現在表示しているスレッドのdatの大きさは13KBです。
■利益は伸びてもキャッシュは伸びないビジネスモデル
通常の事業では、売上とともに利益が伸び、キャッシュが生み出され、そのキャッシュを再投資することで
事業が拡大する。ところが日本のアニメ産業では、利益の伸びに対してキャッシュが増えていかない。
なぜならばアニメ制作では、投資から回収までのスパン(期間)が著しく長く、そのため必要な運転資金が
極めて大きくなるからである。
アニメ制作では、企画から実際の制作、そして放映して回収までにかかる期間が極めて長く、場合によって
は5年、10年とかかることもある。その期間は、小規模な制作会社へ運転資金を供給しなければならず、
キャッシュフローが圧迫される。つまり事業を拡大すればするほど、多額の運転資金が必要となるビジネス
モデルなのだ。
>3に続く