イギリスでは、メイ首相の率いる保守党が総選挙で惨敗し、
今後の政権運営やＥＵ離脱に多大な影響を与える結果となりました。
アメリカでは、コミー元ＦＢＩ長官の証言により、トランプ大統領のロシアとの共謀や捜査妨害が明らかとなり、
大統領弾劾の可能性まで浮上してきています。
先のフランス総選挙でも極右政党が惨敗し、世界中に右傾化に対する危機感が高まっているようです。
当然の事です。
良識ある人々ならば、今のトランプ大統領に代表される極右的な考えや政策は、完全に間違っていると自信をもって主張できる。
確かにこの世には、絶対的正義などあり得ない。どんな意見にも尊重されるべき点がある。それは事実です。
でも、だからこそ、自分たちに反対する立場の人間を力ずくで排除する、トランプ大統領や一部極右政党の主張は「間違いだ」と断言できます。
ようやく、その事に一般大衆が気づき始めた、という事でしょう。
でも残念な事に、その事に気づく人が、まだ少数の国があります。恥ずかしい事ですが、わが日本です。
こう書くと、またネトウヨが鬼の首を取ったかのように「日本批判だ」とワンパターンの攻撃を仕掛けてくるでしょう。
でも、よく考えてみてください。例えば、我が子が間違った事をした時に、その子の親はどんな態度を取るべきでしょうか。
「うちの子に限って」と甘やかし、間違った事を仕出かしても、叱らず甘やかしたままだと、
その子供の将来に待っているのは、ストーカー殺人など利己的で不条理な犯罪、最近急増していますね。
日本の急速な右傾化と、この種の犯罪の増加との間には、相関関係があるのかもしれません。
叱るべき時にはきちんと叱り、正すべきは正す。そんな態度が子供を良識ある人間にするのです。これは国でも同じ事。
国家が間違った方向に進んでいれば、それを正すのは国民の義務です。
甘やかされて育ったネトウヨには、日本の間違いを正す能力など持ち合わせていないのでしょう。
そしてそれは、日本をやがてダメにしてしまう。恐ろしい事です。
日本が諸外国に後れを取ることなく、右傾化という間違った軌道を一日も早く修正する。
あるいは修正できる正しい判断力を持つ人間が一人でも多く、この日本に増えることを願います。
（今日の話はネトウヨには少し難解だったかな？）