暇だから100物語しようぜ


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■暇だから100物語しようぜ

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204 名前: no name :2007/10/18(木) 17:47:57 ID:7hmVlKmn

「四つ角渡り」という話をご存知だろうか。
4人で四角い部屋に入り、角にそれぞれ一人立つ。
図解すると
■■■■■■■
■A   @■
■     ■
■B   C■
■■■■■■■
このようは配置につく。

そして部屋の灯りを落とし、真っ暗な状態で、
まず、@がAの人のところへ壁伝いに歩き、Aに触れる。
触れられたAはBのほうへ壁伝いに歩く、@はその場で待機。
そしてAがBに触れたら先ほどと同じようにBはCの元へ、Aはその場で待機。
そうやってリレーを続け、何周もグルグルと部屋の四隅を回るという話。
しかしこのリレーには不思議なところがある。
Cが最初に@の居た場所にたどり着いた時、そこには誰もいない。
なぜなら@はAのいた場所に待機しているからだ。
なのになぜかリレーは続いてしまうという不思議なお話。


かつては世にも奇妙な物語やペルソナ1でも扱われた有名なお話。
地域や時代によって様々な呼び名があるのだが、
ウチの地域ではこれを「四つ角渡り」と呼んでいた。

ある日、こういう話がとても大好きな友人が、
この四つ角渡りをしようと持ちかけてきた。
当時、幽霊は半信半疑だったものの、コックリさんとかそういう儀式的なことにはかなりの抵抗があったので、
「今日は用事があるから」ということにして断った。

次の日。
いつも通り学校に来ると、その友人の様子がおかしかった。
落ち込んでるというかナイーブになってるというか、
いつもテンションの高い奴なのにその日は妙に大人しかった。
やっぱり昨日の四つ角渡りで何かあったのかなと思いながらも、
聞ける雰囲気ではなかったので詳しくは聞かなかった。
何日かすると友人もいつものハイテンションに戻ったのでホッとしたが、
なぜかその日を境に、霊の話が大好きな友人がそういう話を一切しなくなったのは偶然なんだろうか…

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