(>>205の続き)
『「反米保守」のレッテルを貼られた私ですが、民主党の対米外交は滅茶苦茶だと思いますよ。
アメリカ国民に喧嘩を売ってるとしか思えない。
これまで築かれてきた一応の信頼関係をリセットしようという話ですから。
去年、海兵隊の大佐と昼食会をやったんですが、彼は
「私たちは日本の安全を守るためにいつでも命を捨てる覚悟でいますが、
今の民主党政権の対応には、私たちのみならず、アメリカ国民も失望しています」
と言っていました。
米国内では、
「もう日本が自分で全部やればいい。アメリカは手を引いて、完全に中国にシフトすればいいじゃないか」
という声も出ているそうです。
だから、日米間にはときどき不幸な事件もあるけれど、冷静になってほしいと。非常にまっとうな話ですよね』
『鳩山内閣にきちんとした戦略戦術があって、100年後には全部アメリカに撤退してもらって全て自主防衛に切り替えるとか、
あるいは中国の属国になるとか、それならまだ理解はできるんです。その戦略に私が賛成かどうかは別にして。
でも実際は、たぶん何も考えずに、場当たり的にやってるだけだと思うんですね。これが一番ダメなんですけど。
外務省の官僚も、それなりの知識と経験に基づいて危機管理はやっているのに、
それを振り切って「政治主導だ」と素人のお遊びみたいなことをやっている。
こういう「外交ごっこ」は非常に危険です。』
『私も、日本がアメリカと対等な立場で、おかしいことは「おかしい」と言うべきだと思っているだけなんですが。』
(続く)