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今幾つ目の話なんだろう?
とりあえず俺の実体験でも。
…といっても、霊体験というよりは、俺がそういう風に勝手に解釈した話でしかないが。
俺がまだ小学校低学年だったころの話。
地元の町内会では毎年夏休みに交流も踏まえたキャンプがある。
とはいっても、車で川辺に行き、バーベキューをしてそこにテントを張って一晩泊まるという簡易的なものだが。
だがそれでも俺にはとても楽しい一大イベントだった。
現地に到着し、男性陣はテントの準備をする。
俺も微力ながら手伝うが、
そこはなにぶん小学生。適当に手伝ったら遊びのほうに目が言ってしまう。
同じ学校に通う何人かが川遊びをはじめると、俺もテント張りをほったらかしてそっちへ向かってしまった。
だがこのとき事故が起こった。
ふざけて川に入っていった俺は、不意に深みに嵌まってそのまま流された。
当然、そこにいた大人が気付き、助けに向かう。
しかし流れは思いのほか速かったらしく俺は30mほど下流に流されたらしい。
最終的にそのキャンプに参加していた高校生の兄ちゃんに助けられ大事には至らなかったが、
その兄ちゃんいわく、「これ」がなかったらやばかった。
「これ」がポケットから半分出ていて、それを掴んだから助けられた。といった。
その兄ちゃんのいう「これ」とは、去年死んだばあちゃんが生前作ってくれたお守りだった。
その時本気で思ったよ。
ばあちゃんが助けてくれたって。
ただの偶然と言い捨てればそれまでかもしれない。
俺が勝手に思い込んでるだけかもしれない。
でも俺は今でもあの時ばあちゃんが助けてくれたと思ってるし、
今でも守ってくれてると信じてる。
恐い話とは趣旨がずれるけど、これが俺のお話。