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00年1月、川崎市内のある住宅街は騒然となった。半年前から足や耳を切り取られた野良ネコが次々と見つかっていた。交代で夜間の巡回を続けていた住民が見たのは、近所の14歳の少年がエサをまいてネコをおびき寄せる姿だった。
「ゲームをしているうちに殺してみたくなった」。母親に連れられて東京都内の
神経科クリニックを訪れた少年は、医師に抑揚のない声で打ち明けた。
1年前から、モンスターを武器や魔法で倒すゲームにはまっていた。1日約8時間。
昼夜逆転の生活で中学も欠席がちだった。
「少年は生き物をパーツの塊としか見ていなかった」。医師は少年に残虐行為の意味を
考えさせるとともに、ゲーム時間を徐々に減らさせ、1年かけて「正常」に引き戻した。
ゲームと暴力の関連性は、凶悪事件が起きるたびに取りざたされる。
ゲームの子どもへの影響を約20年間調査している坂元章・お茶の水女子大教授
(社会心理学)によると、心理学の分野では世界的に「暴力的要素が強いゲームが
暴力性に影響を与える場合がある」という論文が90年代後半から目立つようになった。
http://mainichi.jp/life/edu/news/20080723ddm002100057000c.html
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