青年 「おばあさん、荷物が重そうだね、一つ持ちますよ」
お婆 「どうもすみません、でも自分で持てますから大丈夫でございます」
青年 「遠慮なさらなくても結構ですよ、さ、手伝いましょう」
お婆 「いえいえ、本当に大丈夫ですから」
青年 「あなたはとても謙虚な方ですね、感心しました、どれをお持ちしましょうか?」
お婆 「あの、大変申し訳無いのですが、本当に結構ですので」
青年 「大丈夫、僕は力持ちですし時間はたっぷりありますから、人の好意は素直に受け取るものですよ」
お婆 「本当に、本当に大丈夫ですから・・・」
青年 「なんで僕がこんなに親切にしてるのにあなたはそれを拒むんですか?人の好意を何だと思ってるんですか?」
お婆 「もうはっきり言わせてもらいます、迷惑ですのじゃ、放っといて下され」
青年 「それは僕の正義に反します、いいから手伝わせてください」
お婆 「本当にお願いします、放っといて下され、自分で持てますから、何卒、何卒・・・」
青年 「じゃあこれを持ちますね、いいですよね?ね?」