>>109 地方自治を求める民衆を背景に殷汝耕の指導により成立した
民衆を背景になんて、どうやって判るんだろう。怪しげな言葉だ。
むしろ「日本軍の軍力を背景に殷汝耕の指導により成立」と書き直すべきだろ。
軍事力の存在しないところに、こんな政府なんて出来はしない。
殷汝耕をあやつって日本軍が、政府の人事権や保安隊の人事権を握っていた
と解釈すべきだろう。
満州政府では皇帝や大臣は満州人でも、副大臣はほとんど日本人が占め、
大臣は飾り物にして、副大臣が実権を握ってました。
大臣も皇帝には任免権はなく、日本軍と日本大使にあり、選挙は全くありません。
ーーーー引用開始ーーーー
実際は関東軍と日本の在満大使によって行われていました。執政(溥儀)には
国務院総理や各大臣の任命権がありましたが、実際には関東軍の同意なし
では権利の行使は不可能だったのです。
議会はあっても選挙は一度も行われず、政党の結成は禁じられており、政治
団体としては日本の大政翼賛会のような協和会という団体が存在し、行政
指導や政策の国民への指導が行われていました。
やはり満州国は関東軍の傀儡政権といわざるを得ません。
(まぼろしの満州国 より)