>>321 人類の歴史は弱肉強食の帝国主義時代よりは多少マシに
あんたは甘い!
イラクやアフガン、グルジア、チベットを見ても弱肉強食は
いまだに続いているよ。
その中でどんなやり方で国家利益を守っていくのかが問題なの。
200年以上も戦争の災禍から免れてるスイスを先生にしたいね。
――――引用開始――――
フランスとの「攻守同盟」締結を強制された(1798)。このことに
より、スイスは中立を放棄させられた。
第2次対仏連合の戦争の際は、「攻守同盟」によりフランスに援軍
を送らねばならなかったが、スイス国内のナポレオンの圧制に対
する反感が強かったため、必要人数を集めることができなかった。
第3次対仏大同盟戦争で、スイスは「中立」と宣言し、ナポレオ
ンもこれを容認するものの、実質は「中立」とは裏腹に、戦場で
のナポレオンの手先であった。
この「中立」の中断によって、スイスを取り囲む対仏の国々から
敵とみなされ、攻撃を受ける危険が出てきた。このことで、スイ
ス国民は改めて「中立」における「平和」の認識をし、「中立」を
守ることの意義の確認をすることとなった。
そして、「スイス」としての共通の敵ナポレオンができたことによ
り、「スイス」(1つ)としての自覚が高まった。
8、世界の「スイス中立」の承認(注8)
ナポレオンの没落による体制の崩壊後、盟約者団会議(1814年9月)
は外交使節に「スイスの同盟体制を一瞥すれば、もし中立が不確かで
あったり、政治や戦争の変化にただ放っておかれれば、スイス国民ほ
どヨーロッパの中で不幸な国民はいないことを直ちに納得させられる
だろう。
(なぜスイスは「中立」をとったのか。 より)