アニメーターの年収は100万円未満が73.7%…


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■アニメーターの年収は100万円未満が73.7%…

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1 名前: no name :2007/10/27(土) 10:15:49 ID:bCa57YWB

日本のアニメ制作現場は長時間労働と超低賃金で支えられているのが現実だ。プライドを持って仕事を
しても、食っていけない――

そんな現状から脱却するには、ビジネスモデルの転換が必要ではないだろうか。筆者が提言するのは、
“版権価値を最大化させつつ、コピーが氾濫するほど収益が生まれる”モデルである。
[山口揚平,Business Media 誠]

10月13日、日本アニメーター演出協会(JAniCA、Japan Animation Creators Association)の設立発表
が行われた。これは、アニメ制作者の環境の改善や技術の伝承や教育、制作者同士の交流の場など
目指す初の業界団体であるが、実態はアニメーターの労働組合である。

日本のアニメは世界的に高い評価を得ているが、その労働環境の現実は厳しい。ちょっと古いが、読売
新聞に2005年に掲載された数字を引いてみよう。労働時間は1日平均10.2時間で、月間労働時間は推計
250時間。しかしアニメーターの年収は100万円未満が73.7%を占めているという。

仕事については78.4%が「プライドを持っている」と答えるも、報酬については49.5% が「納得のいく額では
ない」と回答。失業補償や年金についても9割近くが「十分でない」と答えている。

メディア開発綜研の調査によると、2006年の日本国内のアニメーションの市場規模は約2400億円で、現在
も拡大傾向にある。しかしアニメーションの制作現場では、すでに1年先までスケジュールがいっぱいに
埋まっているなど、これ以上の生産ができないという状況も報告されている。

市場は拡大中で、需要も高い。それなのになぜ、高い評価を得ている日本のアニメが産業として成り立って
いないのだろうか? まずはアニメ制作の収益構造の問題について考えたい。

>>2へ続く

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0710/23/news034.html

2 名前: no name :2007/10/27(土) 10:17:00 ID:bCa57YWB

■利益は伸びてもキャッシュは伸びないビジネスモデル
通常の事業では、売上とともに利益が伸び、キャッシュが生み出され、そのキャッシュを再投資することで
事業が拡大する。ところが日本のアニメ産業では、利益の伸びに対してキャッシュが増えていかない。
なぜならばアニメ制作では、投資から回収までのスパン(期間)が著しく長く、そのため必要な運転資金が
極めて大きくなるからである。

アニメ制作では、企画から実際の制作、そして放映して回収までにかかる期間が極めて長く、場合によって
は5年、10年とかかることもある。その期間は、小規模な制作会社へ運転資金を供給しなければならず、
キャッシュフローが圧迫される。つまり事業を拡大すればするほど、多額の運転資金が必要となるビジネス
モデルなのだ。

>3に続く

3 名前: no name :2007/10/27(土) 10:17:42 ID:bCa57YWB

■ライツビジネスを伸ばす必要性は明らか
アニメ産業がこれからフリー・キャッシュフローを増大させてゆくためには、支払いまでの期間が長いメディア
事業だけではなく、エリア展開が可能で運転資金がかからず、追加生産コストが不要で 、キャッシュフローを
創出する能力が大きいライツ(版権)ビジネスを積極的に伸ばす必要があることは明らかだ。

日本のアニメ作品そのものは世界的にも極めて評価が高いが、このような無形のライツを管理し、その価値を
最大化する手法に長けていない。その結果として、企業としても株式市場からの評価は高くない。

たとえば、ガンダムやアンパンマンの版権を有する創通の時価総額は120億円前後である(同社の金融資産90
億円を控除すると、わずか30億円の実質価値しか評価されていない)。また「攻殻機動隊」シリーズが人気で、
高い技術力を世界的にも評価されているプロダクションIGの時価総額にしても約40億程度と小さい。

一方、欧米の企業を見ると、極めて厳格に版権を管理しているディズニーなどは継続的に大きなキャッシュ
フローを生み出す体制を構築している。同社はすでに複合メディア企業と化しているものの、その時価総額は、
670億ドル(約7兆円)を超える。

ライツビジネスで価値を創造するためには、1つのキャラクターや作品を固有の世界観の構築まで育て上げ、
かつ継続的・厳格な版権管理によって、その利益が損なわれないようにしなければならない。販売する製品も
アニメだけでなく、ノベルティ市場、そしてテーマパークなどの「場」の提供による利益創出まで幅広く取り扱う
ことによって苦労して作り上げたアニメの価値をお金に変える可能性が初めて出てくるのである。

>4に続く

4 名前: no name :2007/10/27(土) 10:19:07 ID:bCa57YWB

■作品が“コピー”されるほど収益を確保できるビジネスモデルを
とはいえ規模の小さい日本のアニメ関連企業が、個別に版権を管理し収益化してゆくことは現実的ではない。
そこで必要となるのは、音楽業界におけるJASRACのような存在であろう。つまり業界が一丸となって、各社・各
クリエーターの版権を共同管理する団体を創設し、収益化を委託する仕組みを作るのだ。このような仕組みに
よって、短期間のうちに一定程度の版権事業収入を業界全体として確保できれば、コンテンツ制作の現場の改善
を促進することが可能となる。だがそれだけでは足りない。

完全デジタル情報通信の時代には、版権をガードすることは難しい。実は世界的なトレンドは、著作権の放棄に
向かっている。つまり作ったものの複製価値を否定する方向だ。

マドンナがワーナーから離脱し、世界最大のコンサートプロモーター、ライブ・ネーションへ移籍という報道にもある
ように、複製されたCDではなく、ライブ(生)での収益を直接的な収益源とするような動きが活発化している。

“版権から生へ”というトレンドに従うならば、収益化のもう1つの方向性は、作品中に収益モデルを組み込むこと
である。例えば、食品や消費財メーカーとタイアップし、あらかじめ作品中に商品を露出させることで、作品が
コピーされ、氾濫するほど「間接的に」収益を確保するようなモデルがそれだ。

作品の価値を損なわずかつ広告効果の高い仕組みを巧みに組み込むことによって、制作側にも企業スポンサー
側にも価値をもたらすことが可能となる。今後はさらに複雑化した利益構造を持つビジネスモデルも増えてゆく
だろう。

作品の量的・質的向上を目指すことはもちろん重要だが、それだけではやっていけない。日本のアニメ産業が今、
志向すべきは、版権価値の最大化を中心に新たな収益モデルを探ることである。

関連
【アニメ業界】アニメ:制作現場から悲鳴 労働環境改善求め協会設立へ
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071013k0000m040154000c.html

5 名前: no name :2007/10/27(土) 10:58:03 ID:6VYDfeA+

最終的には著作権議論したいだけなのに
「日本のアニメ制作現場は長時間労働と超低賃金で支えられているのが現実だ。プライドを持って仕事をしても、食っていけない――」
なんてお涙頂戴の問題提起はミスリードだと思うねw


アニメーターは工場の工員みたいなものだろ。
質がある程度あって安い賃金の海外アニメーターの存在を抜きにしてよくそんなことが言えるもんだ。
例え利益が向上しても製作を海外に委託する限り現状は変わらんよ。

6 名前: no name :2007/10/27(土) 11:59:30 ID:JzYbC/Jl

プロデューサー「なんでなにもしてないのにお金払わなくちゃいけないの?」
代理店「既得権益です」

まずこれを何とかしろよ

7 名前: no name :2007/10/27(土) 13:13:05 ID:Ag9R/rtT

会社が金が無くて、社員として抱えられないので、
出来高払いの契約でアニメーターを雇ってるという時点でおかしいだろう。

8 名前: no name :2007/10/27(土) 16:43:49 ID:lesN/wg/

一度、ボイコットデモでもすればいいんだよ・・・

文句言うなら別な仕事を探せばいいと思うよ
苦労してるのは何もアニメーターだけじゃない
それこそ自由業は全部こんな感じ

9 名前: no name :2007/10/27(土) 20:01:44 ID:xq1Cfwaa

そんな現状を知りながら、なんでアニメーターになったんだ
     

10 名前: no name :2007/10/27(土) 20:40:05 ID:nzvJK8mN

業界外の人間にはどうにもしてやれない。憂慮はすれど、手は出せないな。
そもそも組織にはかなわん。協会が出来たのならその協会の権力を上げる
努力をするのが一番良いだろう。

アニメーターの現状を知ってもらうってこと自体は無駄にはならないとは思うが、
業界を変えるのはあくまで当事者でないと。まあ、頑張れとしか言えんな。

11 名前: no name :2007/10/28(日) 02:11:52 ID:BJcUg9OQ

まぁ正直文句の出ない仕事なんてよほどの天職じゃない限りないと思うんだ。
文句は愚痴、愚痴はストレスのはけ口、それすなわち明日への活力。

12 名前: no name :2007/10/28(日) 10:12:41 ID:hywbetUZ

いや、DVDだけでも売り上げ375億円オーバーなんだし、
アニメ産業が存在するものだと思っていたが、
実態は内職のごとき契約でアニメーターを雇って作られていたというのが衝撃だった。
しかも一作品ごとの契約。

DMの宛名書きか、造花作りの方が、まだ儲かるかもしれん。

13 名前: no name :2007/10/28(日) 16:55:54 ID:dXitttL8

復帰あげ

14 名前: no name :2007/10/28(日) 19:15:19 ID:fyLm4lsO

>>11
いや、そんな一般的な話じゃなくて、アニメーターの境遇は群を抜いて酷いんだって。
まあ、それでも何もしてやれない訳だけども。出来た協会とやらを頑張って強くして
くれとしか言えない。何故なら部外者だから。しかし、何故ここまで酷いんだろうな・・・。

15 名前: no name :2007/10/28(日) 19:40:55 ID:bRiLZjV5

ニコニコ動画のメインジャンルにアニメが入ったのが運のつきだ。
俺、ニコニコユーザー。
俺たちは、楽しい動画を見たいんで、アニメーションを見ようとした。
んなら古いアニメーターは引っ込んで、みんな俺たちに任せりゃいいんだ。
俺たちゃニコニコ、若い仲間!
ニコニコ動画RC、ついに出番だ

16 名前: no name :2007/10/28(日) 19:56:46 ID:viGYDwVY

>いや、DVDだけでも売り上げ375億円オーバーなんだし
1作品で?市場規模小さいな。

17 名前: no name :2007/10/28(日) 20:51:50 ID:dXitttL8

>4が重要だろ
> ■作品が“コピー”されるほど収益を確保できるビジネスモデルを

> 完全デジタル情報通信の時代には、版権をガードすることは難しい。実は世界的なトレンドは、著作権の放棄に
> 向かっている。つまり作ったものの複製価値を否定する方向だ。

18 名前: no name :2007/10/29(月) 01:55:57 ID:3Y/N2p77

著作権の話なのかアニメーターの待遇の話なのか統一しろ

19 名前: no name :2007/10/29(月) 14:06:37 ID:msuftIdq

スレタイからしてアニメーターじゃないの?

声優もかなりひどいね。
ttp://d.hatena.ne.jp/Mr_Rancelot/20070927/p1

20 名前: no name :2007/11/11(日) 16:15:04 ID:XFF8T9YS

>>14
一説には手塚治虫の所為と言う話がある。(一説、なのでそんなに間に受けられても困るが)
週間のテレビアニメをはじめるに当ってあまりに制作費を高くするとスポンサーが入らなくなると考え制作費を安く見積ってスポンサーを集めた。
で、その頃は情熱とかそう言うものがあったから安い人件費でもやっていけた。
問題はそのあともその人件費が当然のものとなって今まで続いてしまったと言う事だ。

21 名前: no name :2009/04/13(月) 19:05:10 ID:1D0NlLiA

あげ

22 名前: no name :2009/04/15(水) 14:23:00 ID:t+qEayfy

JASRACなんぞ、要るか!!
余計、悪化するわ。

23 名前: tv局はとっくに資本主義の原理を超えているよ。 :2009/04/15(水) 19:02:01 ID:9nQNMTkt

ホリエモンで無理なんだから、俺のレベルで今すぐなんとかしようと思ったら武装蜂起くらいしか手はないよ。

24 名前: no name :2009/04/19(日) 04:16:34 ID:dYjCTG8B

経済産業省に頑張ってもらうしかないな

25 名前: no name :2010/01/24(日) 13:40:22 ID:dHAEFqqy

あげ

26 名前: no name :2010/01/24(日) 14:11:21 ID:8h/QFhWt

>>20
手塚治虫当時と物価がぜんぜん違うだろ
当時はデフレ(今はインフレ)で貨幣の価値は10倍〜20倍ぐらい
物価がその逆数の10分の1〜20分の1ぐらいしかなかった。
だから手塚プロや虫プロ所属のアニメーターが月給5万円で働いていたとしても
月給50万とか100万だぜ、月給50万×12ヶ月で年収600万、月給100万×12ヶ月=1200万
当時はそこそこどころか結構良い給料だった、それが物価の変動で
「当時と同じ給料を続けると極貧生活になるってこと」。
今の月給5万円=最低賃金(時給750円程度、都道府県によって異なる)や生活保護水準も下回る。
これを元にしてしまった後続が物価の変動を考えず伝統で同じ価格を続けたことが原因だろ。

27 名前: no name :2011/04/27(水) 20:57:20 ID:GjaGEBBo

100万未満ってひどいな・・・
ニコニコ公式アニメが今の100倍くらい売れたら少しは支援になるのかな
直接お金が渡るらしいし

28 名前: no name :2011/04/27(水) 21:18:06 ID:fWwA/OLA

衣が付く製作がお金を出して著作権を持つ側
衣が付かない制作はアニメを作る側
衣はお金と著作権
ニコニコ動画運営が提携して契約しているのは衣が付く製作(製作委員会など)
制作側だと誰がその給料を払うの?
もし売れなかったら誰が責任取るの?って話になる
だが、売れたら儲かる。
だから制作会社も製作委員会に入るのがいいが、京都アニメーションやシャフトなど大きいところだけ。
あるいはサンライズ(ガンダムなどを作っている)や倒産したがGONZOのように製作から制作まで一手にやる方法もある。
だが、それだけお金や経営陣の商才が必要、GONZOはそれで苦戦して倒産した。
サンライズはガンダムはおろかニコニコ動画にチャンネルや公式動画すらない。

29 名前: 裸足で駆けてく名無しさん :2011/04/28(木) 17:58:56 ID:WbjcHk/O

声優のギャラはアフレコした回数で決まるそうな
1回で金額はいくらなのかは知らないけど

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