>>183 そりゃ日本軍の方が悪だわな
軍隊の善悪は目の前の無抵抗の人間を助けるかどうかだろう。
目の前にいる無抵抗の人間を、共産主義とか自由主義とか天皇とか故郷の親
のためとかいう理由で殺してしまう軍隊が、悪の軍隊。
八路軍が「針1本でも百姓からは物を取らない」という規律を持ってたのに対して
日本軍が「上官の命令は天皇の命令で、どんな事でも実行すべき」という軍隊じゃ
目の前にいる無抵抗の人間だって殺さざるを得ない。
日中戦争では日本の軍隊は、悪の軍隊だったんだよ。
ーーーー引用開始ーーーー
南京入城の日本軍の中国人に対する掠奪、強姦、虐殺の情報である。憲兵は
いても少数で、取締りの用をなさない。制止を試みたがために、福井領事の身辺
が危いとさえ報ぜられた。昭和十三年一月六日の日記にいう。
上海から来信、南京に於ける我軍の暴状を詳報し来る。掠奪、強姦、目もあて
られぬ惨状とある。嗚呼これが皇軍か。日本国民民心の頽廃であろう。大きな
社会問題だ。
南京、上海からの報告の中で、最も目立つた暴虐の首魁の一人は、元弁護士
の某応召中尉であつた。部下を使つて宿営所に女を拉し来つては暴行を加え、
悪鬼の如く振舞つた。何かいえばすぐ銃剣をがちやつかせるので、危険で近よれ
ないらしかつた。
私は三省事務局長会議で度々陸軍側に警告し、広田大臣からも陸軍大臣
に軍紀の粛正を要望した。軍中央部は無論現地軍を戒めたに相違なかつたが、
あまりに大量な暴行なので、手のつけようもなかつたのであろう、暴行者が、処分
されたという話を耳にしなかつた。
(石射猪太郎氏(当時外務省東亜局長)の回想 より)