これは新宿の公衆トイレであった話です。
新宿のある高層ビルについている男子トイレに入ろうとしたんだが、入る直前、トイレからでてきた中年程のサラリーマン風の男とすれ違った。今思えば視線もあった気もする。
トイレに入って用を足していると、さつきトイレの入り口付近ですれ違ったはずの例の男が隣の便器に来た。不審に思っていると、何故か便器から相当離れた位置でアレを出している。丸見えだ。
何か分からないが、ヤバいと思い、すぐさまトイレを出た。すると例の男も、手を洗わずに付いてくる。ヤバい。ビルの入り口前に停まっている、これから乗る高速バスまで早歩きで急ぐ。ビルを出ても男はまだ付いてくる。本当に何なんだ！？
無事に受付を済ませ、バスに乗る。運転席の横まで進み、入口を振り返ると、例の男はこちらをじっと見ていた。僕は恐ろしくなってすぐに座席についた。10分後、バスは何事もなく出発した。あの男は一体何者だったんだろう。ホモか、探偵か、、、