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■先の読めないお話作り

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1 名前: no name :2009/11/29(日) 21:30:57 ID:s9EA1SuI

皆でお話を作りましょう



昔々あるところにおじいさんが


所ジョージが倒れているのを見つけました


おじいさんは所ジョージを・・・・


↑的な。それではスタート


昔々あるところに

322 名前: no name :2009/12/26(土) 14:58:12 ID:3xL6dgeO

(省略されました・・全てを読むには ここ を押してください)

323 名前: no name :2009/12/26(土) 17:13:57 ID:EsaATfP2

ごめん
『Aとみっちゃんは〜』
じゃなくて
『Cとみっちゃんは〜』
で。

その頃、黄色い子供達の人気者などを率いたみっちゃんは―

324 名前: no name :2009/12/26(土) 17:47:17 ID:kuczOxH7

准尉から少尉へ昇格していました

325 名前: :2009/12/26(土) 19:44:28 ID:VaoDIlZf

でもすぐに一般人になりました。

326 名前: no name :2009/12/26(土) 19:53:57 ID:Pm/dMW12

         || | |  ||  \財前教授の総回診です |  |:::| |:::::::::::::::|
         || | |  ||    |               |  |:::| |:::::::::::::::|
         || | |  ||    |               |  |:::| |:::::::::::::::|
.          ̄ ̄    ̄ /□○∧∧_∧∧_∧∧_∧,,,○ □ ヽ :::::::::::::::|
               (゚ー゚(゚Д゚(・∀・ ( ´∀` ) ´_ゝ`)゚Д゚ミ ∀‘) ::::::::::. |
                 (y[(| (  .) <v> )v>|) : ) |:::::::   |
                 |_ |_ |_:_||_:_||_:_| _| _ ゝ |:::::   |
   _           ∪ U (_(_(__)_)_)_) U ___)  i:::   |
   /|         /            ∧              \|:::    |
     |         /.  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
              /では>>1さんの手術をしよう。多分食道癌だ。切除すれば
              必ず治るからね。渡欧前にさっさとすませてしまおう。

327 名前: no name :2009/12/26(土) 19:57:12 ID:EsaATfP2

一応の色々なご報告などをしてみようかと思ったみっちゃんは、
再びあの教会を訪れました。

328 名前: no name :2009/12/26(土) 20:11:15 ID:kuczOxH7

中へ入ると目の前にはザビエル似の頭をした神父が礼拝していました

329 名前: no name :2009/12/26(土) 20:39:15 ID:+OL65jPm

「フランシスコ・ザビエル」だよ、だれが「サンフランシスコ・ザビエル」だあああああああああ!!!!!!!!!
と、襲ってきました。

330 名前: no name :2009/12/26(土) 21:06:53 ID:EsaATfP2

思わず両掌を突き出し、
「来ないで!」
と神父さんの肺を押し潰す様ににクリティカルヒットさせてしま
うみっちゃん。
「カハッ……!」
神父さんは派手に吹き飛び、並ぶ礼拝堂の椅子に後頭部を強打し
ました。
どでかい2HITに神父さんのライフゲージはほぼ0です。

格闘ゲームで言うところのよろけ状態となった神父さんは、何が
起こったのか分からないなりにも、必死に脳を働かせました。

『もしや自分の初めて放った日本人向けのギャグが原因なのかも
しれない。彼女を安心させなければ』

有閑(誤字ではない)で慈悲深い彼は無謀にも立ち上がって近付
くのでした。

331 名前: no name :2009/12/26(土) 21:10:43 ID:kuczOxH7

身の危険を感じたのか肩にのっている黄色い鼠が突然
神父の頭目掛けて10万ボルトを放ちました。

332 名前: no name :2009/12/26(土) 21:53:08 ID:Pm/dMW12

ピカチュー!

333 名前: no name :2009/12/26(土) 22:07:35 ID:6zLYVwFf

そうだ!右上に行こう!

334 名前: no name :2009/12/26(土) 23:46:55 ID:EsaATfP2

神父さんは禁欲的な生活が祟ったのか、その電撃ですっかり凝りが
ほぐれたばかりか、やはり人体なので爆発してしまうのでした。
やはりみっちゃんも無軌道なヤングの一員だけあってやる事が派手
です。
「私は命令なんか出してない!」
虚空を見上げて怒り出すみっちゃん。

335 名前: no name :2009/12/27(日) 00:22:37 ID:pk8L7E52

「どうしよう・・・」
少し焦るみっちゃん。
「ピッピカー。」
当然の報いだと思う黄色いねずみ。

336 名前: no name :2009/12/27(日) 00:30:55 ID:1bnFWHDd

「とりあえず、回復しよ」

337 名前: no name :2009/12/27(日) 00:55:18 ID:FBCsQZhD

「うぎゃーーーす!」
ああ、なんということでしょう!
神父さんは、実はアンデッドだったのDEATH!!

338 名前: no name :2009/12/27(日) 01:45:25 ID:lB0Ljor8

にょろーん

339 名前: no name :2009/12/27(日) 02:15:18 ID:v2TA49N6

困ったので、○○モンセンターに駆け込んで、
獣医さんにたのんで、
置くときは時間がかかるのに、
返してくれるときは一瞬で回収で着ちゃうすごい台のところに
隠れました

340 名前: no name :2009/12/27(日) 04:52:20 ID:V4Ep97gi

しかしそこは一見○○モンセンターに激似ながらも実は、『真・女神
転生』シリーズでお馴染みの、悪魔合体を執り行う邪教の館だったの
です。
そして神父さんは神に仕える身の上ながらもアンデッドになってしま
ったという事はとどのつまりは属性がダークロウ。
平気の平左で某再生者神父さんといい勝負な感じで堂々と入って来る
ではありませんか。
「ひどい事をしてくれましたねぇえええええええええい……?
殴ったり○していいのは異教徒と化け物だけと、常日頃から教えてい
ませんでした、くわ!」
そう言うなり、『美少女戦士○ーラームーン』の替え歌を熱唱しなが
ら、クロスチョップの体勢で重力を無視して水平に飛んで来るではあ
りませんか!

危うし、みっちゃんと黄色いねずみ!

その頃、そんな彼女を心配して探しに出た青年・Cは、空腹に耐えか
ねて口にした怪しいキノコがやはりはずれだったのか、体の各所が
異様に膨れ上がって変質し、菌糸類風になっていました。
ほとんどマタン○です。というか、ほぼそうです。
Cも危うし……!

341 名前: no name :2009/12/27(日) 06:16:20 ID:V4Ep97gi

Cは怪しい菌糸類にほぼ身体を乗っ取られかけていましたが、それを
阻んだのは昨夜酒と摂取した怪しい薬物でした。菌糸類はその薬物に
含まれた何かがまだ作用している彼の脳味噌や脊髄への干渉を拒んだ
のです。
端的に言えば家族の男兄弟を掃除していた女性陣が何かを発見して
しまった時の様な拒絶反応。所謂
『……気持ち悪い』
という事で、彼らはCの肉体のそれ以外の部分を変質させるだけに留
まりました。

「どうしたものやら」
仕方なくザックを手にして歩き出すC。痛覚もあまりあてにならない
感じですが、少し辺りを見回しますと、教会風の建物が見えました。
「何故こんな所に……隠れ切支丹?
しかしこれは……」

2メートルを超えた身長、禍々しく尖った指先で、怪人と化したCは
そちらへ向かって歩き出しました。

……土中から地域に伸びている膨大な菌糸の一部、そして時折彼の
全身が散布するソナー代わりの粉末が嗅ぎ取ったみっちゃんの気配
を頼りに。

342 名前: no name :2009/12/27(日) 13:24:31 ID:V4Ep97gi

地中を張り巡らされた菌糸と、大気中の粉が、そこかしこに訊ねて
回ります。菌漫画の彼らの如く、みっちゃんの行方を。

まずは航空編隊を組んでいる内の空挺部隊の様子など。
「あ〜、何だか変なのかもしちゃったよ」
「妙な薬のせいで具合悪い」
「人間は何するか分かったもんじゃねえなあ」
「酒だけにしとけよな、世界一の下戸の癖に」
「で、何やら女を探しているらしいんだが」
「みっちゃん情報は現在あの教会の方に伸びている菌糸から、直接
奴の脳へ情報が飛んでいるはずだ」
「便利ー。もうあいつ、携帯いらないね」
「大規模移動も担当してくれて実に喜ばしい展開だ」
「あいつの周囲に仲間がいたろう?あいつらもちょっとかもして、
我々の領土を増やしたいんだよね」
「昨夜うるさかったしな」
「『どうせまだ風呂にも入らないでグースカ裸で寝てやがるに違い
ないからかもしちまいなさい』
と、我々の部隊長からの進軍指令が出たぞ」
「かもしますか」
「かもしましょうか」
「ラリってる奴らが一番かもしやすいもんな」
「不衛生だしな」
「とっつきやすいぜ」
「よし、いざ進軍〜」
『おーっ!』

昼を待たずに菌糸類の感染経路が広がり、更にCだった何かが教会に
辿り着いたのは言うまでもない。

343 名前: no name :2009/12/27(日) 23:01:10 ID:+PgeEH1/

プッシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

344 名前: no name :2009/12/28(月) 06:20:56 ID:/G/GdqW8

勢いよく音を立て、壁に降りかかった血飛沫。
倒れる男、そして絹を引き裂く様な女性達の悲鳴。

そう、菌達より一足速く、キャンプ場は殺人鬼に
よって蹂躙されていたのであります。

菌達は辿り着いた先での惨状を眺めつつ囁き合いました。
「やべーよ、新鮮な苗床があまり新鮮でなさそうな苗床に料理
されてやがるよ」
「しかし我々はあまり新鮮でなさそうな苗床もまた好きなのよ
ね」
「システムには逆らえない」
「血筋にも逆らえない」
「自分のゴーストにも逆らえない」
「菌なので」
「菌として」
「菌故に」
「菌だからこそ!」
「という訳で」
「みんなかもしてしまおう。なるべく美味しい内に」
『さんせーい』
「準備はいいか、クソッタレども」
「小便漏らしつつ付いて来いー!」
『おーっ!』

そんなこんなで瞬く間に殺人鬼を含めたその場の全員が、マタン○
への変貌をし始めました。こちらは薬物摂取から時間が経過してい
るので、余す所なく美味しく頂けて菌達も大喜び。

量産型マタン○達は見事に乗っ取られると、わずかに残る自由意志
と菌の支配の間で揺れながら、遠くに見えた教会を何となく目指す
のでした。

345 名前: no name :2009/12/28(月) 09:50:07 ID:n/p1BnDQ

教会へ着くと、そこは何やら戦闘を行った後がありました。
「一体何が・・」
「ぎゃーーす!!」
すると教会より西の方角から奇妙な悲鳴が
「そこか!」
マタン○はすぐさま駆け寄りました。

346 名前: no name :2009/12/28(月) 10:55:38 ID:/G/GdqW8

そこにいたのは何処かで見た感じの黄色いねずみともう一匹、そして
Cが実は保育園の頃から大好きだったみっちゃん、そして得体の知れ
ない神父姿の顔色のよろしくない男でした。
Cはみっちゃんに近寄ろうとしましたが、彼らはこちらの姿を見て、
警戒の視線を飛ばして来ます。恐らくは地元在住のクリーチャーやら
殺人鬼パート2とでも思ったのでしょう。
無理もありません、どこからどう見ても自分は今、公開当時の予告
によれば、『吸血生物・マタン○』なのですから(尚、その本編に
おいて、吸血の『き』の字も出て来なかったのは言うまでもない)。

ですが、今の彼女達を助けられるのは自分しかいないはず。更に
彼女達の後方から自分に酷似した姿の、付け加えれば歩む速度は
遅くはあれど、妙な唸り声を上げる一団が迫っていたのです。
「あ、あれは……!」
Cの意識はそう言ったつもりでしたが、台本の関係でやはり人語に
はなりませんでした。くぐもったうめきが風に乗せて彼らの耳に
届くばかり。
「妙なのが現れましたねえ。これこそがぁ、う私の言っていた化け
物そのものでぇす。キリーング!」
神父は不敵にそう言うなり、昔のアニメの方の『北斗の○』のザコ
もびっくりのこれまた重力を無視した跳躍で飛びかかって来ました。

自分に出来る事は何だ?
今、この瞬間に自分に出来る事は―

『かもせ』

脳裏に何者かの囁きが聞こえました。
「……!」

衝撃音がし、神父の頭をがっきと掴んでいるCだった何か。そして
その歪に尖った手から神父の表皮を通して何かが浸食を始めます。
『かもしウェーブ……!』
簡単に言いますと、掴んだ相手の身体に、マタン○と化したCに常駐
している菌が飛び付いてそれぞれの好物の部分を美味しく頂いて破
壊するのであります。

「どっげぇーッ、マー(以下略)」
版権に優しく台詞を省略しつつ、神父の肉体はかもされまくって地に
落ちるなり砕け散って大地とほぼ融合しました。
何というかもしパワー。

しかし、その有り様にみっちゃん達の警戒レベルは急上昇です。

347 名前: no name :2009/12/28(月) 11:40:09 ID:ceoesDU6

とりあえぜ

348 名前: no name :2009/12/28(月) 11:49:39 ID:n/p1BnDQ

マタン○はドスドスとみっちゃんの側へ近づきます。
「こっ来ないで!」
後退りをするみっちゃんは言います。

近づいても近づいても一定の距離を保ったままです
さらに、威嚇信号を発する黄色いねずみ。
らちが明かないと思ったかCは思い切って言ってみます
「ほら、あの時一緒にキャンプ場に居た――
しかし、みっちゃんの表情は謎めいてくばかり・・
そう今のCは何を言っても人語にはなりません。

しかもみっちゃんらの後方から酷似した一団が迫ってくるばかり・・・

349 名前: no name :2009/12/28(月) 13:40:50 ID:/G/GdqW8

どうすればいい?
考えているCは脳天を揺さぶられる様な衝撃を受け、そのままがっくり
と地べたに転がるのでした。動かそうとしても指先一本動きません。
イメージ的に明らかに黄色いねずみの仕業です。

ですが、薄れて行く意識の中、彼の視界に入って来たのはマタン○
達の脇を潜り抜けて逃走するみっちゃんと黄色いねずみ他一匹。

そして何故か仲間割れと思しき争いを始めるそのマタン○一団。
見れば一人は鉈を持っています。Cは知りませんが、それは殺人鬼の
成れの果ての姿でありました。

どうにかしなければ。
しかし、身動き取れぬ今はあの得体の知れない生き物達だけが頼り
です。

助かってくれ、みっちゃん―

Cの意識は闇に飲まれました。

350 名前: no name :2009/12/28(月) 14:13:52 ID:ZS1OO8py

「旦那ァ〜、飲み過ぎだって。もうやめた方が良いですよ。」
マスターが一人の男に話しかけた。
酒屋、そこは情報が行き交う場所。ここに来れば何か手がかりがあるはず、一人
の男はそう確信して店に入ったのが数時間前の事。今は完全に飲み潰れている。
その男は 忘れられた男 Nだった。

351 名前: N :2009/12/28(月) 15:21:56 ID:4GokYj82

TELTEL〜♪
その時、Nの電話が鳴った。
あえていうならば・・・
ポケベルという名の古代ベル式携帯通信機N‐427
(ストラップはつけれない)
を当時使ってはいたが、時代が進み、pokebel2(ポケベルツー)(スペルわからんw)
という新しい通信機が誕生し、自分はまるで江戸時代の人間が初めて電話を見たかのような反応をしていることに、つい最近気がついたことに、傷つき嘆いた。
のだが!それにこりず新し物好きの彼(現在Nと称される謎の男)は
その明らかに怪しいポケベル2を某家電量販店「Y○M○D○電気」
でキョドキョドしながら(店員さんが結構ハイレベルなかわいさの女の子だったのも含めて)買った。


ところで↑の某家電量販店の名前の「○」に入る文字はなんだろうね?
みんなで考えよう!!
1.A 2.AA 3.空白 4.タヒね

ダダダダダダダダダダッダンッ♪

答えは…
4番の[タヒね]でしたぁ〜

某家電量販店(てかもう某いらなくねw)
の名前は「山田&宮本&大吾朗…消えろ。(アフ○ニスタン支店)」
ってことになりますね。

それでは次回もお楽しみに〜じゃんけんポンッ!!
…うふふふふふふふふ


買った。
だけどまた新しいpokebeling(ポケベリング)
というのが出てもはや時代についていけない
Nであった。


Nはそっと通話開始のボタンを

「ポチっとな」した。

352 名前: no name :2009/12/28(月) 16:23:20 ID:n/p1BnDQ

Y○M○D○電気は爆破しました
そして、ブラックホールが出現し跡形もなく吸い込んでいきました。

「・・・・」
この正体はNが持つポケベル2のワンプッシュ能力。
実はこのポケベル、普通のポケベルではなく
NASAの宇宙開発部が開発した
超近代特殊技工を備えるPOKEBERUUだったのだ!
何故、一般の量販店にあったかというと
NASAのある開発チームが何らかの実験により失敗、挫折したため
開発責任者であった男がネットへ流失したからである。
そして、廻りに廻って最終的に行き着いたのが
この何の変哲もないただの量販店というわけ。(説明下手でスマソry)

適当に買ったポケベルが実はそんな成り行きが
あったなんて知る由もないNはただ唖然とする。
「・・・何故にNASA?」
疑問に思うN。まぁそんな細かい事は気にせず・・(ry

353 名前: 微温湯 :2009/12/28(月) 16:48:52 ID:yLNnC2L+

のび太「...という夢を見たんだ」

354 名前: イマイ :2009/12/28(月) 17:33:59 ID:pLb8NiCb

「のびた君、頭を割ってみてみるね」
「・・・うん、いいよやさしく入れてね」
「あたりまえだよ」
ぎゅううううういいん変な音とともに、赤い飛沫が散った
「痛いよ、もっとはやく動いて・・・」
「特に問題ないようだ」
・・・なんだ、風邪?と思ったが頭痛がする。
「のびた君、夢じゃナイン陀ひはあああああああああああ。脳内にD-ウイルスを少しばかり入れさせてもらったよ。」
「うわああああああああああああああああ痛いよーーーー青くなってるよ体がどんどん」
ぷすううう
だだっだっだだっふぁ¥
「完成だ!完成したじぇ新しきのびドラがよ」
はあああああああああああああああああああああああ嗚呼ああああああああああアああアああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

355 名前: no name :2009/12/28(月) 17:38:18 ID:Y+xnzu2F

そうして完成したのびドラはゲームを借りパクしたジャイアンからゲームを奪い返すべく、
ソニックもびっくりの超スピードでジャイアンのもとへ向かうのでありました。

356 名前: no name :2009/12/28(月) 18:47:25 ID:LqirlNxe

そして射精した

357 名前: no name :2009/12/29(火) 02:39:10 ID:y/hz5Cvh

イイハナシダナー

358 名前: no name :2009/12/29(火) 10:05:08 ID:7Eq6wted

その頃ー

「俺、のび太に悪い事しちまったかも知れねえな」
「何だい、何だい、ジャイアンらしくもない。
『お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの』
ってのがいつものジャイアンじゃないか、しっかりしてよ」
骨川に諭される剛田でしたが、その思いは消えませんでした。

ガキ大将としてみんなを守る代わりに何かを望んでも文句なし。
今まではそれが当たり前の様に振る舞って来ましたが、思春期特有の
色々な矛盾に気付き始めた様です。ラフに言えば映画版のジャイアン
テイストがモリモリ上昇中。
骨川はつまらなさそうな顔です。

そこに源が通りかかりました。
「やあ、しずかちゃん」
「あら、スネ夫くんにタケシさん。今日はのび太さんをいじめていな
いのね」
「別に毎日いじめてる訳じゃねえよ」
剛田はそれまでの彼の逡巡など微塵も知らぬ源に日頃の行いを省みざ
るを得ない発言をされ、ちくりと胸が痛むのでした。

そんなに毎日、俺はのび太の事を―

「俺、のび太に謝って来る。じゃあな、スネ夫、しずかちゃん」
そう言うなり駆け出す剛田。
「あ、ジャイアーン!」
「タケシさん……」
残された二人はきょとんとしながら彼の背中を見送るのでした。

359 名前: no name :2009/12/29(火) 11:12:28 ID:FaLljphj

「のびたぁ!今まで・・・その・・いじめてごめ・・」
のびた「だが断る。」

360 名前: no name :2009/12/29(火) 12:19:02 ID:6UIbwvvK

のびたは思った…
(「僕は、ジャイアンにいじめられないといけないんだ…
僕がいじめられなくなったら、ドラえもんの居てくれる意味がない…」)

361 名前: no name :2009/12/29(火) 12:57:04 ID:7Eq6wted

「俺を殴れよ、のび太!」
「で、出来ないよそんな事!」
「それでなきゃ、俺はみんなともう一緒に遊べねえよ!」
「どどどどういう事なのさ!?」
「今日、俺は考えたんだよ。頭悪いけど考えたんだよ。どっかで
『はいここで考える剛田!』
って声がした気がするけどそんな事はどうでもいいんだ。
俺、毎日のび太を殴ってた気がするけどよ」
「そうだね」
「やっぱり毎日だったんだ!そんなの俺じゃ耐えられねえよ!!」
「ジャイアンは主に殴る側だからね」
「うあああ、考えただけでもムカつくぜ!のび太、殴らせろ!!」
「嫌な流れになりそうだと思ったら予想通りだあ!」
襟首を掴まれながらそうシャウトする野比の声が、剛田の脳に響き
ました。
「な、何て単純な男なんだ俺は!イライラしたらのび太を殴れば
いいだなんて、あまりにも単純過ぎる……!!」
ボロボロと涙を流す剛田。野比は言いました。
「やっぱり変だよ、今日のジャイアン。一体何があったって言うの
さ?」
「今日、俺は考えたんだよ。頭悪いけど考え(以下略)」

このやりとりが青いネコ型ロボットが来るまで三十回ほど続いたの
でありました。

362 名前: no name :2009/12/29(火) 15:22:03 ID:dNppF/x8

と、階段を上るおとがして・・・
バンンンンンンン、扉が開いて立っていたのは。
「のびちゃん、もうちょっと静かにしましょうね」
笑ってるようで怒っていた。
すとすとと下へ行った。
ただいま―
帰ってきたのであったきたのである。蒼きネコかタヌキのようなロボットが・・・

363 名前: no name :2009/12/29(火) 15:28:59 ID:7Eq6wted

で、青いネコ型ロボットが現れるかといいますと、そこはこの部分を
書いている筆者の見落としで野比と融合しているのでそれとなく流す
としまして、野比のゴーストに青い奴のゴーストが囁きました。
「ぼくはどの辺りで会話に割り込めばいいんだい?」
「いやあ、もう出て来てもいいんじゃないかなあと思っているんだけ
ど」
「ならそう言ってよ、のび太くん」
「ごめんごめん」
「という訳で、ぼくもいるよ、ジャイアン」
「のび太の中からドラえもんの声がする!?俺は頭がおかしくなった
のか!?
母ちゃんに叱られるぅ!」
頭を抱える剛田に青い奴は説明をした所、剛田なりに理解した模様。
さすがは無駄に語彙が多い事実になかなか注目されないキャラなだけ
はあります。実は彼も野比同様に、勉強が嫌いなだけで面白さを理解
すれば、すごく出来る子なのかもしれません。

「つまり、のび太がドラえもんでドラえもんがのび太なんだな?で、
原因は俺がテレビゲームを借りパクした為にそうなっていると」
「時々イライラするほど理解が早いね、ジャイアン」
弱気になる剛田と強気になる野比(ドラ配合)。
「俺は、どうすればいい?」
やけにしおらしい剛田に野比は余計にイライラするのでした。

364 名前: no name :2009/12/29(火) 20:30:05 ID:frFw7WW0

俺は死んで生き返って逆立ちしてついでに隣の岩田さんが働いている
店の豚バラ肉(120g)を万引きすりゃいいんだ!

365 名前: no name :2009/12/29(火) 22:23:18 ID:oGoId1Ah

と、一階のテレビの音が聞こえてくる。

366 名前: no name :2009/12/29(火) 22:36:48 ID:oGoId1Ah

・・・・・・
依頼主の女ことBOSSは目を覚ました。
なにやら、壮大な夢を見ていたように思う。唯一つ、自分は最終的に某蒼色猫耳ロボットアニメのオレンジ色のガキ大将だったことは覚えている。
まあそれはどうでもよい。おぼろげな記憶によると自分は相川とともに幾多の追っ手から逃げに逃げ、今このホテルにいるようだ。
学校の教室ほどもある部屋を見渡すと、窓辺で相川がタバコをふかしている。

367 名前: no name :2009/12/29(火) 22:46:32 ID:oGoId1Ah

相川はお疲れのようだ(それもそうだろう)。
自分もも少し寝ようかと、BOSSはベッド(ダブルベッド×2の大きさ)の端に飛ばされたシーツに手を伸ばし
そのとき、相川が見ていた窓に満ちゃんの顔が現れた。

368 名前: no name :2009/12/29(火) 22:49:27 ID:eN7CXFqP

そして射精した

369 名前: 削除済 :削除済

削除済

370 名前: no name :2009/12/30(水) 00:33:37 ID:Wa+eUPJa

と、ももが言っている。
とか言って相川は金払うから掃除しろと言って
相川はももを横目にBOSSのいるベッドに入った。

371 名前: no name :2009/12/30(水) 00:43:49 ID:quMeWxi5

や ら な い か

372 名前: no name :2009/12/30(水) 00:52:31 ID:3fTb83+m

うほ

373 名前: no name :2009/12/30(水) 05:12:41 ID:67aJHFSU

「何だよ……俺も結局、俺のまま、か……」
相川はそう呟くと、BOSSの唇に自分のそれを重ねた。

そしておもむろに(中略)。

……気だるい目覚め。朝が来た様だ。
それなりの覚悟をしてベッドに潜り込んだので、目覚め以外の結果
を予想していたが、どうやら空の上にいる連中は、そう易々とは、
自分を楽にはしてくれないらしい。
相川が吐息を漏らすと、一晩を共にした女の声がした。

「コーヒー、飲む?」

374 名前: no name :2009/12/30(水) 09:32:11 ID:eYnSSIVH

「わしゃ、朝は牛乳派じゃ」

375 名前: no name :2009/12/30(水) 11:16:47 ID:lR2/4itL

「じゃあ間をとってコーヒー牛乳ね」
と言ってBOSSはコーヒーを沸かしに台所へ向かった。
相川は牛乳だけでいいじゃないかと思いつつ新聞を読むことにした

376 名前: no name :2009/12/30(水) 11:44:38 ID:67aJHFSU

しかし、相川が新聞を開いた大きな理由の一つである日曜版の漫画は
曜日違いで載っていなかった。あるのは退屈な芸能界ネタや自分には
縁のない世界の話ばかり。しかもネットやとある漫画で数週間前に見
た内容がほとんどであった。
「『絶○先生』とネットを見てれば世相が大体把握出来ちまう国って
どんなんだよ……」

気だるげにそう呟くと、相川はその新聞紙を全て、端午の節句でもな
いのに兜やだまし船に折りたたんでから
「ルームサービスでトーストセットも頼んでくれ」
とBOSSに告げた。

377 名前: no name :2009/12/30(水) 12:43:48 ID:quMeWxi5

「うっそおーーー!トーストセット?トーストセットが許されるのは、高校生までだよ、ねー?」
 
プチ

相川の何かが切れた音がした

378 名前: no name :2009/12/30(水) 15:55:53 ID:eYnSSIVH

「まぁまぁ、クールダウン、クールダウン」

379 名前: 削除済 :削除済

削除済

380 名前: no name :2009/12/30(水) 16:22:18 ID:uB8O0YT4

「なんなら、パンでもチンしてくれ」
相川はコーヒーの入った牛乳を飲み干す。
そういい、BOSSはやれやれとした顔で
台所へ向かった。エプロンを付けてる。

テレビを付け適当にちゃんねるを変えていた相川。
ゲームかぁ・・・と呟く相川にふと
あるニュースが目に映り込んだ。
「!?」
どの番組にもやってるただの報道ニュースだが、相川に
対してはそれはそれは衝撃的で心臓を突き動かすものであった。

381 名前: no name :2009/12/30(水) 17:03:30 ID:EvkIoDGX

そして射精した

382 名前: no name :2009/12/31(木) 02:53:18 ID:x2GWbcHK

「はぁっ……はぁっ……くそう我慢出来ん!」
「え?」
相川は光速で処理を終えると避妊具を装着し終えた状態で、キッ
チンで裸Yシャツにエプロンとスリッパという状態のBOSSを振り向
かせて抱き締め、激しく唇を奪った。
「ん、んんっ……!」
流されてしまうBOSS。
何故ならそれは彼女の中の思い出に直結する何かだったから。
唇を離した相川のなすがままになりながら、BOSSは喘いだ。

……やがて、激しい行為の後。
「で、情報って?」
面倒なのでもう二人で毛布にくるまりながらの食事。そこでBOSS
はコーヒーを一口飲んでから口を開いた。
相川は口中のサンドイッチのかけらを飲み下すと、言った。

「あの時の爆発で、明神は死んでいない。
『遺体は見つからなかった』
と、尋ね人の欄に暗号があったよ」

383 名前: no name :2009/12/31(木) 11:44:27 ID:6p6cCczk

・・・・・・
恐喝探偵の男こと明神は目を覚ました。
なにやら、壮大な夢を見ていたように思う。唯一つ、自分は最終的に東京タワーをバックに落下していたようだ。。。え?
まあそれはどうでもよい。おぼろげな記憶によると自分は幾多の追っ手から逃げに逃げ、今このコテージにいるようだ。
木造の部屋を見渡すと、窓辺で男がタバコをふかしている。
その男は明神が目を覚ました事に気が付くと、喋り出した。
「俺の名はじゅげむ(仮)。地球滅亡を阻止するべく旅を続けていたんだ。君に助けを請いたい。」

384 名前: no name :2009/12/31(木) 12:55:00 ID:OvHdKfzW

「それよりここは何処なんだ?」
明神は訊く

385 名前: no name :2009/12/31(木) 13:01:44 ID:DokS+cZf

「設定の都合上でラブホだぜ」

386 名前: no name :2009/12/31(木) 13:15:05 ID:OvHdKfzW

「なんとまぁ」
明神は立ち上がる。
「悪いが他を当たってくれ。俺には大事な用があるんで」
久々の登場のじゅげむ(仮)にそう言い
入口のドアまで向かう。
「相川と言ったら?」
ドアノブまで手が差し伸べた途端に明神の足元は止まる。
そして、振り向きこう言う。
「コーヒーでもおごって貰おうかな」
長時間にわたる長い話が始まるのであった。

387 名前: no name :2009/12/31(木) 13:53:38 ID:DokS+cZf

ラブホの中で

388 名前: no name :2009/12/31(木) 14:14:00 ID:x2GWbcHK

じゅげむ(仮)は明神の対面の椅子に腰掛けると、話を始めた。
「まず、あんたが生きている事は相川に知られている。こちらの勢力
とは別の部署があんたを嗅ぎ付け、新聞に暗号を載せた。尋ね人の欄
なんてのは、関係者か裏の仕事を頼む奴しか見ないからな。
そこで相川は突き止めた」
「何故奴の足取りを知っている?」
「奴に仕事を依頼していた女、通称『BOSS』の事は知っているな?」
「ああ、ご対面したよ。顔は覚えている。一緒にいた警護の男の顔
と共にな」
「ならば話は早い。今回、こちら側に協力を仰ぎたい」
「相川達と対立する事で、あんたに何のメリットが?」
「相川に後ろの処女を狙われずに済む。あの恐怖は一度経験した者
ならば、一生もののトラウマさ。武器も用意してある」
「チッ、どこまでもお見通しか」
「本格的な対立に発展したのでね、奴を送り込んで来たBOSSとは」
明神が見れば、じゅげむ(仮)はテーブルの上にオートマチックの
グロックと思しき一丁の拳銃とマグナムを複数、そしてオイルライ
ターほどの四角い箱を置いた。恐らく通信機だろう。そして伝書鳩。
「どこまでも情報を運んでくれるという事で、現在うちの研究チーム
によれば最有力候補で一番信用度の高いのは伝書鳩だ」
「仕込みはしてあるんだろうな?」
「運べなきゃ伝書鳩とは呼ばんよ」
「えさ代もこちら持ちだ。こちらの番号に、店員に電話をさせてくれ
れば、支払いは済ませておく」
じゅげむ(仮)はテーブルの上に一枚のメモを差し出した。明神はそ
れを眺め、ふっ、と一息つくと、訊ねた。
「いいだろう……報酬は?」

389 名前: no name :2009/12/31(木) 23:26:23 ID:x2GWbcHK

失礼。
「運べなきゃ伝書鳩とは呼ばんよ」
「えさ代もこちら持ちだ。こちらの番号に、店員に電話をさせてくれ
れば、支払いは済ませておく」

「運べなきゃ伝書鳩とは呼ばんよ」
「えさ代もこちら持ちだ。こちらの番号に、店員に電話をさせてくれ
れば、支払いは済ませておく」

でよろしく。

とある街の公園。年末のイルミネーションが夜空を照らすその外れの
屋台に、明神はいた。
おでんを突付きながら、明神は今回の依頼がかなり厄介なものになり
そうだと考えていた。しかし、依頼は依頼。いつもの様に片付けるだ
け。それで今回は数千万の報酬が得られる。
ただ、今まで以上に身辺のガードをする必要があるだろう。

未だに背後関係も行方も掴めない相川をどう料理したものか。
明神は思った。

奴を使う時が来たのかもしれない。
得体の知れない島で捕らえた謎の怪物・マタン○(元・殺人鬼)
を。

390 名前: no name :2010/01/01(金) 00:11:02 ID:eQ1ZxKZu

明神「とりあえずまぁあけおめ。」

391 名前: no name :2010/01/01(金) 00:17:41 ID:JIlVIH6Q

相川・満ちゃん・満子・BOSS「あけおめ」

392 名前: no name :2010/01/01(金) 00:29:20 ID:eQ1ZxKZu

じゅげむ一同「あけおめ」

393 名前: no name :2010/01/01(金) 02:46:09 ID:JIlVIH6Q

しかし、マタン○を使うのはあくまで最後の手段にしたい。
明神は先ほどのじゅげむ(仮)と称する男とのやりとりを思い出し
ていた。

「俺の方法?」
「そう、そこさ。あんたが今回考えている計画を知りたいね」
「あくまで連携を崩さないと言うのなら、話そう」
「よかろう。これは前金だ」
「分かった。俺は今回、相川とそのBOSSとやらを円満に結び付けて
やろうと考えている。そうすれば、二人が俺を追う理由はなくなる
と思わんか?」
「なるほど、BOSSも円満退社、か」
「俺も尻を狙われなくて済む。奴はバイだしな」
「しかし、『別れさせ屋』業界で最も恐れられているあんたらしく
もないとは言えなくない」
「ターゲットと依頼人の絆を断ち切る事で新たな関係が出来上がる
のは、あんたらもご存知だろう。それを利用して、逆にろくでもな
い奴との関係をぶち壊して、そこに上手くイベントを発生させ、依
頼者と結び付ける事も可能なのさ。
まあ、今回は銃がある。最終的に結び付いた二人にこれを使うか否
かは、その時の状況と、あんたらの指示を待とう」
明神は銃とマガジン、そして通信機を上着の内ポケットへと締まった。
「ふむ、ものは使い様、か」
「そういう事だ」
明神はコーヒーを飲み、トーストを食べ、サラダも貪り、魚関係も
しっかり摂取すると、
「また電話連絡をくれ。今は相川も行方の分からない俺を探してい
るはず。こちらも綿密な計画で奴らの仲人としてミッションを成功
させようじゃないか」
「いいだろう。しばらくはよろしく」
じゅげむ(仮)は、明神の手を難く握った。

394 名前: no name :2010/01/02(土) 03:10:59 ID:sleHT96V

「・・・だってさ。どうする?BOSS」
BOSSは、そのとき初めてこの相川の恐ろしさを思い知った。

事は数時間前・・・明神の元へとじゅげむ(仮)が依頼を頼みにいく最中ー  相川は徐にパソコンの画面を開いた
「一般回線じゃ見つかっちまう。奴もそんなに馬鹿ではないはずだ」
といい、コーナン2階店の従業員用のパソコンのアドレス桁番号の
桁をー物の数秒で解いてしまった
「ちょ・・・今のどうやって・・・」
「俺のPCからは明神とかいう奴のデータは抜き出せない 
むしろ下手すると抜き取られる場合がある 
奴にはじゅげむがいるからなあ 
だからとりあえずここのパソコンにウイルスを送っといた」
そういうと、PCのTV画面に切り替え、もう一台のPCで
外務省のPCをハッキングし、そこから衛星通信部へハッキングをした
「一体どうやって・・・」
「俺はプロだ 国内情報くらい知らないとねえ」
「いや、だからどうやって・・・」
「お口をミッフィーにしておくんだ
どうやら、機密情報らしい
通信衛生部のPCを操作し、衛生本体から相川が使ってる
PCへ、赤外線での通信で衛生のハッキングが完了した
「Lかよ・・・」
BOSSが突っ込んだ
気象衛生は、広くて地球の表面、狭くて人の頭部をくっきり表すことが出来る。赤外線のため、何をしても見つかってしまう
明神の居場所が、露になる。
更に、もうひとつ・・・ さいきんの衛生は、木の葉の落ちる音が聞こえるくらいまでの音声特定認識という機能を持っている
相川のハッキングしたのは、新型衛生 音声特定領域は極めて広いほうだった。
明神の居場所、企み、計画がコレですべて露になってしまった
「はあ、疲れた・・や ら な い か」
相川は何事も無かったように食パンの耳をかじりながらそういった。
「ここは、奴に乗せられた振りをしろ。結びついた振りをして、
奴を逆利用してやろう」
「・・・」BOSSは唖然とした。
「物は使いようだ・・・・ははは」

395 名前: no name :2010/01/02(土) 03:37:39 ID:Nci36nK+

その頃、明神も行動を開始していた。まずは自社に戻り、過去の利用
客で使えそうな人物を弾き出し、謝礼を出して今回の計画に参加して
くれそうなのを更にその中からピックアップする。
まさか気象衛星から相川に監視されているなどとは微塵も思わずに、
明神は二人をその中から選んだ。

一人は昔売れない芸人をしていたが現在は式場でのエスコートや司会
進行などの仕事をしている四十代の男性。
もう一人は首都近郊に数々のビルを持ち、各方面への顔が利く女社長。
データには
『ボイン姉さん』
とあった。なかなかの美人である。本人の了解を得て、このコード
ネームで呼ぶとしよう。
「足元から固めていかないとな」
式場予約と各所への話を通しておくのはこれでほぼ整った。警察への
圧力もボイン姉さんの人脈で多分期待出来るだろう。
次は行動要員だ。
明神は再び過去の依頼の中から、以前見た怪しい機械や『満ちゃん』
と呼ばれていた巨漢、そして山田というカタギではなさそうな男と、
不意に戦闘に陥った場合に対応出来そうな人物を当時の依頼者とその
哀れなターゲットとなった連中から検索する作業に没頭した。

そして翌朝、メンツは決まった。まずは連絡し、そこからひと寝入り
だ。

396 名前: no name :2010/01/02(土) 04:14:57 ID:OcOZzIzU

そして夢性した

397 名前: no name :2010/01/02(土) 05:43:37 ID:Nci36nK+

上記の理由からパーフェクトな心地よい目覚めという訳には行かな
かったが、明神はとりあえず起きるとシャワーを浴びた。
本日は冷え込みが厳しい。部屋の暖房を利かせていてつくづく良か
ったと思った。身体を拭いて髪を乾かしていると、携帯に着信だ。
番号を見る。

……見た事のない番号。しかし、かけて来ているのは確実に相川だ
という予感がした。総毛立つ自分の身体がその確率が高い事を示し
ている。
しかし、明神は一つの考えに至った。

留守電のふりをして出てみちゃおうかな。

決定。彼は電話に出た。
電話した事を後悔させてやる。不敵な笑みを浮かべつつそう決意し
て、こう告げた。

「はぁい、明神たんですぅ☆
たらいま明神たんは席をはずしておりますのれぇ、お電話をくれた
おにいちゃん、もしくはおねえちゃんはぁ、ご用件をお入れ下さい
まひぇ☆メッセージ確認の後、こちらから改めておれんわいたひま
ひゅ!
明神たん五歳でした、まる☆」

電話の向こうから動揺が伝わって来る。それはそうだろう、自分で
さえ
『いやいやいや、これはない』
と顔を覆ってしゃがみ込みたくなってしまう様なキャラの崩しっぷ
りなのだから。これで平気なら、そいつは確実に自分の知り合いで
は、ない。

俺の勝ちだ。そう確信した彼の耳には、確かにあの夜聞いた相川が
こう告げて来た。

「明神たんへ☆相川れひゅ!
明神たんと遊べるかなと思っておれんわしたんれひゅけろ、いない
みたいなのれ、またおれんわひまひゅ。相川、ちょっとさびしいな
あ☆
れも、あいかわもおとこのこ!ここはがまんのこでいきます!
またね?相川れひた!」

その少し後。
それぞれの電話口では、電話が切れている音が響くのも構わず、
へたり込んでいる彼らの姿があった。相手が自分と同じ様に、息も
絶え絶えで顔を覆っている事は神のみぞ知る。
そして、二人は奇しくもこう呟いた。

「何ドキドキさせてんだ、あの、ばか……っ!」

398 名前: no name :2010/01/02(土) 12:16:07 ID:sleHT96V

BOSS「なにしてんの」
相川「ウホッ!あいついい男・・」
相川は邪心をはらい、BOSSに衛生で聞いたことを話した

399 名前: no name :2010/01/02(土) 13:22:15 ID:Nci36nK+

「えー、ゲフン!ウェール(ええと)、つまりだ。
奴は恐らく今自社にいる。足跡を消せる面子を用意して強襲し、奴を
あそこに来なかった事にするか、それともこれまで通りに奴に俺達の
仲人をさせ、状況展開によっていいタイミングでさらうか、そのどち
らかだ」
「……複雑なやりとりがあったみたいね」
BOSSは一服すると、タバコを指先ではさんでからそう告げ、煙を吹い
た。
「まあ、主に俺と奴のイメージ的な、そう、個人的な問題さ。だから
あんたが気にするほどの事じゃない。
ただ、気になる事がある」
「何?」
「気になる事さ。奴が何の用意もしていない訳がない。人の事は言え
ないがこの業界、誰に恨みを買っていてもまずおかしくない。
しかし、奴も俺もこうしてまだ、土の上を歩いてる。俺達の仲人をす
るとはいえ、緊急用の手段を講じているはずなんだ。そいつがまだ、
奴の頭の中にあるだけで、何なのか掴めていない。
俺の苦手なにらみ合いって奴さ。ターミネーターもどきもまだ、俺達
をどっかで探してるはずだろう?」
「足跡は追えるわ」
「さすが。どうやってそれを?」
「まあ、あなたのやり方と変わらないわ。手順が違うだけで」
「気が合うね」
「奇遇にもね」
二人は笑顔を向け合った。

400 名前: no name :2010/01/02(土) 17:34:28 ID:Nci36nK+

相川はそこでまた明神の所在を再確認させるべく、今度はBOSSに電話
をかけさせる事にした。明神自身ではなく、明神の所属する会社にで
ある。
「何故そんな事をする必要が?」
怪訝な顔をするBOSSに、相川は答えた。
「奴はこちらが計画に気付いている事をまだ知らないだろう。仮に知
っているなら、別の手も用意しておく必要がある。
先ほど俺が奴自身の携帯に電話をかけた時の動揺をあんたも見たろう?」
「ええ。古代妖精語で何か伝えていたわね」
「こ、古代妖精語……まあいい。そう、奴との直接会話の破壊力をあ
んたにも知っていて欲しいんだ」
相川が何故うろたえるのか、BOSSには分からなかった。が、幾つもの
手を用意し、必要なら展開させるのは常套手段だ。
「分かったわ。気分転換も兼ねて、外の公衆電話からかけましょう」
「察しが良くて助かる」
二人は食事をして来るとフロントに伝え、ホテルを出た。

401 名前: no name :2010/01/02(土) 17:34:44 ID:sleHT96V

BOSS(・・・普通に探知機を付けただけなんだけどね
なぜこの人はじゅげむに探知機を付けなかったのかしら
馬鹿なのかしら)

402 名前: no name :2010/01/02(土) 17:36:19 ID:joaU3fjd

そしてSEXした

403 名前: no name :2010/01/02(土) 17:38:01 ID:sleHT96V

投稿時間が被っちまった・・

404 名前: no name :2010/01/02(土) 17:38:35 ID:joaU3fjd

さーせん

405 名前: no name :2010/01/02(土) 17:42:07 ID:sleHT96V

399→401→400→402
という順番でお願いします

406 名前: no name :2010/01/02(土) 18:11:49 ID:Nci36nK+

把握b

電話ボックスでの意外な展開に危うく二人揃って検挙されかけたが、
明神に内容は伝えた。
流れは以下の通りである。

適当に見つけた今時珍しくなりつつある電話ボックスにて。相川が
用意したメモを見ながら、二人で受話器を耳で挟む様な状態になっ
ていた。
明神が出ても出なくても、BOSSが一人の依頼者という設定でメッセ
ージを残す予定だ。
『××相談事務所です。音声ガイダンスに従い……』
なるほど、これで全ての電話に対応する手間を省いているらしい、
と、BOSSと相川は思った。
『営業時間外でもメッセージを残せば相手に連絡をくれる別れさせ
屋』
という事になるが、表向きの名前はあくまで相談事務所である。ぱ
っと見では問題はない。
「ふむ、考えたな」
「どうする?」
「業務時間外はオペレーターはいない事は調べが付いてる。明神が
出るかどうかだけが賭けだ。オペレーターに繋ぐ方向で」
「了解」
その通りにすると、オペレーターとして、男の声がした。
「お待たせしました、××相談事務所です」
明神の声だ。緊張が走るが、BOSSは文面を読み上げた。
「明神さんという方はいらっしゃいますでしょうか?私、コンバッ
○越前という者なのですが、こちらにかけてくれと言われまして」
「あ、私が明神ですが何か?」

名乗りやがった……俺の時は留守電を装ったくせに……!
激情に駆られ、相川はついついハンカチの端っこをかんで引っ張っ
てしまうのだった。

407 名前: no name :2010/01/02(土) 18:41:42 ID:Nci36nK+

そんな相川をよそに、BOSSは告げた。
「あの、先日お目にかかったかと思うんですが。相川さんと一緒に
道端で」
「ん、あの妙な機械や婦警さんが一緒にいたあの晩の方ですか?」
「はい。実は真面目なご相談があるんです」
しばしの沈黙。しかし、明神は罠があったら飛び込んで食い破る男
であるらしく、BOSSの空き時間にでもどこかの喫茶店で落ち合い、
話を伺うのはどうかと訊ねてきた。
「あ、実は今、別の所用が。
ですので、後日になるかと思いまして、今お話出来る部分だけでも
と」
「なるほど、これは失礼しました。
では、ご用件をどうぞ」
BOSSの用件はよくあるケースだった。下請けに仕事を回したらスケ
ジュールに支障が生じ、下請けである相川からは経費上乗せ申請が
来たというのだ。
「ふむ、よくあるご相談です。あ、失礼、続きをどうぞ」
「それで、実は申し上げにくいのですが、毎晩彼をハイヒールで、
その、踏みにじらされに行かされてまして」
「ふむ、あなたがお困り、もしくは恐怖を感じるのも無理はありま
せん」
「で、彼には必要経費は払うと伝えてあるので、そこで手を切れな
いかと思いまして。実際、私も上から下りて来た予算で片付くもの
と思っていたものですから、とても困っているのです。
実は今も踏まされていますし」
「そこに相川が?」
「はい」

ずるい……!相川に対する羨望と怨嗟が、明神の胸の内でメラメラ
と燃え上がった。
俺はどうでもいいのか。激しい絶望に、軽いめまいを覚えた。
多分それで堪えられたのは彼のプロ意識によるものだろう。

だが、相川への憤りは最早止む事を知らなかった。

相川……俺という存在を、忘れられなくさせてやるぜ。

408 名前: no name :2010/01/02(土) 23:54:13 ID:sleHT96V

明神は冷静さを装い、相川と二人っきりにしてくれるように頼んだ

409 名前: no name :2010/01/03(日) 03:07:18 ID:g96Egn0N

「二人きりで話をさせてくれって」
相川はそう告げるBOSSの目を見て深く頷いた。
「聞いてみます」
やや間を置いてから、相川に受話器をひったくられた様にBOSSは声
を挙げる演技をし、そのまま相川に受話器を向けた。
「あ、明神たん?相川れひゅ〜☆
ヒールで踏まれるのって、ピンポイントで凝りがほぐれて癖になり
そうれひゅう☆」
またも胸が何故か高鳴り始める明神。しかしコンバッ○という女性
に自分への不信感を煽るだけだと理解し、返答はやめた。
「……いかがでしょうか?」
自分の耳に受話器を戻し、再び相川とそれを挟む様にして訊ねるBO
SS。
「確かに奴です。相川が何故そこまで逸脱した生き方を選んだのか、
こちらも気になっていた所でして」
「はあ……とにかく、相川は何らかの薬物を使用している様で……
きゃっ!」
「コンバッ○さん!?」
「後日、後日連絡します!ごめんなさい!!」
あくまで演技で電話を切らせた相川だったが、脳裏に
>>402の指示に従え』
という電波を受信し、繁華街の電話ボックスで情事に耽りそうにな
るというありえないミスを犯しかけた。
実際電話ボックスという丸見え状態の中で激しい行為に耽ってしま
ったが、通行人の悲鳴と警官の制止する声には耳を貸さずに相川は
BOSSの手を引き、駆け出した。
ひとまず建物内や施設内には入らずに、路地裏を歩いていた軽そう
な男女をスタンガンで気絶させて衣服を奪い、人ごみに紛れ込んだ。

で、今に至るという訳だ。

410 名前: no name :2010/01/03(日) 03:31:15 ID:jT2TYwIM

BOSS「なんて事を・・・ あんな場所であんなことやるなんて
この変体!」
相川「違う!俺はただ>>402の指示に従えという電波が
飛んできたから・・本当なんだ!俺は変態じゃない!
仮に変態だとしても、変態という名の紳士だよ!」
相川はミスをしでかしてしまった。
逮捕フラグを立ててしまった

411 名前: no name :2010/01/03(日) 03:45:08 ID:g96Egn0N

仕方なく相川は変わり身として自分とBOSSに良く似た男女の死体を
用意し、将来性など皆無だと全身で主張している若者達のミニバン
を、こちらはあやうく少女が彼らの毒牙の餌食となりかけていたの
で一人を昏倒させて車外に蹴り出し、残りの全員をスタンガンで気
絶させた。彼らの錯乱状態からして薬物摂取の疑いがある。少なく
とも泥酔状態だ。
少女にはやむなく彼らから剥ぎ取った上着を何枚もかけてやり、数
枚の一万円札と、日頃用意している使い捨て携帯を、指紋が付かぬ
様に手袋越しに渡し、
「警察に電話するんだ。今すぐ来てもらえ。金は今起きた事の口止
め料。
警察にはこう言うんだ。
『知らない内に車の中に引きずり込まれて、乱暴されそうになった
ら、彼らが口論を始めて、そこで自分は気を失って、そこからは覚
えていません』
とな。さあ、今すぐかけるんだ」
こくこくと涙を流しながら携帯のボタンをプッシュする少女。
少女と無力化した若者の内一人を歩道に残して、相川がハンドルを
握る、遺体を載せたミニバンは路肩から派手に道路へと飛び出した。

車を動かしていたのはこの気絶している若者。どこかの運河まで移
動してからこいつにハンドルを握り直させ、そのままダイブしても
らう。
遺体は既に整形済み。血液型も同じ。指紋は焼き潰してある。
これで警察からの追跡は止まるはず。行方不明者は年に数万人出て
おり、その上、この若者のやる様な意味不明な事件は毎晩、どこか
で必ず起きているのだ。
誰もまともに取り合うものか。

自分があの時、いくら声を上げても誰も見向きもしなかった様に。

運河で車がダイブするのを見届けると、相川は足早にその場を立ち
去った。

412 名前: no name :2010/01/03(日) 04:07:49 ID:jT2TYwIM

「・・ねえ、いくらなんでもちょっとやりすぎじゃないかしら」
「何が」
「死体よ。何か他に手段は無かったの?あなたなら他に考え付いたはずでしょう?幾らなんでも逮捕されない為だからって
二人の命を無駄にしたのよ」
「他に方法が思いつかなかった お前こそ今更なんだ?
人を雇う仕事ってのは、こういう事もしなきゃあなんねえ
お前を殺せと他の連中に頼まれたら、殺すしかなんねえんだよ」
「でも・・・」
BOSSは人が死ぬのには反対だった
「他に無かったの?本当に?」
「ああ」
「本当に?」
「ああ」
「ねえ、ほんと・・」
「うるさいな、本当だって言ってんだろうがゴンザレス」
相川は、ミニバンの落ちて行った川を眺めていた
つぶれた玩具を見るような目で

413 名前: no name :2010/01/03(日) 04:24:35 ID:g96Egn0N

時間は過ぎ、ここは相川達が部屋を取っているホテル。
相川がシャワーを浴びているとBOSSがその裸身を両手で覆う様にして
入って来た。
複雑そうな表情を見るのはしんどかったが、この件に関わってから、
相川は彼女の立場と、それと裏腹な彼女の素顔を幾度も垣間見て来た
気がした。

明神を心から憎む、所属不明の女。
部下や作戦実行に関係のない人間が傷付くのを好まない女。

もしかしたら、自分は、この女と、もう一度、この血塗られた人生を
やり直せるのではないのか?

そんな幻想を振り払おうと頭を振ると、BOSSは自分に抱き付きながら
口を開いた。
「さっき……」
「さっき?」
水に濡れた髪が彼女の額から両サイドに分かれて流れる。
その身体を伝う、幾筋もの湯の奔流。
じっと自分の瞳を覗き込んで来る彼女のそれを眺めていると、いつも
心を預けそうになる。

BOSSは乳房を押し付けて来る様に、しっかりとしがみついて来た。
相川はそれを抱き返す。
BOSSは言った。

「さっきの『ゴンザレス』って何よこの歩く性衝動!ふざけんじゃな
いわよ街頭レイパーこんにゃろーッ!」
少し腰を引いた彼女の痛烈な膝蹴りが、相川のデリケートゾーンを、
全く容赦なくぶち抜く様に突き上げて来た。
しかも一度で止めるつもりはない様だ。何という魅惑の膝地獄。
シャワー室に相川の絶叫が轟いた。

414 名前: no name :2010/01/03(日) 09:33:38 ID:g96Egn0N

数日後、明神は腰の後ろにマグナム、足首にオートマチック拳銃を
隠しつつ、通信機を胸の内ポケットに入れ、コンバッ○と待ち合わ
せた、とある会員制のバーの一室にいた。
後はボーイが彼女の来訪と本人確認をしに訪れるのを待つだけだ。
適当に頼んだ飲み物は適当な味がし、それが少しだけ、明神を苛立
たせた。
「いや、俺の自業自得、か……」
誰にともなくそう呟き、奇行が目立ちつつある恐喝探偵はカップの
中の何かをまた、口へ運んだ。

わずかに時間が流れ、ボーイが来た。
「明神様、お連れの方がお見えです。本人確認の方をお願い致しま
す」
「ん、ありがとう」
明神は席を立ち、ボーイに続いて入り口へと向かった。

415 名前: no name :2010/01/03(日) 17:59:47 ID:ZTWxTp9v

そして射精した

416 名前: 削除済 :削除済

削除済

417 名前: no name :2010/01/03(日) 23:46:43 ID:9Zo66p/L

ボーイに案内された所に人はおらず、代わりに一枚の紙が貼ってあった。
ボーイは申し訳なさそうに、その場から離れる。明神はその紙を壁から
剥がした。
「何だ?この紙は……タイトル:先の読めないお話作り?糞スレランク:B+?
…どうせ取るんだったら、Sぐらいが良かったなぁ。」
ちょっとがっかりしつつ、その紙の裏を見る。
そこには、殴り書きで一言こう書いてあった。


敵の数は5人 気をつけろ   by J(仮)


・・・・・・気をつけろって、そんな事わかってるさ。ただ危険を冒さな
ければ相川には会えそうに無いしな。それに一番の狙いはじゅげむ(仮)
お前の正体を突き止めるため。何故BOSSという女と対峙しているのか、相
川以上にお前はわからない事が多すぎて危険なんだよ・・・・・・

そう思いつつ、明神は背中に手を廻しマグナムの位置を確かめる。
「5人か……さて、どこまでやれるかな……」
明神は呟いた。

418 名前: no name :2010/01/04(月) 03:23:24 ID:u7ZrHs1p

「女性が来たら知らせてくれ」
そうボーイに伝え、明神は自分の席に戻る
と、通信機のマイクに囁いた。インカムと同じで囁けばスイッチが入る
タイプなのがありがたい。
「明神だ。報告だけを聞いてくれ。これから通称『BOSS』と接触する。
理由は彼女からの仕事の依頼。内容は相川との仕事にトラブルが生じた
為との事。
現状ではそのまま結び付ける作戦の方向で。奥の手があるんで、そいつ
を利用し、相川の目を覚まさせ、BOSSの気持ちも奴に向かせる。
現在○○ビルの会員制バー『オジャパメン』にいる。彼女がビルを出た
後に尾行をお願いしたい。いい結果報告を期待している。
また連絡する」
明神は通信を切った。

やがて、今度こそ本当にBOSSが現れた。女性の準備は時間がかかるもの
だ。明神は三時間半の遅刻については特に何も言わなかった。
紺色のスーツ越しにも分かる肉感的な肢体。タイトスカートから覗く、
黒のストッキングが包んだカモシカの様な足が悩ましい。
「コンバッ○越前です。明神さんですね」
「ええ、お久しぶり、と言った方がいいのかな」
コンバッ○は微笑を浮かべる。なるほど、こういう作戦の実行部隊に回
されるだけあって、改めて確認してもかなりの美人。
「どうぞ、かけて下さい」
「ありがとうございます」
「何か飲まれませんか?どれでも遠慮なく」
やがて、彼女が適当に頼んだ適当な飲み物が運ばれて来た。
「……適当に頼んだんですけど、意外な味がしますね」
「ええ、僕もここを訪れて知ったのですが、
『何でもいいよ』
と伝えると、ホントに何でも出て来てしまうので、そこはご用心」
「まあ、ある意味理想のお店ね」
「全くです」
笑顔を向け合う二人。

そして、話が始まった。

419 名前: no name :2010/01/04(月) 14:25:22 ID:u7ZrHs1p

コンバッ○越前の依頼内容は先日聞いた通りだった。電話を唐突に
切ってしまった非礼を詫びて来たりする所を見ると、かなり訓練さ
れた女だ、と明神は思った。
何故あの時電話が切れたのかは特に聞かない。こちらは依頼内容を
こなせばいいだけであり、ヤブヘビ状態を作り出すのは三流の仕事
のやり方だからだ。

BOSSは明神とのやり取りで内心かなりイラついていた。

何でこんな話のつまらない男が、相川とあんなに打ち解けた会話を
しているのか。そこが彼女の逆鱗に触れたらしい。
自分が何時の間にか相川にかなり傾いているのを認めたくはなかっ
たが、あの時の会話が脳裏に蘇る。

『明神たんへ☆相川れひゅ!
明神たんと遊べるかなと思っておれんわしたんれひゅけろ、いない
みたいなのれ、またおれんわひまひゅ。相川、ちょっとさびしいな
あ☆
れも、あいかわもおとこのこ!ここはがまんのこでいきます!
またね?相川れひた!』

相川。危険な男。
時として赤の他人も平気で葬り去る男。
あんな男に気持ちが惹かれているなどと、認めたくはなかった。
どれほど身体を重ねようと、それはあくまで明神を葬り去る為の
必要手順。
抱き込んだ方が仕事がしやすい。ただそれだけの事。

なら……こんなに明神と相川の間柄にイライラするのは何故なの
か。
それを明神の前でさらけ出す様なそぶりは微塵も見せなかったが、
BOSSはこのどうにも抑えようのない感情を苦々しく思う自分をも
また感じ取っていた。

目の前の適当に頼んだ何かを飲む。適当な味だけが帰って来る。
それでも、明神と別れ、タクシーで相川の待つホテルに戻るまで、
彼女のイライラは納まらなかった。

420 名前: no name :2010/01/04(月) 18:40:50 ID:it9tWffo

裏でまたなにかが起こってることが気になったが・・・そんな事はないと思いつつも、イライラについて考えたが見当もつかない。
「この、気持ちってなんなの」
つい、言葉にしてしまった。
ふと、テレビをつけぱなっしたらしく、ドラマがやっていた。
「キラ・・・」
「L・・・」
「さあ、僕と犯ろう(計画どうり)」
「うん・・・愛してるから」
・・・・・「愛」!!!!!!!!!!!!!!
と、ドラマのセリフが頭を駆け巡った。
「ないない、そんなこと―」
言葉が途切れた。
「ホントにないんだから」胸の奥が熱くなってきた。
「なんなの、この気持ちは」
今まで、感じたことのない気持ちに悩んでしまった。

421 名前: no name :2010/01/04(月) 20:57:07 ID:W0xuKYoH

明神とBOSSがホテルで会っている頃、相川はじゅげむ(仮)とこ洒落たカフェにいた。
偶然……いや、このタイミングで会う事は必然だったのかもしれない。お互い顔を合
わせるのも、茶を一緒にするのも、勿論はじめてである。

相川は口につけたコーヒーを置いて話し出す。
「まさか、こんな所で貴方とお会いするとは……ナルホド、意外とあなたとは趣味嗜
好が似ているようですね。」
「ココは私のお気に入りでしてね。……ところで、お連れの方の方はいいのですか?」
じゅげむ(仮)が話を切り出した。
「お連れの方?……ああ、彼女はああ見えて意外と純粋な所があってね。裏切り行為
は絶対にしないし、仕事には忠実です。信頼のおけるパートナーですよ。フフ、私の
虜になってしまうのも時間の問題です、と言った感じでしょうか。」
と相川は余裕を見せつつ、続ける。
「……それよりも、問題は貴方だ。明神とつるむ理由は何です?何故、私の相方の事
をお調べに?」

いずれは、話すべき内容だった。このタイミングで話す事に躊躇はあるものの逆にチ
ャンスかもしれない。瞬時に言うべき事と言わざるべき項目とで分け、じゅげむ(仮)
は話し出す。
「私はある計画を阻止するべく動いていましてね。全ての行動の目的はそれです。彼
女はその壮大な計画をしている組織の幹部でしてね。要するに、その計画の黒幕を暴
きたいんです。明神君に協力するのは、彼の別れさせ屋としての能力が必要でしてね。
とりあえず、今は貴方を無き者にする計画に加担しているというわけですよ。」

「とりあえず……ですか。」
相川はまるで、コーヒーの苦味を噛む様にして呟いた。
「あら?彼女からそのような計画の話は聞かされていないようですね。まぁ、虜になる
のも時間の問題ですし、問題ないでしょう。」
じゅげむ(仮)は立ち上がり
「ここは私が」
そう言って、カウンターへ行って支払いを済まし店を出て行った。

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