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>>141 田中正明や阿羅健一が直接南京にいた人間を調べて聞いています
問題はこれらの人が、どんな人に何人くらいに聞いたかなんだよ。
利害関係者で、しかも激戦する現場から遠く離れた司令部で命令を出す地位
では、10年もしたら記憶にも印象には何も残らない。
そんなものじゃ証拠価値があるとは俺には思えん。
ーーーー引用開始ーーーー
阿羅本の問題点
1.そもそも、殺戮の現場に行っていない、見ていない証言者が多い。
阿羅は軍首脳なら全般的な軍の方針を知っており、広範な情報が集中する
からという理由で上級将校である証言者を重視している。
実際には上級将校は殺戮を命令していても殺戮の残虐性を感覚的に実感し
ていない。実行者である兵士において殺戮の残虐性をはじめて痛切に認識
出来るのである。この点、上級将校の証言からなるこの証言集では虐殺の
有無に対する有用な証言は期待できない。
また、報道関係者なら広く見聞し、偏りのない見方をするだろうと考えたと思わ
れるが、当時の記者は「暴戻支那を庸懲する」という日本政府の方針に沿い、
好戦的な内地の世論に向けた扇動記事、戦意高揚記事を書いていた。
記者の中には日本軍の先頭部隊と寝食を共にし、中国兵に対する敵愾心を
共有したものと、軍首脳のそばにいて全般的な作戦や、交戦状況を書くことを
主眼としたものがあった。(ただし、位置の情報はかけない)。そのような記者に
虐殺の認識が乏しいのは当然であった。
これに対して、カメラマン、技師の一部はそのようなイデオロギーに関係なく事実
を見ており、虐殺に関する証言が多い。また、記者にあっても陸軍付きの記者
より海軍付きの記者のほうが虐殺に対する感覚は鋭敏であった。
2.殺戮やその跡を見ても証言をしていない
@ 捕虜や敗残兵の処刑を戦闘そのものであるとする見方があった。
A 捕虜の処刑が違法であるという認識を欠いたものがあった。
B 戦争とはこんなものだという考えがあった。
(タラリ 氏より)