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今ホラー百物語見てんだけどフレコメするガキがいて超ウザい。
同じこと思ってる人いるかな?
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クソスレータ・テルナー[Qtosleata Telnault]
(1946〜1992 イタリア)
ある所に、夫婦仲の悪い二人がいた。奥さんは勝気で、常に夫を見下し、5歳の息子の前でも平気で夫を罵倒していた。
「この役立たず!ダメおやじ!」
夫はじっと耐えていたが、遂にある日、堪忍袋の緒が切れ、妻を殺害してしまった。
直後は狼狽したものの、普段から妻を殺す妄想をしていたため、意外と冷静に行動することが出来た。
まず車のトランクに妻の死体を詰め、此処だと目を付けていた郊外の山奥まで車を走らせる。
途中からは車を止め、妻の死体を背負い、狭い山道を歩く。
人目に付きにくい場所を選び、死体を埋め、現場を去る。
深夜だったため、どうやら誰にも目撃されず、首尾よく事が運んだようだ。
それでも2〜3日は不安だった。いつ警察が訪ねてくるか、気が気ではなかった。
近所には「妻は今、実家に戻っている」と説明した。幸いなことに、二人の夫婦仲の悪さは有名だったため、
「ああ、とうとう愛想をつかされたか」と、それ以上追及する者は居なかった。
(どうやら上手くいきそうだ。)
少し安心すると同時に、今度は新たな疑問が彼に生じる。
5歳の息子が、母親が居なくなった事について、一切訊いてこないのだ。
最初の2〜3日は他の不安に気を取られ、それどころではなかったが、さすがに4日目ともなると、おかしい。不自然だ。
彼は遂に意を決して、息子に尋ねてみた。
「ねえ、ママがいなくなったのに、どうして何も訊かないの?」
すると息子は、不思議そうな顔をして、じっと父親の顔を見つめ、そしてこう言った。
「だって、ママなら、パパがずっと背中におんぶしてるじゃないか」