http://www2.biglobe.ne.jp/~remnant/rekishi06.htm
>当時のアメリカは、今日のような様々な人種の融合した社会ではなく、人種差別的観念のきわめて強い国家でした
>アメリカはもともと、インディアンに対する虐殺で始まった国です。
>またその後も、近代に至るまで大規模な黒人奴隷制が存在しました。
>黒人奴隷はリンカーンの時代に解放されたものの、人種差別は国内に根強く残っていたのです
>当時のアメリカ国内の人種差別は、ひどい状態でした。
>レストランも、トイレ も、バスも、学校も、公共施設はみな「白人用」と「有色人種用」に分けられていました
>日本人移民に対する迫害も、すでに一八〇〇年代に始まっていました。
>勤勉な日本人移民が成功を収めるのを見て、アメリカ人の中には嫉妬と憎悪に燃える者も多くいました。
>同時に、白人のロシアを破った民族として、恐怖心をも持ったのです
>当時の多くのアメリカ人にとって、日本人とは得体の知れないエイリアンのような存在に映りました。
>そして「日本人は油断ならない」「日本をつぶすべきだ」という観念が、アメリカで広まっていったのです
>いわゆる「黄禍論」です。
>とくに日本人移民の多かったカリフォルニアでは駅やトイレ、街角には
>「ジャップは消えろ」「ジャップを焼き殺せ」のなぐり書きが見られました
>散髪屋に入ると「動物の散髪はしない」と断られ、
>不動産屋に入ると「日本人が住んだら地下が下がる」と断られる。