>>295 軍隊というのは国家の目標達成の手段として活動する義務
軍隊の最大の目的は、国民の保護であってあなたの言うようなものじゃない。
あなたが上官から「戦車で民衆をひき殺して目標を実行しろ」と言われ
たら真面目に実行するかもね。
作家の司馬遼太郎が、戦争中に戦車隊で上官からいわれた言葉です。
ーーーーー(引用開始)−−−−−
道路は舗装されておらず、路幅もせまく、はっと二車線程度という道筋がほとんど
だった。戦車が南下する、大八車が北上してくる、そういう場合の交通整理はどう
なっているんだろうかということであった。
その人は相当な戦術家であったであろう。しかし日露戦争の終了とともに成立した
官僚国家が、その後半世紀ちかく経ち、軍人官僚をもふくめて官僚秩序というもの
が硬化しきったころに太平洋戦争があり、この人はその官僚秩序のなかから出てき
ている。戦術もその官僚秩序のなかで考えている人であり、すくなくとも織田信長
や羽柴秀吉のような思考の柔軟さは環境としてもっていなかった。このため、この
戦術という高級なものを離れた素人くさい質問については考えもしていなかったら
しく、しばらく私を睨みすえていたが、やがて昂然と、
「轢っ殺してゆけ」
と、いった。
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20061025/hiki
>> まして敵国の民衆を保護する義務などはあるわけない
ハーグ条約により、軍隊には「敵国の民衆を保護す義務」が生じてます。
ーーーー引用開始ーーーー
ハーグ条約 (1899年)
「19世紀には文明の進化とともに、戦争において、
敵国に属する個々人と、戦闘員からなる敵国その
ものとの概念が明確に区別されるようになった。武
器を持たない国民は、その命も、財産も、名誉も可
能な限り戦争で奪われることがないようにすべきで
あるという原則がますます認識されるようになってきた」