1 浜町センタービルだよ」
ドラえもん「よし、のび太はここで待っといてくれ。」
そういうと、ドラえもんはどこでもドアで東京都中央区日本橋浜町2-31-1 浜町センタービルへ行った。

450 名前: no name :2010/01/07(木) 16:28:10 ID:D8wS7zhE

ウェスえもん(偽ドラ)は強烈な殺気に逸早く気付いた。
ウェスえもん「やべぇ。用事があるの忘れてましたー。」
田中「おーっと。ここでドラえもん、棄権か!」
バン!ドアが物凄い勢いで開く。
ドラえもん「グヘヘヘヘヘヘヘヘ!グハハハハハァフハハハグヘェ」
ウェスえもん「うわああああああああああああああああああ」
ドラえもんはためらいなく、すぐにウェスえもんの頭部を愛用のデザートウィングで破壊した。
ドラえもん「D-054?ほざくな、クソ。お前はEX-04という名で十分だ。」
ムカついていたのだろうか?田中の頭をデザートウィングで木っ端微塵にした。
「ふふふ、君達。今日は殺さないでおこう・・・。俺の殺気も冷めたからな・・・。しかし、・・・グヘヘヘヘ待っとけ。」
ピピピピピッピピピピピッ
ドラえもん「こちらEX-03。」
???「こちらEX-02。ドラちゃん。何しているの?こんな所へ出ちゃっていいのかしら。今私はのび太さんの家でお茶をしているわよ。」
ドラえもん「大丈夫。家でゆっくり待っといてくれ。」
会場の空気は悪くなっている。
テレビには一瞬ウェスえもんの弾けた頭が映ったが、今はモザイクがかかっている。
この後、EX-02からきいたが、のび太は失神していたらしい。
ドラえもん「さて、帰るか。」
ドラえもんはどこでもドアで帰った。

451 名前: みー :2010/01/07(木) 18:09:06 ID:qvRqrvuN

??2「まちなっ」
お客様税印がその声のするほうへふりむいた・・
       そこには!!
なんと、蛇慰安が立っていた!!
田中「あ・・あの人は・・・」
総勢+脛汚「蛇慰安だ!!」
蛇慰安「おい、脛汚、ドラえもんはどこだ?」

452 名前: wwwwww ◆XZrQiUCR8s :2010/01/07(木) 21:42:51 ID:D8wS7zhE

>>451 急展開ktkr
脛汚(以降スネオ)「ドラえもんならどこでもドアで多分のび太の家へ・・・」
ジャイアン「そうか・・・。いきなり出てすまんな・・・樹海で首吊ってくる・・・。」

453 名前: no name :2010/01/07(木) 23:25:37 ID:VD57Fscg

人生のアンインストールしてろ

454 名前: no name :2010/01/07(木) 23:36:57 ID:seo/NouX

そう呟くと、明神は不敵な笑みを浮かべながら膝から崩れ、マットに伏
し……動かなくなった―

455 名前: no name :2010/01/08(金) 08:55:07 ID:s2gVDaVW

         B
         A
         D
         E
         N
         D
         

456 名前: no name :2010/01/08(金) 12:52:16 ID:EbYDB7PT

「くそう、静かになっちまったぜ」
そううめく相川達が潜伏しているここは、現場から数百キロ離れた、
じゅげむ(仮)の手中にある偽装拠点のひとつ。
衛星から現場を監視していた相川の声。しかしBOSSとじゅげむ(仮)
は努めて冷静な表情のままだ。
じゅげむ(仮)が相川に告げた。
「今から言うコードで検索を始めてくれ」
「それは何の役に立つんだ?」
「恐らくは明神の今回の切り札が収容されていると思われる場所の暗
号だ。
 調査に向かわせた人員が連絡を絶ったままなのでね。状況を把握し
ておきたい」
「了解。どうぞ」
 じゅげむ(仮)は伝え、相川が早速得意のクラッキングでその暗号
を元にネットの海に潜り込む。
「そう時間はかからないと思う」
「可能な限り急いでくれ」
「了解」

ややあって、とある港の倉庫の住所が弾き出された。衛星から調査を
した限りでは、その地点に何かが保存されている。
そしてそれは人型に近くも、明らかに異形を成していた。
「これは何だ……?しかもここからそう遠くはないな」
「相川、BOSS、聞いてくれ。我々はそいつをドラえもんと呼ばれてい
た奴にぶつける。
現在までで分かっている事は、そこにある物はとある島で確認された
菌糸類のミュータントで、周囲に干渉し、浸食と増殖を繰り返しなが
ら、菌糸類事態に住み良い環境を拡大し続けているらしい、という事
だけだ。そしてそれは人にも干渉する」
「『金属やらプラスチックを分解する奴らのお仲間』
と見ればいいかしら?」
「そう、しかも恐らくは自然発生だ。
明神がどうやって入手したかは途中に海外からの勢力による阻止が入
った為に未だ不明。しかし、安全に輸送し、放射能の真っ只中にいる
ドラえもん達に投下する事は可能だ。それを使う」
じゅげむ(仮)の声に、相川とBOSSは耳を疑わずにはいられなかった。

457 名前: no name :2010/01/08(金) 14:29:42 ID:O7TAKvWw

にょろーん

458 名前: no name :2010/01/08(金) 17:21:08 ID:qTNqzXji

                  ト
           lヽ  |::ヽ l:、 i
       ‐ 、 ヽ l:::::ヽ: l::::::i:::l ll,,. -‐__,,..
       、 ヽ、`::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/___
    __,,,,......ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<´
    ''‐-、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:ヽ
     ,. r ':::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::< ̄`
    -‐.フ::::::::::::::::::::::::ト::::ト:rl:::l''l,::::::::::_::::::::::ヽヽ、
    /:::,.r::::::::::/l,.l:l.l::l lr'"fZマシヽ::/ ヽ::::::::、::l                 _,.. -‐'ハワ
     レ /:::r:::/ ヘミj ヽ、  .,ゞ,r'  `  〉:::::l 'N            _,,.. r '' ´,,.. _,. r ' "
      l::/ |:/ i `r'         r、/:::::r、:l       _,,.. - ' ´_,,..i!_,. r ' ´
      レ  リ l、 `        |::::::::トリ ヽ   _,. r ' ´_,. r '_,. r ' ´
            ヽ `       l |::r:リ_,. r '' ´_,,..r ' _,. r ' ´
             ヽ、  ,..、   ./,,..!....,,,_ _,. r '' ´
            l ハ `´-‐.l ,.r '´    `''‐,
        ,.,r‐ '´}l 'l   ,.r'  _,,.... -- ...,,__ l
      r'' i l | ./-ッ .l'/,.r '´     、  >
 _ ,. r ' ´ .l.,.l.,.lノレ ./ v /   /     ヽ./
''   _,. r ''"、_,. _,,._,.ノ ., './   /        l`i
‐ ''´ ,.r'/   /  / /     /         ll
   / .l|  /j .l  / /    /           ヽ、

459 名前: wwwwww ◆XZrQiUCR8s :2010/01/08(金) 19:33:21 ID:X3SmOcm/

そして相川達は脱糞した

460 名前: no name :2010/01/08(金) 20:01:26 ID:oCSeYAE1

しかしそこには、あいつがいた!!

461 名前: no name :2010/01/08(金) 20:51:52 ID:siBuLMza

「そーなのかー」

462 名前: 削除済 :削除済

削除済

463 名前: no name :2010/01/08(金) 22:39:39 ID:EbYDB7PT

思わぬ事態にそそくさとシャワーで身をきれいにし、髪を乾かしてい
た相川達にそう告げたのは……金田(はんにゃ)。
確か別行動を取っていたはずだが、先ほどの騒ぎでそう言えば人格が
一つになったんだっけ、と、『彼女』のメンタル的な性格の方を尊重
する相川達。
しかし、困った。外面は男性ながら、彼の中には女性の人格が存在し
た。ひとつに融合した場合、今後はどう呼べばいいのだろう。

「面倒だから、マタン○とやらと一緒に現場に投下してみるか。人体
実験データも欲しいし」
じゅげむ(仮)が何か言い出したが、金田(はんにゃ)のここ最近の
奇行に疲れて来ていた相川達だったので、反論の意見は挙がらなかっ
た。

金田(はんにゃ)とマタン○を別々に格納したカプセルをぶら下げて
輸送機が飛んで行く。中には防護服を着た自衛隊員が大勢載っている
はずだ。
まずはカプセルを現場に投下し、現場から機は離脱させる。衛星から
様子を彼らと相川達がそれぞれチェックしつつ、カプセル開封後の展
開次第で、通常の放射能漏れ後の対策に移るか、それ以外の方法を取
る。
マタン○を動かしている菌達の突然変異も当然あり得るので、今夜は
緊張感から解放される事はないだろう。

464 名前: no name :2010/01/09(土) 01:46:55 ID:HDEMS9VJ

「何故生きている・・・んだ?」
とりあえず、そう言ってみた。 男は小部屋にいた。一つだけ窓があり、そこからは海が見える。
清潔感のある白いシーツが敷いてあるベッド。扉の向こうからだろうか、仄かにジャスミンティー
の香りがする。 突然、扉が開いた。咄嗟に身構える男。と、開いた扉からあの解説者山本が現れた。
「やぁ。お目覚めかい?明神君。」
そう言うと、山本は明神にティーカップを手渡した。
「・・・アンタが助けてくれたのか?」
「不覚にも<<447では、君に泣かされてしまってね。あのセリフには感動した!」
「正直、覚えてないんだが・・・で、でもよ、確かあの後。BAD ENDってなかったか?いいのかよ、
また登場しちゃって。」
「きみは確かにあの時死んだ。きみの物語は終わった・・・・・・Season1がね。」
「!?」

明神は驚きの顔を見せつつ、しかし、心のどこかでこの展開がある事は予想していた。24の主人
公だって、1回は死んだがまた甦ったじゃないか。あれがありなら、これもありだ。と正当化しよ
うとする。
山本が続けて語る。
「私は職業柄、医者もやっていてね。君を少し、いじらせて貰った。 君は一回死んだ。だが、脳
の損傷は少なく、心臓が動き出せば蘇生は可能だった。ここまで来ると予想できるかもしれないが
・・・君は今、いわゆる人造人間って奴だ。勝手に改造して申し訳ない・・・だが、私は君をいじっ
てでも見てみたくなったんだよ・・・・・・君の・・・『GOOD END』ってヤツをね。」
「……山本さん。」
こみ上げて来る想いを隠そうと、手渡されたティーカップを口へ運ぼうとした時、明神はある異変
に気が付いた。カップを持っている反対の手、すなわち右手となる部分がフックになっていたので
ある。

465 名前: no name :2010/01/09(土) 02:01:29 ID:JyVHTyy3

「……バカな」
明神はその変貌ぶりにかなりうろたえた。山本は言う。
「驚くのも無理はない。放射能が漏れているその中心にいて命を取り
止める例は被爆具合にもよるが、何しろ生身で気絶していた状態でと
いうのは稀有だからね」
「いや、そこではなくて」
「ん、費用の事かい?気にしなくて構わない。じゅげむ(仮)という
人物から連絡があってね。
『現場は無事に始末をつけた。最悪の結果を免れた料金なら安過ぎる』
という事でそちらから私の口座への振り込みも確認済みだ」
温かみのある笑顔に反論するのはかなり気が引けたが、明神は震えな
がら告げた。
「いえ、そこでもなく」
「あ、みんな無事だとじゅげむ(仮)氏から連絡を言付かっている。
安心するといい」
「ドクター山本。ひとつだけ訊ねていいでしょうか?」
「よろしい、伺いましょう」
明神は深く息を吸ってから、言った。

「今21世紀ですよね!?なのに何なのこの超個人的な好みが入った
マニュピレータデザインは!?」
「君の言う通りの私の極々個人的な好みだ」

明神は気を失った。

466 名前: no name :2010/01/09(土) 02:04:15 ID:HDEMS9VJ

??!
「・・・えーっと・・・右手がフックになってるんだけど何でですか?」
「船長そっくりだろう?……かっこいいではないか。」
山本は何を当たり前な事をと言わんばかりの顔をして答えた。
「どこの海賊の話ィィイ!!!? 何?この章では海賊でいくの?海賊王になるのぉ?
これもう確実に『GOOD END』無理だよね?GOODにする気まるで無いよね?! つーか、
よりによって利き腕かよぉ!せめて、左手にしてくれれば良かったのによぉ。使いづら
い事この上ないわぁ!」
「お、お、お、落ち着けって、右腕の下を見てみなさい。」
「下ァ?」
そう言って、おそるおそる明神は自分の右腕の下を見た。
「君がそう言うと思って、右腕の下に義手を付けておいた。神経も通っているから、君
の意思どおりに動くはずだ。」
山本が解説を加える。確かに、明神の思うとおりにその腕は動いた。
「す・すげぇな。アンタ一体何者なんだ?」
明神が訊くと、山本はステップを刻みながら語りだした。
「……ある時は、誰もが聞き惚れる名解説を繰り広げ。ある時は神も驚く医療技術をこ
なし。そして、ある時は異常なまでに海賊船長に憧れる男・・・果たしてその実態は…
…君は、『ゴッ〇ハン〇輝』の名を聞いた事はあるかい?」
「ゴ、『ゴッ〇ハン〇輝』?!確か、ドラマでも放送されたあの神のt……!アンタまさ
か?!」
「そう、私はあれの作者だ。」
「……さ、作者?・・・えーっと、出てる方じゃなくて作者?」
「正確には描いている人、だな。」
誇らしげに話す山本を見て、明神は一つの確信を得た。

俺、この人嫌いだ。

467 名前: no name :2010/01/09(土) 02:09:51 ID:JyVHTyy3

タイムリーブの弊害が空間に生じているらしいが、明神の右腕は二種類
のギミックが使用可能という事になった。

本人の納得がストーリー中で必要とされる事は大体にしてない。
それが、物語というものの、闇である。

468 名前: ◆qzKYHTXeVc :2010/01/09(土) 04:39:46 ID:6AehTWw0

「・・・闇である。・・・はぁ長いなこの話。」
この先の読めないお話作りをずっと読んできた俺は、今日はここまでにしようかとウィンドウを閉じようとした。
あのドラえもんが出てくるとは私も予想外だった。全く話の展開が読めない。
しかし、息抜きはこれで終わりだ。これから俺はこの文字列(というか、MIDIなんだけれど)の謎を解かなくてはいけない。
『一休さんご苦労さん.mid』
・・・・・・・・・そうだっ!実在するBOSS達に調査を依頼すればいいのだ。
そう考えると俺は、一目散にBOSS達の根城へ駆け付けた。
しかし・・・、俺は2tのトラックに踏み潰されて死んだ。
トラックの運転手は中年の男性。だが、警察の事情聴取が終わり、中年の男性は家に帰ると鏡張りの部屋に入り、べりっと顔を剥いだ。
そこから出てきた顔は・・・出来杉だった。
「ったく。話曲げんじゃねーぞ、てめー。」
急展開かと思われた今回のレスは、出来杉によって阻止された。

出来杉は、おもむろにPCを立ち上げ2chを暫くみてから、『先の読めないお話作り @まとめサイト』を開き、そのサイトにある話をまとめていない原文を読み始めた。
「闇である。ふーっ・・・。そして・・・」
話は小説に戻る

469 名前: no name :2010/01/09(土) 13:39:24 ID:JyVHTyy3

そう、そこで彼の物語への関与は終わるはずだった。

が、そうはならなかった。

気付くと気持ちの悪さと脱力感が彼を襲った。照明はあるがうす暗い
視界。両手を万歳した状態で手錠で拘束され、寝かされていると分か
った。
揺れる箱の中にいるらしい。見ると、数人のアーバンカモフラージュ
の作戦状態の装備をした男達が左右の壁にあつらえられた椅子に腰掛け
ており、出来杉は驚愕したが、声も思う様に出ず、ガマガエルみたいな
うめき声を搾り出せただけだった。
「気付いた様だね、出来杉くん」
一人、この暗闇の中でサングラスをかけている金髪の男が話しかけて
来た。
「僕は、一体……?」
「君はとある作品の中で、どちらにも状況次第で付く、第三勢力として
君臨しているね。その君の力を借りたいんだ」
明らかに日本人ではなかったが、達者な日本語。そして静かな口調に込
められた威圧的な雰囲気。
少なくとも拒否出来る状態ではない。どうすればいい?一旦彼らの言う
事を聞いてから脱出手段を講じるか?
そう思考する彼を先読みしたかの様に、金髪の男は言った。
「我々の事は断片的にしか明かせないが、結果的には君の国の為になる
作戦を遂行中の部隊であると言っておこう。そこから先は、君が今出す
べき返事を聞いてからだ」
「う、うう……」
「契約内容を言おうか。絵空事にしか思えないかもしれないが、全てが
事実だ。
君の世界から青いネコ型ロボット達が我々の世界についに顕現したのだ
よ。それは地球滅亡を謀っており、大胆にも東京の都市部で行動を起こ
した。自らの体内の核電池を暴走させ、放射能をぶちまけたのだよ。
それは君の国の側が事態の収拾をしたが、その作戦に使われたユニット
をこちら側の外交カードとして、何としても入手したい」
「ユニット……?」
「そうだ。君は、マタン○という映画を見た事があるかね?」
「いいえ」
「生物兵器としての流用を考えている。それを入手するには君の力が必
要なんだ」

結果、出来杉は頷かざるを得ない脅迫を受けた。

470 名前: no name :2010/01/10(日) 18:10:24 ID:23o3c472

「ふふふ、さぁ君の力を貸してくれ」
出来杉は、これを聞くといきなり狂ったように笑い出した。
「何がそんなにおかしい?恐怖心が狂気を呼んだか・・・。」
出来杉「ぐははははは、お前が面白すぎて・・・ぐははははは。」
「何だと!」
出来杉「俺を誰だと思っている?俺はEX-01、悪杉 駒留だ!」
「え・・・。」
金髪の男は顔を一瞬強張らせた。だが、すぐ厳しい表情に戻った。
「ふ・・・。はったりはここまでだ、出来杉。」
悪杉「何がはったりか。ここで終わらせる。」
悪杉はそういうと、意味不明な言葉の羅列を喋った。
「う・・・。ハハハハハ、困った時の神頼みか!ふん、最後までハッタリを・・・。」
金髪の男はそう言いかけると、次の瞬間起きた目の前の光景に口をあんぐりさせた。
「お、お前、あああああああああああああああああああくぁw背drftgyふじこlp;@:「」・・・。」
何が起こったかはご想像にお任せする。この時、24時間テレビで釣瓶がチ●コを出した事だけは言っておこう。
そして、2012年。隕石が落ちるどころでは無い事が起きる事を・・・。
-2012年4月4日-
場所;サンフランシスコ
時間;午前4時44分44秒44
惨劇がおこる。

471 名前: no name :2010/01/10(日) 18:38:33 ID:PEUf8bTH

にょろーん

472 名前: no name :2010/01/10(日) 19:05:13 ID:23o3c472

そうその惨劇は別名「桑港にょろーん化」
サンフランシスコに住む全ての成人が「にょろーん」と奇声を発するのだ。
この正式名「ニョロウイルス」の魔の手は日本へも伸ばされていった。
「ニョロウイルス」の猛威の皮切りともいえるスレ
〜2ch某板〜
にょろーん
1 :本当にあった怖い名無し:2012/04/10(日) 17:20:27 ID:6NpnAbae0
にょろーん
2 :本当にあった怖い名無し:2012/04/10(日) 17:21:15 ID:eE+y1HHQ0
>>1
にょろーん
3 :本当にあった怖い名無し:2012/04/12(日) 17:21:19 ID:iq3rypZ50
>>1
にょろんぱ
4 :本当にあった怖い名無し:2012/04/13(日) 17:25:10 ID:6NpnAbae0
>>999
にょろwwwwwwwwwにょろにょ(ry
5 :本当にあった怖い名無し:2012/04/23(日) 17:27:35 ID:6NpnAbae0
にょろ>>1000
このスレが建った4ヶ月後・・・。
「ニョロウイルス」の猛威は、日本中を震撼させた。

473 名前: no name :2010/01/10(日) 22:56:59 ID:TEEnt5Om

その騒動の影には、あの時金髪の男を絶句させた悪杉が、如何にして
脱出に成功したのかは謎のまま、常にいたという事で、公安関係者の
捜査の手が入るかと思われたが、案件はその上に位置する内閣情報調
査室、通称『内調』に資料ともども持って行かれてしまったという。
そして、その一団の中にはじゅげむ(仮)の影も―

「ニョロウィルス……お台場発の謎のウィルスとある。
あそこは年に二回、全国のつわもの共が集う修羅の地と化す。そして、
今回マタン○でEX-03と呼ばれていた『ドラえもん』と称する未来兵器
を我々が鎮圧した地だ」
「やはり、マタン○の全身から噴霧される菌の突然変異なのだろうか?」
じゅげむ(仮)が相川とBOSSの前に久々に現れ、告げた話。
相川はそれに対し、自分の意見を述べた。
「いや、ダブルパンチの可能性もある」
「ダブルパンチ?」
「そうだ。ドラえもんはナンバーズだった。それなら他のナンバーズも
いるはず。しかし、他のドラえもんは鎮圧の際の隙を見て離脱を図った
のだ。SAT隊員や自衛隊員達の取り巻く中から、恐らくは現状で世界禁
止条例の定められていない、空間圧縮移動装置『どこでもドア』を使用
したのだろう。
そして、夏と冬、視覚に訴えるありとあらゆる夢が人々の手から手へ
受け渡される夢の地。事件後の処理が早く済んだので、例のイベントは
普通に行われたと報告が入っている」
「思い切った事を」
「ダメだと言ってもあそこが今のメインだからな。強引にやったかも
しれん。開催者側ではなく参加者側が。
あそこでは、夏場の活気と冬の寒気が会場内の方が激しいと聞く。そし
て、それ以外の時期はあそこはほぼ空っぽ。その環境で育まれたウィル
スがついに開花した。
そうあっても、不思議ではないとは思わんかね?」
「ふむ、視界に訴えかけつつ侵食するウィルスか……」
「愛らしいものはただでさえふるいにかけられやすい……でも、そこに
ウィルスを組み込んで、一般人を熱狂的にさせるのを助長したら……」
相川とBOSSは、その絶大な効果に表情を曇らせるのだった。

474 名前: no name :2010/01/10(日) 23:44:04 ID:Shn3rnDV

「・・・何か2年前にやった映画と似てません?手口が…」
突然、金田(はんにゃ)が話し出した。
「・・・映画って何の?」
BOSSが催促した。
「ほら、あれですよ。2010年の夏にやった。あの……!!踊る大捜査線3ですよ!!」
「?!……似てないわよ。全然似てない。」
「あれ?もしかしてBOSSさん。スリー見てナインすか?」
金田(はんにゃ)が挑発する。
「じゃあ。3見てみるか?」
じゅげむ(仮)が提案した。
「え?今からっすか?」
「DVDあるし、良いだろう?」
そう言って、DVDを掲げるじゅげむ(仮)。
DVDレコーダーにDVDを入れ、再生ボタンを押した。
  ・
  ・
  ・
「ちょっと待て」
相川が静止した。
「これ……『踊る大捜査線3』見ないと、話進まなくないか?」

475 名前: no name :2010/01/11(月) 03:15:06 ID:sq6XVOK3

476 名前: no name :2010/01/11(月) 04:01:28 ID:wp+N3hkM

「見てなくても構わないらしい」
じゅげむ(仮)はカメラ越しの誰かの合図を見て、みんなにそう告げた。
「なら安心ね」
「ホッとしたよ」
BOSSと相川の表情が緩む。
「よし、それじゃあ一応鑑賞してみようじゃないか」
「オーライ」
眩しい笑顔を向け合ってからモニタに向き直り、彼らは物語が始まるの
を待った。

477 名前: 靡く嵐 :2010/01/11(月) 04:43:46 ID:KRhlZ8lz

しばらくお待ちください。
しばらくお待ちください。

478 名前: no name :2010/01/11(月) 05:08:22 ID:wp+N3hkM

またも三日ほどの時間が経ったが、その間、彼らの視界へ飛び込んで来
たのは『予告編』といえば聞こえのいい超ダイジェスト版の数々。
『それを見たら本編では見ていないシーン探しになる』
と、映画ファンが口をすっぱくして繰り返すも、今では地上波でもCMの
アイキャッチでその先を流してしまう為、映画館離れに発破をかけてい
るアレである。
それが三日間続いても本編が始まらない訳で、不覚にもこうして、少な
くとも数百本の映画から、見る価値が失われてしまった。

「おい、これ、いつ本編が始まるんだよ」
いい加減に痺れを切らした相川が金田(はんにゃ)に訊ねる。これには
金田(はんにゃ)も想定外だったという驚愕の表情で、
「あたしだってこんな状態なら借りて来てないわよ」
と告げた。また人格が分離しているらしい。
「でも、これ、普通のレンタルならありえない構成だよな。何かあると
思うぜ、こいつは」
「ふむ……金田(はんにゃ)、君はこれを何処で借りて来たのかね?」
じゅげむ(仮)の問いに肩をすくめて金田(はんにゃ)が言う。
「何処の街にでもある小さなレンタル店よ。ほら、脱サラしたおじさん
がカウンターにいる様な」
「……引っかかるな」
「ああ」
じゅげむ(仮)が首を傾げ、相川が頷く。
「明日の昼間にでもそこへ行ってみましょう。一応このDVDはラボへ。
既に私達の脳に何かが刷り込まれているかもしれないから」
「分かったわ」
金田(はんにゃ)が頷いた。

479 名前: no name :2010/01/11(月) 12:50:23 ID:wp+N3hkM

予想通り、件のレンタル店は閉まっていた。同じビルの人間に問い合わ
せた所、かなり前からそこはテナントが入っていないとの事。
「金田(はんにゃ)は何故こんな所を訪れたんだ?」
 じゅげむ(仮)の疑問に、BOSSは首を傾げていたが、相川が答えた。
「んー、恐らく大手の店舗にはないものが不意に置いてあったり、逆に
大手では借りられてしまっている品物が、こういう所だとまだ借りられ
るケースが少なくないからじゃないか?」
「ああ、私も古い作品を借りる時は、こっそり穴場のレンタル店舗で借
りるわ。割引券をくれたりもするし、馴染みになるとサービスもいいの
よ?」
二人の言葉に頷くじゅげむ(仮)。が、彼は続けた。
「なるほど。しかし、今回金田(はんにゃ)がレンタルした作品は、私
はよく知らないが、世間一般的にはどういうレベルの作品なんだ?」
「んー、国民的な人気作品といった所かな。主人公はノンキャリでキャ
リアが構成している警察組織に不満を抱きつつも、仕事に打ち込む一介
の刑事なんだ」
「ふむ」
「そんな彼と、キャリア組のある男が、意気投合するんだな。
そのおかげで、ストーリーにも世界観にもわずかの光明が見えてくる。
そこが人気の秘密だったと思ったが」
「すると、結構な人気作品だな?」
「『3』を作るに当たっては、かなり揉めたらしい。噂だがね。
そんな内輪の色々がまとまり、数年ぶりに製作された作品だった」
「ふむ……製作されて二年が経っている。レンタル店舗では単品として
の数は減らしてても、全く誰も借りられないほどまでにはしない」
「まあ、五本ほどは残すもんだ」
「が、金田(はんにゃ)はここを選んだ。何が起こっているのか、改め
て調べてみる事にしよう」
「ああ、頼むぜ?お宅の部下だからな」
「明日には一度、君達に連絡を入れよう」

翌日、晴海埠頭に、男の遺体が上がった。
金田(はんにゃ)だった。彼のポケットからは、北海道に店舗があると
思われるスナックのマッチが出て来た。

彼らは一路、北海道へと、飛ぶ―

480 名前: no name :2010/01/11(月) 12:56:19 ID:DkxwSx/e

という物語でした。
話は2652年に飛ぶわけだが・・・

481 名前: no name :2010/01/11(月) 13:26:55 ID:wp+N3hkM

2652年、人類は宇宙へ進出、各惑星にコロニーを建設していた。

地球圏内ではついに惑星国家として一つにまとまる事は出来なかった人
類だったが、宇宙へ進出した今でも、その闘争の火が消える事はなかっ
た―

ここはとある惑星間調査船の操縦席。
明神(子孫)が空間圧縮キーボードでデータ修正しつつ、オペレータと
しての任務を遂行している。かつてよりの人類の研究の成果である、
『マタン○によるテラフォーミング計画』
に彼は従事しており、今回もそのプラントとなる惑星に量産型マタン○
数十体を輸送している任務の真っ最中であった。
今の所はレーダーにもセンサーにも怪しい影や危険な宇宙ゴミは見当た
らない。極めて安全な航行状態。
惑星間ゲートを通過すれば、更に安全な宇宙の旅になる。退屈で眠気が
襲って来るかもしれない。
古来からの嗜好品であるコーヒーをカプセルにした物を口へ運ぶ。唾液
に触れるとそれは、カップ一杯分のコーヒーの満足感と時間を、服用し
た者に与えてくれるのだ。
「じゅげむ(仮の子孫)艦長、現状異状なしです」
「了解」
艦長席についている若き艦長は厳かに応えた。


……誰もが
『退屈な船旅になるだろう』
と、そう思っていた。
貨物の中に自分の知らない『何か』が紛れており、それが目覚めるなど
とは夢にも思わなかったこの時は―

482 名前: no name :2010/01/11(月) 15:03:00 ID:7lQ9Er9i

2525年、「人類ニコニコ計画」が施行された。その年、人類はありとあらゆる問題を解決した。
地球温暖化、飢餓、紛争、核問題etc...それら全てが解決され、人類史上最も平和な年を迎えた。し
かし、その翌年からまた分裂が起こり、今に至るわけである。奇しくもこの偉大な計画を立てたのが
明神(子孫)の祖父にあたる、明神(アルファ)であった。明神(子孫)はこの偉大な祖父の名から
名前を付けられ、明神(ファントム)と名乗っていた。(以後明神(子孫)はファントムと名乗る)

ファントム達の目標の一つにこの「人類ニコニコ計画」を再び達成させるというものがあり、宇宙を
飛び回り情報を集めている途中であった。
「ん?今、船尾の方から音がしなかったか?」
ファントムが船員の一人に聞いた。
「…わかりました。ちょっと見てきます。」
そう言って、船員Aは船尾を見に行った。

483 名前: no name :2010/01/11(月) 15:09:46 ID:wp+N3hkM

「だめぇえぇえええええぇアッ―!」
船員Aの絶叫が艦内のスピーカーを通して響き渡り……止んだ。

484 名前: no name :2010/01/11(月) 18:58:19 ID:KRhlZ8lz

そしてイッた

485 名前: no name :2010/01/12(火) 03:35:18 ID:C5m8v69W

「今の声は隊員A!?」
「彼のナノGPSの反応も消えましたお。貨物室で何か異常が起こった
模様ですお!」
オペレーターのやる夫2650年モデル(サイボーグ)が応える。
「過去の作品や実例から想定して、航行トラブルに関係すると思いま
すお。艦内の宇宙海兵隊に対応許可を欲しいお」
「よろしい。迅速にだ」
「イェッサー。艦長及び操縦席から艦内に緊急連絡ですお。
繰り返す、艦長及び操縦席から艦内に緊急連絡ですお。当小型調査船
の艦内後方ANIKIブロックにて何らかのトラブルが発生した模様です
お。宇宙海兵隊各員はP装備で状況把握と鎮圧、報告をお願いします
お!
近隣地域で作業中の同士は自分の部屋で待機。指示があるまで待機!
これは訓練ではないですお。
繰り返す、これは訓練ではないですお!」

「イヤッホーッ!」
艦内報告に一人が歓声を上げると他の宇宙海兵隊メンバーも歓声を
上げ、それぞれが楽しんでいたダーツやトランプを一斉にやめ、手
を打ち合ったりした。
何故ならそんな暇つぶしよりもはるかに自分達をエキサイトさせて
くれる案件、つまり実戦の時間が来たからだ。
装備はP装備。『エイリアン2』などでお馴染みの多機能アサルトラ
イフル・パルスライフルの最新型である。
それをついに叩き込んでやれる相手が出て来たのだ。
隊員の一人・金やん(かねやん。日系アメリカ人。金田(はんにゃ)
の子孫)の一人が素早く、核攻撃にも全く被害を受けない各種中和
機能を備えたタクティカルスーツを身に着けながら、横で同じ様に、
美しくグラマラスで、それでいて引き締めた筋肉質体型をスーツに
包む女に言った。
「ボスケス(BOSSの子孫)、久々の実戦だぜ。おっ立つおっ立つ!」
「金やんあたしの斜線上にあったらパルスライフルで炭にしてやる
からね」
「ヒョホーッ、そいつはおっかねえ」
「無駄口叩くのは後さ。とっとと未確認勢力をバーベキューにして
通路にラボの眼鏡どもが来たら退却。それから楽しいゲームの続き
だ、野郎ども!」
それぞれが装着完了し、パルスライフルを上に向けながら、部隊
の副官である彼女・ボスケス軍曹に敬礼し、ヘルメットの無線越し
に叫んだ。
「サー、イェッサー!」

486 名前: no name :2010/01/12(火) 17:13:54 ID:VTXjemMd

無線の通信をきった彼は、ねっとりとした笑みを浮かべて言った。
「フ・・・まさか誰も思わないだろうな・・・俺こそが伝説のじゅげむ(巨)の子孫だなんて事・・・。」
じゅげむ(略)とじゅげむ(巨)は元々同じ一族だった。

487 名前: no name :2010/01/12(火) 17:43:09 ID:a0mKE0+w

地上に降りた時、二つに分かれたがね

488 名前: no name :2010/01/12(火) 18:02:03 ID:928DIe1O

相川β「ニッコニコにしてあげるう!」

489 名前: no name :2010/01/12(火) 23:52:25 ID:L7oBaIk+

「……やれやれ。」
ファントムは空を仰いだ。どうして、人間は争い事が好きなのかねぇ。さっきまでのロウテンション
は何処へいった?と思いつつ、自分も戦闘の準備をしていた。
「ヨシ!敵の戦力は未知数だ。皆、浮かれるんじゃないぞぉ!!俺に続けぇぇ!!」
そう叫び、金やんやボスケスらを従え貨物室へ向かった。

……しかし、貨物室は彼らが予想していた以上の惨劇となっていた。

「レッドバーストか……」
船員の一人がそう呟いた。

490 名前: no name :2010/01/13(水) 05:03:34 ID:bflm0+px

「レッドバースト?ギターでなら知ってますお。
確かアコースティックギターですお」
サイボーグのやる夫によって、古代に様々な人物が自分というキャラ
クターを用いてネットで立てた職務経験スレッドでのデータから、そ
の単語が含まれる関連記事を検索し、それが各員の電脳に送られた。

この時代、電脳化は公務員や特殊業務ではほぼ義務化されていた。
クラッカーとのいたちごっこは手を変え品を変えつつも、未だに続い
ていたが。故に何処までが生身かは一種のドレスコードとしてあまり
問われない。
女性に年齢を訊ねるのと同じくらいの危険性をはらむ様になっていた
し、何より誰でも仕事をする上での守秘義務が絡んで来るから、どちら
にしろ、無用なトラブルの元だからである。

話は戻って。
先ほど呟いた船員・やらない夫(サイボーグ)は他のメンバーへ電脳
を介して説明を始めた。

491 名前: no name :2010/01/13(水) 13:06:54 ID:EXR4PCfg

ラピュタはかつて、恐るべき科学力で天空に在り。全地上を支配した恐怖の帝国だったのだ!

492 名前: no name :2010/01/13(水) 18:48:26 ID:YR8cys5F

バルス!

493 名前: no name :2010/01/13(水) 19:28:22 ID:oT7yCSUe

と、言ったら
世界滅亡でムスカは死んで生き返って逆立ちした

494 名前: no name :2010/01/14(木) 00:06:49 ID:qWtdk5GV

「ああ、そのアニメはあたしも見た事があるよ。ネット契約チャン
ネルで。ここじゃ映りが悪くてイライラすんだ」
ボスケスが各自に『警戒態勢を解かず』の指示を出しながら、パルス
ライフルを四方に向けながら答える。
「で、『レッドバースト』とやらとそれの関係は?この人も荷物もまと
めてジューサーに放り込んだ後みたいな状況は気圧差だけではちょっと
考えにくい。仮にここがオーブンになったとしても、その原因が分かる
までは、臨時の戦隊長としてはぐっすりおねむって訳にゃ行かないね」
ボスケスの意見に明神も返事をし、続けた。
「そもそもそんな状況に陥らない設計だからな。誰かがそんなレンジを
作る気にならない限り、そして乗り気になったとしても、ここはそんな
状況にならない。
そこでだ。知ってる奴がいたら考えてくれ。
懐かし映画の『エイリアン2』。あれでは航行の際にある目的を持って
同行した奴がいたよな」
「ああ、あのクソ野郎ね。そんな奴が艦内に紛れていると?」
「数百万の自分の会社の所属メンバー全てのプライベートをいつも把握
出来るほど、俺もあんたもヒマじゃない。有給をくれても御免だ。
違うか?」
「同感だ。ファントムって言ったっけか、あんた」
「ああ、そうだ。ファントム・明神。オペレーターで階級は少尉。
君は?」
「身分は知ってるだろうから、名前だけでいい?少尉殿」
「勿論。作戦実行中に階級なんぞちらつかせる必要性は現場の指揮官の
報告を受けてから考えたいね」
宇宙海兵隊のメンバーは歓声を上げた。
「こいつはいかすボスが来てくれたもんだぜ」
「よろしく、ボス!」
「お手並み拝見と行かせて頂きますよ」
「こちらこそ」
手を挙げるファントム。
「最高の上司殿だね。あたしはボスケス。向こうは部下の金やん」
「よろしく。メットを取ってからの挨拶は済まないが後にしてくれ」
金やんが手を挙げる。警戒中なので向こうを向いたままだ。
「よろしく、みんな。OK、ボスケス。俺はラボの眼鏡連中を呼ぶ。
連中が特製スーツで来るまでここで待機だ。俺がエスコートもしよう」
「OK。作戦変更。みんな聞いた!?」
『ヤー!』
「各自装備を改めて確認!
オーライ。幽霊さん、解剖実習のハイテンションが抜けない連中を、
ここへ呼んでちょうだい」
ボスケスは少し憂鬱そうにそう言った。

495 名前: 削除済 :削除済

削除済

496 名前: no name :2010/01/14(木) 12:12:23 ID:hn130Ro2

「俺22歳でした。……ところで、レッドバーストって何何すか?皆さん、知ってるみたいなんで、
話合わせていただけナンすけど…」
金やんがボスケスに訊ねた。
「何?さっきの貨物室を見てわからなかったの?」
厭きれがちにボスケスは続けた。
「……10年前、惑星LV-2525を探索中の界援隊の一隻が突如連絡を絶ったの。心
配になった他の界援隊がその船に乗り込んだ所。誰も居なくなっていた……代わり
にそこにあったのは、船員全員分はあるであろう。夥しい量の血が船内を染めてい
たの。何故、そのような状況になったのかは未だにわからないらしいんだけど、そ
の恐ろしい状況を血が炸裂したと比喩した所から『レッドバースト』って名付けら
れたのよ。さっきの貨物室。血ではなかったけど、赤い塗料がぶちまけられていた
でしょう。そして、船員も一人見当たらない……状況が似ていない?」
「…つまり、10年前に起こった事がまたこの船で起こるって事ですか?」
金やんが恐る恐る訊いた。
「さぁ、どうかしらね……ただ、10年前の事件が人為的なもので、今回のもそう
だとしたら、私が全力で防いでみせるわ。」
そう語るボスケスは何故か楽しそうだった。

497 名前: no name :2010/01/14(木) 13:00:12 ID:qWtdk5GV

「なるほど、その事件か」
ファントムは電脳検索でデータを弾き出し、各員へ転送する。
ボスケスの意外な女性らしさを垣間見れたのでちょっと得した気分だっ
たが、その雰囲気を一掃する連中が現れた。ラボの連中だ。
防護服姿の彼らがそこのけそこのけと殺到して来る。
「はいはいはいはいどいたどいた」
「まずはデータを取らせてくれ。そしたらどれほど散らかしても構わん
から」
「生きのいい現場ってのはここかいのう?血の匂いがせんのは興醒め
じゃて」
まるで古い時代の某組合の海外ツアー映像を思わせる会話である。実際
はかなり高名な学者を中心として組まれたメンバーであるが、研究対象
が視界に入ると周りが見えなくなる為、
『大学や各惑星のラボから追い出された実験狂揃い』
という噂の方が真相に近いだろう。
「データを取らせてから話しかけた方が良さそうだ」
「同感だね。現場処理中の事故死で頭の中まで余す所なくいじられるの
はあたしも御免だ」
ボスケスとファントムの提案に、ラボの連中以外の全員が
『賛成』
のメッセージを二人の電脳に送って来た。

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501 名前: no name :2010/01/16(土) 01:15:40 ID:fvCc2kN/

「谷本っ!……私用に電脳を利用しないの!」
ボスケスに渇を入れられ体がビクッとなった谷本。
その谷本に一つの電信がきた。
「ボスケスさん。コレ…」
その情報を電脳でスキャンしたボスケスが呟いた。

502 名前: no name :2010/01/16(土) 01:43:23 ID:joUnjt8y

「ブランド品の情報?スパムね。いらんいらん。
戦争でブランド品ったら銃器会社と作戦遂行に使用する各種装備の事を
言うもんだし、それにアクセならあたしは今あるこいつで十分だ」
そう告げて不敵な笑みと共に掲げてみせるパルスライフル。ボスケスは
その各種装備の残弾を改めて、海兵隊員とファントム達全員に確認させ
る。
「しっかし、ゴミ拾いはまだなのかね。血袋の回収にしては少し時間が
かかり過ぎじゃないのかい?」
「ああ、全くだ。お茶会ついでに見つけたブツへみんなが議論でもぶつ
け合ってたらギャグだぜ」
ボスケスの言葉にファントムもそう告げて同意する。ボスケスはため息
をついて続けた。
「しょうがないな、気が向かないけどケツを蹴飛ばしに行くとするか
ね。最新鋭の研究装備をおもちゃ代わりに出来る優秀な頭脳に払うギャ
ラは安くないんだ」
「同感だ。もう十分経ってる。行こう」
部隊とファントム達はラボの連中が入った倉庫のドアをノックした。

503 名前: no name :2010/01/16(土) 02:11:00 ID:CBAT2/VC

そして射精した

504 名前: no name :2010/01/16(土) 09:56:07 ID:joUnjt8y

ドアの向こうから返事はなく、>>503という謎のナンバーからの突然の
電脳ハッキングにより、強制的にその行為が成される。これには鍛え
上げた海兵隊の猛者達も面食らった。ファントムも思わずうめく。

そして、一時的に緊張が解かれる状態になったボスケス以外の彼らを、
『そいつ』は襲った。

「上に熱反応ですお!しかもこいつを動かしているその部分はとても範
囲が小さいお!!」
「何だと?」

一斉に振り仰ぐ彼らの視界に入ったのは―

505 名前: no name :2010/01/16(土) 17:21:58 ID:1iCVr2HI

まんPのGスポット

506 名前: no name :2010/01/16(土) 17:52:05 ID:joUnjt8y

「おい、何だありゃ……」
そこにあったのは>>505の言う通りにしか見えない『何か』。勿論肉眼で
見た事のある者などほんの一握りだが、それでもその一握りが言った。
>>505って奴だよ」
「あんなのが付いてるのか。あたし女やめたくなって来た」
ボスケスが憂鬱そうに言いつつも、パルスライフルの銃口をゆっくりと
それに向ける。そして電脳からの通信で続けた。
「ノックしても反応がない。上にはあれがいる。
みんな、ゆっくり後退しろ。何をぶちまけてくれるか分かったもんじゃ
ないからね。あたしが合図したらまずは焼き尽くせ」
『了解』
ファントムも含めた全員が今や銃口をそれに向ける事に成功しており、
そのままゆっくりと今来た道を下がって行く。
それは蠢動していたが、追っては来ない。が、如何なる反応を見せるか
分からない以上、出した指示の通りに焼き尽くす義務がある。
十歩ほど後退した所で、ボスケスは合図した。
「ファイア」
パルスライフルから放たれた火炎放射に包まれた途端、それは、車の
ブレーキ音の様な悲鳴を上げた。

507 名前: no name :2010/01/16(土) 19:05:09 ID:QBCtgw7n

車が本当にブレーキしながら突っ込んできた

508 名前: no name :2010/01/16(土) 19:18:18 ID:wZDeutU4

だが車がブレーキしながら突っ込んできたところでボケナスに精々勝てるゲームは
無料ゲームサイトの脱出ゲーム。それも、レベルをeasyにしないとアイテム一つ
見つけることもできない。ならば。
「ならば、すべてを受け止めて潔くあの世へ行こうじゃないか!」
そう高らかに叫び、静かに両手を広げる。だがその時、>>505の言った通りのよく
分からない何かから、さらによく分からない液体が放出された。それを見て、言葉を失う。

509 名前: no name :2010/01/16(土) 19:25:47 ID:QBCtgw7n

どくどく!
もうどくになった!

510 名前: no name :2010/01/16(土) 21:11:39 ID:GwBp55Jo

勇者は死んでしまった

511 名前: no name :2010/01/16(土) 22:25:11 ID:fvCc2kN/

「こういうときの為に元気のかけらを買っておいたのさ!!」
金やんが元気のかけらを取り出し勇者に飲ませた。
そして、かけらを飲ませつつ金やんは言った。
「君、誰?」

512 名前: no name :2010/01/16(土) 22:54:03 ID:8iZ9VdxP

「第97番隊隊長、{紅の蠍}フェルシエル・ラフィンだ・・・・・った様な気がする。」
そして、金やんは言った。
「あたま、はいってる?もしかしてはいってない?」

513 名前: no name :2010/01/16(土) 23:10:35 ID:QBCtgw7n

私の頭はからっぽです。
魔法使いに頭を入れてもらいに行きます

514 名前: no name :2010/01/17(日) 11:18:03 ID:VJM9ZroP

「不幸な奴だ。みんな、一発お見舞いしてやる。下がれ!」
金やんはそう呟き、前方から突っ込んで来た旧式四輪車にグレネードを
叩き込んだ。ボンネットを跳ね上げながら火を噴いて突っ込んで来る
それを、そこにいた全員が壁に張り付いてやり過ごす。
ブレーキをかけながら来ただけあって、それはようやく停止した。
「よっしゃ、火をあのハレンチな物体に浴びせ続けろ!データが取れ
なくても構わん!」
ボスケスの通信に、再び先ほどの物体に火炎放射を数名が浴びせ始め
る。

「訳の分からない展開だぜ。空間結合でも発生したかな?」
「それならセンサーに反応があるはずさ。とにかく何かが起こってる。
何かを飲み込んでたそこのハレンチな奴が口を聞けたら楽なんだけど
ね」
消し炭になっていく『奴』を見ながら、ボスケスはファントムと金やん
にため息をついて見せた。

515 名前: no name :2010/01/17(日) 18:32:57 ID:Ww4Dg1LR

確かに「先の読めない」話だな

516 名前: no name :2010/01/18(月) 08:40:07 ID:WJchtUme

地球時間にしてその十分後。ノックをしても返事のない区画へボスケス
が先頭に立って突入し、分かった事は、ラボの研究者達は何らかの強い
眠気を引き起こす物質を散布され、防護服もお構いなしに眠らされてい
たという事だった。

現在彼らは艦内のドックでそれぞれチェックを受けている。ファントム
や宇宙海兵隊の面々と同じで生身とサイボーグ部分の割合が違う面子が
揃っている為、すぐには結果が出ないらしい。
元の名前をじゅげむと言った艦長もこれにはいささか驚いた様子だっ
た。
「過去のデータにもない。『レッドバースト』とも少々流れが異なる。
やる夫、君からの意見を聞きたい」
やる夫は電脳で彼に答えた。
「内部テロの可能性を疑った方がいいと思いますお。何故今回の航海で
こんなストライクをかましてくれたのか、それを確認しない事には、乗
組員の安全は保証出来ないお」
「同感だろ、常識的に考えて」
やらない夫も会話に加わる。
「今回の航行は周辺惑星のテラフォーミング作戦としてはそれほど大き
いものじゃないです。過去に地球でホイホイやってた道路工事以上に、
頻繁にあちこちの企業が行っている。
なのに何故我々の船が狙われたのか。それを調べ上げるのが先決だと、
自分は思います。常識的に考えて」
「うむ……」
艦長は少し考え、告げた。

517 名前: no name :2010/01/18(月) 11:58:09 ID:aNFi0zaS

「あいつを体育館裏に呼べ」

518 名前: no name :2010/01/18(月) 12:29:22 ID:Q40Wh88a

「そんな事よりこの前貸した100万円かえせボケ」

519 名前: no name :2010/01/18(月) 13:26:09 ID:1pdm7M7P

そんなことより私の処女返せ

520 名前: no name :2010/01/18(月) 13:29:10 ID:WJchtUme

「どれも無理な話だお」
やる夫がふくらみながら告げる。それは、死罪を告げられるよりも重い
宣告……しかし、艦長は深く頷いた。
「さて、本題だが」
脳内会議を展開した事実をスルーして、艦長は、こう続けた。

521 名前: no name :2010/01/18(月) 15:13:53 ID:VqlpxFXu

「あなたと…合体したい…」

522 名前: no name :2010/01/18(月) 16:24:10 ID:2Cv6tK6f

やる夫は危険を察知し、
「それ無理だお」と言い放つと一目散に逃げ出した。
美女ならともかく、艦長と合体するのはやる夫には嫌だったようだ。

523 名前: no name :2010/01/18(月) 20:41:02 ID:eYNk7nxa

「合体ってそういう意味じゃんナインだけどね」
逃げ出すやる夫を見つめながらぼそりと艦長は呟いた。
「じゃあどういう意味ですか?」
ボスケスがすかさず訊いた。
「ほら、子供の頃よく見ていた戦隊ものだよ。ロボット合体するだろ?あれだよあれ。」
「……その5人は誰が?」
「…そうだな。ファントム(レッド)、ボスケス(ピンク)、艦長(ブラック)、金やん
(イエロー)、やる夫(ブルー)。……そうだな、キャッチフレーズは『5人合わせて
(所持金)5円ジャー』なんてどうだ?」
明らかに瞳を輝かせながら艦長が言う。
「それ、一人1円って事ですよね。……リーダーは俺ですか?」
とファントム(レッド)はメンバーに聞いた。すると、金やんが逆に訊いた。
「昔から思ってたんすけど、戦隊モノのリーダーって何で赤が担当ナンすかね?」

524 名前: no name :2010/01/18(月) 22:59:22 ID:WJchtUme

「昔は熱血野郎におんぶにだっこでありつつも、ブルーは正義感が強過ぎ、ブラックは何処かニヒルな雰囲気担当、イエローはカレーを食べる力持ち、ピンクは紅一点だったからなのだよ」
『なるほど……』
艦内の全員が声を上げて頷いた。

525 名前: no name :2010/01/18(月) 23:51:39 ID:pex4CehP

一同「つまり、原因はマルニーだったということか・・・・」

526 名前: no name :2010/01/19(火) 06:45:34 ID:OcphUrjd

一万年と二千年前から愛してる〜♪

527 名前: no name :2010/01/20(水) 00:58:06 ID:q1qnbbF3

「こ、この気分が高揚して来る歌は……!?」
「歌エネルギーって奴かお!?」
「興奮せずにはいられないだろう、常識的に考えて」
やっとこさ艦長のコメントで話がまとまりつつあった艦内に突如流れて
来た坂本女史による素敵ソング。
頬を染めつつ、艦内の誰も彼もが身近な人間を見て頬を染めつつ、こう
言った。

『あなたと、合体したい……!』

528 名前: no name :2010/01/20(水) 01:16:14 ID:ZjuahQ6D

それは、漢だらけの艦内に満ちた狂気が開放される瞬間だった

529 名前: no name :2010/01/20(水) 01:47:50 ID:7rsKTNCe

あなると、合体したい…

530 名前: no name :2010/01/20(水) 03:45:05 ID:q1qnbbF3

七色ソドム艦となってしまった船の中、高い危険性を伴う音声遮断モー
ドでファントムと金やん他、宇宙海兵隊の面子は操縦室から逃走した。
海兵隊専用の一室に逃げ込めば通信機もあるし、他の周辺空域を航行中
の別の船と連絡が取れるはずだ。

艦長はやる夫とやらない夫の間で
『気持ちいい……!』
と頬を染め、のけぞっていた。あれは少なくとも曲が鳴り響いている間
は人としてダメだろう。
「何てこった、ちくしょう!艦内の状況もまだ把握出来てないし、ラボ
の奴らがどうなったかも分からないってのに!!」
艦内の女性メンバーの一人であるボスケスが電脳で喚いた。
当然の心配である。人類有数の優秀な知性を誇る学者達が自分達と合体
する為に追いすがって来たらどうなるか。
パルスライフルのスタンモードで沈黙してくれるならいいが、そうなる
かどうかも分からない。

どうにか区画のドアに到達した。開けて突入し、敵になりそうな物がいない事を確認。
ドアをパルスライフルの火炎放射をバーナー代わりにして枠に焼き付け
る事にする。他の面々は地球と他の船への連絡担当に分かれる。
「ともかく周辺空域にいるかもしれない船と連絡だ。
『身体を大事にね』
と、祖母ちゃんから言われてるんでね。見知らぬ野郎に、新しい世界に
目覚めさせられる訳には行かない」
「あたしだってラリって痴態を繰り広げる予定は無いね。
それにここならトイレもシャワーもあるし食料も二ヶ月分はある。しの
いで見せるさ」
ボスケスはパルスライフルの残弾をチェックしながら、後ろの処女の心
配をするファントムにそう告げた。

531 名前: no name :2010/01/20(水) 07:36:43 ID:94zo+Frc

「志村!後ろ後ろ!」

532 名前: no name :2010/01/20(水) 08:25:45 ID:q1qnbbF3

パルスライフルを構えながら各員が四方をチェックし直す。
視界には通常モードでは何も映らない。ファントムが電脳で囁いた。
「……古代のコメディーによると、この声に反応しないで生き延びた奴
はいないという」
「ゴーストの囁きって奴かい」
「ひとまずは何もいない様ですが」
「一、二の三であたしが明かりを消す。みんな暗視モードで見ろ」
『了解』
「一、二の……三!」
途端にボスケスが壁のスイッチに飛びついて明かりを消した。
が、先ほどのハレンチな生き物ほどの熱反応も無い。
「……いないな」
「安心するな。あたしらの知らない待機状態で止まってるか動いてる
可能性がある」
「そんな、エイリアンじゃあるまいし、ってうわあああ!」
緑色の視界の中で隊員が一人真上に引きずり上げられ、通信が途切れ
た。
「どうした!?」
「何だ!?」
「おい、何だこりゃあ……!?」
隊員の一人の声に、他のメンバーも息を飲んで天井を見上げる。

そこからは巨大な海中生物が次々に滑り落ちて来ようとしていたのだ。
先ほどの隊員がイソギンチャクに、足をばたつかせながら飲まれて行く
のが見えた。
「くそったれ!やっぱり空間結合みたいだぜ、軍曹!!」
「ここは持ちこたえるしかない!レーザーを交差させてホールド射出!!撤退しながらスイッチに近い奴は明かりをつけろ!」
『OK!』
各員のパルスライフルの銃口から射出されたエメラルドグリーンの電流
が海の異形達を焼き尽くす。悲鳴を上げる彼ら。
明かりが点けられ、照明が設置されていたはずのそこに暗い渦が発生
しているのが見えた。

途端に空間が閉じて行き、数名がその気流に飲み込まれる。
ボスケスが足に飛び付き、その腰に他の隊員も飛び付いて一人でも助け
ようとするが、悲鳴を上げながら胸の下の辺りで切断された隊員と共に
いやというほど背中を打つ羽目になった。

533 名前: no name :2010/01/20(水) 09:28:46 ID:gqu9Lr/s

一方その頃イギリスでは、先日からの風邪がやっと引いた息子のマーチン(15)を学校へ送り出そうと
車を車庫から出していたフランチェスカ(42)が、車の後部座席にうごめく物体が居るのを、
バックミラーで見つけてそっと後ろを振り向いた。

534 名前: no name :2010/01/20(水) 13:28:50 ID:q1qnbbF3

「いや、いやあああああああああああああぁ……!」
得体の知れないその物体は何と息子のマーチンと大人の関係になっている
ではないか。具体的な内容は読者の経験と想像力にお任せするとして、
とにもかくにもマーチンの貞操がアウトである。倫理観の崩壊もそう遠
くはあるまい。
フランチェスカは半狂乱になりつつもトランクのロックを外してから
運転席から飛び出すと、まずふたを開けてバールの様な物を取り出し
た。
そして後部席のドアを開け、愛する息子に色々している謎の物体にそれ
を振り下ろしてから叫んだ。
「あたしのマーチン(複雑な大人の事情も込みで)に何勝手な事をして
るのあんたーッ!?」

マーチンが後に派手な猟奇事件を起こした原因の内二つ、それがこの事
件と、母親とのいけない関係であった。
マーチンは取り調べの際にこう話している。

『ママが僕の部屋を勝手に調べたりコミックを捨てたり、隠しておいた
はずのグラビアマガジンを本棚に丁寧に並べて意味深な笑みを浮かべた
り、好きな映画のポスターをはがしたり、挙句の果てにみだらな行為の
相手に僕を選ばなければ、絶対にもう少し穏やかな人生を送れたはず
だ』
と。

535 名前: no name :2010/01/20(水) 17:17:25 ID:1yxlKyYY

〜3年後〜

そこにはこのスレを発見したID:WJchtUmeらの姿があった。
彼は自分のレスを見返すと、奇声を上げながらのた打ち回った。
そして急に落ち着いたかと思うと、彼はそっとPCの電源を落とした。

536 名前: no name :2010/01/20(水) 17:36:10 ID:eC1tFnmi

PCの電源が落ちても、この猟奇事件は着実にそして確実に実行されようとしていた。

この猟奇的殺人事件はまだ寒さが残る3月27日に発生した。それは、ディラン(19)、
マーク(20)、ステファン(20)、ルーシー(20)が学生寮のマークの部屋で麻雀を
した夜の翌日の出来事であった。

被害者は室内で刺殺された。その刺殺体のあまりに無残な状態に警察は息を呑んだ。この事
件はココで終わらせなければならないと。しかし、その特異な事件に警察は悩まさせられる
のである。

その部屋は発見された当時、内側から鍵を掛けられ外からは開けられない状況であった。し
かも、その部屋の入り口付近には多くの人がいたわけだが、被害者以外の人間がその部屋の
扉を出入りするところを見なかったと言うのだ。
一方、その部屋には扉の反対側に大きな窓が一つあった。その窓も内側から鍵が掛かってい
た。そして、その開口部の真向かいに位置したのが学生寮のディランの部屋だったのである。
……幸運、いやここでは不運な事にと言うべきか。被害者が殺害されたであろう時間帯。彼
は新学期に向けて自分の部屋の掃除をしていた。更に細かく言えば、ディランはちょうど窓
掃除をしていたため、真向かいにある被害者の部屋の窓は常に視界の中にあった。その彼の
発言が警察を悩ませたのだ。
「被害者ともう一人居ましたよ。カーテンに写った影で、はっきりは見えませんでしたが確
かに人影がありました。」と、当然ディランはこの後、窓から出入りする者はいなかったと
付け加えている。
つまり、被害者といたであろう人間は被害者を殺害した後誰の目にも触れる事無く、部屋か
ら消えてしまったのである。


この不可思議な事件は2週間後マーチンを確保する事で解決された。つまり、この物語も現
実的な結末を迎えるわけである。この事だけは先に約束しておこう。これで、安心して読者
の方々も謎の部分にのみ力を注ぐ事ができるのである。

さて、今回の事件の語り部として私は選ばれたわけだが、事件の流れをほとんどを他人から
得た情報で構成させている。多少脚色の強い展開があるかもしれないが大体は把握している
つもりである。そこは広い心で見て頂きたい。 え?私が誰かって、それはこの物語を読ん
でいけばわかる事だと思う。

537 名前: no name :2010/01/20(水) 20:32:38 ID:mrO4DqtN

>>529
俺はこなたと、合体したい…

538 名前: no name :2010/01/20(水) 22:57:32 ID:ZjuahQ6D

そして、事件から25年の月日が経ちマーチンは今、狂乱の艦内にいたのであった。

539 名前: no name :2010/01/21(木) 01:32:19 ID:4YNOk9NM

そしてこの時点でマーチンは、艦内の状況に比較すればまだそれほど注目
されている存在ではなかった。如何に科学が発展しようと殺人事件が無く
なる事はなかったからだ。
欲望と好奇心が常に人を殺すのである。

マーチンは惑星刑務所を移るという事で護送中であり、先ほど空間結合
事件が起こった地域からそう遠くない区画に隔離されていた。専門の武
装警官が騒ぎの理由を電脳で確認しようとしたが、二人とも例の坂本女
史の歌に導かれ、角へと消えて行き、やがてくそみそな会話が展開して
来ただけだった。
マーチンは頭を抱え、思った。

何て世界なんだ。何処へ行ってもおかしな奴がいやがる。
密室状況になった途端に本性を現し、僕をおびやかす。早く別惑星の特
別製の部屋に隔離されたいな。
マジックミラーで管理される以外は、とても静かで落ち着く場所だか
ら。

その頃、海兵隊員達は―

「リッグス!リーッグス!!」
胸の下から切断されて反応が弱まる仲間に金やんが応急手当をしつつ叫
ぶ。メル・ギブソン似のその仲間は奇しくも隔離されている男と同じ、
マーチンという姓を持っていた。
電脳でリッグスが答える。
「データ保存の為に冬眠モードに入るよ。後は頼んだ」
「バカ言うんじゃねえ、リッグス!艦内が落ち着いたらすぐドックに運
んで行ってやるからな!!」
「そうだぜ、リッグス」
「安心して今は眠るんだ、リッグス」
「仲間をやられて黙ってるあたし達じゃないんだ。リッグス二等上等
兵、休暇を命じる」
「ありがとうございます、上官殿」

リッグスのまぶたが静かに下がって行く。
彼は、最後に、こう呟いた。

>>529……」

その言葉が返って海兵隊やファントム達を冷静にさせた。

540 名前: no name :2010/01/21(木) 09:57:26 ID:SOyJ7GjM

なんでやねん

541 名前: no name :2010/01/21(木) 12:00:25 ID:4YNOk9NM

そこにいる誰もがそう思ったが、口にはしなかった。

542 名前: no name :2010/01/22(金) 00:25:59 ID:HBTjJRNZ

リッグスはアナル趣味だったのか…

543 名前: no name :2010/01/22(金) 03:28:02 ID:1pAj1IA0

            \ヽ は     は
       は   は  ヾ、_,,... -, 、.,_      は
                 ,.ィiぃ / ./  ,.ィ'>、 は   は
     は  は_,/、い ',!j. // ,.ィ´.-‐'ヽ
      ,.r'´ ̄ ./ヾゝ_NヾY//ァ',´,=ニ‐'"', は
      は   _,/ミ≧'´       ´ヌ=二.',   は
   は    / iマ           'マニーi    
       /   !ヌ   ノ  ! 、     Z=三l は   は
        / は ,li'  ー '     ` \__   ヽヾiリ    は
          いー- 、            ,ヘ、ソ
     は は,.-ヤー  `   -‐― 一 ./´ン′      は
       /ィア'"ヘ   、,___,,.、    ノ '/ は
     /'´,イ ./,イ },\. |':;:;:;:;:;'l  ,.. ケく`ヽ    は
        /l :,'/.i,'/!⌒'ヽl__,,.ノへ,ノ l ', ノ'i     は
         | ', i' 'jlノ     ヽ \,イllir‐-ゝ」_ ミi, __    は
  rっ     'j!./⌒ヽ、  ',  ',  .', lllli`ヽ、 .,_ ̄ _,..  `ヽ、 (\
  '´ /)    i     ヽ、', ,. ',  ヽillli,!ニ'-‐ ''^_,. -っ  \ \)
  //  っ  l      ノ i'  マ´ ヽリ`ー.,‐ '',ィ‐‐y′/  ,ヽ   は
  `'       リ     /  .l    ヽ、 \/  ̄ l/ /ヽ|  l ',

544 名前: no name :2010/01/22(金) 04:47:43 ID:nWI/qTCi

外の状況は依然として不明。そして周辺空域の船も見つからず、重い
雰囲気が部屋に立ち込めていた。
リッグスは幸いほぼ完全に肉体を義体化(サイボーグ化の意)していた
ので、現在は脳を保存するモードに入っているはずだ。
命は助かるが、元の任務に戻るには艦内のラボに連れて行き、修理を
施さねばならない。

「リッグスの意外な趣味は知りたくなかったけど、ひとまずは仲間の
死ぬ所を見ないで済みそうだ」
ボスケスの言葉にみんなが頷いた。
「さて、どうする、ボスケス?ここを突破して外にいるだろう連中を
薙ぎ倒し、ラボに行くか?最短ルートで無事に到達出来たとしても、
恐らく五分はかかるぜ」
「二手に分かれたとしても、ラボのCPUの使用者権限を乗っ取る準備が
必要だ。ラボにいる専門技師が無事ならいいが、空間結合をやらかして
る奴と、あの歌エネルギーという二つの脅威がある」
「防護服越しでさっきは音声遮断モードを使用したから良かったもの
の、二つ同時に来られたら今度はまたピンチだな」
「……くじで決める。異論は?」
再びのボスケスの言葉に、反論の意思を示すものはいなかった。
「どっちにしてもこのままお陀仏は御免だ」
「俺もです、軍曹殿」
「もう少しいい思いをしてからくたばりたいしな」
「OK、気持ちのいい奴らだ。無事に逃げ延びたらあたしが順番にみんな
の相手をしてやるよ」
ボスケスはにんまりと笑った。みんなも笑う。
「噛み千切らないで下さいよ?軍曹」
「なあに、義体化する所が増えるだけだろう?」
「少なくとも一緒にシャワーを浴びれそうにねえな」
「モーター音がするタイプは大分前になくなったぜ?大分ソフトな作り
になってるし、ご婦人からのアンケートも悪くない結果のはずだ」
「なら、問題ないか」
またみんなが笑った。

「OK、くじの先が青の奴はここでラボの使用者権限を乗っ取りつつ、
周辺海域にいる船に救援を求める。赤の奴はあたしと一緒にソドムに
ダイブだ。恨みっこなしで」
『了解』
ファントムを含んで総勢十五人。彼らはボスケスの手に握られたくじを
一本ずつ引いた。

545 名前: no name :2010/01/22(金) 05:04:47 ID:MHoFTA3w

【質問】アカウントなしで見れるサンプル動画って公開されてるのでしょうか。
古い環境なのでここの動画見えるかどうか不明なんです。
使えないのにアカウント取得するのも躊躇われるので。
そこで、試しに見えるか試したいと思いました。

546 名前: no name :2010/01/22(金) 18:37:00 ID:HBTjJRNZ

>>545
スレ違い ようつべ行け
>>544から再開

「15人ねぇ…。君たち、ゲームやらない?」
眼鏡をかけた中年男性がやって来た。
「おっと、僕は君たちの敵じゃないよ。銃も持っちゃいない。」
両手を挙げながら近づいてくる中年男性。
「アンタ、何者?」
「僕?僕はそうだねぇ、ココペリとでも名乗っておこうか。」
「ココペリ?変な名前。」
「そいつはどうも。とにかく、君たち困ってるんだろう?僕のゲームに参加してくれればこの危機的状況から逃がしてあげるよ」
「そんな事が出来るのか?」
「僕は異次元…いや異世界、異空間とでも言おうかな?この世界の人間じゃないから。空間結合ならお手の物さ」

「どうする?もし騙されたとしても、これ以上悪くはならないだろうし…」
「ココペリ…。ゲームの内容を聞こうか?エロだったら容赦しないよ?」
「エロじゃない。保証するよ。内容は、巨大ロボットに乗って悪い敵ロボット15体と地球を守るために戦うのさ。」
「巨大ロボットねぇ。俺スパロボ好きだし、そんなんでこのヘンテコな状況から逃げられるんならいっちょやりませんか?」

547 名前: no name :2010/01/22(金) 18:48:56 ID:HBTjJRNZ

「なんか条件があるんだろ?」
うまい話には裏があるもんだ。ボスケスがココペリに尋ねた。
「特に何にも必要ないさ。お金もいらない。ただこのプレートに手をかざして名前を名乗ってくれれば良い。それで契約が完了する。」
ココペリは高さ1メートルほどの契約台を取り出した。

「うっひょー!結構本格的!やるよ!俺やる!」
「こんなワケの分からない世界で一か八かの作戦に出るより、巨大ロボットに乗って戦う方がまともに生き延びる確立上がるじゃん?」

548 名前: no name :2010/01/23(土) 03:56:42 ID:5RMxgh+L

          _ __       ほわ〜ん     ,.‐、
        /:::::::::ノ _`Zヽ.            `ー'
  (") /、::::::::::::::::ト、:::ヽ:::\     , --、
.    /  ヽ7::::::::ハ \;〉ヽ:::ヽ   {   }      味 ロ
    |レヘ∧/:::::Nノ 〉 `^ー-ト''     `ー"     わ ボ
    |::::::::::::::::/_リノ    -一ヽ、              え  ッ
.     l:::::::::__〈 ,.-‐''´    " ノ      ,.‐、     る  ト
     !::::::f r、' 〃     ,.─'──ォ   `ー'    の 気
     ヽ::::`ーィ 、_ tナ_ ノ::/7777::/           だ 分
     |:::::::/ ヽヽニノ ト、/::/7777::/              が
      |:::::/   ∨l:::N /::/7777::/   (")
.    |::::l`ヽ.    l:::l./::/ス777::/
.     |::::|  ヽ  l::〈:::: ̄,--、/        ,. - ‐ - 、
    j::::j     ト、 l::::! ̄/,.--、ヽ      ,'       ゙、
--------------------------------------------------------------

549 名前: no name :2010/01/24(日) 15:58:16 ID:sODoBcC5

「おい」後ろには大男が立っていた。いきなりすぎる
その大男とは!!!

550 名前: no name :2010/01/25(月) 03:28:00 ID:F3IEufGt

「忘れてた。何処にいたのさ、ネイ」
「うちの連れて来た化け物達の様子を見て来た。二体ほど何処かへお散
歩しに行ってる様だ」
「何てこった。こっちは空間結合をやらかされて大騒ぎだよ。
で、このココベリってのが十五機の汎用人型兵器を所有してて、あたし
らに乗らないかって悪魔の誘いをして来てる所さ」
「なるほど」
「よろしく」
ココベリが挨拶をした。

ボスケスが声をかけた所を見ると、彼も隊員らしい。が、ファントムの
知る所では先ほどまではいなかった。
巨漢を仰ぎ見ているファントムにボスケスがにやりとして告げた。
「紹介するよ。こいつはネイキッド。あだ名だけどさ。
で、長いから『ネイ』ってみんな呼んでる」
ネイのデータで閲覧出来る部分が電脳に送られて来た。宇宙海兵隊の
メンバーで階級はボスケスと同じく軍曹。
偵察と斥候が主な任務らしい。
ステルス機能が開発されてから数百年経った今、もはや外見の問題は
問題として存在しない。なので、巨漢でもそういう任務に就けるという
訳だ。

551 名前: no name :2010/01/25(月) 06:24:14 ID:idFCacJp

「ゴメン、ちょっと訂正させてもらうよ?」
ココペリが説明口調になる。
「君たちが乗るロボットは500メートルほどのロボット一機だけだよ。舌足らずですまないね。当然敵も一体だけ。」
ココペリは説明を続ける。
「1vs1の戦いを15回やって地球を守るゲームなんだ。そのゲームさえやってくれるならその他にコイツを何してくれたって構わない」
「その他って何さ?」
ボスケスが尋ねる。
「例えば…世界征服とか?いや、スケールが小さいかな?銀河の征服も可能かもね。その気になれば。」

「ボスー!俺たち契約済ませましたよー?」
無名の海兵隊員が説明をさえぎって声をかけた。
「あと契約してないのはボスとファントムと今新しく来たネイさんだけっすよ?」

「ああ分かった。ココベリ、ゲームの参加人数が15人って事は、一人余る計算になるんだがそいつはどうなるんだい?」
「無論助けてあげますよ。僕はただゲームをやってもらいたいだけだからね。」
ここまで言い切った後ココペリは不意に真剣な、そして悲しげな顔になり、こう呟いた。

「それに多ければ多い方が良い。どんな突発的事件が起きて契約者の数が減るか知れないから…」

552 名前: no name :2010/01/25(月) 06:48:42 ID:9K7U5Ubn

突然地震が襲った。
「ここ宇宙空間なのに?」

みんなが慌てる中、ココペリは落ち着いていた。
「早いな…。まだ15人の契約を済ませてないのに…。君たち、もう敵が来たみたいだ。今から君たちをロボットに案内する」
言うが早いか回りの空間が歪み、見た事もない場所にワープする。
「もうロボットの中さ。あれを見てほしい。今まで君たちが乗っていた宇宙船と、敵だ。さっきの地震はこいつの仕業だ!」
しゃべりながら戦闘の準備を整えていくココペリ。
「みんな。よく僕の操作を見ていてくれ。僕はもう君たちに教える事が出来ないから。」
「教える事が出来ないって…?」
「来る!」
ファントムが疑問を口に出すより早く、敵が体当たり攻撃を仕掛けてきた。それを華麗な動きでかわす。

「敵と戦う時、操作をするのは常に一人だ。バトンタッチは出来ない。操作方法は簡単だ。操縦者の願った通りに動く。」
敵の攻撃をかわしながら、操作方法を説明するココペリ。
「そしてお待ちかね、攻撃についてだがこれも特別難しくはない。殴る蹴るだけじゃなく、レーザーやミサイルも打てる。」
そう言いながら的確に攻撃を当てていくココペリ。
「それで勝利条件だが…」
敵の装甲をひっぺがすと、中から球状の物体を取り出した。
「こいつが核だ。こいつを破壊すれば勝ちとなる。無論こちらが破壊された時にはこちらの負けだ。気をつけてくれ…」

そう言うとココペリはその核をひねりつぶした。中から白煙が上がって、敵のロボットは活動を停止した。

553 名前: no name :2010/01/25(月) 06:58:04 ID:9K7U5Ubn

「す…すげえ…。」
海兵隊一同呆気にとられて一部始終を眺めていた。
「迫力溢れる戦闘シーン、もう最高じゃん?なあココペリ…あれ?いない…」
海兵隊員が我に返った時には、もうココペリの姿は操縦席から消えていた。
「あれ?アイツどこへ行ったんだ?おーい、ココペリー!」

操縦席の近くにはココペリのかけていた眼鏡が転がっていたが、ココペリ本人は消えていた…

554 名前: no name :2010/01/25(月) 12:08:34 ID:RtgMwexe

ココベリの行方は不明だったが、敵が近くまできていた。15人は戦闘の準備をし始めた。
「先鋒は俺でいいっすよね?」
そう言って、金やんはその機体に乗り出した。
「ついでに、勝ち抜き戦ですよねこれ?…じゃあ俺が15人?抜きしてきますよ。」
そう言って、金やんが乗り込んだ機体が動き出す。尾翼にはボーイング2525と書いてある。

「やっぱり飛行機はこうでないと、良い曲線美……え?ロボットって飛行機なの?大丈夫なの?」
そう言ってボスケスはファントムを見る。
「おそらく、視聴者サービスだな。いきなり高性能のロボットなんか出たらあっという間に勝負が
着いちまうからな。先鋒のスペックはこれぐらいが妥当なんだろ。」
「でも、旅客機よ、ただの。どうやって戦うというの?さっきの核の話は?どうやって破壊する
の?」
ボスケスが聞く。

「ここだよ。」
そう言って、ファントムは自分のコメカミを人差し指でトントンと叩いた。
「相手の先鋒は…ちょっと、あれF-20じゃない。」ボスケスは心配そうに呟く。
「F-20か…現実には採用されなかった機種だ。こんな所でお目にかかれるとは楽しみだ。」
そう言って、ファントムはニヤリと笑う。
「楽しみだって…こっちは旅客機よ、戦闘機に勝てるわけないじゃない!!」
「少しはアイツを信用してやれ。」
「だって…」
「忘れたか?アイツは第255回ロボコンの覇者だぞ!!」

555 名前: 削除済 :削除済

削除済

556 名前: 削除済 :削除済

削除済

557 名前: no name :2010/01/25(月) 17:56:41 ID:4hxmP2qI

>>554から

「ヴァーカ!誰が乗るとか乗らねーとかは、この俺様が決めんだよ!」
突然鏡餅に手足が付いたような物体が目の前に現れた。身長は30センチぐらいだろうか?
「テ、テメー誰だ!」
名も無き海兵隊員が鍛えられた動作で銃を向けるが…
「ハァン?オメーそんなもんが俺様に通用するとでも思ってやがんのか?このヴァーカ!」
どうもこの鏡餅の化け物は口が悪い。ボスケスやネイが殺気を感じた時には、その海兵隊員の体と銃を持つ腕が切断されていた。
「うぎゃあああああ!」
一瞬の出来事だった。腕が突然無くなった海兵隊員は激痛にのたうちまわる。
「あ…あんたは…?」
「あなた『様』だ。『様』。あまり俺様を怒らせねー方が良いと思うぜ?」
「分かった。貴様は何者だ?俺達の敵なのか?」
ネイが警戒を緩めず質問する。
「貴様ねぇ、ま、様が付いてるし許してやっかな?俺様の名前はコエムシ」
「コエダメ?」
「コエムシだ!コ・エ・ム・シ!今度またくだらねぇ事言いやがったらてめえを首ちょんぱしてやる!」
「わ…悪かったよ」
「俺様はお前らのアドバイザーってか、協力者ってとこだ。このゲームのルールを教えてやろうかと思ってな」
コエムシが語る。
「このゲームはココペリから聞いたかも知れんが、この世界、この地球を守る事が目的だ。勝てば守られる。負けたら…」
ここでコエムシは一旦言葉を切る。そしてみんなの反応を確認してからおもむろに言葉を繋いだ。
「この世界が消滅する」
「世界が?」
「消滅する…だと?」
慌てる海兵隊員たち。
「そうだ。クッハハハ!最高だぜ!その信じられないような怯えた表情!」
「ちょっと待て!世界が消滅するってどういう事だ!」
「文字通りだよ。お前らもお前らの家族も敵もみんなみんな消えちまうのさ!『なかったこと』になる」
「そんな…そんな事って…」
「お前らも聞いた事ぐらい有んだろ?並行世界、パラレルワールドの話を。このゲームはそいつらを淘汰するためなんだ」
「並行世界?」
「お前ら感じた事ねーか?ワケわかんねー電波を受信したりたまに有るだろ?ホレ、未だに『合体』を続けてるあいつらみたいに 」
そう言うとコエムシは宇宙船内部で行為に耽る連中の姿を周囲に映し出した。
「並行世界ってのは有んだよ。だが有りすぎちゃ宜しくない…て事で淘汰するワケよ。ここまでで何か質問は?」

558 名前: no name :2010/01/25(月) 18:28:47 ID:RtgMwexe

「なんだかなぁ…」ほぼ全員が呟いた。
「…何が気に食わないんだ?」コエムシは聞き返す。
「世界が消滅って言われても、俺ら何度もその危機からなんやかんやで解決してるしな。」ファントムが代弁する。
「世界が消滅するんだぞ?良いのか?」
コエムシが苛々しつつ聴く。
「だってよぉ、どうせ消滅しても、もう次にはよ。『昔あるところに』みたいな感じで新章がスタートするんだろう?」
「そういう、しょうも無い事は言うな!!おまいらにはこの話に拘りとかないのか?」
「そりゃぁ、消えないのが一番だけどさ…」
と言い渋るファントムを見て、コエムシが聞いた。
「じゃあ、どういうのが良いんだよ?」
「うーん、例えばさ……」

559 名前: no name :2010/01/25(月) 22:58:02 ID:F3IEufGt

「金やんの機体外部にマタン○を目一杯付けて、敵を貪らせるってのは
どうだい?宇宙ゴミみたいな感覚で勝手に散布してくれるし、テラフォー
ミングの為の菌類を」
「それで敵も支配下に置くって事か?」
コエムシの問いに頷くファントム。
「俺達としては、今回の作戦が成功すれば問題はない。この変幻自在
な何かとあんたも、その淘汰とやらが成功すれば問題ないんだろ?
何かまずい事があるかい?」
「人類って恐ろしいな。目的が達成されればどんなものでも利用しち
まうのか」
「普通だよな」
「うん、結果を求められる立場だからな」
「結果を出せなきゃおまんまの食い上げな訳よ」
「それじゃあ帰還もおちおち出来ないしな」
「テラフォーム支援機体なんかあったら予定より随分早く帰れそうだ
し、いい話じゃねえか?」
「あたしもそう思う。何か意見は?」
『異議なーし』
「だそうだよ、コエムシさんとやら」
コエムシはあまりの衝撃にあんぐりと口を開けた。

560 名前: no name :2010/01/28(木) 05:43:28 ID:OMtOd/4b

「OK、お前らが実に開拓精神に溢れる種族なんだと言うのは良く分かっ
た」
鏡餅風の物体がしみじみと告げると、海兵隊のメンバーから歓声が上が
った。
「やってみるもんだな」
「やはり議論してみないと始まらないよな」
「会話って大切」
「歩み寄る精神の偉大さって奴をひしひしと感じるね」
つい先ほどパルスライフルの威力を廊下で披露しまくった一団は悪びれ
もせずに言った。
「じゃあ、機体には乗ってくれる訳だな?」
『勿論』
全員が頷く。更に海兵隊員の一人が威勢良く言ってのける。
「大統領だってぶん殴って見せらぁ。だけど、飛行機だけは勘弁な!」
「宇宙空間じゃん」
「あ、途端に気分が優れなくなって来た」
彼は青い顔をして寝転んだ。

561 名前: no name :2010/01/28(木) 10:24:24 ID:JE3776CS

そして

562 名前: no name :2010/01/28(木) 14:59:38 ID:6EJJh2hW

ビッグバンがおきた

563 名前: no name :2010/01/28(木) 19:51:21 ID:CwOkudmm

ビックバンから10年が経ったある日...
ついに革命指導者が現れた...

564 名前: no name :2010/01/29(金) 02:09:16 ID:fLa3t40N

それは飛び級であらゆる知識を脳に刻み込んだ各国の子供達だった。

かつては
『実学をしないと真相は見えて来ない』
というのが物事を学ぶ上での基本と言われたが、義体にはその経験を、
知識と負荷として電脳にインストール出来る。作業経験などもこれで
体感出来るのだ。

それらをふまえ、ありとあらゆる必要経験を積んだ、高い知性を持つ
子供達が、ついに立ち上がったのである。

565 名前: no name :2010/01/29(金) 02:55:34 ID:sN7Y+67f

それまで座っていた,イスの上に。

566 名前: no name :2010/01/29(金) 03:16:20 ID:3GlKKIjs

そして、彼らは自室へ赴いた。
「もう眠い・・・」と言い残して・・・

567 名前: no name :2010/01/29(金) 03:22:11 ID:hmRWl76p

翌朝、人数分の、大きな地図を描いた布団が、青空の下に干されていた。

568 名前: no name :2010/01/29(金) 03:23:32 ID:sN7Y+67f

その日は,いつになく風が強かった。
布団が吹っ飛んだ。

569 名前: no name :2010/01/29(金) 10:30:43 ID:hmRWl76p

消えた一万人の『選ばれた子供達』の布団……各国の警察は勿論、調査
機関も調査に乗り出したが、その行方は依然として分からないまま。

その頃日本の千葉県木更津市では、例年通りやっさいもっさいパレード
が行われていたが、その行く手には謎の一万人分の布団一式セットが。

570 名前: no name :2010/01/29(金) 17:43:49 ID:kIB7kOzD

15年目の今日眠れる右上で会いましょう

571 名前: no name :2010/01/29(金) 19:29:50 ID:ctnD/MiR

・・・というメッセージ付きで現れた。

572 名前: no name :2010/01/29(金) 21:03:15 ID:QcprRCEK

その布団一式セットを購入した男の子は10歳。
ビック版から10年の世界では当然、その世界での最高齢である。
ところが、この布団売りの男は傍からどう見ても爺さんの風貌であった。
男の子は不思議になって爺さんに尋ねた。

573 名前: 削除済 :削除済

削除済

574 名前: no name :2010/01/29(金) 21:31:43 ID:ctnD/MiR

↑こういうのを本気にする奴が,いるのだろうか?と。

575 名前: no name :2010/01/30(土) 00:06:29 ID:9eMpLwVX

爺さんは言った。
「これをみればだいじょうV→(^o^)」
と。

576 名前: no name :2010/01/30(土) 00:23:07 ID:fEv7C/nu

そしてさらに続けた。
「わしも『GO!GO!選挙』踊ってみたしようかとおもうんじゃが、どうじゃろ?」

577 名前: no name :2010/01/30(土) 01:50:18 ID:bwgywFZg

その時,突然空からGO!GO!選挙のキャラクターたちが降り注いだ。

578 名前: no name :2010/01/30(土) 02:42:08 ID:RwED+zAM

無数に降臨する彼らを見て、人々は口々に叫んだ。

ある者は審判の日だ、と。
ある者は二次元の世界についに入れる日が来たのだ、と。
ある者はこの世の終わりだ、と。
ある者はウホッ!いい男たち、と―

579 名前: no name :2010/01/30(土) 22:34:38 ID:WKWvdDvn

無数の火花となって地面へ勢い良く突き刺さる

580 名前: no name :2010/01/30(土) 23:42:51 ID:UIn9Tz2t

火花が突き刺さって割れた地面から現れたのは、びっくりするほど美しいお姫様でした。

581 名前: no name :2010/01/31(日) 00:53:47 ID:Ht6cGHvP

数多のDQNとイケメンが群がり、数多の
『※しかし〜』
という言葉を憎む老若男女がそれを遠巻きに眺めるのでした。
が、姫君はその様子を見て、こう言いました。

582 名前: no name :2010/01/31(日) 07:51:22 ID:O8c2kJY0

「ファミチキ食べたい」

583 名前: no name :2010/01/31(日) 08:23:03 ID:WP4//xtW

「あなたと…合体したい…」

584 名前: no name :2010/01/31(日) 10:01:43 ID:Bz0uMXAN

答えて曰く,
「一万年と二千年前からふぁ・み・ふぁ・み・ま〜♪」

585 名前: no name :2010/01/31(日) 13:22:17 ID:wiILXN5W

選挙のウサギ「あ、ごめん近くにファミマないや、からあげクンでいい?」
「え?」
ウサギは姫の言葉も聞かずローソンに向かうのであった

586 名前: no name :2010/01/31(日) 13:27:08 ID:7TCI9y9J

「あなたと…合体したい…」

587 名前: no name :2010/01/31(日) 16:51:49 ID:Ht6cGHvP

どうも話が通じそうな相手がいない模様。
姫はそそくさとタクシーを呼びますと、乗り込みながら日本円で数十万
円ほどをドライバーに手渡し、
『遠くへ』
とだけ告げ、その場を去りました。

588 名前: no name :2010/01/31(日) 19:09:12 ID:WP4//xtW

そしてレイプした

589 名前: no name :2010/01/31(日) 21:09:44 ID:iSthNcSF

「ふぅ・・・」
そう言ったのは、あの10歳の男の子(以後、10男と名乗る)だった。
姫を見据え、10男はドライバーに告げた。
「行き先変更。天竺へ!!」

590 名前: no name :2010/02/01(月) 00:54:45 ID:XvU0ss+i

「だが断る」

591 名前: no name :2010/02/01(月) 00:55:36 ID:JurkVnI6


592 名前: no name :2010/02/01(月) 11:58:55 ID:8OJZnGbt

姫が辿り着いたのは、とある港町。
早速海の近くの定食屋に入り、美味しい刺身をご飯で目一杯堪能すると、
彼女は店を出た後、曇り空の下で波止場に佇み、潮風に吹かれながら、
海の彼方を見やるのでした。
その艶やかな唇からこぼれる言葉。
「さて、どうしたものやら」

そこへギターを背負ったセーラーマンが現れました。パイプはくわえて
いなかったので、ほうれん草の缶詰を摂取する事によって生じる、例の
ハイパワーは期待出来なさそうです。
「物憂げに佇む姉さん、そこで一体何に思いを巡らせているのだい?」
普通なら
『げらうぇい』
と、ほっそりした中指をそっと突き立てて一蹴する所ですが、その男の
声には彼女の心を捉える何かがありました。
自分でも驚くほど素直な声が出て来ます。
「実はかくかくしかじかこれこれこうこうで、この世に魔界転生したの
はいいのですが、目的がないので身の振り方に困っている所です」
「なるほど、それは難儀な。もし姉さんの気が向いたなら、俺と一緒に
場末のバーに付いて来ないか?
そこのママは、あんたみたいな娘にはとても優しいんだ。何か道しるべ
をくれるかもしれない」
「まあ、何というフラグ。わたくし、行ってみます。
カッコつけて先ほどから佇んでいましたが、実はかなり寒いですし」
「ああ、やっぱりね」

二人は颯爽とその場を後にし、彼の言う酒場へ向かうのでした。

593 名前: no name :2010/02/03(水) 06:21:49 ID:jGCuOMFF

そしてレイプした

594 名前: no name :2010/02/04(木) 23:53:50 ID:h11uQ9R4

バーはオヤジ達で賑わっていた。その様子を見ていた姫はある事に気づいた。
「やっぱり・・・」そう呟く姫。
「貴方が来ることはわかっていたわ。どうぞ、コチラヘ」
突然、カウンター席の向こう側にいた女性が微笑ましい笑顔で姫に語りかけてきた。
姫は恐る恐るカウンターの席に座った。どうやらこのバーのママらしい。なるほど、
オヤジ達がたむろする訳だ。相当の美人である。そう考察すると同時に、姫はさっき
気づいた異変を確信に変えつつあった。
「そんな怯えないで良いのよ。アンタを捕って食ったりしようって訳じゃないんだか
ら。」
かまわず話しかけてくるママに姫は周りのオヤジ達を一瞥しつつ、コレまでの経緯を
説明する。

話が一段落つき、姫はママの反応を見た。
「そんな事より、さっきから質問したい事があるんじゃないの?」
どうやら、ママには隠し事が出来ないらしい。姫はあきらめて訊いた。
「失礼な言い方になりますが、ママさんお幾つですか?明らかに、10歳は超えてい
る。ここにいる方々も30代や40代の方ばかりですよね?この世界が生まれてから
10年しか経っていないのに、これは明らかにおかしくありませんか?」
いきなり、不躾な質問だっただろうか。しかし、質問を催促したのは向こうである。
「フフ、さっき転生されたばかりだと言うのに、随分な洞察力ですこと。……でも、
随分と遠回りに聞いてくるのね。貴方が本当に聞きたい質問はこうじゃなくて?
『どうやって10年前のビッグバンから逃れられたのか?』
って。」
ママは意味ありげに首を傾げながら訊いてくる。
「!?…じゃあ、本当に貴方たちは…でもどうやっ…」
「でもね。問うべき項目は方法ではなくその意図。」
「意図?」姫がオウム返しするように呟く。
「残念ながら、方法は私達にもわからない。ただ、意図的に私達をこの世界につれて
きた連中がいるって事はわかってる。コレがその手掛かりよ。」
そういって手のひらを見せた。
「ロザリオ?」手のひらの中にある物体を姫はそう呼んだ。
「そう、ただのロザリオ。」
そう言って、ニコリと笑うママ。その不気味さに姫は聞かずにはいられなかった。
「…貴方、誰なんですか?」
「私?このバーのママよ。少し前まではボスケツって呼ばれてたわ。」
そう言うと、またボスケツはニコリと笑った。

595 名前: no name :2010/02/05(金) 05:09:50 ID:6imn9dXh

次回予告―

謎の存在である『ママ』と『セーラーマン』に導かれ、やって来た酒場
で伝えられたあの名前。『ボスケス』とは別人なのか?
そして、ロザリオとママの微笑に隠された秘密とは……?

596 名前: no name :2010/02/06(土) 20:26:07 ID:77foONr+

「うるせーよ」
そう言って、どこから湧いたやらじゅげむ(巨)がナレーターを尻で踏み潰した。
じゅげむ(巨)の尻の下からは「プチッ」という音がしたが、そこに残されていたのはおぞましい肉片ではなく、(もちろん)ほっかほかの肉まんであった。

597 名前: no name :2010/02/06(土) 21:04:35 ID:OC3rhV7I

おお なれーた よ!しんでしまうと なにごとだ!

598 名前: popo :2010/02/06(土) 21:20:11 ID:y+pLWGWS

ビートひろしが突っ込みを入れた

599 名前: no name :2010/02/08(月) 13:18:41 ID:Tasrfkhd

「うるせーよ」
そう言って、どこから湧いたやらじゅげむ(巨)がビートひろしを尻で踏み潰した。
じゅげむ(巨)の尻の下からは「プチッ」という音がしたが、そこに残されていたのはおぞましい肉片ではなく、(もちろん)ほっかほかのピザまんであった。

600 名前: no name :2010/02/08(月) 16:12:20 ID:DhC8aSwq

「お前ら……」
それを拾い上げ、波止場で風に吹かれながら立っているのは、数々の
修羅場を潜り抜けて来た男……相川だった。

601 名前: キノピオ :2010/02/08(月) 17:41:49 ID:lId+xnqP

たいへん たいへん おうさまが こんなすがたに かえられたよ
まほうのつえを とりもどしてください

602 名前: no name :2010/02/08(月) 20:47:40 ID:XPFQ6+2r

「・・・?なんだお前は・・・」
右手に肉まんとピザまん、そして左手にはさっき買ったばかりの「バクマン。」5巻を持った相川はキノピオを見て怪訝そうに言った。

603 名前: キノピ王 :2010/02/09(火) 01:00:18 ID:Xk9eI95+

バクマン。糞つまらない

604 名前: no name :2010/02/09(火) 01:09:27 ID:tTr/Chl1

「外でぎゃあぎゃあうるさいよ!営業妨害!!」
ボスケスが一同を一喝した。
「……すいませんでしたぁぁぁ!」ほぼ同時に全員が謝る。
「とりあえず、中に入りな!」ボスケスは店内へ誘導した。
一同がしげしげと店内へ入っていく…。
カウンター席に姫、相川、ピノキオ、じゅげむ(巨)が座った。
全員が自分の過去の生い立ちを語り、今の状況を確認しあった。
「それじゃあ、ピノキオさんは鯨に吸い込まれたと思ったら、こ
の世界にいたって訳?」
姫がピノキオに聞いた。
「はい…おそらく。最初は鯨の中ってすごく広いんだと思ってい
たんですが、しばらくして違うことに気付いたんです。」
「……要するに、それぞれの次元から選ばれた数名がこの世界に
飛ばされたって訳か…」
自分の言ってることを再確認するようにゆっくりと語る、相川。
「簡単な話、そのロザリオの所有者だった奴が怪しいって事だろ?」
じゅげむ(巨)がボスケスに聞いた。
「私の考えでは違う次元にいた誰かの所有物だと思うの。誰かロザ
リオに関係する人物に会った事ある?」
ボスケスが皆に聞いた。
「ロザリオって言ったら神父さんとかですよね。ボクは知りません
が…」
ピノキオが答える。他のメンバーも同じ様に神父と該当する者が見
当たらなかった。
「……え?何この感じ…まさかこのスレ最初から読み直して神父と
関係ある人物見つけて来いとかそういう設定じゃないよね?」
相川自身、言ってしまってから後悔した。まさか自分でフラグを立
ててしまうなんて……
「じゃあ、皆さん。今から読み直しですね。」
そう言って、セーラーマンはカバンからPCを取り出した。

「……え?この世界にニコニコ動画ってあるの?」

605 名前: no name :2010/02/09(火) 12:16:34 ID:4DPkbllA

ほっかほかの肉まん(なれーたー)「ありませんよ」

606 名前: no name :2010/02/10(水) 04:02:44 ID:OOkFEgYB

「ないなら、作ればいい」
相川の呟きに、驚愕の表情を浮かべる周囲の面々。
「幾ら何でもそりゃ無茶だろう」
セーラーマンが唸る。
「そう思った時が、俺達の敗北する時さ」
そう告げるなり、彼はPCの前に付き、キーボードと格闘し始めた。
「何を始める気だ?」
「どんなとこにも野生のプロはいる。彼らは面白そうな事なら乗って
くれる連中だ。
協力を仰ぎ、得体の知れない動画サイトとしてスタートさせる。その
基盤作りを手伝ってもらうのさ」
「呆れた話だぜ」
「海外でもクラッカーが企業にスカウトされるんだ。そして彼らが
生まれるのはいつだってネットの海の中。つまりその辺だ。
不可能な話ではないさ」
「ふむ、確かに……」
「では我々は他の人脈を集めるとしましょう」
「はい。しかしどうやって?」
姫の声にピノキオが訊ねたその時―

「そろそろ現れてもいいかね?我々の出番の様だが」
ドアを閉めながら彼らにそう呟いたのはじゅげむ(仮)、そして付き
従っているのは、金田(はんにゃ)だった。

607 名前: no name :2010/02/11(木) 00:48:34 ID:RzqrjoT1

ボスケスって、金田とかじゅげむとかと違う時代のはずだろー

ハッ!まさかボスケスがとんでもない秘密を握ってるとか、実は真のボスとかそういうオチ?

608 名前: no name :2010/02/11(木) 03:16:06 ID:r76I7jLt

(´・ω・`)知らんがな

609 名前: no name :2010/02/12(金) 23:54:25 ID:HCG12uId

次回予告―

謎の存在である『ピノキオ』と『じゅげむ(巨)』に導かれ、やって来た酒場
で伝えられたあの名前。『ボスケス』とは別人なのか?
そして、金田とじゅげむ(仮)の微笑に隠された秘密とは……?

610 名前: no name :2010/02/13(土) 05:42:54 ID:Dkison4J

驚愕する>607。その動揺も無理のない事ではあったが、不安から周囲を
見回した先には、某絶望教師の跋扈する作品でお馴染みの性格バイリンガル帰国子女がうっかりなパンチラを披露していた。
>>607の瞳に焼き付く木村カエレのやっつけパンツ(100 JAPANESE YEN)。

彼女はヘンテコパーマを鮮やかになびかせ、告訴の意を露わにして来た。
>>607、一世一代の大ピンチ。彼の抱いた疑問が解かれる日は、果たし
て訪れるのか!?

物語はこうして再び、フルスロットルで走り出す……!

611 名前: no name :2010/02/14(日) 19:57:17 ID:lm716Nsd

〜2010年2月14日、とあるバンクーバー〜

ボスケス達はオリンピック会場近くのカフェにいた。
・・・?!
「ちょ、ちょっと、ちょっと。神父探しはどうしたのよ? つーか、バン
クーバーオリンピックって・・・設定忘れたの?この世界はビックバンが
起きてから10年後の世界なのよ?」
ボスケスは皆に聞いた。
「いや、ビックバンから10年後って言うのがどうも、何かなぁ?」
相川が皆に同意を求める。
「何よ?ビックバンから10年後の世界の何がいけないの?言ってみなさ
いよ。一つずつ直していくから。」
ボスケスが相川に食ってかかる。
「10年っていうのがね…大人が出てこれないもんね。だって最高齢10
歳だからさぁ、大人を出すには違う次元から引っ張ってくるしかないから
ね。」
じゅげむ(仮)が代弁する。
「だから、この際さぁ。2010年の2月14日、とある銀河の地球って
星にタイムスリップした事にしようぜ。神父を探しに来たって事で。バン
クーバーに一人ぐらいいるだろ?神父。」
相川が懇願するような目で言ってくる。
「……あのね、確かに前回『物語はこうして再び、フルスロットルで走り
出す……!』ってあったけど、コレは幾らなんでもフルスロットル過ぎ!
!」
額に手を当てながらボスケスが答える。ボケてんのかマジなのかわからな
い。と心の中で呟く。
「じゃあ、この際。次の方に任せるっていうはどうですか?戻りたければ
戻れば良いし、この世界で進むならこのままって事で。 私はオリンピッ
クの続きが気になりますけど・・・」
と姫が提案してくる。この世界に残りたい気持ちを全面押しで。
「あの〜、ちなみに私はこの世界から飛ばされたんでこの世界に戻れて嬉
しいです。」
そう呟くのは>>607通称ノーネームである。
「俺は、上村選手が4位だったのが、悔しくて悔しくて・・・」
そう泣きじゃくりながら答えるのは金田(はんにゃ)である。
「おい!見てみ!この世界にはニコニコ動画があるぜ!」
そう言って、パソコン画面をボスケスに見せつけるじゅげむ(巨)。
「わかったわよ。次の方に任せるって事で、身を委ねるって事で良いのね
?」
ボスケスが諦めて、皆に聞いた。皆も頷く。
「じゅあ、私から>>612の方にメッセージを送ります。」

     HAPPY VALENTINE'S DAY!!

ってコイツこれやりたかっただけじゃね?

612 名前: no name :2010/02/16(火) 05:04:24 ID:herMNUfh

薄情な……!
しかし、任されてしまった以上、そして、爽やかに続きを始めてくれた
以上、誰かがその気持ちを受け継ぐべきだ。筆者はそう思った。

そんな本人の意思はさておいて、オリンピックである。姫はかぶり付き
でテレビに見入り、他の面々はポップコーンやらコーラやらド○ノピザ
やらで空腹と退屈を埋めていた。
ノーネームという世界中の名もないみんなの意思の集合体はくつろいで
いる。最早完全に馴染んでいる。今後の活躍が期待される新メンバー
といえよう。
ボスケスがノーネームに訊ねた。
「で、あんたは結局何な訳?」
「所謂、作品における読者視点の担当です。最近のローティーンから
ハイティーン向けの小説の主人公に多い無個性が個性の主人公と言い
ますか」
「あー、最近は多いらしいね、そういうの」
「ボスケスさんもお読みでしたか」
「スッと読めるので暇つぶしにね。何故そんなのがハーレムエンドに
至れるのかは腑に落ちないけど」
「まあ、うかつな行動とかうっかり担当と思って頂ければ。時として
中二病なども必要に応じて発症するのが僕のポジションです」
「トラブルメーカー担当でもある、と」
「そうなりますね」
「ところで性別はどっちなの?」
「うーん、これも不特定多数の意思の決定なんですけど、そこは明らか
にはならないみたいです。しかし、セクシーな雰囲気への興味は尽きぬ
というキャラでもあるみたいで」
「そんなのの代表で同情するね」
「恐れ入ります」
「恋愛行事ではいつも巻き込まれたりする訳だ」
「正直滅茶苦茶かったるいですけど、多分そうなります」

かくして、オリンピックは無事に終了した。台本の関係で。

613 名前: no name :2010/02/17(水) 19:19:43 ID:pbYwrps9

オリンピック会場付近にあるとある教会

そこに一人の神父がいた。神に仕えてから十数年、
一度も問題やミスを犯した事の無い神父。街の人か
らも慕われ、彼を求め教会を訪れる人も少なくない。
しかしそんな彼が昨日、彼の母親の形見とされるロ
ザリオをどこかへ落としてしまったようなのだ。
そんなこんなで朝早くから、教会の裏にある倉庫の
中を探していた。まだまだ神にお仕えする身として
の自覚が足りないなと思いつつ、
「そこですか?」
と言っては少し重たい木箱を退かした。

するとそこには……

614 名前: no name :2010/02/17(水) 19:35:15 ID:IXUq7Ia1

「モ エ」の文字があったらしい

615 名前: no name :2010/02/17(水) 23:13:57 ID:fMvWlWDS

「な……!?これは不敬の対象……!」
彼は胸の前で彼の信仰する神への敬意を表するサインを示した。
確かに彼の信仰する一派は愛を歌っているが、それの安売りとして彼ら
は『萌え』という現象を疎んじていた。
人々がそれに一喜一憂する様子も、彼らには愚かしく見えた。
「神様仏様天神様弁天様各種ゲームのステキヒロインの方々、どうか
彼らをお許し下さい。彼らは強そうに世間で生きている様に一見見え
ます。ですが実は相当にウブなのです。不器用なのです。
どうか彼らをお許し下さい……」
どうも彼の信仰する一派はかなりゆるゆるである模様。信仰対象が
バラバラな辺りから猛烈に
『その手の団体の人』
のスメルが辺りに立ち込める。だが、何か極めれば立派に見えてしま
うのもまた、良くありがちな人生の落とし穴なのである。

彼は木箱をそっと戻すと、再びロザリオの捜索を始めた。
高い陸橋のてっぺん、飲食店の裏側のポリバケツ、下水道、地図にも
ない様な大海原にポツンと浮かぶ孤島など、探しに探し回った。
時には非常手段としてとある家庭へ突入を試み、
『ロザリオの気配を感じた』
と称して、タンスから引き出しから全てひっくり返し、子供の貯金箱
も泣き喚くその子と警察へ電話する母親の眼前で冷酷に叩き割った。
そこまで徹底したが、現在に至るまで、母親の形見は一向に見つから
ないまま。

「困った……一体何処へ紛れ込んでしまったのやら。
あっ、今日は某アニメの放映日。そんな祝いの日に民警の手に落ちる
とは……いやはや、しくじったなあ……」
身柄確保されるまでに暴れに暴れ倒し、彼を包囲したパトカーから
警官から薙ぎ倒して破壊しまくり、付近一帯と国民を恐怖のどん底に
叩き落とした神父は、ベッドの上に体育座りで、そう呟くのだった。

616 名前: no name :2010/02/17(水) 23:41:17 ID:oi0xepoa

暫くしたら、おなかが痛くなった

でも。トイレには行けない理由がある

617 名前: no name :2010/02/18(木) 01:13:37 ID:ea4YRQDw

それは、トイレこそまさに不浄の元凶だからである。しかし、トイレ
なくして人は生きて行けない。そこを理解しないほど、彼の宗派は石頭
ではなかった。
解決方法は一つある。シスターに付き添ってもらえば、
『一人で不浄な場所へ向かった』
と言われずに済むのだ。シスターにはドアの外で待っててもらえば
問題ない。
彼は早速手頃なシスターを漁るべく、ロザリオの探索を一時中止し、
自分の担当区域である街を徘徊するのだった。

618 名前: no name :2010/02/19(金) 16:45:19 ID:foG9E0kI

とある街のとある学園都市。
大勢の人々が行き交う強大な繁華街で
純白の布地に金の刺繍という紅茶のティーカップのような修道服を着ている
銀髪碧眼で幼児体型の容姿をした少女が
ビニール袋片手に軽やかなステップで颯爽と歩行していた。

619 名前: no name :2010/02/19(金) 17:35:20 ID:5oNfLCLQ

「あれはイン……いや何でも無い。」
そう呟く神父。あの子はシスターっぽいな。よし、あの子を誘おう。
2歩3歩近づいて、足の動きが止まる。
……そう言えば、妹とは暫く会ってないな。
数年会ってない妹の事が急に神父の頭の中に出てきた。
「断っておくが、シスターが被ってるとか、そういうゴロで出てきた
わけじゃないんだからね。あと、神に誓って妹萌えでは無い事は再確
認させてもらいたいんだからね。」
そう呟くと、携帯で妹のアドレスを探し始めた。


しかし、そうしている間にも徐々にしかし確実に便意は大きくなって
いた。

神父の尻筋崩壊まで……残り47分

620 名前: no name :2010/02/19(金) 18:29:49 ID:hE9jfQH4

ヤンキーA:おい、オサーン。ちょっと面貸せよ。
神父:な、なんなんですかあ? おっさんじゃないですよう。まだ20代なんですよう。
ヤンキーB:うるせー!裏の通りまでちょっと来いや!!!
ヤンキーC:へへへへへ。おっさん。金出せよ。
神父:お、お金なんて持ってないですよう
ヤンキーD:金持ってねえわけねえだろ!! 金出せや!!

621 名前: no name :2010/02/20(土) 00:23:31 ID:Ssa9H+kZ

「……ハイ。」
そう言うと神父は手を差し出した。
「…え?何それ?」ヤンキーの一人が口に出す。
神父の手のひらには茶色い物体があった。何故かモザイク使用
であり、しかもとてつもなく臭かった。
「バンクーバーにいた頃から我慢してたから、丸々一本いっち
ゃった。テヘッ。」
神父が逆の手で頭を掻きながら答える。顔まで赤い。
「テヘッ…じゃねんだよ。何それまさかウ○コなの?それウン
○なの?」
「おい。このおっさんやべぇって、近づくのやめようぜ。」
「いいから、ほっといて行こうぜ。」
等とヤンキー達が次々と言葉を口に出す。そして、向こうへ行っ
てしまった。

「さて、どうしたものか。」
神父は手の平にあるその茶色い物体を見つめながら呟く。その
様子を遠くから見ていた者がいた。そして、神父に語りかける。
「そこまでよ!!」
「そこまでって……どこまで?もう、一本マルマルいっちゃた
んだけど。」
そう答えた神父の手の平にある茶色い物体が妖しく臭った。

622 名前: no name :2010/02/20(土) 06:40:36 ID:fUsZcRPb

頬を染めた神父の、モザイク入りの手が突如蒸発した。
「うあぁあぁあァ……!」
腕を押さえてのた打ち回る神父。それを見下ろすのは……金田(はん
にゃ)の中のもう一人の人格だった。
「物理的、そして読者の精神への衛生的な問題から処分させてもらっ
たわ。
……後、痛がってるふりはお見通しよ。アルフレッド・メチャクチャ
モクスキー神父」
「そうですか。それは残念」
そう呟くなり、埃を払いながら立ち上がるモクスキー神父。髪の乱れ
も反対の手のひらでひと撫でするとあら不思議、見事に整った。
『そこで本日ご紹介させて頂く商品!』
という目障りな宣伝が画面の下三分の一を占領しながら展開するの
を無視して、二人は向き合う。
「あなたが南米に秘密裏に建設された『アリガチ・セッテイ・チュウ
ニビョウ研究所』で開発された不死身の再生者だという事は調べさせ
てもらった。
 ニコニコ動画がかなり役に立ったわ」
「ほほう。あなどれませんな、日本の動画サイトも」
言葉を交わす間にモクスキー神父の手は再生を終えていた。
「それで、探し者の最中である私に何の御用ですかな?迷える子羊よ」
「それは勿論、あなたに協力して欲しい事があるので、相談に来たと
いう訳よ」
「探し物を続けたいのですが。用も足しましたし」
「『それを我々の仲間が引き受ける』
と言ったら?」
「よろしい、お話を伺いましょう。そこの超高級コーヒーショップで
ひとまず休むとしませんか、えーと」
「金田(はんにゃ)よ」
「金の成る田畑ですか。かなりの迷える子羊を救えそうですな」
「やたら高いコーヒーショップをあえて選択している事をスルーさせ
るつもりなら、良く出来た交渉術ね」
「恐れ入ります」
二人の不審人物は互いにそう言い終わると、不敵な笑みを浮かべなが
ら、その店に入って行くのだった。

「ああ、手は洗いなさいよ?」
「ご心配なく。紳士ですので」
「滅茶苦茶嘘くせー……!」

623 名前: no name :2010/02/21(日) 12:52:54 ID:PvIPkvl+

店に入り窓際の席に着く二人。
「ブレンドコーヒーで」金田(はんにゃ)が店員に頼んだ。
「では、私も同じものを・・・」とモクスキー神父も頼んだ。
「かしこまりました。」
店員が去ってから、金田(はんにゃ)が神父の手をしばらく見つめた。
「ん?・・・ああ、そうでしたな。手を洗ってきますよ。」
手をヒラヒラさせながら、神父は店の奥のトイレへと入っていった。
トイレに入るとその異様な臭いに神父は顔をしかめた。一瞬、自分の手
か?と考えてみたが、どう考えても他の所から臭いがする。

この時、この臭いに不快感を抱きトイレを出れば、この後に起こる出来
事は無かったであろう。しかし、彼は不快感よりこの臭いの原因を突き
止めたいという探求心の方がわずかに上だった。
彼は臭いのする方へ歩み、手前から3番目の個室を覗いてみる。そして、
何も無い綺麗な便器を覗き、レバーを捻り水を流した。と、不思議な事
に便器に吸い込まれるような感覚を覚えた。と思った時にはもう遅かっ
た。モクスキー神父は何も抵抗できず、そのまま便器の中に吸い込まれ
ていった。

624 名前: no name :2010/02/21(日) 13:55:29 ID:uwzcyVz2

それから間もなく―

現地警察に場所を保存してもらったトイレで、携帯電話に話しかける
金田(はんにゃ)の姿があった。
「ええ、モクスキー神父はロスト。水洗トイレのレバーに彼の指紋が
あったわ。多分ここで何かがあった。彼は多分何処かに連れ去られた
んでしょうね。
でも、あの神父がそう簡単に倒されるとは思えない。
今分かるのはここまでよ」
『了解した。捜査を続けてくれ。
こちらでは姫君達にドラマを演じさせたおかげで協力者が徐々に集まり
つつある。
また連絡する』
じゅげむ(仮)からの連絡は途切れた。

625 名前: no name :2010/02/21(日) 15:22:10 ID:uwzcyVz2

「ううむ……」
じゅげむ(仮)からの報告に、別ルートから協力者を募るべく動い
ていた相川は、会員制チャットの会話画面をを眺めながら、声を上
げた。
「胃薬か頭痛薬でも必要な事が?」
そう告げて傍らに立ったのはBOSSである。
「いや、気になってね」
「アルフレッド・メチャクチャモクスキー神父について?」
「そう。消えた事も含めてだが、今回の接触がどうも腑に落ちない
んだ。以前から彼らと何かで関係があったのではないのかと思うのさ」
「今回まで直接の面識がなかっただけなのでは、という事ね?」
「ああ。彼らがその神父の情報をあらかじめ把握しており、今回の作
戦で使うメンバーとして挙げた、と俺は見ている。
今度じゅげむ(仮)に聞く必要があるな」
そう言うと相川は、本日3289杯目のコーヒーを淹れたマグカップを
口へ運んだ。
ボスケスとの関係も知らぬまま、そしてまだ出会ってさえいないBOSS
は、そんな彼を眺めるばかりだった―

626 名前: no name :2010/02/21(日) 19:03:33 ID:hg0jJxq3

以上の話を3行でまとめると―

627 名前: no name :2010/02/22(月) 00:07:27 ID:HE3Oeea3

恋しさと
せつなさと
心強さと?

628 名前: no name :2010/02/22(月) 11:17:32 ID:6ZT+vhqZ

そんな言葉が脳裏をよぎったが、それはさておきここは倉庫が建ち並
ぶ某埠頭。そこ明神はミニクーパーで移動していた。
おかしな事になったもんだ、と明神は胸の内で呟いた。

マ○ンゴ事件から地球時間で数週間が過ぎていた。その事件は結局、
『不審火』
としてじゅげむ(仮)や金田(はんにゃ)達の暗躍で片付けられた。
海外からの圧力も特にない模様だ。捕鯨についての外圧やと児童ポル
ノの規制改悪などに血道を上げる連中の監視の方が、オンラインでも
オフラインでも大事な様である。
様々な要因から突如暇になった明神は、現状は手を組んでいる相川ら
からの連絡で、海外からの武器の輸送に手を貸しているのだった。
聞いた所によると、次元が歪んだとの事で、未来と今が結合している
という。相川と一緒にいる『BOSS』の子孫や『姫』と呼ばれる女。そ
して、『セーラーマン』と称する水兵風の男にピノキオ。
彼らの行動に手を貸す事が謎を解く為の一歩になるかもしれない。
巨額の報酬が出るなら、どんな仕事でも請けるのが明神達の業界。
二つ返事でOKした彼は、その件で今日もあちこちでメールのやり取り
をし、届いた『商品』の見定めをして、今は事務所へ戻る所だった。

その時、突如ヘッドライトに映ったのは―

629 名前: 削除済 :削除済

削除済

630 名前: no name :2010/02/22(月) 12:48:13 ID:z3HXCh3N

という宣伝だった。

631 名前: no name :2010/02/22(月) 12:48:26 ID:HE3Oeea3

と話す全身黒ずくめの男だった。
いや、正確に言うと全身真っ黒の人?である。体格の輪郭だけがあり、
顔や服等も真っ黒である。
「お前は誰だ?!」
明神はその黒ずくめの奴に怒鳴るように聞く。
「私か?私は真犯人だ!!」その男は答える。
「・・・え?!・・・真犯人?!」明神が聞き返す。
「わからんか?マンガやアニメでよくあるだろ?顔や人相、体格が黒ず
くめで性別とかもわからない奴。アレだ!!」
「・・・ああ。アレね。・・・ハイハイ、犯行起こす前とかに怪しげに
出てくる奴ね。・・・なるほどね、今度はそう来ましたか。」
明神は納得しつつも、どこか腑に落ちない気分を抱えながら聞いた。
「そんな・・・え〜と真犯人さんでいいのかな?その真犯人さんがこん
なところで、何をなさっているんですか?」
何故か丁寧な言葉使いになってしまった。正体が不明なものに対して、
人間というのはつい下手になってしまう傾向がある。
「いやね今、ある事件の犯行前なんだけど、銃を手にする描写が入る予
定だったんだが、その銃を準備してなくてね。うっかりという奴だよ。
ハハっ。」
少し頬を赤らめながら真犯人さんが答える。実際頬がどこにあるかはわ
からないが、大体頬辺りということである。
「それで?」明神は続きを催促する。
「それで、ここに来れば武器を手にすることが出来ると、とあるスジか
ら聞いてね。・・・その好ければ、武器を入手するまで一緒に同行させ
てくれんか?」
「同行って言われても、今武器を手に入れて帰る帰り道なんだけど・・
・」
「そうか・・・」
そう言うと、真犯人はしょんぼりしてしまった。(いや正確には表情が
見えないんでわからないが)その様子があまりにも嘆かわしかったので、
「わかりましたよ。連中に紹介しますよ。」
と言ってしまった。まったく、俺って奴は・・・こんな正体不明な奴に
優しくしちゃうなんて。
「はぁ〜あ、またあの連中に会うのか。」
明神はそう呟くと、天を仰いだ。

632 名前: no name :2010/02/22(月) 19:57:21 ID:Jb7GYxbw

裁きの雷が落ちてきた。
死んだ。

633 名前: no name :2010/02/22(月) 20:58:06 ID:pPcZLYFq

救急車を呼んだ

634 名前: no name :2010/02/22(月) 20:59:14 ID:Xr/Z/kUQ

裁きの救急車が落ちてきた。
死んだ。

635 名前: 削除済 :削除済

削除済

636 名前: no name :2010/02/23(火) 00:41:45 ID:l2rscfne

               /|:::::::::::::::::::::ヽ.:.:.:.:、:.:.:.:、:.:.:.、.:.、.:.:.:.:.:.::`゛>
           /{::|:\:::::::\.:.:.:\.:.:.ヽ::.::.ヽ:.:.ヽ::::::::::.:.`゛ー- ..,__
: 何 :    /:|::',:ト、::::::ヽ、:.\:.:.:.\:.:.ヽ:.:.:\.:.:.:.:.:::.:.:.:.:::.::::_;:-'´   : : :
: が :   //:/:::|::',|::'、:::::::::\:.:\.:.:.ヽ:.:.:\:.:..\::::::::::::\、::::\    : : :
: 何 :  /!::|::l::::/|:::l:ヽ:\::ヽ:.:\:.:\.:::ヽ:.:.:ヽ:.:.:.:\::::::::::::\ ̄   : : :
: だ :   |/l::|::|::|:ト、:::::::::、、:ヽ、:.:.:.:::::::::::::::ヽ::::.:ヽ:.:.:.:.\:.:.:.ヽ:::\.   : : :
: か :   |::|::/l::|::|r‐ヽ:::::ヽ(ヽー,―\::::::、::::::::::ヽ::.:.::::::.:::::::ヾ. ̄   : : :
:    :   }//l::|:::|{(:::)ヾ、:::ヽ \!(:::) ヽ,:::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ、   : : :
: わ :.  |/l::|::|:::|ヽ==''" \:ヽ、ヽ=='" |:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、::::\
  か     / ',|::|:::|   /   `゛       |!::::::::::::::::::::::::::::ト、::ト、_` ゛`
  ら      l::!::::ト、  '、 _         ||::::::::::::::::::::::::ト:ヽヾ| | ̄ ̄ ̄`ヽ、
  な     r'"´||',::::',                 |:::::/l:::::|\:::ト、ヾ | |     / / \
  い   /   ll ',::', 、 ーこニ=-       /!::/ ヽ:::|  ヾ、  ノ ノ  /  ,イ   ヽ、
       ,'    |  '、:, \ --       ,. '´ |;'  l ヾ、.   //     / |    l: l
      |   |!  ヽ;  ヽ       /.:    i!  /   ゛// |l      / |      | |

637 名前: no name :2010/02/23(火) 03:38:17 ID:oRQ7u2At

爆風で派手に吹き飛ばされ、ミニクーパーは廃車扱いにも出来なく
なったが、どうやらまだ生きている、と明神は思い、身体を起こした。
途中に挟まった妙な広告などをさておいて、サイボーグ化された明神
はひとまずまだ動ける模様である。
落雷用のコーティングをしていて命拾いした。自分を改造したドクター
に感謝しなければならないな、と思いつつ、例の男を見やる。
仰向けに倒れていた男は、身体中から煙を噴き上げながら、ゆっくりと
身を起こした。
「やれやれ……危うくまた心停止する所だったよ」
「ふむ、あんたも只者じゃなさそうだ」
「格好からしてこんなだからね。大抵の事は切り抜けられる装備だ。
なので、それほど心配しなくてもいいよ」
「ありがたい。まずは代わりの車を用意しないとな。
それとなく声をかけてみるとするか。んー……よし、ヘイ、タク
シー!」
エンジン音もタイヤのきしみも微塵もさせなかったくせに、明神達の
前には一台のタクシーが停車していた。後部席のドアが開く。
「毎度!どちらまで?」
「○○公園の東口まで」
そう告げて、明神はシートクリーニング代も含め、数枚の高額紙幣を
渡す。
「恐れ入ります。じゃ、出しますよ」
「頼む」

彼らを乗せ、タクシーはスムーズに走り出した。

638 名前: no name :2010/02/25(木) 13:41:49 ID:yabZqfPS

で?

639 名前: no name :2010/02/25(木) 15:52:02 ID:UEjdKNZ0

 タクシーの後部席で明神は、共に生き延びた隣の男に声をかけた。
「で、あんたの本当の名前は?」
「ふむ……さすがにいつまでも通じる名前でもありませんな。
クァセ・フジコ。物心付いた頃には私はすでにそう呼ばれていた。
両親の顔も国籍も知らされぬまま、作戦の時だけ、外に出られる。
そういう身の上です」
 ジェット・リーが確かそんな役をやっていたっけ、と思い返しなが
ら、明神は続けて訊ねる。
「つまり今はあんたも作戦遂行中という訳か。あんたのボスは近くに
いると考えていいのか?」
「肯定です。私の話せる所も、もうそれほど多くはない」
「了解した。まずはこちらの仕事のパートナーの所へ一緒に来てもら
おうか。
互いの利潤追求を願う相手なら、情報交換も可能なレベルで、早めに
済ませたい」
「いいでしょう。当分の間、私とあなたはパートナーだ」
クァセは手を差し出した。しかし、明神は前を見たまま、言葉を続け
た。
「俺は明神。握手はしない主義だ。
嫌ってる訳ではなく、昔読んだ何かの漫画で、それで暗殺された奴が
いてね。風邪の予防みたいなものだ。
気にしないでくれるとありがたい」
「いえ、用心深さは必要です。結局の所、武装する事は互いをけん制
すると同時に、臆病と言われてでも自分を存続させる為のもの。何も
恥ずかしい事はないのです」
「恐れ入る。あ、ドライバーさん、その辺りで止めてくれ」
「毎度」
ドライバーは何も訊ねず、繁華街の裏手にある公園通りで車を止め
た。
その後頭部に、明神は45口径の銃口を当てた。
「よし、そこまでだ。目的を話してもらおうか」

640 名前: no name :2010/02/25(木) 18:44:02 ID:UEjdKNZ0

「何の事です?強盗ですか?」
「しらばっくれてもムダだ。あんたからは硝煙と血の匂いが漂い過ぎ
てる」
「そうですか。タバコは意外と消臭に向いてませんな」
そう告げるなり、ドライバーは振り返りざまに明神の火を吹く銃口を
腕で跳ね上げながらコルトパイソンを向け、発砲する。同時にクァセ
が外へ転がり出て、そちらへ倒れ込みながら初弾を機械の腕で何とか
防いだ明神がドライバーの腕を蹴り上げ、二発、三発と発砲した。
が、その銃弾は運転席の背に穴を開け、男をかすかに揺るがせただけ
で、彼は不敵な笑みを向けて来た。
「頑丈なのはお互い様の様だな」
「技術流出は恐ろしいですな」
「ああ、ふざけた世界だ」
車外からクァセが、背中に仕込んでいたと思しきショットガンで運転
席へ発砲を始めた。明神はその隙に足を振り、反動で開いているドア
から外へ転げ出る。
低く体勢を構えながら、明神もクァセも運転席へ、残りの銃弾をあり
ったけ叩き込む。
反撃はないまま、最後の薬莢が転がる音だけが響き……再び辺りには
沈黙が訪れた。

マガジンを入れ替え、銃口を向け直しながら、明神はクァセをバック
アップに、運転席へと近付いて行く。
その時―

641 名前: no name :2010/02/25(木) 18:46:49 ID:OR5tUAC/

裁きの後部座席が落ちてきた。
死んだ。

642 名前: no name :2010/02/25(木) 19:24:46 ID:PS4hlIX5

死にたかった。
だが、彼には死ねない理由があった。

643 名前: no name :2010/02/25(木) 19:27:33 ID:yabZqfPS

ベッドの下に隠したアレを残したまま死ねないからだ

644 名前: no name :2010/02/26(金) 08:39:58 ID:Wdx05hVj

食べかけのコッペパン?

645 名前: no name :2010/02/26(金) 12:09:44 ID:HQ+5wXnj

否、一年もの歳月をかけて作り上げたもやしだ

646 名前: no name :2010/02/26(金) 17:36:48 ID:mImKn5x/

いつか最高のもやし炒めにしてやる、彼はその約束を破りたくは無かった。

647 名前: no name :2010/02/26(金) 17:55:47 ID:KkEVaozL

その約束を果たすまで、死ねないのだという事を彼は知っていた。
それまで、彼は不死身なのだ。その時クァセの方を見た。
死んでいた。その時後ろから見覚えのある車が―

648 名前: no name :2010/02/26(金) 18:06:47 ID:6Dnvapnj

                          ,.ィ''''===ニ二'、''' ―-- ...,,,__
                         /          `゙/T~~~''''''ーテミ;-、_
                      r'フ".           ,;" !     ;!!  `ヾ:;.、`~゙゙''''',-、
               _,,,,.. . ----;;'ニ―- ..,,,_          /;,.......!    _/;!,... --‐' \'''r-''"
        ,,... -‐ ''''""~   ,. - '"   ~”゙゙`  ~` ''ー- ,,,,/ ,二二! ''' "~         `丶、
      /::;!  ,.  '"       _ ,.  - ‐         :;         "~      ,.r'"   L
      ,ト''         ,r-、、'"               :;            ,.:' /:;r=ミ:、  ,..)
     r'" :;、_        i'::::::,!:!       _,,.-=ミ:;,、    ;            ,!  ;':;' ; ! !!レ"''
    〉ミ:;.、 ミ'ー-.、_   ゞン,:'     ,.ィ",,.-=ミ ヽ ;     !       __,,... -―- -|::|l ,ノノ,リ
    ヾミ:、 ミ:;- 、 、_`"''二 ー'''",,. :/:;;;'"  ヾト,il! !   ,,.. . - ‐ ';'"~.-‐''''" ̄~~`'ミ:;ヾ彡ン
    |  |`ヽ.、_  {二二!三三 ;: ::;/:;:;il    ,!; ,l| | ''",.~-‐ ''"´           `''''"
     `ヾ、!   |~`''''''ー―'''''''''''":; ,'::;:;:;:il、   _,.クノ:リ-'"
        ~`'ートミ  ,....................; /ゞ;:;:;:;:ヾ、,.彡':;ノ
             ̄~~~~"""~~´  `ー---‐''"

649 名前: のーなめ :2010/02/26(金) 18:14:06 ID:PEihdXVL

アレは、俺に最高のもやし炒めを食わせろと言った、
アンガールズノ=キモイホウの車ではないか!

650 名前: no name :2010/02/26(金) 18:43:40 ID:uPPOE788

さぁ、ここでサクッと話を進めたいのだが、ちょっと気になる事がある。
アンガールズノ=キモイホウってどっち?

651 名前: no name :2010/02/26(金) 23:04:31 ID:rCMVCI2n

明神の脳内でその懊悩が膨れ上がった。
が、彼は両手で自分の頬を叩くと、静かに呟いた。
「そいつは俺が……俺自身のゴーストで確かめる事だろ」

652 名前: no name :2010/02/27(土) 01:08:30 ID:/rV1RY0m

>650
Tの方じゃないか?

653 名前: no name :2010/02/28(日) 16:03:47 ID:JExO88v+

で?

654 名前: no name :2010/02/28(日) 21:48:49 ID:SewSZ397

ん?

655 名前: no name :2010/03/01(月) 00:01:29 ID:Kje5/5yp

わ?

656 名前: no name :2010/03/01(月) 01:00:33 ID:CCBPBIwz

www

657 名前: no name :2010/03/01(月) 04:33:56 ID:4hXnDAeK

そうだ、どちらがキモいのか、電話をして誰かに聞けばいいではない
か。
明神は車に警戒しつつ、クァセに対象を挟む様にして回り込め、と指
示を下し、おもむろに相川を携帯で呼び出してから、肩と耳でそれを
挟んだ。
『はい』
聞きなれたライバルの声である。ゆっくり接近して来る車を眺めなが
ら、語りかける明神。
「あ、俺、あのさ、」
『俺じゃ分からない。誰?』
「だから俺だよ」
『あのねー、そういうの間に合ってるんだ。じゃ』
「あっ」
電話は切れた。
あの馬鹿、オレオレ詐欺と勘違いしてやがる!誰からの着信なのか見
ればいいだろうに!!
明神は舌打ちをしつつ停車した車から降りて来る男達の装備を探ろう
と目を凝らした。

一方相川の隠れ家では―

適当に電話に出て適当に切った相川は、電話に出た時と同じくモニタ
を眺めながらぼやいた。
「あー、やだやだ。
信じられる?オレオレ詐欺だよ」
「明神の声じゃなかった?」
「そう聞こえた気もしたけど」
着信履歴を見る。果たしてそれは明神からであった。
「奴からの電話である可能性がかなり上がった」
「状況確認込みで電話して確かめてみれば?」
「あ、そうね」
相川は改めて明神へ連絡を試みる。が、途端に緊迫した空気が伝わっ
て来た。
「相川だけど」
『すまんが今、ちょっと取り込み中だ。かけ直す。じゃ』
「ちょ……何だよう」
「どうしたの?」
「いや、どうも嫌な空気が伝わって来た。また衛星から居場所を見て
みるかね」
PCから例によって確認してみると、二台の車が並んで止まっており、
間に明神。そしてそれ以外に数名の男達が確認出来た。
「ピンチじゃないのか、これ」
「じゅげむ(仮)達に連絡しましょう」
BOSSは携帯を取り出した。

658 名前: no name :2010/03/01(月) 23:50:57 ID:USY/fS90

「BOSS・・・か?久しぶりだな」
久々に?BOSSの声を聞いてじゅげむ(仮)は歓喜の声を上げた。
「?・・・久しぶりってさっき話したばかりじゃない。急に変な
こと言わないでよ。それよりも、相川によると明神がやばいらし
いの。援護にいけるかしら?」
お構いなしに話すBOSSのペースについていけず、じゅげむ(仮)
が話を切る。
「ちょ、ちょっと待ってくれ。そこに相川がいるのか?・・・明
神?・・・・・・そういう・・・今、明神は何処にいる?」
少しだけ時間が掛かったが、ようやく内容をくみ取り相手に気付
かれないようにじゅげむ(仮)は話を続けた。
「○×○×に明神がいるんだな?わかったできるだけ、早く駆け
つける。」
そう言うと、じゅげむ(仮)は携帯を切った。
「BOSSなんて何年ぶりだ?で?用件は何だって?」
隣にいる相川?がじゅげむ(仮)に話かけた。
「なぁ、同じ携帯が二つ存在した場合はどっちに電話がかかるん
だろうな?」
じゅげむ(仮)が急に変な質問をしだした。
「何だ?いきなり?」
相川が逆に聞き返すと、じゅげむ(仮)はため息混じりに答えた。
「・・・どうやら、この世界には俺とお前以外にもう一人ずつ、
じゅげむ(仮)と相川が存在するっぽいな。」
「・・・どういう意味だ?」相川はまだ把握できないらしい。
「つまり、俺達は過去から一旦ビックバン後の世界に飛ばされ、
また戻ってきた。が、この戻ってきた世界は俺達がいた世界では
無いかもしれんという事だ。いわゆるパラレルワールドって奴な
のか。もしくは俺達が未来に飛ばされる前の元の世界に戻ってき
てしまったのか・・・」
「・・・よくわからんが、とりあえず今の俺達の状況はドッペル
ゲンガーって奴なのか?」
相川がじゅげむ(仮)に聞く。
「俺達二人だけだがな、他のメンバーは・・・そういやじゅげむ
(巨)もいるな・・・とにかく、この世界の連中に俺達が会うの
はまずいな。」
「けど、さっき明神に会いに行くとか言ってなかったっけ?」
「明神は一人だけだし、会いに行くだけなら問題ないだろう。」
そう言うと、じゅげむ(仮)は車にエンジンをかけ明神のいる場
所へ向かった。

659 名前: no name :2010/03/02(火) 00:17:24 ID:L3ikQmUw

「ところで…」
明神を助けに行く車中で、突然相川が口を開いた。
「何だ?」じゅげむ(仮)が聞き返す。
「さっきの話なんだが…」
「この世界にはもう一人の俺達にがいるって話か?」
「それだ…その話なんだが…ややこしくないか?」
「…は?」
「いや、名前が同じだからさ。名前の表記とか一緒じゃん。」
「そう言えばそうだな…どうする?」
「それを考えてたんだが、名前の前に未来の未をつけないか?」
「つまり…未じゅげむ(仮)って事か?…どうせなら英語のFuture
からFをとってFじゅげむ(仮)の方がわかりやすくないか?」
「って事は俺はF相川か?…ダサくないか?」
「仕方ないだろう。前の奴がそういう設定にしだしたんだから……
そうだあれだ、Jリーグのチーム名もそんな感じだし、いいだろ?」
「相川F(フューチャーズ)的な感じか?」
なんでズ?と突っ込みたかったがじゅげむ(仮)Fは抑えた。あ、
もうFが反映されている。
「つーわけで、よろしく頼むぜじゅげむ(仮)F。」
「任せろ、相川F。」

二人が話し合っているうちにじゅげむ(仮)F、一向は明神がいる
場所に着いた。

660 名前: no name :2010/03/03(水) 12:02:42 ID:3Hz4Sb8s

しかし、そこはハルマゲドン戦争の戦地だったため、じゅげむ(仮)F、相川F、明神は戦争に巻き込まれ死亡が確認されました。

これぞ先の読めない話作り。だろ?

661 名前: no name :2010/03/03(水) 12:55:57 ID:VEGmOt2I

じゅげむ(仮)F、相川F、明神は生き返って逆立ちした

662 名前: no name :2010/03/03(水) 13:17:26 ID:cA9bJ7Nb

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663 名前: no name :2010/03/03(水) 19:49:50 ID:Zb02lUjw

・・・とわけの分からないことを口走り始めた三人。一体どうしたというのだろうか

664 名前: no name :2010/03/04(木) 01:03:26 ID:pWwMF74O

相川F「やれやれだぜ・・・」
じゅげむ(仮)F「フ・・・確かにな」
明神「いい加減この生き返りの呪文さぁ、使うのやめない?」
???「しょうがねぇだろ?3秒に1人が死ぬ世界。コレぐらい
    唱えないと世界が飽和しちまうよ?」
相川F「ん?・・・しかし、まぁ・・・相手も一掃できたしイ
    ーブンって事にしとくか。」
明神「それよりもナイスなアンタ。この呪文生き返る人は選べ
   ないから死んでからすぐ唱えないととんでもない数になっ
   ちまうんだよな」
???「気にすることは無い。私は当然の事をしたまでだ。・
    ・・つーか今ので相手も復活したみたいだが・・・・」
さっきまで倒れていた奴らが立ち上がりつつある。
相川F「じゃあ、全滅フラグ禁止な?呪文唱えんのめんどいか
    ら。」
明神「オーケー」
???「そんじゃあ、パッパッとやっちゃいますかぁ!」
じゅげむ(仮)F「・・・ところでさぁ・・・アンタ誰?」

665 名前: no name :2010/03/04(木) 02:22:06 ID:QmXh3kbn

「えっ、私はアンタでしょうが!!」

666 名前: no name :2010/03/04(木) 11:41:52 ID:Zt0b0mau

じゅげむ(仮)F「ドッ、ドッペルゲンガー!?だ・・と・・・!?
ぐはっ!」

667 名前: no name :2010/03/06(土) 20:41:26 ID:LYsWfDcF

668 名前: no name :2010/03/07(日) 09:03:16 ID:VWjPbm/l

669 名前: no name :2010/03/07(日) 14:00:59 ID:RQla3Rbl

670 名前: no name :2010/03/08(月) 12:37:55 ID:Ovri6nO0

「いやチェンジで…」じゅげむ(仮)がそう冷たく言い放った。
「ちょ?!それは無いんじゃないの?仮にも自分なんだからさぁ
・・・」
じゅげむ(仮)Fが助けを請うように言う。明神は敵と銃撃戦を
始めていた。ドッペルゲンガー等という低俗な話題をしている場
合ではなかった。が、
「…ドッペルゲンガーって要するに心の持ちようだと思うんだよ
ね。」
相川Fはそう言うと、ポケットの中からバリカンを取り出した。
「…ねぇ、何で、さも当たり前のようにバリカンをポケットから
取り出すの?何でこの銃撃戦の中でそんな冷静でいられるの?つ
ーかそれ、いつから持ち歩いてんのぉぉぉおおお?」
じゅげむ(仮)Fは冷静になろうとありったけのツッコミをいれ
る。しかし、相川Fはそんな言葉も無視してじゅげむ(仮)Fの
頭にバリカンで剃り込みを入れてきた。
「んデえe?!…」
呆気にとられそれ以上言葉が続かないじゅげむ(仮)F
「銃撃戦の時は無闇に動かない!これ鉄則だよ。」
そう言いながら相川Fは手の動きを止めようとしない。ものの数
秒だった。じゅげむ(仮)Fの頭は丸坊主になってしまった。
「…コレ。主人公としてどうなの?」じゅげむ(仮)Fは尋ねた。
「いつから主人公になったんだよ?だがこれで、じゅげむ(仮)
との見分けはつくようになった。」
相川は相変わらずの冷静ぶりだ。
「これで、じゅげむ(仮)Fと名乗る必要も無くなった訳だ。俺
とは別人になったからな。フン。」
ココに来てじゅげむ(仮)のドヤ顔である。
「いや、見た目の問題じゃねぇんだよ!!表記の問題だっつって
んだろうが!何?俺坊主になったの無駄?!」
じゅげむ(仮)Fは久々に切れかけていた。
「問題ない。これでお前の名前も訂正できる。」
相変わらずの相川Fである。
「?!!…訂正?!」
嫌な予感は確かにあった。今までの流れからしても想像できる。
とんでもない名前が来るに違いない。
じゅげむ(仮)Fは馬鹿だと承知で聞いてみた。
「で?俺の新しい名前は何だよ?」

671 名前: no name :2010/03/08(月) 12:59:07 ID:muOun84E

「スーパーシャイニングクリスタルボールヘッド2世」でいいんじゃね

672 名前: no name :2010/03/08(月) 18:01:31 ID:Ovri6nO0

「輝きすぎだろ!!どんだけ俺の頭輝いてんだよ?!っていうか
2世って何だぁ?1世を連れて来い!!」
スーパーシャイニングクリスタルボールヘッド2世は相変わらず
のツッコミをいれる。ってか、もう即効反映されちゃうのね名前・・・
「いや〜、我ながらに完璧なネーミングセンスだよ。」
相川Fは感心している。
「問題は解決したか?」
明神がバズーカを肩に担ぎながらこちらに歩いてきた。このアホ
なやり取りをしている最中に敵との銃撃戦を終えてしまったらし
い。もう片方の手で敵の生き残りを引きずりながらこちらに運ん
でくる。

「それじゃあ、とりあえずあんた等が何者なのかを教えてもらお
うか?」
じゅげむ(仮)がその生き残りに聞いた。
「フン。誰が貴様らに教えるものか!!」
その男は唾を吐き捨てるように答えた。
「・・・そうか。残念だ。相川F・・・バリカン用意。」
じゅげむ(仮)がそう言うと、相川Fがバリカンを構える。
「ま、待ってくれ!そ、それだけはやめてくれ!!」
「じゃあ、早く言うんだ。さもないと、バリカンで頭丸刈りにし
た上で、お前に『1世』の称号をつけてやんぞぉ。スーパーシャ
イニングクリスタルボールヘッド1世っちゅうとんでも無く長い
名前つけてやんぞ〜。」
そう言いながら相川Fはバリカンにスイッチをいれる。
「やめてくんない?俺を罰ゲーム扱いすんの、やめてくんない?」
スーパーシャイニングクリスタルボールヘッド2世が会話に入ろ
うするが、誰も返事をくれない。そして、少し間ができたかと思
われた時、その男は口を開いた。
「・・・『先の読めるお話作り』っていう世界から来た者だ。」

673 名前: no name :2010/03/08(月) 19:26:06 ID:k3xJPOVj

まあそれは置いて、
2800の安いパソコンが売っていました。

674 名前: no name :2010/03/08(月) 19:58:40 ID:Ovri6nO0

そのパソコンの中に住もうと企むオヤジもいました。

675 名前: no name :2010/03/09(火) 01:39:09 ID:tjPyUOG5

そのオヤジの中に住もうと企む虎もいました。

676 名前: izayoiasita :2010/03/09(火) 02:25:43 ID:Cb7e0JuX

しかしネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲
によってパソコンははかいされてしまいました

677 名前: no name :2010/03/09(火) 23:09:27 ID:fK3QRJlX

その「はかい」具合からその「はかい」した者の今後を占う
『はかい占い師』という者がおったそうな。

678 名前: no name :2010/03/10(水) 00:11:15 ID:QIHgJzzj

その『はかい占い師』の元に一人の男が訪ねてきた。
どうやら、何者かに大事な物を破壊されたらしい。
その何者かを占いで着きとめてほしいと言うのだ。
ところで、その大事なモノとはと言うと・・・

679 名前: no name :2010/03/10(水) 00:15:19 ID:BG8izXWM

食べかけのコッペパン?

680 名前: no name :2010/03/10(水) 21:44:50 ID:7PRtRiVu

否、一年もの歳月をかけて作り上げたもやしだ

681 名前: no name :2010/03/10(水) 21:53:45 ID:vvwpnL2m

いいや、それは私のおいなりさんだ

682 名前: no name :2010/03/11(木) 11:40:56 ID:PW3ivgaB

占い師「どれも全て美味でした」

683 名前: no name :2010/03/11(木) 12:16:05 ID:cbyrRe/4

「いや、味じゃなくてね。破壊した者をつきとめて欲しいんだよね。
こっちはその・・・あまり人には見せたくないモノ?まで見せたん
だからさ!特徴だけでも教えてくれよ?」

684 名前: no name :2010/03/11(木) 15:01:45 ID:+IMxLQ8m

電池で動くとてもプライベートな物体

685 名前: no name :2010/03/11(木) 19:40:31 ID:tpEnU9Os

  ____
 │田田│
 │  │
 │__│
  く○>「分かるかよゲス野郎!!!」
  ∧ |
    \

占い師を自販機で殴り殺してしまった・・・

686 名前: no name :2010/03/11(木) 20:21:09 ID:7GkgPDeN

the END...


いえいえ。
そんなわけがないでしょう。
まだまだ続くよ。

687 名前: やる善 :2010/03/11(木) 23:58:59 ID:PCNkro0Y

もうちっとだけ続くんじゃ

688 名前: no name :2010/03/12(金) 01:31:47 ID:deZJj7SN

いえいえ。
そんなわけがないでしょう。

689 名前: no name :2010/03/12(金) 11:56:44 ID:bnGwWq5w

いえいえ。
そんなわけがないでSHOW!

690 名前: no name :2010/03/12(金) 13:35:21 ID:YisiaPpw

じゃあ、俺がやるよ ノ

691 名前: やらない夫よりやる夫 :2010/03/12(金) 17:05:23 ID:rbSxe4tb

じゃあ、俺がやる ( ゚∀゚)o彡゜

692 名前: no name :2010/03/12(金) 23:23:55 ID:H6g54iVR

その時2ちゃんが動いた ( ゚∀゚)o彡゜ おっぱい!おっぱい!

693 名前: no name :2010/03/13(土) 00:03:36 ID:QDQdyn+v

「・・・という電池で動くとてもプライベートな物体なんだよ。」
瀕死の状態ではかい占い師は男に説明した。
「そんなものに俺のコ・・・」
そう言葉を切ると男は悔しそうに拳を握りしめた。
「そいつは今どこにいる?」

694 名前: no name :2010/03/13(土) 00:38:29 ID:axAuk7Jo

教えて欲しいなら出すものだせ

695 名前: no name :2010/03/13(土) 01:13:16 ID:+8ZEpFhI

今はこれしかないんだ…。

696 名前: no name :2010/03/13(土) 12:49:20 ID:cbesXocM

そういって出したもの・・・
それは・・・!?

697 名前: no name :2010/03/13(土) 19:26:28 ID:n+WJs8eb

長い間ご愛読いただきましてありがとうございました。
次回作にご期待下さい!!!

698 名前: no name :2010/03/13(土) 19:43:32 ID:sB6IJiDw

昔あるスレで東方厨とボカロ厨が言い争っていました

699 名前: no name :2010/03/13(土) 21:04:13 ID:KPIch1WQ

ミクがネットから消えボカロ厨は全員自殺しました
ニコニコは黒字になり荒らしも消えました

700 名前: no name :2010/03/14(日) 11:54:33 ID:IgJcu51S

「という事にして…おきましょうか。」
そう言いながらパソコンに文字を打ち込んだのは
あのモクスキー神父だった。

701 名前: no name :2010/03/15(月) 11:11:03 ID:ERefvWjh

モクスキー神父は自殺を決意していました。なぜなら・・・

702 名前: no name :2010/03/15(月) 14:04:56 ID:YPTrSvLY

彼は自らの人生にかねてより疑問を抱いていたから。
任務の時だけ外に出される自分は、周囲の人間と同じ者だと言えるのか?
夢や希望と一線を引き、ただ戦い、休み、次の任務を待つ。それが、
人の生き方だと言えるのか?
モクスキー神父は、もう既に決意していました。

金田(はんにゃ)らと組んで遂行中の戦いの中で、己の死に場所を
見付け出す事を……!

703 名前: no name :2010/03/15(月) 15:38:31 ID:cNo9Cpuj

というのは嘘で
本当はヲタクや東方厨やボカロ厨ドナ厨ゆとりがインターネットを支配していたことに嫌気がさしたからでした。
最後の仕事を終え、日光へ向かう。

704 名前: no name :2010/03/16(火) 23:04:51 ID:p8vn3E1m

というのは嘘で
本当はボカロ厨ドナ厨アイマス厨エア本厨ゆとりがインターネットを支配していたことに嫌気がさしたからでした。
最後の仕事を終え、月へ向かう。

705 名前: no name :2010/03/17(水) 13:46:05 ID:cYsOxKmp

月にはうさぎがいましたとな

706 名前: no name :2010/03/17(水) 14:20:42 ID:HozNjbrj

「その話は本当なの!?」
相川の滞在しているホテルの一室で、古来より例え話で挙げられつつも
真相は西暦2010年を迎えた今日でも明らかになっていなかった問題に、
BOSSが声を上げた。
「肯定よ、BOSS」
金田(はんにゃ)がそう告げて頷く。
「そのうさぎが、全ての謎を解き明かす為のキーではないのか、とじゅ
げむ(仮)は言っているわ。モクスキー神父とマ○ンゴをそこへ送り込
み、真相を明らかにする予定よ。
もう、米国防総省とNASAに極秘任務として、話は通してあるわ」
「そう……いたんだ、うさぎ……!」
期待と不安に身体の震えが止まらないBOSSであった。

707 名前: no name :2010/03/20(土) 11:27:35 ID:N29fs7zq

と、先ほどまでN○Kの某TV小説の撮影をしていたはずの姫が突然現れた。
「あら、月にいるのはうさぎだけじゃありませんよ。」
「!?あなた今どこから……!?」
突然のことに驚きを隠せないBOSSをはじめとする一同。
「こう見えても魔界転生するくらいですから。てれぽーてーしょんなんてお茶の子さいさいですわ。……ただ、諸事情により高さ1.3m以上のところから落ちなければいけないんですけれど。」

708 名前: no name :2010/03/20(土) 11:36:56 ID:N29fs7zq

そういいつつため息をつく姫。行長すぎんだよ改行しろバカヤローなどと
突っ込む気にもなれず、BOSSはそのあたりはスルーすることにした。
「で、月にウサギ以外のものがいる、というのは本当かしら。」
「ええ、本当ですよ。」
いろいろとスルーされたことに少しむっとしながらも姫は答える。

709 名前: no name :2010/03/20(土) 18:19:00 ID:fF05KU4a

「嘘だッ!!」

710 名前: no name :2010/03/22(月) 19:03:35 ID:kDtRvmQ1

プッシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

711 名前: no name :2010/03/22(月) 19:27:14 ID:TrbBYhNb

プッシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
プッシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
プッシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
プッシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
プッシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

712 名前: no name :2010/03/24(水) 00:58:37 ID:KcLTjmLC

桃レンジャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

713 名前: no name :2010/03/24(水) 09:43:47 ID:0HXP7BdP

葡萄レンジャアアアアアアアアアアアアア!!

714 名前: no name :2010/03/24(水) 14:17:37 ID:gtu3s/d7

「テレビを消して」
「見てたのに……」
BOSSの冷ややかな視線と命令。不満そうにチャンネルをテレビに向け、
指示に従う姫。
「で、ウサギ以外に何がいるの?もしくは何が起こってるの?
プレ○ターの成人式とかそういう奴?」
「それは最近はたまにしか」
「たまに!?」
「むしろウサギの成人式がエイリアンハンティングで、杵で突いてる
のが倒したエイリアンと言いますか」
「強酸性のエイリアンの血に耐える杵と臼は何で出来ているの?」
「それが今回の調査で調べたい事です」
「そんな……!」

BOSSの表情が驚愕に凍り付いたが、先ほどのテレビのお返しとばかり
に、姫は深く頷くのだった。

715 名前: no name :2010/03/26(金) 00:52:05 ID:JBJcSlmf

1分後にはモノ凄い勢いで食べているノ…

716 名前: 削除済 :削除済

削除済

717 名前: no name :2010/03/26(金) 12:19:23 ID:u+fPjLwy

そして潮ふいた
プッシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

718 名前: no name :2010/03/26(金) 18:37:39 ID:Dxsr6bSA

 

719 名前: no name :2010/03/26(金) 19:52:13 ID:vIGzLMfH

「ちょっと待った」
そんな声が聞こえた。BOSSが振り向くと・・・
そこにいたのはかの有名な・・・・・・・





メタルのび太だった
一体何の為に来たのか、BOSSは訊いた

720 名前: no name :2010/03/26(金) 19:58:10 ID:i/jUw7pO

「お金貸して」

721 名前: no name :2010/03/26(金) 21:22:25 ID:rSs9C4de

「俺の女になれ」

722 名前: no name :2010/03/28(日) 11:53:22 ID:du6qtYFV

死んで生き返って逆立ちした

723 名前: no name :2010/04/03(土) 20:49:43 ID:UsTeYlwr

と、これまたテレビであった。
「いいかげんにしなさい」
BOSSは眼力(めぢから)でTVの電源をオフった。
また不満そうな視線を向ける姫。
「……あ、来ましたわね。」
突然そういった。
「?何が?」
そんなBOSSの声を無視して、姫は背中へと手を伸ばす。
そこには、登場以来ずっと背負っていたのに誰も突っ込まなかった、
1mほどの鍵があった。
「念のために言っておきますけれども、この鍵はキング○ムハーツと
は何の関係もありませんわよ?」
そういうと姫はその鍵を空中に水平に掲げ、錠を開くしぐさをした。

724 名前: no name :2010/04/05(月) 09:53:59 ID:Of7vtga3

すると突然、姫の前の空間に木製の扉が現れた。
その扉が開き、中から出てきたのは、ファンタジー世界におけるそこそ
この身分の格好をした、茶色の髪にメープルブラウンの瞳の少年。
「待たせちゃったかな」
少年が言うと、
「それほど待っていませんわ」
姫は笑顔で答え、BOSSたちのほうを向いた。
「紹介します、私の親友のリーズですわ」
「はじめまして。リージアといいます」
少年は軽く頭を下げる。
そして姫のほうを向き
「ところでルージア、いつまでそんな姿でいるんだい?」
そう言って姫の頭に手を置いた。
ぽん ぽん ぽぽん
そんな音を立てて、姫の姿がかすむ。一瞬後には、姫がいた場所に姫と
変わらずリージアより頭ひとつ分くらい背の低い少年が、けれど姫と違
い金髪ショートカットに緑の瞳をした少年が立っていた。
「!?姫は…あなたは…?」
と、いままで何も言わなかったBOSSがはじめて突っ込んだ。
「ふふふ…僕が姫ですよ。姫は僕が変身していた姿なんです」
少年が王子様な服装で言った。
「でも、なぜ?」
BOSSはさらに問う。
「それに答えるついでに、僕たちのことについても話しましょう」
リージアが答え、語りだす。

725 名前: no name :2010/04/05(月) 10:10:42 ID:Of7vtga3

「まずルージアは見ての通りで、ある大きな国の王子、ボクはその王都に暮らす、没落しかけの貴族の長男です。僕たちが出会ったのは、ルージアがお忍びで町に来たときでした。ボク達はすぐに仲良くなり、それからルージアはボクに会いに待ちに来るようになりました。それから数年が過ぎ、ボクとルージアはそれぞれの家を継ぐ年を迎えました。家を継げば、方や一国の王子、方や没落中の貴族。会うこともかなわなくなります。ルージアとボクはそれがどうしても嫌でした。、ずっと一緒にいたくて、家から逃げ、魔界転生でこの世界に来たわけです。魔界転生をしてしまえば、二度と元の世界には帰れませんから。
で、ルージアが姫に変身していたのはそのほうが便利だからです。」
「……そう、わかったわ」
いろいろ経験してきたBOSSたちである。いまさらベタ甘に仲のよい少年
の二人連れが増えたところで、たいした問題ではないのだった。

726 名前: no name :2010/04/07(水) 00:22:26 ID:dh7Bo2BW

   ,.、,、,..,、、.,、,、、..,_       /i
  ;'`;、、:、. .:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i  <別にあんたの為に調理されたんじゃないんだからね!
  '、;: ...: ,:. :.、.:',.: .:: _;.;;..; :..‐'゙  ̄  ̄    は、早く食べなさいよ!

727 名前: no name :2010/04/14(水) 15:54:31 ID:ugLtg3M/

                 ∧ ∧
                ヽ(・∀ ・)ノシ  <えびふらい♪
           ,....,,、,..,、、.,、,(、、..),_     /i
          ;'´.,.. ,:;,. .:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i
          '、;: ...: ,:. :.、.:',.: .:: _;.;;..; :..‐'゙  ̄  ̄

728 名前: no name :2010/04/14(水) 18:21:21 ID:Er8RuMNu

「エビフライがしゃべった!?」「しかもツンデレ!?」

729 名前: no name :2010/04/14(水) 22:49:42 ID:FD3Qn5DX

「そんなことよりサッカーしようぜ」

730 名前: no name :2010/04/20(火) 12:24:16 ID:fbnqUN6Y

「まずはこのえびふらいをなんとかしましょう」
BOSSが右手を掲げて叫んだ
「じゃんけん」
ぽん!
相川が食べることになった。
「それではありがたく…」
相川はエビフライを持ち、口に運ぶ。
「た、食べてくれなくたってなんとも思わないんだからね!無理になんていいんだからね!
どうしてもって言うならべつだけど!いいからはやくしなさいよ!」
ぱく。むしゃむしゃ。ごくん。
「ツンデレでも、味は普通なんだな」
BOSSは大して興味なさそうに、相川を一瞥した。
「それじゃあうるさいのも消えたし、続けましょう」

731 名前: no name :2010/04/20(火) 20:30:30 ID:29dRDgim

しかしその時なぜかカキフライが天から落ちてきた

732 名前: no name :2010/04/21(水) 00:56:18 ID:NKz/7pHP

・・・しかも、半生だ。
しかし、このまま放っておくわけにもいかないので、話し合いの末
「サーファーガールウェーブ」で食べる者を決めることとなった。
ルールは簡単、サーファーは波に勝ち、波は女子に勝ち、女子はサーファーに勝つ。いわゆるじゃんけんのようなものだ。
サーファーを出したいときは波乗りのポーズで「HEY,do〜?」と言い
女子は髪を巻くそぶりをしてキャピキャピする。
波は「ザザァーン」と声をあげて体をくねらせる。

そして今、戦いの幕がきっておとされた。

733 名前: no name :2010/04/24(土) 00:02:57 ID:fmCEW9tV

『サーファーガールウェーブ!』
相川:ふぁさっ キャピキャピ
BOSS:「ザザァーン」
金田(はんにゃ):「ザザァーン」
ルージア:ふぁさっ キャピキャピ
リージア:「HEY,do〜?」

二回戦
『サーファーガールウェーブ!』
相川:ふぁさっ キャピキャピ
BOSS:「HEY,do〜?」
金田(はんにゃ):ふぁさっ キャピキャピ
ルージア:ふぁさっ キャピキャピ
リージア:「HEY,do〜?」

734 名前: no name :2010/05/05(水) 00:47:01 ID:zxepC93l

「お前らGWの間ずっとそれしかしてなくないか?」
『サーファーガールウェーブ!』に夢中になっていた相
川達に明神が声を掛ける。
「いやGW前からしてるよ・・・コレ。」
金田(はんにゃ)が恥ずかしそうに答える。
「カキフライを見てみろ・・・もう腐ってんぞ!」
机に置かれていたカキフライは酷い臭いを放ち腐ってい
た。
「私達はこの臭いに気付かなかったって言うの?」
BOSSが困惑した顔で答える。
「それだけ『サーファーガールウェーブ!』というゲー
ムが恐ろしい程熱中しやすいゲームだって事だろ。・・
・・・・このゲームを持ちかけたのは誰だ?」

735 名前: no name :2010/06/12(土) 02:20:43 ID:RZVkfIRw

それから1ヶ月近くの時間が流れた・・・

736 名前: 削除済 :削除済

削除済

737 名前: no name :2010/06/16(水) 00:35:52 ID:B3blG384

シュボッ
ひっそりと静まり返った街中の隅で1人の男が銜えた煙草に火をつけた。
かなりの長身、全身を黒で纏いサングラスもかけている。まさに黒ずくめの男である。

その男に近づいていく人がいる。辺りを注意深く確認し、一定の距離を保ちながら、しかし確実に近づいていた。

738 名前: no name :2010/07/03(土) 13:52:39 ID:t69Fa+HJ

まだ近づいていた。
それ以上近づくとさすがに気付かれるのではないだろうか。
その様な予感がしつつもまだ近づいている。しかし、黒ず
くめの男は興味を示そうとしない。
そしてその人は確実に近づいていくのである。

739 名前: no name :2010/07/03(土) 21:40:59 ID:7RYYGvj+

突如、男の姿が消えた。
先程まで男を尾行していた人は、男を探そうとして、、、
その場に凍りついた。
なぜならその人は、背後から首筋にナイフを突き付けられていたからである。
「、、、何が目的だ?」
男はナイフを持った手に力を入れながら尋ねた。
首から赤い血が滴り落ちる。
しかしその人はなにも答えようとしない。
男はさらに問い詰めようとして、
あることに気がついた。
この柔らかい感触、、、。
今まで黒い装束を来ていたのでわからなかったが、、
こいつ、、、、、。

740 名前: no name :2010/07/03(土) 21:44:24 ID:ghaDEmDU

                       , ―
ー 、                  /
   ` 、                /  も ち
 カ   |                |   う  っ
 ン   |      /iヽ   /!、    |   少
 の  |    /-'  ̄ ̄ '- i    |  .し
 い   |    i ○    ○ i  <  .だ
 い   >  i ゛        i   |  っ
 ヤ   |   ノ     △   i   i   た
 ツ   |   そ_       _ ミ   |  の
 だ  |     `7  一T´     ! .に
    ノ     ./     |      ヽ
-一 '      /      |       `ー-

741 名前: no name :2010/07/04(日) 11:17:21 ID:boR9Bt4M

こいつ、、、、
猫か!!

742 名前: 削除済 :削除済

削除済

743 名前: no name :2010/07/05(月) 16:20:37 ID:i4Vo0xpT

突然、黒ずくめの男―もとい猫は、そんなチラシを突きつけてきた。
「あんさん、プレゼントにでも、いかがどすえ?いまならお安くしときますえ」
気がつけば、男の前には、黒ずくめではなく、舞妓姿の猫がいた。
その顔をみるところ、姿は違えど、さっきの黒ずくめである。
どうするか。
実のところ、ちょうど恋人のプレ誕生日プレゼント探しに困っていたとこである。
プレなのだし、当日の程高い物を買わなくてもいいだろう。なら、このくらいがちょうどいいのではないだろうか。
だが仮にも赤と〇ぼ二番同盟会の自分が、こんなコピー商品買うというのは…。
しかしプレ用ならば…。
だが…。
しかし…。
男は笑顔でチラシを突きつけてくる猫の前で悶える。

744 名前: no name :2010/07/05(月) 16:21:23 ID:FXjMOyxg

突然、黒ずくめの男―もとい猫は、そんなチラシを突きつけてきた。
「あんさん、プレゼントにでも、いかがどすえ?いまならお安くしときますえ」
気がつけば、男の前には、黒ずくめではなく、舞妓姿の猫がいた。
その顔をみるところ、姿は違えど、さっきの黒ずくめである。
どうするか。
実のところ、ちょうど恋人のプレ誕生日プレゼント探しに困っていたとこである。
プレなのだし、当日の程高い物を買わなくてもいいだろう。なら、このくらいがちょうどいいのではないだろうか。
だが仮にも赤と〇ぼ二番同盟会の自分が、こんなコピー商品買うというのは…。
しかしプレ用ならば…。
だが…。
しかし…。
男は笑顔でチラシを突きつけてくる猫の前で悶える。

745 名前: 削除済 :削除済

削除済

746 名前: 通行人 :2010/07/05(月) 17:12:38 ID:h+wCoIJz

下手な吹き替えの映画が多すぎます。声優が上手いなら吹き替えもいいですが、下手な声は止めてください。字幕でいいのでお願いします。

747 名前: no name :2010/07/05(月) 17:13:06 ID:FXjMOyxg

「赤と〇ぼ同盟」を見ていたBOSS達は、テレビから顔を上げた。

夕焼け小ヤケで日が呉れて〜♪
山のお寺の鉦が成る〜♪
お手て繋いで皆変えろ〜♪
鴉と一緒に還りましょう〜♪

五時のチャイム(歌付き)である。
「どう聞いても普通の歌詞なんだが、なんか変な感じすんだよな、この歌…」
相川がつぶやいた。
「さて、そろそろ夕飯作んなきゃね」
相川をスルーし、BOSSは台所へ。
鍋に水を張り、火にかけた。
「あら、火がつかないわ」
もう一度。
火にかけた。
「やっぱりつかないわ。仕方ないわね、こういう時は…」
BOSSはエプロンのポケットから、紙を取り出した。
ただの紙ではなく、呪符である。
「神社で買ったこれで…
火霊招来♪」

ボッ
呪符に火がついた。
BOSSはその火をコンロに移し、呪符は火を吹き消してまたポケットにしまった。
「よし♪」
BOSSは料理を続ける。


そして食卓。
「今日は、冷やし中華よ」

畳に座り食卓を囲む面々
BOSS
相川
金田(はんにゃ)
リージア
ルージア

ここは、BOSSの家である。
土地720坪、全室和室。
住人:BOSSと弟(高二)

その一室で相川たちは夕飯をご馳走になっているのだった。

748 名前: no name :2010/07/05(月) 20:24:24 ID:LwzdB4KZ

めでたしめでたし

749 名前: no name :2010/07/05(月) 20:51:03 ID:LwzdB4KZ

「くっ!、俺もそろそろ潮時か、、、」
俺はため息をついた。
「馬鹿野郎諦めんな!!俺たちがここで死んだら連合軍は全滅だぞ!」
こいつはおれと同じ唯一の生き残りの一人、相川だ。
「ふっ、連合軍といったってもうお前と俺しかいないだろ。」
そう、連合軍は先の戦いでほぼ全滅してしまった。
「だからこそだろうが!俺とお前は連合最後の希望なんだぞ!」
「、、、、、んなこといったって、、あの数見てみろよ、、」
「、、、あんな数どうってこと、、ブハッ!!!」
突然、相川が盛大に吐血した。
「相川!?大丈夫か!?」
「くっ、こんなところで、、持病のいもち病が、、ぐはっ!!」
、、、、、、、。
「猫山、、これを、、、」
相川はなにか紙切れのようなものを渡してきた。
「これを、、俺の代わりに、、あい、つに、渡してくれ、、、」
相川はすでに虫の息だ。
「、、、これは?、」
「見れば、、わかる、、はずだ、、、、猫山、、俺、、お前のこと、、結構好きだったぜ、、、、」
相川、、、。
相川はそのまま息絶えた。
「相川、、、、」
俺は思い出して渡された紙切れを見てみた。

そこには、、、、、、、、!

750 名前: no name :2010/07/05(月) 21:11:29 ID:sU5q5C4Q

       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
       |                    |
       |                    |
       /    ̄ ̄ ̄ ̄      /_____
       /  しまった!      /   //
     /   忘れてたよ!    /  / /
     /.      _, ,_       /  /  /       
    /     ( ゚Д゚ )     /  /  /
   /   ____     /  /  /
  /             /  /  /
/             /    /  /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /  /

751 名前: no name :2010/07/05(月) 21:16:40 ID:eaoPHH1A

請求書でしたー♪

752 名前: no name :2010/07/06(火) 03:34:37 ID:NAa5XhKn

マッサージチェア、お風呂マット、ワックス、ケープ、ローション、、
合計、18万8千円、、だと、、

753 名前: 削除済 :削除済

削除済

754 名前: no name :2010/07/08(木) 00:03:07 ID:rDMiprPz

「わかった、必ずこれは俺が支払ってみせる…」
そう猫山は言うと、重たくなった相川の体を地面においた。
眼前には数千の敵が武器を構えていた。
「ふふ、ついに連合軍も俺1人になっちまったな…」
そう言うと、地面に転がっている剣を手に取る。
「連合軍、第4師団総隊長猫男!…いざ参る!!」
そう言って剣を構え、敵に向かって突き進むのであった。


後にこの戦いを人々は「Legend Of Cat」と言うようになった。
<<482で言われていた「人類ニコニコ計画」はこの戦いの後に施
工されたのである。



そう言うと…老人は一息ついた。
「ねぇねぇ、オジサンその話の続きは?」
老人の前に集まる子供達が次々と話の続きを催促する。
「続きは無いんじゃよ…この話はここで終わりじゃ」
「え〜っ!!」子供達が奇声を挙げる。
だいぶ長い間話をしたのであろう。老人はそばにあった。金製の
水筒を手に取り中身をグビグビ飲んだ。
すると、1人の少年が老人に聞いた
「その話って結局、猫男が1人で敵を全滅させて最後力尽きちゃ
うって話でしょ?誰がその戦いを知っていたの?」
なるほど、確かにそうである。その質問の答えを聞くため全員
老人に視線を向けた。
老人がニヤリと笑い、呟いた。
「そう言えば、自己紹介がまだだったじゃのぅ。ワシの名前は相
川守と言うんじゃ。」

755 名前: no name :2010/07/08(木) 20:17:04 ID:5l1wv1wK

              the end...

756 名前: no name :2010/07/08(木) 20:21:01 ID:5l1wv1wK

昔、むかし、おじいさんとおばあさんが住んでいました。

757 名前: no name :2010/07/08(木) 20:24:03 ID:5l1wv1wK

エキサイトな夜だった、、、

758 名前: no name :2010/07/08(木) 20:27:05 ID:ejaMrSH4

K.O.

おばあさん Win

759 名前: no name :2010/07/13(火) 22:08:51 ID:iqw68I0t

ちゃらっちゃっちゃら〜♪
ちゃっちゃら〜♪
らっちゃっちゃ〜♪
ちゃらちゃらち
バシ。

「ちょっとはんにゃ(金田)、目覚ましかけっぱなしよ」
BOSSである。
「ん〜?…ああ、BOSS、おはよう」
かくしてはんにゃ(金田)は壮大な夢から覚めた。
「寝ている場合じゃないわ」
そういってBOSSは、はんにゃ(金田)を台所へと連れて行った。
そこには…

760 名前: no name :2010/07/13(火) 22:16:36 ID:EKzWukDk

         ,,                   、
  256 ,, き´                   1 ` お、   1  お
   円   の ,,'"    ,,zr''"´ ー- 、    キ  み ヽ、 キ  み
   で   う "    , r--‐一''''''''''''''''''''`' 、  ロ  そ   ',. ロ  そ
   買       ,/             .ヽ198 が   ',198  が
   っ    ,, ィ'´ _,, --― ―-- ,,  円 、    リ 円
   た\ ''":::::,r‐'''´ム'´            ミ    ;;;;''",ン′
   の  ヽ、:::::i|   フ,,;r‐‐‐一'''  `'ー''"´`゙''''、,   , '"
   に   ゛' !   オ  ,,r‐-、     ,r‐-.、  |  |´
          | ,' ,,イ / .,r'ソi      i´ソ, ヾ,、.i  |
         ! il!'^'! ! k:;;!'|      |';:''i  ,! .l   !
         l l ^',  ' -'ー′     'ー‐'-'  |   i
          j :ヽヽ、'´'"         '"'´'''/|  ., |
.        l|  :: 'ー',     ‘       .,'イi|  |l
        j.i | |; ::::,ヽ、    _     冫.:j:l! ,ij
        !.',.', .l ',i, 'i.、::i;'...、  ̄`  , ィ'´!:::ノ;j ./.|'
         '.,',lj ヽヾ、ヾ,゛! ー一 '" |从'レ'ン,レ' '
          ' !   ,;r‐、'′     'へ、

761 名前: no name :2010/07/13(火) 22:54:15 ID:Ir+7HEhx

なんと、台所いっぱいのドデカイ大福が。
「あ、はんにゃ(金田)さん、おはようございます」
「おはようございます」
「よう」
台所の入り口に、リージア、ルージア、相川が立っている。
「BOSS、これは…どういうことかしら?」
はんにゃ(金田)は迷わず尋ねた。
「見ての通り、ドデカイ大福よ。このあたりでは結構出没するの。これが厄介でね、このままにしておくと、台所はが使えないどころか、日を重ねるにつれ、固くなっちゃうのよ。固くなってから処理するのは非常に面倒なのね。だから、今ここで片付けてしまおうというわけ」
はんにゃ(金田)は怪訝そうにさらに訊く。
「片付けるって言っても、あんなのをどうやって?」
「あなたも、この世界に来たからには、なにか武器を持っているはずよ。それを使うの」
「そういうこと。分かったわ」
はんにゃ(金田)は頷いた。
それを見て、BOSSは相川たちの方に向いた。
「それじゃあ、準備はいい?」
「「「ラジャッ」」」
リージアは銀食器類を
ルージアは束の新品のコピー用紙を
相川は45センチ定規(×5)を
はんにゃ(金田)は、大量のエコバックを
BOSSは山ほどのポケットティッシュを
用意した。

「いくわよ!」
BOSSは大福に向かっていくと
ダンッ―――――
踏み切って、
上空からポケットティッシュを投げつける。
ポケットティッシュは全て大福に刺さっていく。

次に、相川が踏み出した。

762 名前: no name :2010/07/13(火) 23:44:49 ID:JhX2Dh5w

シャア最強

763 名前: 橘先生 :2010/07/15(木) 00:14:55 ID:mtkshh2w

さて、突然だが…されど必然、シャアについての説明が必要であろう。
おそらく、シャアと聞いて大半の方がアッチのシャアを想像したであろ
う。アッチとはそっちのシャアである。つまり、あのシャアである。だ
が、ここでいうシャアはこのたくさんの大福の中にある、いわゆるBOSS
格の名前である。
ガンダム通の方、申し訳ない。
さて、同じ大福の中で何故差別化が必要なのか?それは、「同じ規格で
作られた中にでも必ずイレギュラーと言うものは存在するのである。」
と、この大福を製作したコックの言葉が有名である事は言うもまでもな
い。
ちなみに、シャアと聞いて2分5厘ぐらいの方はあの有名な卓球少女の
勝った時にあげる掛け声じゃね?と言う方もいるかもしれないが、それ
は「サー」である。一応、心配だっとので…勘違いされると今後の物語
に支障をきたす可能性があったので、ここ注釈感覚でお願いしますね…
…え?修正無理なの?コレ、まいったな。

「ハ〜イ!ココ、テストに出るから。絶対覚えるように!!」
そう言って、橘先生は教室を出て行った・・・

764 名前: 削除済 :削除済

削除済

765 名前: no name :2010/07/27(火) 11:28:45 ID:ZhNNHj2z

その頃明神は、血相を変えつつ、緊迫感を出す為だけに派手に
スピードを出し、何処へともなく車を走らせていた。
彼はバックミラーにクリップで留められた自分のセリフを、情感を
込め、呟く。
「何てこった……!今まで起きた色々で、相川、BOSS、じゅげむ
(仮)、はんにゃ(金田)、それに、あの二人のファンタジー人
(びと)がポックリ逝ってしまうかもしれないだと……!?
しかもどう死ぬかはUnknown。
『それにより、死ぬシーンを描きたくてたまらない病の神々が多数
発生する』
という、街頭で俺に声をかけた謎の占い師の予言。
更にシャアについての試験範囲……胸騒ぎがしてたまらねえぜ!!」

明神はそれとなく窓の外に目をやり、『OKです』のプレートに安堵
の表情を浮かべると、更にアクセルを踏み込むのだった。

766 名前: no name :2010/07/27(火) 18:49:34 ID:Vgf5Zhf0

明神「やべぇ・・・ガソリンが少ねぇぜ」

767 名前: no name :2010/07/28(水) 03:45:10 ID:lNmbMbZO

明神はやむなくGSへ車を滑り込ませる。
「ハイオク満タンで」
じゅげむ(仮)から渡されたクレジットカードを店員に寄越し、彼は
一服付いた。

途端にスタンド大爆発。

「くそう、ここにも罠が……!」
咄嗟の判断で転がり出た元凶はやむなく道端の車を拝借し、ガソリン
メーターが満タンである事を確認すると、燃え盛るスタンドを振り返
りもせずに滑らかにスタートさせた。

768 名前: no name :2010/07/28(水) 16:31:14 ID:9x8qZFBt

すると、時限爆弾が付いているのを発見した
どうやら、時速40キロ以上で走らないと即爆破のようだ
でも、どっち道あと、3分で爆破するようだ

769 名前: 削除済 :削除済

削除済

770 名前: no name :2010/07/29(木) 14:44:21 ID:pQZxiqO2

すると何故か黒い雨が降ってきた

771 名前: 削除済 :削除済

削除済

772 名前: no name :2010/07/29(木) 15:44:22 ID:xvlDUFv/

「爆発まで3分か……ちょいとしんどいな」
偶然受信した電波、そして突如降って来た謎の黒い雨による視界不良
で自分の危機を察した明神は、その3分でどれほど人気の少ない場所へ
到達出来るかを優先してハンドルを切りつつ、都内の地図を脳裏に描
いていた。
こういう事は大事にするに限る。じゅげむ(仮)と金田(はんにゃ)
が介入しやすくなるし、それによって犯人の行動範囲が狭まる、と
彼は踏んだのだ。

「さて、かといって映画みたいにそんなあちこちに工事現場がある訳
でもなし……」
そんな彼の司会に
『そこでハンドルを右に切って』
とのプラカードの表示が飛び込んで来た。言われた通りにドリフトを
かましつつのターンの先に飛び込んで来たのは工事中の看板。分断し
路線調整工事をしている。人気もない。
明神は腹を決めた。
これまでの思い出が『思い出は億千万』をBGMに脳裏に蘇る。
美味しかったおやつ、相川、BOSS、美味しかったおやつ、金田(はん
にゃ)やじゅげむ(仮)の颯爽としたスーツ姿、美味しかったおやつ
などなど、主におやつ優先でそれらは彼の心を通り過ぎて行った。

「ここ最近はなかなか面白かったぜ……!」
額ににじむ汗もそのままに、所々分断された道路から彼は車で大きく
跳んだ―

773 名前: no name :2010/07/31(土) 11:33:01 ID:IqjsoslZ

一方、大福と格闘中のBOSS達。
ポケットティッシュで鈍くし、
エコバックで動きを止め、
定規で砕き、
コピー用紙で裂き、
銀食器に盛り付ける。

一連を繰り返し、
現れたのは、

シャアこと、味噌買い少女。

「おみそ1キロが198円。おみそ1キロが198円。きのう256円で買ったのに」

BOSS達は攻撃を止めた。
「これは…買い物童(かいものわらし)ね。」
「買い物童、ですか?」
「ええ、そうよ。セールの日、特に火・水曜日にでるやつでね、前の日
に買ったものがセール日で安いのを見て、『ああ、どうして昨日買って
しまったんだろう。一日待てば安かったのに』と言う様な後悔を延々繰
り返しているの。…これを祓うのは、なかなか厄介ね」

774 名前: no name :2010/08/01(日) 13:47:04 ID:3bDLQ+7R

「味噌を……味噌を下されい」
かすれた声がし、BOSSと金田(はんにゃ)の振り返った先にいた
のはお騒がせ異世界ラブカポーであった。
「あ、あんた達!?」
驚愕する彼らの声も脳裏には届いていない様子で、子らは続ける。
「味噌……味噌を……ジーク・ジオン」
「どうすればいいの!?」
金田(はんにゃ)が喘ぐ様に問うと、BOSSは苦悶の表情で叫んだ。
「あんた達!聞きなさい!!」
「……」
ぱたりと子らの声が止んだ。BOSSは畳み掛ける様に言った。
「明日の方が絶対に安いわよ!!」
「あっ」
「ぐう」
途端、びくりと痙攣しながら一声上げると、味噌買い少女の前で、
カポーはどう、と地に伏した。気を失った様である。

775 名前: no name :2010/08/22(日) 01:23:52 ID:QReH6geA

翌日、近くのスーパーへ味噌を買いに行った。
しかし、メキシコ湾原油流出事故が原因で味噌は高騰していた…
理由?……なんやかんやで高騰していた。

776 名前: no name :2010/08/24(火) 01:45:10 ID:GlO3lGCt

すると隣に立っているおじさんが
味噌を段ボールごと買っていった。
不思議に思って聞いてみると味噌買い少女の祖父だとのことだ。
その祖父は昔貿易会社の社長で、ジオン軍に支援物資もしていたそうだ。
おじさんは一礼をして段ボールを抱えて去って行った。
(段ボールごと買っていった理由が聞けなかったな・・・)
その後目的の味噌を手に取り、0,3のシャーペンと小豆味のコーラも買った。
しかし、自転車がパンクしていたため、仕方なく歩いて帰ることにした。


―――まさかおじさんがあのことに関わっているとは
この時は誰も思わなかった・・・

777 名前: no name :2010/09/30(木) 21:57:38 ID:Ehm4SLJy

シャアこと味噌買い少女の祖父は、とある川の土手に腰をおろした

778 名前: no name :2010/10/15(金) 21:58:05 ID:qkyuxIHP

ふと空をみたら飛行機雲が何かしらの文字を描いていた。
それは孫からの追加の買い物の知らせだった。
『味噌は白味噌』
簡潔に用件が語られていた

779 名前: no name :2010/10/15(金) 22:06:35 ID:+j1x1sSW

100万人の右上ユーザー・・・か

780 名前: no name :2010/10/19(火) 01:57:38 ID:IHdIuZvT

「もう、限界じゃないかしら?」
「何が?」
BOSSの急な問いに金田(はんにゃ)は問い返す。
「この物語についてよ。今回がちょうど800。もしキリと言う言葉に相
応しいタイミングがあるというのなら今しかないわ。この機会を逃せ
ばこの物語は永遠にアゲられることも無く、消滅してしまうのよ?!」
BOSSが目に涙を溜めながら叫ぶ。

……全く、こういう奴がたまに入り込んでくるから話が崩壊しがちにな
るんじゃねぇか。 そう金田(はんにゃ)が心の中で囁く。

「で?どうしろって言うんだ?」金田(はんにゃ)は問い返す。
「だから、その具体案、つまりテコ入れの方法を考えよう!!って言い
たいのよ。」
BOSSが他の皆を見渡しながら答える。
「テコ入れか…そんな言葉久々に聞いた気がするよ。」
「だな……いや、テコ入れなんて俺は専門外だ。」
相川と明神が交互に答えた。

考える皆を見ながら金田(はんにゃ)は提案した。
「じゃあ、とりあえず皆に聞けば良いんじゃないですか?」
   _間_
「え?金田(はんにゃ)君。君の言う皆って誰?」
BOSSが代表して金田(はんにゃ)に聞いた。
「じゃあ、とりあえず私から言わせて貰おうかしら?」
そこにいたのは、金田【はんにゃ(直美)】だった…

781 名前: 削除済 :削除済

削除済

782 名前: no name :2010/10/31(日) 02:21:37 ID:5+Ql1B2X

 彼女は後悔していた。激しく。いや、ぶちまけると言った表現の方
が良いだろうか。
 明神を中心に進んでいた戦いに終止符が打たれてから2ヶ月。
ある一つの信念の元集まっていた彼らは、その役割を終えバラバラ
になった。

明神の死。

という代償を払い戦いは終わった。そして物語も終わりへと向かって
いた。  向かうはずだった。

いわゆるエピローグというものがもしこの物語にあるのだとしたら、こ
の<<782で語られるはずだった。

しかし、彼女の元に届いた情報で状況は一変した。


何者かの手によって<<781は削除された、と。

783 名前: 削除済 :削除済

削除済

784 名前: no name :2010/11/04(木) 23:44:36 ID:fnAkP/yf

2010年 11月4日 AM 04:52 相川宅

相川は携帯のけたたましい着信音に起された。ベッド側の
時計を見て時刻を確認する。自然と舌打ちが出る。
「はい。相川。」
ぶっきら棒に電話に出た。普段はこんな乱暴に出る事は無
い。相手がわかってるからこその対応である。
「あ。相川さん。小鳥遊です。もしかして今起きました?
おはようっス。仕事の依頼ですよ。」
電話の向こうでシャキシャキと話す男がいる。相川とは1つ
しか年の差は無いが、この男はいつもこうである。いや、元
気過ぎる。むしろ、自己PRでは短所として評価されるべき
だ、と相川は常々思うわけである。若いって良いなぁ、等と
自分をクールダウンさせつつ
「依頼?ったく、今何時だと思ってんだ。そういう報告は事
務所で良いだろ。だいたい  。」
「依頼人がいらっしゃってます。」
1つの年の差を有効活用しようと、えらそうに説教を垂れよう
とする相川を遮る様に小鳥遊は答えた。
「いる?何処に?  え?今、事務所にいるの?」
相川は再度時計の時刻を確認しながらが訊く。
「1時間後に来れます?出来るだけ早く来てもらえるとありが
たいです。いや、今すぐ来てください。」
「わかった、わかった。30分ぐらいで向かう。それまで、依
頼人の相手をしといてくれ。あと、一応だが用心しろよ?」
「ええ。その辺りは心得てます。ですけど、依頼人は女性の
方ですよ。」
「女? なら、尚更用心しろ。すぐ向かう。」
そう言うと、相川は電話を切った。
さて、とりあえずコーヒーでも飲むか。いや、依頼人が女性
であるならば、シャワーを先に浴びとくか。
相川はタオルを片手に風呂へ向かった。

785 名前: 今後の特定アジアとの付き合い方 :2010/11/05(金) 15:13:36 ID:/OP9/NFL

特定アジア・・・中国、韓国、北朝鮮
日本独自で孤立を目指すか 実質、鎖国 右派寄り 
連携協力関係(共同体構想)を目指すのか  左派寄り

786 名前: 削除済 :削除済

削除済

787 名前: 削除済 :削除済

削除済

788 名前: ??? :2010/11/05(金) 20:30:22 ID:7T+Vv1+i

ナニヤッタテンネン?

789 名前: no name :2010/11/06(土) 23:42:38 ID:tLk+RqTN

2010年 11月4日 AM 05:27 相川事務所

事務所前まで来て相川は立ち止まった。ココに来るまで、事務所
の周辺を念入りに調べて来た。職業柄。依頼を受ける時は逃走経
路を確保してから、仕事場へ向かうのが相川の習性となっている。
事務所の中からは笑い声が聞こえてきた。どうやら、小鳥遊の接
客とやらは上手くいってるようだ。相川は警戒のスイッチを切り
ドアノブを捻った。
小鳥遊と依頼人の女性はテーブルをはさみ、向かい合ってソファ
に座っていた。だが、相川がまず驚いたのは、依頼人の女性が予
想よりもはるかに若かった事だ。依頼してきた時間帯から、モン
スターみたいなオバサンを想像していたのだが、そこにいた女性
は若く。しかも美人だった。
「相川さん。来るの遅いっスよ〜。30分普通にオーバーしてま
すよ〜。」
面を食らって立っていた相川に気付いた小鳥遊が声をかける
「・・・遅れて申し訳ありませんでした。身なりを整えるのに時
間がかかってしまいまして、あ。申し遅れました。わたくしが相
川守です。」
小鳥遊の言葉をガン無視して答える。スーツでパリッと決めて、
シャワーを浴びたのも正解だったな。等と考えながらソファに腰
を下ろす。
「いえ、そんな・・・こんな非常識な時間帯にこちらに来た私が
悪いんです。」
慌てて手を振りながらその女性は答える。相川がチラリと横に座っ
ている小鳥遊を見る。
「あ・・・依頼人の月見里(やまなし)さんです。月見里香さん
です。」
小鳥遊も慌てて答える。
相川は月見里を一瞥した。新調したてのスーツを身に纏い。髪は
セミロング。おそらく20代前半だろう。化粧は薄い。色白で清楚
な女性。・・・正直、好みのタイプである。
「それでは、早速依頼の話に入りたいと思います。どのようなご
用件でしょうか?」
疚しい考えに入る前に相川は仕事脳に切り替える。

790 名前: no name :2010/11/07(日) 00:07:37 ID:0hNzc9cJ

少し間があった。そして、スッと相川を見据えて月見里
は口を開いた。
「お願いします。母を見つけ出して欲しいんです。」
「み、見つけ出す?」
相川と小鳥遊は同時に応えた。というか、小鳥遊は依頼
の内容を聞いていなかったのか。この30分間何をして
いたのだろう。
「お母様を探し出して欲しい。その様なご依頼でしたら、
私共より警察という機関をお訪ねになった方が良策かと。
なにせ捜索能力が桁違いに高い。こちらはたった2人で
すから。」
相川はこれでもかと言わんばかりの笑みを浮かべ答える。
小鳥遊がその笑顔にヒイている様子が視界の隅に映った。
「・・・その・・警察へは行けない事情があるんです。」
「ほう・・それはまた。どのような?」
申し訳なさそうに呟く月見里に間髪いれずに訊く。勿論、
相川が想定した通りの回答だった。警察へ頼めるならそ
ちらの方が遥かに安全であり、確実だ。それをせず、こ
ういう如何わしい所へ来てる時点で曰くつきの事情があ
るのは言うまでも無い。
「その前に、見て頂きたいのがあるんです。」
そう言うと、月見里はカバンの中からノートPCを取り
出し、電源ボタンを押した。

791 名前: 削除済 :削除済

削除済

792 名前: no name :2010/11/14(日) 23:44:29 ID:ibT3zekN

月見里のPCが起動している間。相川の中で嫌な思考が拡がっていた。
またか・・・
大概、こういう時は例の掲示板がらみの話である。いい加減、関連性は無い
。と、ハッキリ言っておきたいわけなのだが・・・
そう考えながら、相川はふと小鳥遊を見る。
そう言えば、この男も例の掲示板を見てココに来た男である。
2ヶ月前まで続いていた戦いを掲示板で見て感動した、是非仲間に入れて欲
しい。そう言ってきたのが2週間前。
今は大学生らしいのだが、ココのところ毎日朝から来ている。だから真偽の
程は定かではない。そして、それを確かめる気も無かった。
ただ、ネットの掲示板の情報からココを突き止めた、という情報収集能力を
評価して雇う事にした。
実は相川が人を雇うのは今回が始めてである。
元々、人と「きょうどう」する。という行為自体好きではないし、雇うとい
う人の上に立つ立場も好きではないからだ。
だから、今回の雇用の話は相川の中では革命だ。と言っても過言ではないの
である。

793 名前: no name :2010/11/17(水) 21:18:27 ID:TQvuc9kh

そこへ窓ガラスが突如揺れだした。
何事がとカーテンを開くと窓ガラスに依頼主のペットのオラウータンの頑五郎が「キーキー」と鳴きながら今にも窓を破壊しようとしていた。
戸惑いを覚えつつ襲われたときの為にシザーを構えた。
その時!!

794 名前: no name :2011/02/20(日) 09:31:37 ID:lxgT+ahs

乾いた銃声と共に頑九郎が窓から血しぶきを上げながら弾き飛ばさ
れ、ロープを手にした、突入部隊と思しき装備の一団が次々に飛び
込んで来る。
「ええと何だったかしら……頑九郎ー!?」
黒子の差し出す台本を眺めつつ依頼人の月見里が叫んだが、彼女も
アサルトライフルの銃口を顎に突き付けられ、黙り込む。
同じ様にホールドアップされている相川と小鳥遊。身動きすれば、
全員が口を封じられるだろう。
フルフェイスの一人が銃口を向けたまま沈黙を破った。
「相川まもるんだな?」
「いえ、違います」
「嘘をつけ、この野郎!」
相川をホールドアップしていた別の一人が、素早くライフルの銃把を
彼の腹に叩き込み、正直者の相川は地べたに這いつくばる羽目になっ
た。
「お、おかしくなっちゃう……!」
「もうおかしいだろ。特に頭が」
「くっ、何処でそれを……」
自分の交友関係で口の軽そうな者を思い浮かべる相川に構わず、彼に
名を訊ねた男が指示を出した。
「おい、立たせろ」
腕を掴まれて引きずり起こされる相川は顔をしかめながら言った。
「おい、ご婦人の前でハレンチ行為は勘弁だぜ?」
「そんなつもりはない」
「えっ……ははーん、つまり衝動的にやっちゃう訳か、下衆が」
「アホか!」
今度こそ相川に訊ねていたフルフェイスの男の拳が彼の顎を的確に
捉え、相川は昏倒した。

795 名前: no name :2011/02/20(日) 17:33:51 ID:Vwe7/71q

話として成立して無いから先が読めないんだよな
ある意味スレタイの通りか。2chなクヲリティーは期待できないのね・・

796 名前: no name :2011/03/13(日) 14:29:26 ID:zKjb2Mb9

なんとなくアゲ

797 名前: Mr、T :2011/03/13(日) 15:42:19 ID:wFUbbY4t

とあるある日いつものようにすごしていたエリンがいた・・・。
エリンがおもった
「こんな世界から出たい」とおもった・・そのとき!!天変地異がおこりエリンもまきこまれた・・・。
エリンが目を覚ますと・・
そこはエリンのみたことのないせかいっだった、まるでエリンの創造していた世界だったエリンは、喜び走り回ったその時ある老夫婦が歩いていたのでエリンは、話しかけた
「ここはどこですか?」
「ここは昔はエリアルの国と呼ばれていたけど今では殺人島と呼ばれているんだよ」
「なぜそんな風な名前がついたのですか」
とエリンは、聞いた。
老夫婦は答えた
「なぜかってそれはねある人がこの島で殺略ゲームをしたんだよ、参加したくなくてもこの島の者は強制的に、参加させられてたくさんの人が死んだそれは今でも続いているんだ私たちはなんとかして逃げてきたんだ」
エリンは、逃げ出したくなったしかし逃げている途中に殺されるのはいやだと思いどうしようもできなかった。
エリンは思った
「私はこんな世界を望んだんじゃない」と
次ぎえ続く

798 名前: no name :2011/03/13(日) 16:23:58 ID:ixEtLsqm

エリンは老夫婦を問い詰めた。
「貴様たちが私をここに呼んだのかッ!?」
老夫婦は答えた
「そうじゃ。お前さんがこの世界から出たいとおもっとったようじゃからのう・・・」
「ふざけるな!元の世界に戻せ!」
エリンは老夫婦に叫んだ
「無理じゃ。いっか生きてしまったからには、
もう戻r「いい年して厨二病なのはわかったからはやく元の世界にかえせぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「……はい……」

こうしてエリンは元の世界に戻りました。
するとそこは戦場のど真ん中!

はたしてエリンの運命は!?

>>799に続く

799 名前: Mr、T :2011/03/13(日) 16:26:28 ID:wFUbbY4t

うえのやつはうそですよ

800 名前: Mr、T :2011/03/13(日) 16:41:42 ID:wFUbbY4t

本当の続くはこれです
エリンは老夫婦に聞いた
「あなた達はどうやって逃げたのですか」と
「それは・・・ほかの者達の死で生き延びたのだよ」
エリンは思った
「私、この人たちについていくと殺される」と
老夫婦が聞いた
「私達と一緒に行動しよう」と
エリンは言った
「いいえ、けっこうです」と
老夫婦が言った
「ついて来なさい」と
「いいえだいじょうぶです」
その時老夫婦の感情が変わり
「いいからついて来いっていてんだろ!!」
と言ったエリンは怖くなり逃げ出した。
中略
そしてエリンは目を覚ました。
そしてこう思った
この世界が一番いいと・・・

801 名前: no name :2011/05/17(火) 00:55:55 ID:UZQp1n79

このスレの管理者からこのスレの話をどうにか進めてくれないかと言う催促の
メールが届いた。
エリン、相川、じゅげむ…etc.
いろんな方との連絡が取れず、私だけ連絡が取れたという事らしい。
私だって、暇では無いと言うのに。

先日、ウチの課に持ち込まれた難事件が解決せず長引いている。
世間にはまだ、公表されてない案件ではあるが…まぁ、ここで話す事に問題は無
いだろうと思う。
それに、ここで話す事で何か事件に関するヒントが得られ…そんな事はないか。
とりあえず、私と上司の2人しかいないこの「特殊事件捜査管理課」に舞い込んで
きた事件のあらましでも語って、時間を稼ぐと言うのもありだと思い、管理者側の
要求を引き受ける事にした。

出来れば、ここに書かれた話は外で話す事控えてもらいたい。マスコミに嗅ぎつか
れ、ややこしい話になるのはうんざりだ。余計な仕事を増やしたくない。
(その辺り、管理者の方が何とか対処してくれますよね?)

私の自己紹介がまだだった。
このスレで何故か何度か出てきている相部満子、ただの刑事だ。
半年前に明神を捕まえられなかった責任を負い、今の課に異動してきた。

802 名前: no name :2011/05/17(火) 03:53:18 ID:D4pvLz7K

あげるよ

803 名前: no name :2011/05/17(火) 05:09:34 ID:Go7BpAkP

先の読めないお話
「お話の続き書いたぞー」
「ふむ。どれどれ…… 字が汚くて先が読めねぇ……」

804 名前: no name :2011/12/24(土) 15:36:32 ID:2G/soAzN

「サンタ?サンタってあのサンタ?」小鳥遊は確認する。大事なことなので。
「そう。1日だけ働くと言われる伝説の爺さんだよ。」
相川はまた面倒臭そうに答える。
「相川さん、爺さんには見えないっスけど・・・」
「特殊メイクして出かけてんの。さすがに地肌は見せられんわな。」
12月24日 AM6:00
この日は、小鳥遊に相川が「俺サンタだから。」と言う理由で仕事を全面的に
任せる。
と言うジョークから始まった。

「サンタの仕事ってどんな事するんスか?」当然、納得のできない小鳥遊が食
い付く。
「お前、信じてないだろ・・・」相川が冷めた視線で小鳥遊を見た。
「当たり前じゃないっスか。昨日の夜、明日は早めに来いと言い。来たらいき
なり俺サンタだから今日の仕事は頼む。・・・は無いっスよ。さすがに馬鹿な
俺でもわかりますゥ。」と、ドヤ顔の小鳥遊。
「馬鹿なお前に何がわかるんだ。あのな・・・サンタって世間的にはいないっ
て事にされてるけど、本当にいるんだぜ。」
「いないですよ。プレゼントって、アレ親が用意してるんじゃないっスか。」
「それはサンタの負担減らす為だよ。年々サンタ人口が減ってるから、サンタの
負担減らす為に協力してもらってんの。で、サンタ達は世界中の親のいない子供
達にプレゼント配ってんだよ。」
相川の理に適っていそうな論述に一瞬論破されそうになる小鳥遊。
「いや・・・でも、空飛ぶトナカイなんて見たこと無いし・・・」
「なんだ?イブと言う今日。何か予定でもあるんですか?」相川がえげつない質
問をしてくる。
「無いですけど、何か?・・・それは、相川さんも知ってるでしょ。ただ、その
理由が気に入らないだけですよ。普通にデートとかで良いじゃないっスか。なん
で、そんな嘘つくんです?」
不貞腐れ。自暴自棄。なんかそんな言葉が似合う小鳥遊になっている。
それを見るに見かねた相川が
「わかったよ。じゃあ、ついて来いよ。お前には今日、俺の護衛してもらうわ。
護衛しながら俺の仕事ぶりでも見てな。」
「・・・護衛?護衛って何の脅威から相川さんを守るんスか?」
「そんなん決まってるだろ。サンタ狩りする連中からだよ。」
何を当たり前な事を。そんな事を言いたげな顔をする相川なのであった。

805 名前: 無有 :2011/12/24(土) 16:52:01 ID:1gqQPRpO

「やだよ」
瞬時に断られてしまった。

806 名前: no name :2011/12/30(金) 15:59:04 ID:0S+39bvk

「いいよ」
瞬時に了承した。

807 名前: no name :2012/05/12(土) 11:02:41 ID:HOvwE3rA

12月24日 AM11:25

結局、サンタの仕事と言う名目で相川は出掛けてしまい。
一人寂しくクリスマスを過ごす予定だったはずなのだが・・・
現在、小鳥遊はある依頼の関係で近くで営業しているCafe「Vacancy」にいる。

808 名前: no name :2012/07/21(土) 21:54:41 ID:szGhY4w4

店内には相変わらず誰も居ないようで、小鳥遊はカウンター席に腰を下ろした。
チラッと腕時計を見る。指定された時刻にはまだ早いようで、時間潰しにと雑誌
に手を伸ばす。
「2ヶ月ぶりの更新かい?」
Vacancyのマスターが小鳥遊に語りかけた。
「うるせぇ…コッチもいろいろと忙しんだよ。」
小鳥遊がムスっとした顔で答える。
「そんなムスっとしたお客さんには……はい。ブレンド」
「頼んで無ぇーよ。」
「喫茶店に来て何も頼まないつもりかい?お代はツケでいいからさ。」
「そこで「今日は僕の奢り。」とか言うのがさ…」
ぶつぶつ言いながら、アフォードされるように小鳥遊はカップに口をつける。
寒いのだ。アツいコーヒーを出されたら誰でもそうするだろう。
小鳥遊渾身のいいわけである。

809 名前: no name :2012/07/22(日) 21:58:17 ID:l/r0qM7p

猫舌なのにアツいコーヒーをがんばって飲み干しつつ2年の月日が過ぎた・・・

810 名前: no name :2012/07/22(日) 22:15:05 ID:pZka8tXP

    ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
           -=ニニニニ=-


                          /⌒ヽ   _,,-''"
                       _  ,(^ω^ ) ,-''";  ;,
                         / ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
                     (.゛ー'''", ;,; ' ; ;;  ':  ,'
                   _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'  ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'     d⌒) ./| _ノ  __ノ

811 名前: no name :2013/01/25(金) 01:36:09 ID:0qeyBwZk

やれやれだぜ・・・

812 名前: no name :2013/01/26(土) 01:55:06 ID:JsnlA3qt

???「突然終わらせてすまない、終わりにしたのはこれ以上書くと執筆者の命が持たないからだ。
・・・ん?どうして命が危ないんだ、だと?それは書いた本人にしか分からないよ。
・・・おっと、この物語には関係ない話をしてしまったね。
次からは・・・そうだな、丁度いい、これを見ている人にやってもらおうとしよう・・・『先の読めないお話』を」

813 名前: no name :2013/01/26(土) 02:43:18 ID:GOripWIX

         /^>》, -―‐‐<^}
       /:::::::/,≠´:::::;::::::::ヽ.
.      /:::::::〃:::::::::/}::::丿ハ
     /:::::::::i{l|:::::/ ノ/ }::::::}
      /:::::::::::瓜イ-‐ ´ ‐ ,':::::ノ
.     /:::::::::::::|ノヘ.{、 ( フ_ノノイ   おしまい♪
   /:::::::::::::::| /}`不´} ::::::::

814 名前: no name :2013/01/26(土) 13:21:09 ID:wL8XQmW+

実は終わる終わる詐欺でしたとさ おしまい♪

815 名前: no name :2013/01/27(日) 19:08:50 ID:w3F5VMVv

とにもかくにもだ。兎にも角にも…「おわり」と「おしまい」
の話をするとするならば、尾張の美しいお姉妹達の話は、しなけ
ればならないだろうな。いや、是非やらせて欲しい。

上から瑠夏、燐、未来、あとは…誰っだったかな?
なんか織田っちが
「天下布武ゥ〜ゥ↑」
とかブイブイ言わせていた頃、尾張の右上の方で慎ま
しく暮らしてたんだよな。

ところがだ…

816 名前: no name :2013/02/10(日) 15:29:42 ID:H6lp91/S

チェック

817 名前: no name :2013/10/22(火) 22:39:34 ID:ngBTa38L

お ま た せ

818 名前: マリオ :2013/10/23(水) 02:14:43 ID:gak0s2xk

24日の2時からシルチケで予約枠をとったのですが、メンテナンスの関係でできなくなったのですが、シルチケの返還とかしていただけないんでしょうか?
早めの返答お願いします。

819 名前: クッパ :2013/10/25(金) 10:03:37 ID:e8A2xbtE

と言われたところで目が覚めたのだ。
ピーチよ、お前はどんな夢を見たのだ?

820 名前: no name :2013/10/25(金) 21:39:50 ID:nNaGOp7h

ピーチ・・・?
・・・あぁ、確か前世の俺が女だった頃の名前だったな
ピーチ・・・ピーチ・・・


桃食べたい(´・ω・`)

821 名前: no name :2013/10/27(日) 23:13:48 ID:4YRkU7GY

    ―― [] []
   | l ̄ | |
   |_| 匚. |
      | |
       |_|     / ̄ ̄ ̄\
          / ─   ─ \
 [] [] ,-,  /  (●)  (●) \
   //   |    (__人__)     |
 匚/  / ̄ヽ\     `⌒´   /  ,.r-、  桃買いに行こ        /              ⌒\  P{三)
    /ヽ/^y          /\  \/\ノ
   (、、J   |        /   ヽ /  /
       /       /     \___/
从从   (        /
Σ  ヽ、  へ      \
Σ  /  ̄   \     \
Σ_ノ \、__ / \      ヽ
            \    〉
            /   /
            /   /
           /  /
           \二フ

822 名前: no name :2013/10/31(木) 01:35:38 ID:oSb8sEwS

つヘイストピーチ

823 名前: no name :2017/04/25(火) 15:07:15 ID:Or31alYu

早い(小並感)

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