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アベノミクスが悪いインフレかと言われば僕はそう思わないね。
インフレを速度別に分類すると、3パターンあって
緩やかに進むクリーピングインフレ、早足に進むギャロッピングインフレ、爆発的に進むハイパーインフレとそれぞれ呼ばれている。
俗に言う「良いインフレ」というのは、主にクリーピングインフレのことであって、
これはインフレ率(去年よりもどれくらい物価が上昇したかの指数)が2〜3%ぐらいのものを指す。
逆に悪いインフレというのは、ギャロッピングインフレやハイパーインフレのことを言うんだが、
ギャロッピングインフレとはインフレ率10%〜数十%程度のインフレのことで、
これは物価上昇が先行し過ぎて経済活性が追いつかないスタグフレーションを起こしやすい悪性のインフレと言えるね。
最後にハイパーインフレだけど、まあこれは説明しなくても知ってるよね?
ジンバブエとか第一次世界大戦後のドイツがなったあれ。はっきり言って論外な奴、どうみても悪性インフレ。
で、アベノミクスによるインフレはどれに当てはまるのかというと、
日本の2010年〜2018年までのインフレ率をIMFのホームページで調べてきたんだけどさ
http://www.imf.org/external/pubs/ft/weo/2013/01/weodata/weorept.aspx?sy=2010&ey=2018&scsm=1&ssd=1&sort=country&ds=.&br=1&pr1.x=76&pr1.y=19&c=158&s=PCPIPCH%2CPCPIEPCH&grp=0&a=
※英文注意
簡単に説明すると、上が年平均のインフレ率、下が年末のインフレ率
2013年以降は推計値
アベノミクスによるインフレ率はせいぜい2%前後、多くても4%を超えるかどうかってとこかね?
これのどうみても悪いインフレなんだい?クリーピングインフレのお手本とも言えるインフレ率だと僕は思うけど?